yatex

annotate docs/yatexj @ 272:78d0fdc0459c

find changesets by author, revision, files, or words in the commit message
Add `@directory' entries to info sources.
author HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org>
date Fri, 11 May 2012 15:43:40 +0900
parents d467c0fb6083
children 784b25b062cc
rev   line source
yuuji@265 1 Info file: yatexj, -*-Text-*-
yuuji@265 2 produced by `texinfo-format-buffer'
yuuji@265 3 from file `yatexj.tex'
yuuji@271 4 using `texinfmt.el' version 2.38 of 3 July 1998.
yuuji@265 5
yuuji@272 6 START-INFO-DIR-ENTRY
yuuji@272 7 * YaTeX: (yatexj). Yet Another tex-mode for Emacs (Japanese).
yuuji@272 8 END-INFO-DIR-ENTRY
yuuji@272 9
yuuji@265 10
yuuji@265 11
yuuji@265 12
yuuji@265 13
yuuji@265 14 
yuuji@265 15 File: yatexj, Node: Top, Next: Intro, Prev: (dir), Up: (dir)
yuuji@265 16
yuuji@265 17 * Menu:
yuuji@265 18
yuuji@265 19 * Intro:: はじめに
yuuji@265 20 * Terminology:: マニュアル参照上の注意
yuuji@265 21 * Main features:: 主な機能
yuuji@265 22 * Installation:: インストール
yuuji@265 23 * Invocation:: プロセス起動
yuuji@265 24 * %#notation :: %#記法
yuuji@265 25 * Completion:: 補完入力
yuuji@265 26 * Local dictionary:: ローカル辞書
yuuji@265 27 * Commenting out:: コメントアウト
yuuji@265 28 * Cursor jump:: カーソルジャンプ
yuuji@265 29 * Modifying/Deleting:: LaTeXコマンドの変更/削除
yuuji@265 30 * Filling:: 桁揃え
yuuji@265 31 * Includeonly:: 勝手に includeonly
yuuji@265 32 * What column:: カラム位置ガイド
yuuji@265 33 * Intelligent newline:: おまかせ改行
yuuji@265 34 * Usepackage cheker:: 先回りusepackage
yuuji@265 35 * Changing mode of YaTeX:: 野鳥動作モード変更
yuuji@265 36 * Online help:: LaTeXオンラインヘルプ
yuuji@265 37 * Inclusion hierarchy browser:: ファイル分割階層構造の表示
yuuji@265 38 * Cooperation with other packages:: 他パッケージとの連携
yuuji@265 39 * Customizations:: カスタマイズ
yuuji@265 40 * Etc:: その他
yuuji@265 41 * Copying:: 取り扱い
yuuji@265 42 * Concept Index:: 索引
yuuji@265 43
yuuji@265 44
yuuji@265 45
yuuji@265 46 
yuuji@265 47 File: yatexj, Node: Intro, Next: Terminology, Prev: Top, Up: Top
yuuji@265 48
yuuji@265 49 はじめに
yuuji@265 50 ********
yuuji@265 51
yuuji@271 52 野鳥は、GNU Emacs で LaTeX 用の文書を作成する時に pLaTeX などのタイプセッ
yuuji@271 53 トコマンドや、プレヴューアの起動を Emacs 編集画面中から行えるようにすると
yuuji@271 54 共に、拡張性の高い種々の補完機能によりソーステキストの編集を支援します。さ
yuuji@271 55 らに LaTeX コマンドのオンラインヘルプによりマニュアルを調べる手間を軽減し
yuuji@271 56 ます。
yuuji@265 57
yuuji@265 58 English manual *Note Top: (yatexe)Top.
yuuji@265 59
yuuji@265 60
yuuji@265 61 
yuuji@265 62 File: yatexj, Node: Terminology, Next: Main features, Prev: Intro, Up: Top
yuuji@265 63
yuuji@265 64 本マニュアル参照上の注意
yuuji@265 65 ************************
yuuji@265 66
yuuji@265 67 本マニュアルでは以下の表記を用います。
yuuji@265 68
yuuji@265 69 * begin型コマンド
yuuji@265 70
yuuji@265 71 `\begin{環境} 〜 \end{環境}'という形式のLaTeXコマンドを指します。
yuuji@265 72 begin型コマンドを補完入力することをbegin型補完と呼びます。
yuuji@265 73
yuuji@265 74 * section型コマンド
yuuji@265 75
yuuji@271 76 `\section{タイトル}'や`\mbox{内容}'のように引数を取るLaTeXコマンドを
yuuji@271 77 指します。
yuuji@265 78
yuuji@265 79 * maketitle型コマンド
yuuji@265 80
yuuji@271 81 `\maketitle'や`\tableofcontents'のように引数を取らないLaTeXコマンドを
yuuji@271 82 指します。
yuuji@265 83
yuuji@265 84 * large型コマンド
yuuji@265 85
yuuji@271 86 `{\large ...}' や `{\tt ...}' のようなフォント/サイズ指定子を指します。
yuuji@265 87
yuuji@265 88 * `[prefix]'
yuuji@265 89
yuuji@271 90 野鳥の機能を呼び出すためのプリフィクスキー。デフォルトでは`C-c'に割り
yuuji@271 91 当てられているので、特に変更していない場合本マニュアルの `[prefix]'
yuuji@271 92 という表記は、`C-c' と読み換えてください。
yuuji@265 93
yuuji@265 94
yuuji@265 95 
yuuji@265 96 File: yatexj, Node: Main features, Next: Installation, Prev: Terminology, Up: Top
yuuji@265 97
yuuji@265 98 主な機能
yuuji@265 99 ********
yuuji@265 100
yuuji@265 101 * タイプセッタやプレヴューアなどの編集画面からの起動(`C-c t')
yuuji@265 102 * カーソル位置によらない固定リジョンの部分タイプセット
yuuji@265 103 * \includeonlyのワンタッチ更新
yuuji@265 104 * エラー箇所への自動ジャンプ(`C-c '')
yuuji@271 105 * `\begin{}, \end{}, \section...' などの LaTeX コマンドの補完入力(`C-c
yuuji@271 106 b', `C-c s', `C-c l', `C-c m')
yuuji@271 107 * 既に入力したテキストを環境やコマンド引数の中に取り込む括り補完(`C-u'
yuuji@271 108 +通常補完キー)
yuuji@265 109 * セクション区切り入力時の文書構造アウトライン表示
yuuji@265 110 * セクションコマンドの一括シフト (*Note view-sectioning::)
yuuji@265 111 * 補完辞書の学習
yuuji@265 112 * LaTeX の環境やコマンドに応じたガイド付き引数入力
yuuji@265 113 * 野鳥にないガイド付き引数入力関数の自動生成(`yatexgen.el')
yuuji@265 114 * LaTeX コマンドの削除/変更(`C-c k', `C-c c')
yuuji@271 115 * ファイル間、`\begin'<->`\end'間、`\ref'<->`\label'間、
yuuji@271 116 `\cite'<->`\bibitem'ジャンプ(`C-c g')
yuuji@271 117 * 一括コメントアウト/アンコメントアウト(`C-c >', `C-c <', `C-c ,', `C-c
yuuji@271 118 .')
yuuji@265 119 * アクセント記号/数式環境用コマンド/ギリシャ文字の入力支援(`C-c a',
yuuji@265 120 `;', `/')
yuuji@265 121 * tabular/array環境のカラム位置ガイド
yuuji@265 122 * 標準的 LaTeX コマンドのオンラインヘルプ(`C-c ?', `C-c /')
yuuji@271 123 * ドキュメントのインクルード構造の視覚的表示とバッファ切り替え(`C-c d')
yuuji@265 124 * 補完入力したマクロに応じて必要な \userpackage を入れてくれる先回り
yuuji@265 125 userpackage
yuuji@265 126 * \labelを打つことはもう忘れよう! refやcite補完入力で自動生成します
yuuji@265 127
yuuji@265 128
yuuji@265 129 
yuuji@265 130 File: yatexj, Node: Installation, Next: Invocation, Prev: Main features, Up: Top
yuuji@265 131
yuuji@265 132 起動法
yuuji@265 133 ******
yuuji@265 134
yuuji@265 135 野鳥起動のための設定
yuuji@265 136 ====================
yuuji@265 137
yuuji@265 138 ~/.emacsに下の2項目を加えます。
yuuji@265 139
yuuji@265 140 (setq auto-mode-alist
yuuji@265 141 (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
yuuji@265 142 (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
yuuji@265 143
yuuji@271 144 次に野鳥の emacs-lisp ファイル群を置くディレクトリを load-path に加えます。
yuuji@271 145 たとえば、 `~/src/emacs/yatex'に置くのであれば、
yuuji@265 146
yuuji@265 147 (setq load-path (cons (expand-file-name "~/src/emacs/yatex") load-path))
yuuji@265 148
yuuji@265 149 などとします。
yuuji@265 150
yuuji@271 151 以上の設定により、拡張子が .tex であるファイルを編集すると自動的に野鳥が
yuuji@271 152 ロードされます。野鳥が正常に起動できたときはモードラインの表示が「やてふ」
yuuji@271 153 に変わります。
yuuji@265 154
yuuji@265 155
yuuji@265 156 タイプセッタ/プレヴューア環境の設定
yuuji@265 157 ===================================
yuuji@265 158
yuuji@271 159 利用する外部プログラムに関する以下の変数を確認し、必要なら正しい値に変更
yuuji@271 160 します。
yuuji@265 161 `tex-command'
yuuji@265 162 ... 起動するタイプセッタのコマンド名
yuuji@265 163 `dvi2-command'
yuuji@265 164 ... 起動するプレヴューアのコマンド名
yuuji@265 165 `NTT-jTeX'
yuuji@271 166 ... 改行+インデントによって、タイプセット後の字間が空いてしま
yuuji@271 167 うのを抑制する場合にtにする(古いNTT-jTeXで顕著に現れる)。具体的には、
yuuji@271 168 fillするときに各行の終わりに%を付加するようになる。
yuuji@265 169 `YaTeX-kanji-code'
yuuji@265 170 ... 文書を作成する時の漢字コード
yuuji@265 171 `dviprint-command-format'
yuuji@265 172 ... ファイルの印刷に使われるコマンド列の書式
yuuji@265 173 `makeindex-command'
yuuji@265 174 ... makeindexコマンド
yuuji@265 175
yuuji@271 176 これらを変更する場合は、やはり`~/.emacs'にて、たとえば(setq tex-command
yuuji@271 177 "pdflatex") のようにしてください。どのような値をセットすれば良いかについて
yuuji@271 178 は、*Note All customizable variables::を参照してください。
yuuji@265 179
yuuji@265 180
yuuji@265 181
yuuji@265 182 
yuuji@265 183 File: yatexj, Node: Invocation, Next: %#notation, Prev: Installation, Up: Top
yuuji@265 184
yuuji@265 185 latexコマンド起動
yuuji@265 186 *****************
yuuji@265 187
yuuji@271 188 LaTeXソースの編集中、次のキー入力により、platex などのタイプセットプログラ
yuuji@271 189 ム(以後タイプセッタと呼ぶ)、プレヴューアなどの起動ができます。
yuuji@265 190
yuuji@265 191 `[prefix] t j'
yuuji@265 192 ... タイプセッタ(platex)起動
yuuji@265 193 `[prefix] t r'
yuuji@265 194 ... タイプセッタ起動(領域指定)
yuuji@265 195 `[prefix] t e'
yuuji@271 196 ... タイプセッタ起動(ポイント位置の環境または数式モードのみ対
yuuji@271 197 象)
yuuji@265 198 `[prefix] t k'
yuuji@265 199 ... 動作中のタイプセッタの停止
yuuji@265 200 `[prefix] t b'
yuuji@265 201 ... jbibtex起動
yuuji@265 202 `[prefix] t i'
yuuji@265 203 ... makeindex起動
yuuji@265 204 `[prefix] t d'
yuuji@271 205 ... タイプセット完了後dvipdfmx起動
yuuji@265 206 `[prefix] t p'
yuuji@265 207 ... プレヴューア起動
yuuji@265 208 `[prefix] t l'
yuuji@265 209 ... lpr(プリントアウト用)コマンド起動
yuuji@265 210 `[prefix] t s'
yuuji@265 211 ... xdvi -remote でのサーチ
yuuji@265 212
yuuji@265 213 * Menu:
yuuji@265 214
yuuji@265 215 * Calling typesetter:: タイプセッタ起動
yuuji@265 216 * Calling previewer:: プレヴューア起動
yuuji@265 217 * Print out:: プリントアウト用コマンドの起動
yuuji@265 218
yuuji@265 219
yuuji@265 220 
yuuji@265 221 File: yatexj, Node: Calling typesetter, Next: Calling previewer, Prev: Invocation, Up: Invocation
yuuji@265 222
yuuji@265 223 タイプセッタ起動
yuuji@265 224 ================
yuuji@265 225
yuuji@271 226 タイプセッタを起動すると、編集ウィンドウが2つに分割され、片方のウィンド
yuuji@271 227 ウにタイプセット画面が表示されます。出力されるメッセージと連動しタイプセッ
yuuji@271 228 トバッファは自動的にスクロールします。もし、途中でエラーが起こって止まって
yuuji@271 229 しまった場合にはタイプセットバッファに移り、(`C-x o') タイプセッタの出して
yuuji@271 230 いる ? プロンプトに対して、`x' (処理の中断)などの指示を送ることができます。
yuuji@271 231 エラーを修正する場合は、
yuuji@265 232
yuuji@265 233 `[prefix] ''
yuuji@265 234 `(prefix+アポストロフィ)'
yuuji@265 235 ... 直前のエラー発生行へジャンプ
yuuji@265 236
yuuji@271 237 を入力することにより、タイプセッタがエラーを発生した行に移ることができます。
yuuji@271 238 また、タイプセッタの出力する overfull hbox などのウォーニング行にも対応し
yuuji@271 239 ていますので、順次 `[prefix] '' を押すことにより、一つ前のウォーニング発生
yuuji@271 240 行にジャンプしていきます。
yuuji@271 241
yuuji@271 242 もし、気になるエラー行があった場合は、タイプセットバッファで、エラーの表
yuuji@271 243 示されている行にカーソルを合わせスペースキーを押すと LaTeX ソースの対応す
yuuji@271 244 る行にジャンプします。
yuuji@265 245
yuuji@265 246
yuuji@265 247 領域タイプセット
yuuji@265 248 ----------------
yuuji@265 249
yuuji@271 250 ポイントとマークの間、あるいはテキスト中に埋め込んだ `%#BEGIN' と`%#END'
yuuji@271 251 の間の領域(*Note %#notation::)だけを切り取ってタイプセットすることができま
yuuji@271 252 す。この場合メインファイルのプリアンブルが一時ファイルのプリアンブルとして
yuuji@271 253 使われます。したがってプリアンブルにないマクロ定義が領域内にあるとエラーに
yuuji@271 254 なります。領域タイプセットを使う場合、必ずマクロ定義はプリアンブル
yuuji@271 255 (`\begin{document}'より前)に置くようにして下さい。一時ファイルはメインファ
yuuji@271 256 イルのあるディレクトリの`texput.tex'という名前で出力されるので、上書きには
yuuji@271 257 注意してください。
yuuji@265 258
yuuji@265 259
yuuji@265 260 環境タイプセット
yuuji@265 261 ----------------
yuuji@265 262
yuuji@271 263 `[prefix] te' を押すと、ポイント位置の最も内側の環境、または数式モード内
yuuji@271 264 の場合はその数式モード全体が自動的に領域選択されて、領域タイプセットを呼び
yuuji@271 265 出します。tabular環境や数式モードで複雑なものを作っている場合は確かめたい
yuuji@271 266 部分だけを確認できるので便利です。これも `texput.tex' に該当部分を書き出し
yuuji@271 267 ます。プレヴューアで `texput.dvi' を開いたままにしておけば修正と確認が素早
yuuji@271 268 くできるでしょう。
yuuji@265 269
yuuji@265 270
yuuji@265 271 
yuuji@265 272 File: yatexj, Node: Calling previewer, Next: Print out, Prev: Calling typesetter, Up: Invocation
yuuji@265 273
yuuji@265 274 プレヴューア起動
yuuji@265 275 ================
yuuji@271 276 `[prefix] t p' によりプレヴューアの起動ができます。さらに、もしあなたが、-
yuuji@271 277 remote 機能つきのxdviを利用している場合は `[prefix] t s' を押すことにより
yuuji@271 278 カーソル位置の文字列を検索してそのページを表示するようにすでに起動中のxdvi
yuuji@271 279 に命令を送ります。これにより、現在編集中の箇所のタイプセット結果を即座に見
yuuji@271 280 ることができます。
yuuji@265 281
yuuji@265 282
yuuji@265 283
yuuji@265 284 
yuuji@265 285 File: yatexj, Node: Print out, Prev: Calling previewer, Up: Invocation
yuuji@265 286
yuuji@265 287 プリントアウト
yuuji@265 288 ==============
yuuji@265 289
yuuji@271 290 `[prefix] t l'を押してプリントアウトを指示すると、出力開始/終了ページを
yuuji@271 291 聞いてくるので、それぞれに答えます。これを省略したい時は、
yuuji@265 292 universal-argument をつけ、
yuuji@265 293
yuuji@265 294
yuuji@265 295 `C-u [prefix] t l'
yuuji@265 296 ... ページ確認省略lpr起動
yuuji@265 297
yuuji@265 298 のように起動してください。
yuuji@265 299
yuuji@265 300
yuuji@265 301 
yuuji@265 302 File: yatexj, Node: %#notation, Next: Completion, Prev: Invocation, Up: Top
yuuji@265 303
yuuji@265 304 %#記法
yuuji@265 305 ******
yuuji@265 306
yuuji@271 307 本文中に`%#'ではじまるキーワードを埋め込むことでタイプセッタ起動等の制御
yuuji@271 308 をすることができます。
yuuji@265 309
yuuji@265 310 * Menu:
yuuji@265 311
yuuji@265 312 * Changing typesetter:: タイプセット用コマンドの変更
yuuji@265 313 * Splitting input files:: 入力ファイル分割
yuuji@265 314 * Fix region for typesetting:: 領域の固定
yuuji@265 315 * lpr format:: プリントアウトコマンド用フォーマット
yuuji@271 316 * Controlling which command to invoke:: その他の起動コマンド制御
yuuji@265 317 * Editing %# notation:: %#記法の編集
yuuji@265 318
yuuji@265 319
yuuji@265 320 
yuuji@265 321 File: yatexj, Node: Changing typesetter, Next: Splitting input files, Prev: %#notation, Up: %#notation
yuuji@265 322
yuuji@265 323 タイプセット用コマンド変更
yuuji@265 324 ==========================
yuuji@265 325
yuuji@265 326 起動するコマンドを変えたい時は本文中に次のような行を書きます。
yuuji@265 327
yuuji@265 328
yuuji@265 329 %#!jlatex-ntt
yuuji@265 330
yuuji@265 331 NTT jTeX と、ASCII jTeX を使い分けたいような場合に便利でしょう。
yuuji@265 332
yuuji@265 333
yuuji@265 334
yuuji@265 335 
yuuji@265 336 File: yatexj, Node: Splitting input files, Next: Fix region for typesetting, Prev: Changing typesetter, Up: %#notation
yuuji@265 337
yuuji@265 338 入力ファイル分割
yuuji@265 339 ================
yuuji@265 340
yuuji@271 341 また、章毎に別ファイルの .tex を作成している場合で、`main.tex'から
yuuji@271 342 `sub.tex' を `\include'しているような時は、`sub.tex'の任意の位置に次のよう
yuuji@271 343 な行を埋め込みます。
yuuji@265 344
yuuji@265 345 %#!platex main.tex
yuuji@265 346
yuuji@265 347
yuuji@271 348 上の例のようにコマンド名だけでなく引数も書いた場合には、全てをそのまま
yuuji@271 349 shell に渡すので次のように書けば、ghostview などをプレヴューアに使う時に便
yuuji@271 350 利です。
yuuji@265 351
yuuji@265 352
yuuji@265 353 %#!platex main && dvi2ps main.dvi > main
yuuji@265 354
yuuji@271 355 なお、この行の最後の単語のピリオド以前を「メインファイル」のベースネームで
yuuji@271 356 あると仮定します(上の2つの場合どちらも`main')。この行に記述した、`%f'はメ
yuuji@271 357 インファイル名に、 `%r' はメインファイルの拡張子を取り除いた部分に置換され
yuuji@271 358 ます。ただし、`%f,%r'を利用した場合、初回タイプセット時に必ずメインファイ
yuuji@271 359 ル名の入力を促されます。
yuuji@271 360
yuuji@271 361 `[prefix] g' (*Note Cursor jump::参照) でのファイル間ジャンプを有効に機
yuuji@271 362 能させるため、入力ファイル分割時には次のことに注意して下さい。
yuuji@271 363
yuuji@271 364 1. サブディレクトリを作って、その中にサブファイルを置くことはできるがサ
yuuji@271 365 ブディレクトリのサブディレクトリには置けない。
yuuji@271 366 2. メインファイルからサブディレクトリ内のファイルを include する時には、
yuuji@271 367 相対パス指定を用いて、`\include{chap1/sub}'のように記述。
yuuji@265 368 3. メインファイルが一つ上のディレクトリにある場合も、サブファイルには
yuuji@265 369 %#!platex main.tex のように記述する(../mainではない)。
yuuji@265 370
yuuji@265 371
yuuji@265 372
yuuji@265 373
yuuji@265 374 
yuuji@265 375 File: yatexj, Node: Fix region for typesetting, Next: lpr format, Prev: Splitting input files, Up: %#notation
yuuji@265 376
yuuji@265 377 領域の固定
yuuji@265 378 ==========
yuuji@265 379
yuuji@271 380 `[prefix] tr' の領域指定のタイプセットでは、とくに指定のないかぎり、
yuuji@271 381 `C-SPC'でマークした位置と、ポイント(カーソル位置)の間を領域とみなしますが、
yuuji@271 382 必ず決まった領域をタイプセットしたい場合は、その領域を
yuuji@265 383
yuuji@265 384 %#BEGIN
yuuji@265 385 <渡したい領域>
yuuji@265 386 %#END
yuuji@265 387
yuuji@271 388 のように`%#BEGIN'と`%#END'で囲み、カーソルを「`%#BEGIN'以降」に置いてくだ
yuuji@271 389 さい。この時の領域決定規則をまとめると次のようになります。
yuuji@271 390
yuuji@271 391
yuuji@271 392 1. カーソル位置よりバッファの先頭方向に`%#BEGIN'というキーワードがある場
yuuji@271 393 合
yuuji@265 394
yuuji@265 395 1. `%#BEGIN'よりバッファの末尾方向に`%#END'というキーワードが見つかっ
yuuji@265 396 た場合。
yuuji@265 397 =>`%#BEGIN' から、その `%#END' のある位置まで。
yuuji@271 398 2. `%#END' が見つからなかった場合。=>バッファの最後尾まで。
yuuji@265 399
yuuji@265 400 2. カーソル位置よりバッファの先頭方向に `%#BEGIN' というキーワードが
yuuji@265 401 見つからなかった場合。
yuuji@265 402 =>マーク(`C-SPC'位置)とポイント(カーソル位置)の間の領域。
yuuji@265 403
yuuji@271 404 tabular 環境を何度も試行錯誤しているような場合は、`\begin'の前の行に
yuuji@271 405 `%#BEGIN' と書き、`\end' の次の行に `%#END' と書いておくと簡単に作表結果を
yuuji@271 406 テストすることができます。また、長い .tex ファイルの後半に `%#BEGIN' を書
yuuji@271 407 いておけば、前半の部分は無視できます。このBEGINとEND の消し忘れには十分ご
yuuji@271 408 注意下さい。
yuuji@265 409
yuuji@265 410
yuuji@265 411
yuuji@265 412 
yuuji@265 413 File: yatexj, Node: lpr format, Next: Controlling which command to invoke, Prev: Fix region for typesetting, Up: %#notation
yuuji@265 414
yuuji@265 415 lprフォーマット
yuuji@265 416 ===============
yuuji@265 417
yuuji@271 418 まず、プリントアウト用コマンド列のフォーマットについて説明します。コマン
yuuji@271 419 ド列フォーマットは、3つの Lisp 変数によって表現されます。デフォルトの
yuuji@271 420 dvi2ps 用のフォーマットを例に説明します。
yuuji@265 421
yuuji@265 422 `(1)dviprint-command-format'
yuuji@265 423 `"dvi2ps %f %t %s | lpr"'
yuuji@265 424
yuuji@265 425 `(2)dviprint-from-format'
yuuji@265 426 `"-f %b"'
yuuji@265 427
yuuji@265 428 `(3)dviprint-to-format'
yuuji@265 429 `"-t %e"'
yuuji@265 430
yuuji@271 431 実際にプリントアウトする時は、(1)中の %s がファイル名に置き換えられ、%f が
yuuji@271 432 (2)の内容、%t が(3)の内容に置き換えられます。その際に(2)の文字列中の %b は
yuuji@271 433 「出力開始ページ」、(3)の文字列中の %e は「出力終了ページ」に置き換えられ
yuuji@271 434 ます。もし、ページを指定しない時には、%f, %t 両方とも無視されます。
yuuji@271 435
yuuji@271 436 この、dviprint-command-format を臨時に変えたい時は、LaTeX のソーステキス
yuuji@271 437 ト中の任意の場所に、
yuuji@265 438
yuuji@265 439 %#LPR dvi2ps %f %t %s | 4up -page 4 | texfix | lpr -Plp2
yuuji@265 440
yuuji@271 441 のように書いて下さい。プリントアウトするページ範囲をいちいち聞かせないよう
yuuji@271 442 にする時に
yuuji@265 443
yuuji@265 444 %#LPR dvi2ps %s | lpr
yuuji@265 445
yuuji@265 446 などとするのも便利かもしれません。
yuuji@265 447
yuuji@265 448
yuuji@265 449 
yuuji@265 450 File: yatexj, Node: Controlling which command to invoke, Next: Editing %# notation, Prev: lpr format, Up: %#notation
yuuji@265 451
yuuji@265 452 その他の起動コマンド制御
yuuji@265 453 ========================
yuuji@265 454
yuuji@265 455 LaTeX 文書に関連するコマンドは以下の %# 記法で指定することができます。
yuuji@265 456
yuuji@265 457 `%#BIBTEX'
yuuji@271 458
yuuji@271 459 ... makeindexを行なうコマンドライン([prefix] t b)
yuuji@265 460 `%#MAKEINDEX'
yuuji@271 461
yuuji@271 462 ... bibtexを行なうコマンドライン([prefix] t i)
yuuji@271 463
yuuji@271 464 行頭がこれらのキーワードで始まる行をLaTeX文書の先頭付近に書いておけば、そ
yuuji@271 465 れで指定したコマンドを起動できます。
yuuji@265 466
yuuji@265 467
yuuji@265 468 
yuuji@265 469 File: yatexj, Node: Editing %# notation, Prev: Controlling which command to invoke, Up: %#notation
yuuji@265 470
yuuji@265 471 %#記法自体の編集
yuuji@265 472 ================
yuuji@265 473
yuuji@265 474 以上のような`%#'で始まる各種制御記法を編集するためには
yuuji@265 475
yuuji@265 476 `[prefix] %'
yuuji@265 477 ... `%#'記法編集メニュー
yuuji@265 478
yuuji@265 479 を押します。
yuuji@265 480
yuuji@265 481 !)Edit-%#! B)EGIN-END-region L)Edit-%#LPR
yuuji@265 482
yuuji@271 483 というメニューが出て来るので、`%#!'に続くコマンドを変更したい時には`!'を、
yuuji@271 484 `%#LPR'で lpr フォーマットを変えたい時は`l'を、あらかじめ設定したリジョン
yuuji@271 485 を `%#BEGIN' 〜 `%#END' で括りたい時は、`b'を押します。`b'を選んだ時には、
yuuji@271 486 それまでバッファ中に置かれていた`%#BEGIN', `%#END' が自動的に消去されます。
yuuji@265 487
yuuji@265 488
yuuji@265 489 
yuuji@265 490 File: yatexj, Node: Completion, Next: Local dictionary, Prev: %#notation, Up: Top
yuuji@265 491
yuuji@265 492 補完入力
yuuji@265 493 ********
yuuji@265 494
yuuji@271 495 LaTeX での環境名などは、野鳥の補完機能を利用して能率的に入力することがで
yuuji@271 496 きます。
yuuji@265 497
yuuji@265 498 * Menu:
yuuji@265 499
yuuji@271 500 * begin型補完::
yuuji@271 501 * section型補完::
yuuji@271 502 * large型補完::
yuuji@271 503 * maketitle型補完::
yuuji@265 504 * Arbitrary completion:: 随時補完
yuuji@271 505 * end補完::
yuuji@265 506 * Accent mark completion:: アクセント記号補完
yuuji@265 507 * Image completion:: 数式記号イメージ補完
yuuji@265 508 * Greek letter completion:: ギリシャ文字補完
yuuji@265 509
yuuji@265 510
yuuji@265 511 
yuuji@265 512 File: yatexj, Node: begin型補完, Next: section型補完, Prev: Completion, Up: Completion
yuuji@265 513
yuuji@265 514 begin型補完
yuuji@265 515 ===========
yuuji@265 516
yuuji@271 517 `\begin{env}...\end{env}'の様な形式の入力の補完をbegin型補完と呼ぶことに
yuuji@271 518 します。begin 型補完は、
yuuji@265 519
yuuji@265 520 `[prefix] b'
yuuji@265 521 ... begin 型補完開始(標準では `C-c b')
yuuji@265 522
yuuji@271 523 で始まります。頻繁に用いられる次の LaTeX 環境の補完は、[prefix] `b' に続く
yuuji@271 524 次の1文字を入力するだけで、`\begin{xxx}...\end{xxx}'を完成させます。
yuuji@265 525
yuuji@265 526 `[prefix] b c'
yuuji@265 527 ... `\begin{center}...\end{center}'
yuuji@265 528 `[prefix] b d'
yuuji@265 529 ... `\begin{document}...\end{document}'
yuuji@265 530 `[prefix] b D'
yuuji@265 531 ... `\begin{description}...\end{description}'
yuuji@265 532 `[prefix] b e'
yuuji@265 533 ... `\begin{enumerate}...\end{enumerate}'
yuuji@265 534 `[prefix] b E'
yuuji@265 535 ... `\begin{equation}...\end{equation}'
yuuji@265 536 `[prefix] b i'
yuuji@265 537 ... `\begin{itemize}...\end{itemize}'
yuuji@265 538 `[prefix] b l'
yuuji@265 539 ... `\begin{flushleft}...\end{flushleft}'
yuuji@265 540 `[prefix] b m'
yuuji@265 541 ... `\begin{minipage}...\end{minipage}'
yuuji@265 542 `[prefix] b t'
yuuji@265 543 ... `\begin{tabbing}...\end{tabbing}'
yuuji@265 544 `[prefix] b T'
yuuji@265 545 ... `\begin{tabular}...\end{tabular}'
yuuji@265 546 `[prefix] b ^T'
yuuji@265 547 ... `\begin{table}...\end{table}'
yuuji@265 548 `[prefix] b p'
yuuji@265 549 ... `\begin{picture}...\end{picture}'
yuuji@265 550 `[prefix] b q'
yuuji@265 551 ... `\begin{quote}...\end{quote}'
yuuji@265 552 `[prefix] b Q'
yuuji@265 553 ... `\begin{quotation}...\end{quotation}'
yuuji@265 554 `[prefix] b r'
yuuji@265 555 ... `\begin{flushright}...\end{flushright}'
yuuji@265 556 `[prefix] b v'
yuuji@265 557 ... `\begin{verbatim}...\end{verbatim}'
yuuji@265 558 `[prefix] b V'
yuuji@265 559 ... `\begin{verse}...\end{verse}'
yuuji@265 560
yuuji@271 561 上記のもの以外の環境名は Emacs の持つインクリメンタルな補完機能を用いて
yuuji@271 562 入力します(上記の環境名も以下の補完入力可能)。
yuuji@265 563
yuuji@265 564 `[prefix] b SPC'
yuuji@265 565 ... begin 型補完入力
yuuji@265 566
yuuji@265 567 `[prefix] b SPC' と入力すると、最下行のミニバッファに
yuuji@265 568
yuuji@265 569 Begin environment(default document):
yuuji@265 570
yuuji@271 571 と表示されます。ここで、何も入れずにリターンキーのみ押すと、括弧内に出てい
yuuji@271 572 るデフォルトの環境名が入力されますが、適当な環境名を入力すると、`\begin{環
yuuji@271 573 境名} … \end{環境名}'が文書中に挿入されます。ミニバッファで環境名を入力す
yuuji@271 574 るときに、環境名の頭文字を入力し「スペース」をたたくと、一致する環境名が内
yuuji@271 575 部テーブルに存在した場合、正しい環境名に補完されるので、入力の手間が省けま
yuuji@271 576 す。内部テーブルに存在しない環境名を入力した時はユーザ専用のテーブルに登録
yuuji@271 577 され、さらにそのテーブルを自動的に、ユーザ辞書(デフォルトでは
yuuji@271 578 `~/.yatexrc')に保存します。
yuuji@271 579
yuuji@271 580 さらに、特定の環境を補完入力した時にはその環境で必ず用いられるエントリを自
yuuji@271 581 動挿入します(例: `itemize'環境における`\item'など)。挿入されたエントリが不
yuuji@271 582 要な場合にはundoによって消去して下さい。
yuuji@265 583
yuuji@265 584
yuuji@265 585 既に書いたテキストを環境で括る
yuuji@265 586 ------------------------------
yuuji@265 587
yuuji@271 588 ところで、最初に書いてしまったブロックを後から、itemize 環境の中に閉じこ
yuuji@271 589 めたいと思うことがありますが、そのようなときは、あらかじめ閉じこめたい段落
yuuji@271 590 をマークして、begin 型補完の各コマンドの `[prefix]' の次の『小文字の 'b'』
yuuji@271 591 を『大文字』に変えて起動して下さい。(または、`C-u' を先に打ち、universal
yuuji@271 592 argument をつけても可能です)
yuuji@271 593
yuuji@271 594 例えばあるパラグラフを description 環境の中に入れたいときは、そのパラグ
yuuji@271 595 ラフをマークしてから、
yuuji@265 596
yuuji@265 597 `[prefix] B D'
yuuji@265 598 `(または ESC 1 [prefix] b D)'
yuuji@265 599 `(または C-u [prefix] b D など)'
yuuji@265 600
yuuji@265 601 とタイプしてください。これは、`[prefix] b SPC'の補完入力にもあてはまり、
yuuji@271 602 `b' を大文字に変えて、`[prefix] B SPC' とタイプすれば、あらかじめマークし
yuuji@271 603 ておいたリジョンを、begin と end の環境で括ります。
yuuji@265 604
yuuji@265 605
yuuji@265 606 
yuuji@265 607 File: yatexj, Node: section型補完, Next: large型補完, Prev: begin型補完, Up: Completion
yuuji@265 608
yuuji@265 609 section型補完
yuuji@265 610 =============
yuuji@265 611
yuuji@271 612 `\section{目的}' のような形式の入力の補完を section 型補完と呼ぶことにし
yuuji@271 613 ます。section 型補完は、
yuuji@265 614
yuuji@265 615 `[prefix] s'
yuuji@265 616 ... section 型補完
yuuji@265 617
yuuji@265 618
yuuji@265 619 で実行します。`[prefix] s' を入力するとミニバッファに、
yuuji@265 620
yuuji@265 621 (C-v for view-section) \???{} (default documentclass):
yuuji@265 622
yuuji@271 623 というプロンプトが現れるので、そこで `section' のような LaTeX コマンド名を
yuuji@271 624 入力します。ここでもリターンキーのみで括弧内のデフォルト値が選択されるほか、
yuuji@271 625 `chapter'などのような頻度の高い名称入力にはスペースキーによる補完機能が有
yuuji@271 626 効です。 次に、{}の中身の入力を促す、
yuuji@265 627
yuuji@265 628 \section{???}:
yuuji@265 629
yuuji@271 630 というプロンプトが現れるので、セクションのタイトルなどを入力します。たとえ
yuuji@271 631 ば、
yuuji@265 632
yuuji@265 633 (C-v for view-section) \???{} (default documentclass): section
yuuji@265 634 \section{???}: 目的
yuuji@265 635
yuuji@265 636 のように入力した場合は、文章中に
yuuji@265 637
yuuji@265 638 \section{目的}
yuuji@265 639
yuuji@265 640 が挿入され、
yuuji@265 641
yuuji@265 642 (C-v for view-section) \???{} (default section): vspace*
yuuji@265 643 \vspace*{???}:
yuuji@265 644
yuuji@265 645 のように{}の中身を省略したときは、
yuuji@265 646
yuuji@265 647 \vspace*{}
yuuji@265 648
yuuji@265 649 だけが挿入され、改行はせずカーソルは自動的に中括弧の内側に移動します。
yuuji@265 650
yuuji@265 651 * Menu:
yuuji@265 652
yuuji@271 653 * 2個以上の引数をとる section型コマンド::
yuuji@265 654 * Enclose section-type command:: 括り補完
yuuji@265 655 * Recursive completion:: 再帰補完
yuuji@265 656 * view-sectioning:: セクション区切りのアウトライン表示
yuuji@265 657 * label-generation:: ラベル自動生成
yuuji@265 658
yuuji@265 659
yuuji@265 660 
yuuji@265 661 File: yatexj, Node: 2個以上の引数をとる section型コマンド, Next: Enclose section-type command, Prev: section型補完, Up: section型補完
yuuji@265 662
yuuji@265 663 2個以上の引数をとる section型コマンド
yuuji@265 664 -------------------------------------
yuuji@265 665
yuuji@271 666 ところで、`\addtolength{\topmargin}{8mm}' などのように、引数を二つ以上取
yuuji@271 667 る LaTeX コマンドがあります。このようなコマンドの補完入力には、 section 型
yuuji@271 668 補完呼び出しに引数を付けてください。例えば上の`addtolength' の例であれば、
yuuji@271 669 引数2を指定します。つまり、
yuuji@265 670
yuuji@265 671 C-u 2 [prefix] s (または、ESC 2 [prefix] s)
yuuji@265 672
yuuji@265 673 と section 型補完を呼び出した後、
yuuji@265 674
yuuji@265 675 (Ctrl-v for view-section) \???{} (default vspace*): addtolength
yuuji@265 676 \addtolength{???}: \topmargin
yuuji@265 677 Argument 2: 8mm
yuuji@265 678
yuuji@271 679 のように入力してください。最初の addtolength の部分と、第一引数である
yuuji@271 680 \topmargin の入力は当然スペースによる補完入力が可能です。ユーザ辞書に登録
yuuji@271 681 される LaTeX コマンドには、この引数の数も学習されるので、最初の補完の時引
yuuji@271 682 数の数を指定して起動しておけば、以後の補完時には、記憶された個数だけ引数を
yuuji@271 683 聞いて来るようになります。あとで引数の個数を変えたい時は、再び `C-u' を用
yuuji@271 684 いて個数を指定し直すことで、自動的に辞書中の引数の個数の部分を更新します。
yuuji@265 685
yuuji@265 686
yuuji@265 687
yuuji@265 688 
yuuji@265 689 File: yatexj, Node: Enclose section-type command, Next: Recursive completion, Prev: 2個以上の引数をとる section型コマンド, Up: section型補完
yuuji@265 690
yuuji@265 691 既に書いたテキストを括る
yuuji@265 692 ------------------------
yuuji@265 693
yuuji@271 694 また、起動コマンドの`s'を大文字に変えて起動すると、あらかじめ書いた文章
yuuji@271 695 を section 型コマンドの第一引数として括ります。
yuuji@265 696
yuuji@265 697
yuuji@265 698 
yuuji@265 699 File: yatexj, Node: Recursive completion, Next: view-sectioning, Prev: Enclose section-type command, Up: section型補完
yuuji@265 700
yuuji@265 701 再帰補完
yuuji@265 702 --------
yuuji@265 703
yuuji@271 704 高度な使い方になるかもしれませんが、section型補完の引数の入力時にさらに
yuuji@271 705 補完入力を利用することができます(section/large/maketitle型に限る)。section
yuuji@271 706 型コマンドの引数に更に LaTeX コマンドが来る場合にはミニバッファで野鳥の補
yuuji@271 707 完キーを再帰的に入力することで引数の入力も効率的に行なえます。
yuuji@265 708
yuuji@265 709
yuuji@265 710 
yuuji@265 711 File: yatexj, Node: view-sectioning, Next: label-generation, Prev: Recursive completion, Up: section型補完
yuuji@265 712
yuuji@265 713 セクション区切りのアウトライン表示
yuuji@265 714 ----------------------------------
yuuji@265 715
yuuji@271 716 通常のsection型補完の時にミニバッファで`C-v'を押すと現在存在するセクショ
yuuji@271 717 ン区切りコマンド全てを `*Sectioning Lines*'というバッファに一覧表示します
yuuji@271 718 (「<<--」のついている行がもっとも近いセクション区切り)。この時ミニバッファ
yuuji@271 719 で`C-p', `C-n' を押すと`part', `chapter', ..., `subparagraph' のコマンドが
yuuji@271 720 論理階層の高さにしたがって上下します。また、`C-v', `M-v' を押すとセクショ
yuuji@271 721 ン区切り一覧バッファがスクロールし、数字の`0'〜`7'を押すとある高さ以上のセ
yuuji@271 722 クション区切りだけを選んで表示します(実際にやって見れば分かります)。
yuuji@265 723
yuuji@265 724 `*Sectioning Lines*'バッファは、
yuuji@265 725
yuuji@265 726 `M-x YaTeX-section-overview'
yuuji@265 727 ... セクション区切り一覧バッファを生成
yuuji@265 728
yuuji@271 729 で作成することができます。このバッファを選択し任意の行でスペースを押すと、
yuuji@271 730 該当するセクション区切りのある本文中の場所にジャンプします。さらに、同バッ
yuuji@271 731 ファで `u' を押すと、ソーステキストの対応するセクションコマンドが一階層上
yuuji@271 732 がり(例: subsection が section に変わる)、`d'を押すと一階層下がります。
yuuji@271 733 `*Sectioning Lines*'バッファにあるセクション区切りの行をマークしておいて
yuuji@271 734 `U'を押すとリジョン内のものに対応するソーステキストのセクションコマンドす
yuuji@271 735 べてが一階層上がり、`D'を押すと下がります。セクション区切り一覧バッファで
yuuji@271 736 利用できるキーコマンドには以下のものがあります。
yuuji@265 737
yuuji@265 738 `SPC'
yuuji@265 739 ... 対応するソース行へジャンプ
yuuji@265 740 `.'
yuuji@265 741 ... 対応するソース行を表示
yuuji@265 742 `u'
yuuji@265 743 ... カーソル位置に対応するセクションコマンドを一階層上げる
yuuji@265 744 `d'
yuuji@265 745 ... カーソル位置に対応するセクションコマンドを一階層下げる
yuuji@265 746 `U'
yuuji@265 747 ... マークしたセクションコマンドを一階層上げる
yuuji@265 748 `D'
yuuji@265 749 ... マークしたセクションコマンドを一階層上げる
yuuji@265 750 `0〜6'
yuuji@265 751 ... レベル n 以下のセクションコマンドを隠して表示
yuuji@265 752
yuuji@265 753
yuuji@265 754
yuuji@265 755 
yuuji@265 756 File: yatexj, Node: label-generation, Prev: view-sectioning, Up: section型補完
yuuji@265 757
yuuji@265 758 ラベル自動生成
yuuji@265 759 --------------
yuuji@265 760
yuuji@271 761 `\ref{}' や `\cite{}' マクロをsection型補完で入れた場合参照先となり得る
yuuji@271 762 ものを全て探してメニューにして選択できます。参照先には`\label{}'をつけてお
yuuji@271 763 く必要はありません。もしあれば、そのラベルを使い、なければその場で参照先に
yuuji@271 764 `\label{}'を作らせてくれます。ラベル名を考えるのは苦痛に感じるものです。全
yuuji@271 765 てのカウンタにラベルをつけるのもたいへんです。もうラベル名に何をつけるか、
yuuji@271 766 ラベルをつけるかつけまいか、などということは忘れましょう!
yuuji@265 767
yuuji@265 768
yuuji@265 769 
yuuji@265 770 File: yatexj, Node: large型補完, Next: maketitle型補完, Prev: section型補完, Up: Completion
yuuji@265 771
yuuji@265 772 large型補完
yuuji@265 773 ===========
yuuji@265 774
yuuji@265 775 `{\large }' のような形式の補完を large 型補完と呼ぶことにします。
yuuji@265 776
yuuji@265 777 `[prefix] l'
yuuji@265 778 ... large 型補完開始
yuuji@265 779
yuuji@265 780 がlarge型補完の開始です。`[prefix] l' を押すと、ミニバッファに
yuuji@265 781
yuuji@265 782 {\??? } (default large):
yuuji@265 783
yuuji@265 784
yuuji@271 785 と表示されるので、上記のものと同じ要領で補完入力して下さい。補完候補に用意
yuuji@271 786 されているのは、`footnotesize' や `huge' のような文字サイズ指定子と、`bf'
yuuji@271 787 や`dg'のようなフォント指定子です。
yuuji@265 788
yuuji@265 789
yuuji@265 790 既に書いた文字を括る
yuuji@265 791 --------------------
yuuji@265 792
yuuji@271 793 また、begin型補完の時と同様、先に書いてしまった一連の文章の文字のサイズ
yuuji@271 794 を変えたいと思う時がありますが、そのような時は、サイズや大きさを変えたい文
yuuji@271 795 字の範囲をマークしてから、呼び出しキーを `[prefix] L' と、大文字の L に変
yuuji@271 796 えて呼び出せば、そのリジョン全体が、ブレースで囲まれます。
yuuji@265 797
yuuji@265 798
yuuji@265 799 
yuuji@265 800 File: yatexj, Node: maketitle型補完, Next: Arbitrary completion, Prev: large型補完, Up: Completion
yuuji@265 801
yuuji@265 802 maketitle型補完
yuuji@265 803 ===============
yuuji@265 804
yuuji@265 805 `\maketitle' の形式の補完を maketitle 型補完と呼ぶことにします。
yuuji@265 806
yuuji@265 807 `[prefix] m'
yuuji@265 808 ... maketitle 型補完開始
yuuji@265 809
yuuji@271 810 で、maketitle 型補完を開始します。補完の要領は今までのものとまったく同じで
yuuji@271 811 す。LaTeX 用のコマンド名が補完候補として用意されています。
yuuji@265 812
yuuji@265 813
yuuji@265 814 
yuuji@265 815 File: yatexj, Node: Arbitrary completion, Next: end補完, Prev: maketitle型補完, Up: Completion
yuuji@265 816
yuuji@265 817 随時補完
yuuji@265 818 ========
yuuji@265 819
yuuji@271 820 さて、今まで述べた典型的な LaTeX コマンド形式の補完入力を用いずに、今入
yuuji@271 821 力しようとしている LaTeX コマンドを文書中の任意の位置で随時補完することも
yuuji@271 822 できます。LaTeX コマンド(先頭が\で始まる)を入力している途中で、
yuuji@265 823
yuuji@265 824 `[prefix] SPC'
yuuji@265 825 ... 随時補完
yuuji@265 826
yuuji@271 827 を入力すれば、全ての補完候補の中から一致するものが選ばれカーソル位置に挿入
yuuji@271 828 されます。
yuuji@265 829
yuuji@265 830
yuuji@265 831 
yuuji@265 832 File: yatexj, Node: end補完, Next: Accent mark completion, Prev: Arbitrary completion, Up: Completion
yuuji@265 833
yuuji@265 834 end補完
yuuji@265 835 =======
yuuji@265 836
yuuji@265 837 現在開いたままの環境名を自動的に検出し、`\end{環境名}'を挿入します。
yuuji@271 838 begin 型補完を用いれば環境の閉じ忘れはないのですが、時にはついつい手で
yuuji@271 839 `\begin{環境名}' を入れてしまい、悲しい思いをすることがあります。そのよう
yuuji@271 840 な時には気にせず続けて文章を入力し、しかるのちに
yuuji@265 841
yuuji@265 842 `[prefix] e'
yuuji@265 843 ... end 補完
yuuji@265 844
yuuji@265 845 とすることで、現在開いている環境名で \end{} が補われます。
yuuji@265 846
yuuji@265 847
yuuji@265 848 
yuuji@265 849 File: yatexj, Node: Accent mark completion, Next: Image completion, Prev: end補完, Up: Completion
yuuji@265 850
yuuji@265 851 アクセント記号補完
yuuji@265 852 ==================
yuuji@265 853
yuuji@265 854 欧文のアクセント記号(`\`{o}'など)を入力する時は、
yuuji@265 855
yuuji@265 856 `[prefix] a'
yuuji@265 857 ... アクセント記号入力
yuuji@265 858
yuuji@265 859 を押すと、ミニバッファに
yuuji@265 860
yuuji@265 861 1:` 2:' 3:^ 4:" 5:~ 6:= 7:. u v H t c d b
yuuji@265 862
yuuji@271 863 というメニューが出て来るので、数字、または対応する記号/英字を入力して下さ
yuuji@271 864 い。すると編集バッファに、
yuuji@265 865
yuuji@265 866 \`{}
yuuji@265 867
yuuji@265 868 が現われ、カーソルが{}内に位置するので、さらに一文字入力する事で、
yuuji@265 869
yuuji@265 870 \`{o}
yuuji@265 871
yuuji@265 872 が完成され、カーソルは{}の外に戻ります。
yuuji@265 873
yuuji@265 874
yuuji@265 875 
yuuji@265 876 File: yatexj, Node: Image completion, Next: Greek letter completion, Prev: Accent mark completion, Up: Completion
yuuji@265 877
yuuji@265 878 数式記号イメージ補完
yuuji@265 879 ====================
yuuji@265 880
yuuji@265 881 主に数式モードで使用される、矢印やΣなどの記号を擬似的に表現するキー入力
yuuji@271 882 で、LaTeX コマンドを入力できます。これは野鳥自身の「数式モード」でのみ動作
yuuji@271 883 します。野鳥はカーソルがTeXの数式環境の中にある時に`;'や、`:'に特殊な機能
yuuji@271 884 を持たせます。
yuuji@271 885
yuuji@271 886 さて、例えば、←(leftarrow)をASCII文字だけで表現する場合、一般的には「<-」
yuuji@271 887 のようにしますが、これを利用して、数式記号イメージ入力モードで`\leftarrow'
yuuji@271 888 を入力するには、`;'(セミコロン)を打ってから`<-'と入力します。同様に、長い
yuuji@271 889 矢印←-(long-leftarrow) をASCII文字だけで表現する場合「<--」とするので、
yuuji@271 890 `\longleftarrow'を入力するためには、`;<--' と入力します。あるいは無限大記
yuuji@271 891 号をASCII文字だけで表現する時は「oo」のようにすることから、`\infty' を入力
yuuji@271 892 する時は、`;oo'とキー入力します。
yuuji@265 893
yuuji@265 894 これらの操作をまとめると次のようになります。
yuuji@265 895
yuuji@265 896 INPUT 入力される LaTeX コマンド
yuuji@265 897 ; < - `\leftarrow'
yuuji@265 898 ; < - - `\longleftarrow'
yuuji@265 899 ; < - - > `\longleftrightarrow'
yuuji@265 900 ; o `\circ'
yuuji@265 901 ; o o `\infty'
yuuji@265 902
yuuji@265 903
yuuji@265 904
yuuji@271 905 いずれの場合も、イメージ入力を行っている途中で望みのものがバッファに表示
yuuji@271 906 されたなら、そこでイメージ入力を止めて次の編集動作に移っても構いません。
yuuji@271 907
yuuji@271 908 数式環境中で`;'自身を入力するには`;;'のようにします。イメージ入力の途中
yuuji@271 909 でTABを押すと、それまで入力した文字で始まるもの一覧が表示されます。ここで
yuuji@271 910 目的の LaTeX コマンドまでカーソルを移動し再度TABを押すことでその LaTeX コ
yuuji@271 911 マンドがバッファに挿入されます。
yuuji@271 912
yuuji@271 913 どのキー入力にどの記号が対応しているか全て知りたい時は、`;'を押した直後
yuuji@271 914 にTABを押してください。以下の例は、`;<'と押した後にTABを押したものです。
yuuji@265 915
yuuji@265 916 KEY LaTeX sequence sign
yuuji@265 917 < \leq ≦
yuuji@265 918 << \ll 《
yuuji@265 919 <- \leftarrow ←
yuuji@265 920 <= \Leftarrow <=
yuuji@265 921
yuuji@271 922 左から[入力キー]、[対応する LaTeX コマンド]、[(擬似)記号図示]、という順で
yuuji@271 923 メニューが出て来るので、よく使うものを覚えておくと良いでしょう。ものによっ
yuuji@271 924 てはASCII文字で表現することが困難なので、あまり覚えやすいキー並びではない
yuuji@271 925 ものがあるでしょうから、そのような場合は \maketitle 型補完で入力するか、以
yuuji@271 926 下に述べる対応表の設定を行って単純なキー並びのものを設定すると良いでしょう。
yuuji@271 927
yuuji@271 928 入力キーと LaTeX コマンド、記号の対応表を個人的に設定したい場合は
yuuji@271 929 Emacs-Lisp 変数 `YaTeX-math-sign-alist-private' に定義してください。その内
yuuji@271 930 容とデフォルトのものを合わせたものが対応表として使用されます(private の方
yuuji@271 931 が優先される)。なお、この変数の構造については `yatexmth.el' を参照してくだ
yuuji@271 932 さい。
yuuji@265 933
yuuji@265 934
yuuji@265 935 
yuuji@265 936 File: yatexj, Node: Greek letter completion, Prev: Image completion, Up: Completion
yuuji@265 937
yuuji@265 938 ギリシャ文字補完
yuuji@265 939 ================
yuuji@265 940
yuuji@271 941 もう一つ、数式環境中で`:'を押すとギリシャ文字入力モードに入ります。`:'を
yuuji@271 942 押した直後に`a'を押すと`\alpha'が、`g' を押すと `\gamma'が、などアルファベッ
yuuji@271 943 トに対応したギリシャ文字が挿入されます。操作方法は;の数式記号補完とまった
yuuji@271 944 く同じです。まずは`:'の直後にTABを押してどのアルファベットにどのギリシャ文
yuuji@271 945 字が対応しているか調べてみてください。
yuuji@271 946
yuuji@271 947 `;'と`:'を数式環境中で押しているにもかかわらず、イメージ補完が働かない場
yuuji@271 948 合は、`C-u ;'のように universal-argument をつけてキーを押すことにより、強
yuuji@271 949 制的にイメージ補完に入ることができます。また、この時にどのような状態で数式
yuuji@271 950 環境内判定に失敗したかをご連絡下さい。
yuuji@265 951
yuuji@265 952
yuuji@265 953 
yuuji@265 954 File: yatexj, Node: Local dictionary, Next: Commenting out, Prev: Completion, Up: Top
yuuji@265 955
yuuji@265 956 ローカル辞書
yuuji@265 957 ************
yuuji@265 958
yuuji@271 959 補完入力用の候補は三種類の辞書から構成されています。一つは`yatex.el'に組
yuuji@271 960 み込まれた「標準辞書」、もう一つはユーザが個人的に常用するコマンドを保存す
yuuji@271 961 る「ユーザ辞書」、そしてもうひとつはあるディレクトリでのみ有効なコマンドを
yuuji@271 962 保存する「ローカル辞書」です。
yuuji@271 963
yuuji@271 964 補完入力時に新しい単語を入れた場合に、その単語をどの辞書に入れるか聞いて
yuuji@271 965 来ます。
yuuji@265 966
yuuji@265 967 `foo' is not in table. Register into: U)serDic L)ocalDic N)one D)iscard
yuuji@265 968
yuuji@271 969 というプロンプトに対し、`u'と答えると「ユーザ辞書」を、`l'と答えるとローカ
yuuji@271 970 ル辞書を更新し、`n'と答えると辞書ファイルは更新せず現在のEmacs セッション
yuuji@271 971 のみ有効な単語とし、`d'と答えると新たな単語を学習せずに捨てることになりま
yuuji@271 972 す。
yuuji@271 973
yuuji@271 974 もし、ローカル辞書の機能はいらず、全てユーザ辞書の更新のみでよいと言う場
yuuji@271 975 合には`~/.emacs'などで、
yuuji@265 976
yuuji@265 977 (setq YaTeX-nervous nil)
yuuji@265 978
yuuji@265 979 として下さい。
yuuji@265 980
yuuji@265 981
yuuji@265 982 
yuuji@265 983 File: yatexj, Node: Commenting out, Next: Cursor jump, Prev: Local dictionary, Up: Top
yuuji@265 984
yuuji@265 985 コメントアウト
yuuji@265 986 **************
yuuji@265 987
yuuji@265 988
yuuji@271 989 LaTeXの編集には試行錯誤がつきものです。ある部分を一括でコメントアウトし
yuuji@271 990 たり、コメントを外したりしたいことがあります。
yuuji@265 991
yuuji@265 992 `[prefix] >'
yuuji@265 993 ... リジョンを % でコメントアウト
yuuji@265 994 `[prefix] <'
yuuji@265 995 ... リジョンの % のコメントを外す
yuuji@265 996
yuuji@265 997 は、あらかじめ設定したリジョンに対しての操作、
yuuji@265 998
yuuji@265 999 `[prefix] .'
yuuji@265 1000 ... 現在のパラグラフをコメントアウト
yuuji@265 1001 `[prefix] ,'
yuuji@265 1002 ... 現在のパラグラフのコメントを外す
yuuji@265 1003
yuuji@271 1004 は、カーソルの位置するパラグラフ全体に対しての操作です。なお、ここでいう
yuuji@271 1005 「パラグラフ」は (`mark-paragraph') 関数によりマークされる範囲を指します
yuuji@271 1006 (標準設定で`ESC h'にバインドされている)。なお、既に`%'でコメントアウトされ
yuuji@271 1007 ているパラグラフに対して繰り返しパラグラフのコメントを使用した場合の動作は
yuuji@271 1008 保証しませんので御注意ください。
yuuji@271 1009
yuuji@271 1010 さて、文章に対してだけでなく、時には`\begin', `\end' 自体に対してもコメ
yuuji@271 1011 ントアウトの操作をしたいときがあります。このようなときは、`\begin{}' ある
yuuji@271 1012 いは `\end{}' の行にカーソルを合わせ、
yuuji@265 1013
yuuji@265 1014 `[prefix] >'
yuuji@265 1015 ... `\begin{}'〜`\end{}' 全てコメントアウト
yuuji@265 1016 `[prefix] <'
yuuji@265 1017 ... `\begin{}'〜`\end{}' 全てコメントを外す
yuuji@265 1018
yuuji@265 1019 とすることで、`\begin〜\end'で囲まれる環境全てに対してコメント操作し、
yuuji@265 1020
yuuji@265 1021 `[prefix] .'
yuuji@265 1022 ... `\begin{}' と `\end{}' をコメントアウト
yuuji@265 1023 `[prefix] ,'
yuuji@265 1024 ... `\begin{}' と `\end{}' のコメントを外す
yuuji@265 1025
yuuji@271 1026 は、対応する `\begin' と `\end' 2行だけを、コメント操作の対象とします。リ
yuuji@271 1027 ジョンをコメントアウトしようとして、マークを設定したのちにカーソルを移動し
yuuji@271 1028 `[preifx] >' を押してもカーソルが `\begin{}' の上にあると`\begin{}'〜
yuuji@271 1029 `\end{}'モードでコメント機能が働いてしまうので注意して下さい。
yuuji@265 1030
yuuji@265 1031
yuuji@265 1032 
yuuji@265 1033 File: yatexj, Node: Cursor jump, Next: Modifying/Deleting, Prev: Commenting out, Up: Top
yuuji@265 1034
yuuji@265 1035 カーソルジャンプ
yuuji@265 1036 ****************
yuuji@265 1037
yuuji@265 1038
yuuji@265 1039 * Menu:
yuuji@265 1040
yuuji@271 1041 * 対応オブジェクトへのジャンプ::
yuuji@271 1042 * お絵描きツール起動::
yuuji@271 1043 * メインファイルへのジャンプ::
yuuji@271 1044 * 環境を単位としたジャンプ::
yuuji@271 1045 * 最後の補完位置へのジャンプ::
yuuji@265 1046
yuuji@265 1047
yuuji@265 1048 
yuuji@265 1049 File: yatexj, Node: 対応オブジェクトへのジャンプ, Next: お絵描きツール起動, Prev: Cursor jump, Up: Cursor jump
yuuji@265 1050
yuuji@265 1051 対応オブジェクトへのジャンプ
yuuji@265 1052 ============================
yuuji@265 1053
yuuji@265 1054 文書中のいろいろな場所で
yuuji@265 1055
yuuji@265 1056 `[prefix] g'
yuuji@265 1057 ... 対応するオブジェクトにジャンプ
yuuji@265 1058
yuuji@271 1059 を押すことにより、カーソル位置のLaTeXコマンドに対応する場所にジャンプしま
yuuji@271 1060 す。対応関係が存在すると解釈されるコマンドには以下のものがあります。
yuuji@265 1061
yuuji@265 1062 * `\begin{}' ←→ `\end{}'
yuuji@265 1063 * `%#BEGIN' ←→ `%#END'
yuuji@265 1064 * 画像ファイルの取り込みマクロ → 対応するviewer/お絵かきツール起動
yuuji@265 1065 * `\label{}' ←→ `\ref{}'
yuuji@265 1066 * `\include(\input)' → 対応するファイル
yuuji@265 1067 * `\bibitem{}' ←→ `\cite{}'
yuuji@265 1068
yuuji@271 1069 `\begin{}' か `\end{}' の行で`[prefix] g'を押すことにより、対応する
yuuji@271 1070 `end/begin'の行にジャンプします。もちろん対応するものがない場合はエラーに
yuuji@271 1071 なります。またこれは、領域固定のための `%#BEGIN' と `%#END' のペアに対して
yuuji@271 1072 も同様に動作します。なお、`label/ref'や`cite/bibitem'対応するものが別ファ
yuuji@271 1073 イルにある時は、ジャンプ先となるファイルがオープンされていなければなりませ
yuuji@271 1074 ん。*Note %#notation::. メインの .tex ファイルの `\include{chap1}' などに
yuuji@271 1075 カーソルを合わせ、`[prefix] g' を押すと、`chap1.tex' にジャンプします。
yuuji@265 1076
yuuji@265 1077 また、
yuuji@265 1078
yuuji@265 1079 `[prefix] 4 g'
yuuji@265 1080 ... 別ウィンドウで対応オブジェクトにジャンプ
yuuji@265 1081
yuuji@271 1082 を押すと、対応するオブジェクトへのジャンプを別ウィンドウで行います。ただし、
yuuji@271 1083 この機能は `begin/end', `%#BEGIN/%#END' 間のジャンプに対しては(意味がない
yuuji@271 1084 と思われるので)機能しないので注意してください。
yuuji@265 1085
yuuji@265 1086
yuuji@265 1087 
yuuji@265 1088 File: yatexj, Node: お絵描きツール起動, Next: メインファイルへのジャンプ, Prev: 対応オブジェクトへのジャンプ, Up: Cursor jump
yuuji@265 1089
yuuji@265 1090 お絵描きツール起動
yuuji@265 1091 ==================
yuuji@265 1092
yuuji@271 1093 上記の「画像ファイルの取り込みマクロ」とは、例えば `\epsfile{file=foo}' の
yuuji@271 1094 ような挿絵取り込みコマンドのことで、この行にカーソルを合わせて`[prefix] g'
yuuji@271 1095 を押すとその画像ファイルの元となったファイルを対応するお絵描きツールを起動
yuuji@271 1096 してオープンします。起動するツールの判定は以下のようになされます。
yuuji@271 1097
yuuji@271 1098 1. カレント行が変数 `YaTeX-processed-file-regexp-alist' に定義されている
yuuji@271 1099 正規表現のいずれかとマッチしたら、ファイル名に相当する部分を \\(\\)か
yuuji@271 1100 ら抜き出して覚えておく(何番目の\\(\\)かは変数の各リストの cdr 部に入
yuuji@271 1101 れておく)。マッチしなければ何もしない。
yuuji@271 1102 2. 行末に、変数 `YaTeX-file-processor-alist' に登録されているコマンドが
yuuji@271 1103 「%コマンド」 のように書いてあれば強制的に「コマンド ファイル名.拡張
yuuji@271 1104 子」を起動。
yuuji@271 1105 3. なければ、変数 `YaTeX-file-processor-alist' の各リストのcdr部に入って
yuuji@271 1106 いる拡張子を「ファイル名」の後ろに足したファイルが存在するか順次調べ
yuuji@271 1107 て、存在した場合car部に入っているコマンドを起動する。
yuuji@265 1108 4. 以上どれかにマッチしなければあきらめる。
yuuji@265 1109
yuuji@265 1110
yuuji@271 1111 変数 `YaTeX-file-processor-alist' と変数 `YaTeX-file-processor-alist' の設
yuuji@271 1112 定方法についてはそれぞれの変数について describe-variable して説明を読んで
yuuji@271 1113 下さい。うまく設定すると、画像ファイルにかぎらず、任意の形式のファイルを任
yuuji@271 1114 意のプロセッサで処理するコマンドを簡単に呼び出すことができます。
yuuji@265 1115
yuuji@265 1116
yuuji@265 1117 
yuuji@265 1118 File: yatexj, Node: メインファイルへのジャンプ, Next: 環境を単位としたジャンプ, Prev: お絵描きツール起動, Up: Cursor jump
yuuji@265 1119
yuuji@265 1120 メインファイルへのジャンプ
yuuji@265 1121 ==========================
yuuji@265 1122
yuuji@265 1123 `chap1.tex'のようなサブファイルで、
yuuji@265 1124
yuuji@265 1125 `[prefix] ^'
yuuji@265 1126 ... メインファイルにジャンプ
yuuji@265 1127 `[prefix] 4 ^'
yuuji@265 1128 ... 別ウィンドウでメインファイルにジャンプ
yuuji@265 1129
yuuji@271 1130 を押すと、メインファイルの編集バッファに切替えます。もし、メインファイルを
yuuji@271 1131 オープンしていない場合は、カレントディレクトリから探して自動的にオープンし
yuuji@271 1132 ます。
yuuji@265 1133
yuuji@265 1134
yuuji@265 1135 
yuuji@265 1136 File: yatexj, Node: 環境を単位としたジャンプ, Next: 最後の補完位置へのジャンプ, Prev: メインファイルへのジャンプ, Up: Cursor jump
yuuji@265 1137
yuuji@265 1138 環境を単位としたジャンプ
yuuji@265 1139 ========================
yuuji@265 1140
yuuji@265 1141 さらに現在の環境を単位として機能するコマンドに以下のものがあります。
yuuji@265 1142
yuuji@265 1143 `M-C-a'
yuuji@265 1144 ... 環境の先頭(`\begin')へジャンプ
yuuji@265 1145 `M-C-e'
yuuji@265 1146 ... 環境の末尾(`\end')へジャンプ
yuuji@265 1147 `M-C-@'
yuuji@265 1148 ... 環境全体をマーク
yuuji@265 1149
yuuji@271 1150 上記のコマンドは通常の`[prefix]'キーではなく`META'キーをプリフィクスとして
yuuji@271 1151 機能するのでご注意下さい。
yuuji@265 1152
yuuji@265 1153
yuuji@265 1154 
yuuji@265 1155 File: yatexj, Node: 最後の補完位置へのジャンプ, Prev: 環境を単位としたジャンプ, Up: Cursor jump
yuuji@265 1156
yuuji@265 1157 最後の補完位置へのジャンプ
yuuji@265 1158 ==========================
yuuji@265 1159
yuuji@271 1160 野鳥は補完入力した位置を常にレジスタ `3'に保存しています。入力途中で如何な
yuuji@271 1161 るファイルの如何なる位置に行ったとしても、`C-x j 3'(`jump-to-register')を
yuuji@271 1162 使って直ちに最後の補完入力位置に戻ることができます。
yuuji@265 1163
yuuji@265 1164
yuuji@265 1165 
yuuji@265 1166 File: yatexj, Node: Modifying/Deleting, Next: Filling, Prev: Cursor jump, Up: Top
yuuji@265 1167
yuuji@265 1168 変更/削除
yuuji@265 1169 *********
yuuji@265 1170
yuuji@271 1171 既に入力されている LaTeX コマンドの変更/削除のために以下の機能が用意され
yuuji@271 1172 ています。
yuuji@265 1173
yuuji@265 1174 `[prefix] c'
yuuji@265 1175 ... カーソル位置の LaTeX コマンドの変更
yuuji@265 1176 `[prefix] k'
yuuji@265 1177 ... カーソル位置の LaTeX コマンドの削除
yuuji@265 1178
yuuji@265 1179
yuuji@271 1180 これらのコマンドは、コマンドを起動する場所によって動作を決定するので注意し
yuuji@271 1181 て下さい。
yuuji@265 1182
yuuji@265 1183 * Menu:
yuuji@265 1184
yuuji@265 1185 * Changing LaTeX command:: LaTeX コマンドの変更
yuuji@265 1186 * Killing LaTeX command:: LaTeX コマンドの削除
yuuji@265 1187
yuuji@265 1188
yuuji@265 1189 
yuuji@265 1190 File: yatexj, Node: Changing LaTeX command, Next: Killing LaTeX command, Prev: Modifying/Deleting, Up: Modifying/Deleting
yuuji@265 1191
yuuji@265 1192 LaTeX コマンドの変更
yuuji@265 1193 ====================
yuuji@265 1194
yuuji@271 1195 変更したい LaTeX コマンドにカーソルを合わせて `[prefix] c' を押すとそのコ
yuuji@271 1196 マンドを補完入力などを用いて手軽に変えることができます。`[prefix] c' で変
yuuji@271 1197 更できるコマンドには以下のものがあります。
yuuji@265 1198
yuuji@265 1199 * `begin/end' の環境名
yuuji@265 1200 * section型コマンドのコマンド名
yuuji@265 1201 * section型コマンドの引数
yuuji@265 1202 * section型コマンドのオプションパラメータ([]で囲まれたもの)
yuuji@265 1203 * large型コマンド
yuuji@265 1204 * (イメージ補完で入力可能な)数式モード専用のmaketitle型コマンド
yuuji@265 1205
yuuji@271 1206 変えたいsection型コマンドの引数がさらに LaTeX コマンドを含む場合は、その
yuuji@271 1207 引数を囲む中括弧の上で `[prefix] c' を押すことで中のコマンドを変更対象判定
yuuji@271 1208 から除外することができます。
yuuji@265 1209
yuuji@265 1210
yuuji@265 1211
yuuji@265 1212 
yuuji@265 1213 File: yatexj, Node: Killing LaTeX command, Prev: Changing LaTeX command, Up: Modifying/Deleting
yuuji@265 1214
yuuji@265 1215 LaTeX コマンドの削除
yuuji@265 1216 ====================
yuuji@265 1217
yuuji@265 1218 `[prefix] k' は起動する位置により次のような動作を行います。
yuuji@265 1219
yuuji@265 1220
yuuji@265 1221 起動位置 動作
yuuji@265 1222 \begin, \endの行 `\begin\end'ペアの削除
yuuji@265 1223 %#BEGIN, %#END の行 %#BEGIN,%#ENDペアの削除
yuuji@265 1224 section型コマンドの上(中) section型コマンドの削除
yuuji@265 1225 フォント指定括弧の上 フォント指定の削除
yuuji@265 1226 括弧の上 対をなす括弧の削除
yuuji@265 1227
yuuji@265 1228
yuuji@271 1229 `\begin, \end' および `%#BEGIN, %#END' を削除する場合、`\begin, \end' や
yuuji@271 1230 `%#BEGIN, %#END' の存在する行はまるごと削除されるので、それらの一行に
yuuji@271 1231 `\begin' などを二つ以上連ねて書かないように注意してください。上記のものは
yuuji@271 1232 すべて本文を囲う「容器」を削除するように働きますが、universal-argument
yuuji@271 1233 (`C-u') を打った後で`[prefix] k'をタイプすると、それぞれの「容器」に含まれ
yuuji@271 1234 る「中身」も一気に削除します。以下の例を参考にして下さい。
yuuji@265 1235
yuuji@265 1236 元のテキスト: [prefix] k C-u [prefix] k
yuuji@265 1237 本文\footnote{脚注}です。 本文脚注です。 本文です。
yuuji@265 1238 ↑(カーソル位置)
yuuji@265 1239
yuuji@265 1240
yuuji@265 1241 
yuuji@265 1242 File: yatexj, Node: Filling, Next: Includeonly, Prev: Modifying/Deleting, Up: Top
yuuji@265 1243
yuuji@265 1244 桁揃え
yuuji@265 1245 ******
yuuji@265 1246
yuuji@265 1247
yuuji@265 1248 itemの桁揃え
yuuji@265 1249 ============
yuuji@265 1250
yuuji@271 1251 itemize 環境中にある`\item'の項目(文章)が複数行に渡る場合に、項目の先頭
yuuji@271 1252 を桁揃えしたい場合には、
yuuji@265 1253
yuuji@265 1254
yuuji@265 1255 `M-q'
yuuji@265 1256 ... 桁揃え
yuuji@265 1257
yuuji@271 1258 によって、その item のインデントの深さに応じて fill されます。なお、古い
yuuji@271 1259 NTT jTeX を使用している場合には、Lisp 変数`NTT-jTeX'を`t'にセットして下さ
yuuji@271 1260 い。
yuuji@271 1261
yuuji@271 1262 このとき、変数`YaTeX-item-regexp'の値(標準では `"\\\\item"')を項目指定コ
yuuji@271 1263 マンドの正規表現として検索に使用します。itemize 環境で、独自のコマンドを定
yuuji@271 1264 義して項目を列挙している場合(例えば`\underlineitem')は、`~/.emacs' で次の
yuuji@271 1265 ように指定して下さい。
yuuji@265 1266
yuuji@265 1267 (setq YaTeX-item-regexp
yuuji@265 1268 "\\(\\\\\\(sub\\)*item\\)\\|\\(\\\\underlineitem\\)")
yuuji@265 1269
yuuji@265 1270
yuuji@265 1271 この変数の指定の仕方がよく分からない場合は、独自の項目列挙コマンドの名前を
yuuji@265 1272 ``"\item"'で始まるものにして下さい(例えば"\itembf"')。
yuuji@265 1273
yuuji@271 1274 野鳥の `M-q' では `\item' を環境に応じて以下のように「ハングインデント」し
yuuji@271 1275 ます。
yuuji@265 1276
yuuji@265 1277 itemize, enumerate環境:
yuuji@265 1278 >\item[ほげほげ] 英語では、特に意味のない単語を `foo' であらわしま
yuuji@265 1279 > すが、これの日本語版ともいえる単語が「ほげほげ」
yuuji@265 1280 > です。
yuuji@265 1281 description環境:
yuuji@265 1282 > \item[へろへろ] 「ほげほげ」をでたらめが単語として使った時に、第
yuuji@265 1283 > 2のでたらめな単語として「へろへろ」が使われることが多
yuuji@265 1284 > いようです。
yuuji@265 1285
yuuji@265 1286
yuuji@265 1287 パラグラフの桁揃え
yuuji@265 1288 ==================
yuuji@265 1289
yuuji@271 1290 itemize環境以外でのパラグラフの桁揃え(fill)は、基本的に他のモードと同じ
yuuji@271 1291 ように機能しますが、verbatim環境や、tabular環境など桁揃えをすると悲惨な状
yuuji@271 1292 況になるような環境中では機能しません。また、\verb で括ってあるものは決して
yuuji@271 1293 行分割されません(変数 `YaTeX-verb-regexp' で制御) )。さらに、一時的にイン
yuuji@271 1294 デントの深さを変えてある箇所では、そのインデントの先頭で`M-q'を押すことに
yuuji@271 1295 より fill-prefix をいちいち変更しなくて桁揃えができます。
yuuji@265 1296
yuuji@265 1297
yuuji@265 1298
yuuji@265 1299 
yuuji@265 1300 File: yatexj, Node: Includeonly, Next: What column, Prev: Filling, Up: Top
yuuji@265 1301
yuuji@265 1302 勝手にincludeonly
yuuji@265 1303 *****************
yuuji@265 1304
yuuji@265 1305 ファイルを分割して文章を入力している時には、メインファイル中に
yuuji@265 1306
yuuji@265 1307 \includeonly{現在編集中のファイル名}
yuuji@265 1308
yuuji@271 1309 のように書いておくことで、タイプセットの時間を節約できますが、ちょっと他の
yuuji@271 1310 ファイルを手直ししたい時には
yuuji@265 1311
yuuji@265 1312 \includeonly{ちょっと手直ししたいファイル名}
yuuji@265 1313
yuuji@265 1314
yuuji@271 1315 と書き直さなければならず手間がかかります。野鳥では現在編集しているファイル
yuuji@271 1316 名がメインファイルの`\includeonly'にない場合には自動的にこれを検出し、次の
yuuji@271 1317 指示を仰ぎます。
yuuji@265 1318
yuuji@265 1319 A)dd R)eplace %)comment?
yuuji@265 1320
yuuji@265 1321
yuuji@271 1322 現在編集中のファイルを `\includeonly' のリストに加えたい時には`a' を、現在
yuuji@271 1323 編集中のファイルだけを `\includeonly' にしたい時は`r'を、`\includeonly' の
yuuji@271 1324 行をコメントアウトして無効化したい時には、`%'をそれぞれ押して下さい。
yuuji@265 1325
yuuji@265 1326
yuuji@265 1327 
yuuji@265 1328 File: yatexj, Node: What column, Next: Intelligent newline, Prev: Includeonly, Up: Top
yuuji@265 1329
yuuji@265 1330 ここはどこ?
yuuji@265 1331 ***********
yuuji@265 1332
yuuji@271 1333 項目数の多い tabular などをたくさん書いていると下の方の行で、いま書いて
yuuji@271 1334 いる桁がどこに対応するのかわからなくなってしまうことがあります。例えば、以
yuuji@271 1335 下のような tabular において、
yuuji@265 1336
yuuji@265 1337 \begin{tabular}{|c|c|c|c|c|c|c|c|}\hline
yuuji@265 1338 氏名&所属&〒&住所&電話&FAX&帰省先&帰省先電話\\ \hline
yuuji@265 1339 矢上二郎 & 6 & 223 & 横浜市港北区日吉 & xxx-yyy &
yuuji@265 1340 zzz-www & トンガ & 9876-54321 \\
yuuji@265 1341 日吉小僧 & 2 & \multicolumn{2}{c|}{教えない}
yuuji@265 1342 &&&(???)
yuuji@265 1343 \\ \hline
yuuji@265 1344 \end{tabular}
yuuji@265 1345
yuuji@265 1346
yuuji@265 1347 (???)の部分がどの項目なのかすぐに判断するのは難しいでしょう。こんな時は、
yuuji@265 1348
yuuji@265 1349 `[prefix] &'
yuuji@265 1350 ... 現在のカラム表示
yuuji@265 1351
yuuji@271 1352 を押すとカーソル位置のカラムがどの項目に該当するかをミニバッファに表示しま
yuuji@271 1353 す。tabular/array環境の第1行目を項目名の並びとみなして対応するものを探しま
yuuji@271 1354 す。もし項目名として別のものを表示して欲しい場合は、行頭を`%'にしてダミー
yuuji@271 1355 の項目並びを作っておくと良いでしょう。
yuuji@265 1356
yuuji@265 1357
yuuji@265 1358 
yuuji@265 1359 File: yatexj, Node: Intelligent newline, Next: Usepackage cheker, Prev: What column, Up: Top
yuuji@265 1360
yuuji@265 1361 おまかせ改行
yuuji@265 1362 ************
yuuji@265 1363
yuuji@271 1364 tabular[*], array, itemize, enumerate, tabbing 環境をbegin型補完で入力し
yuuji@271 1365 た時、または各環境内で
yuuji@265 1366
yuuji@265 1367 `ESC RET'
yuuji@265 1368 ... おまかせ改行
yuuji@265 1369
yuuji@265 1370
yuuji@271 1371 を押すと、その環境に応じた行エントリを次の行に挿入します(begin型補完時に自
yuuji@271 1372 動挿入されたエントリが不要な場合は undo によって消去できます)。例えば、
yuuji@271 1373 tabular環境では、その環境のカラム数に対応した個数の `&' に加え、行末の
yuuji@271 1374 `\\' を入れます。この時それ以前に `\hline' があればそれも付け加えます。環
yuuji@271 1375 境とそれに応じて自動入力するものの対応は以下のようになります。
yuuji@265 1376
yuuji@265 1377 * `tabular', `tabular*', `array'
yuuji@265 1378
yuuji@265 1379 カラム数-1 だけの `&' と `\\'。必要に応じて `\hline'
yuuji@265 1380
yuuji@265 1381 * `tabbing'
yuuji@265 1382
yuuji@265 1383 一行目で定義している `\=' と同じ個数の `\>'。
yuuji@265 1384
yuuji@265 1385 * `itemize', `enumerate', `description', `list'
yuuji@265 1386
yuuji@265 1387 `\item' または `item[]'
yuuji@265 1388
yuuji@271 1389 tabular 環境の例のように、本機能は各環境の一行目の内容を参考にして動作す
yuuji@271 1390 るので、なるべく二行目以降で呼び出すようにしてください。
yuuji@271 1391
yuuji@271 1392 もし、その他の環境、例えば `foo'、に対して`おまかせ改行'を動作させたい時
yuuji@271 1393 は、`YaTeX-intelligent-newline-foo' という名前の関数を定義します。定義した
yuuji@271 1394 関数は、現在の行に改行を挿入した直後の行頭の位置で呼ばれます。関数
yuuji@271 1395 `YaTeX-indent-line' を呼ぶと現在の環境のネストに応じた深さにインデントされ
yuuji@271 1396 るので、これを呼んでから何かを挿入するようなコードを書くとよいでしょう。
yuuji@271 1397 `yatexenv.el'内の関数 `YaTeX-intelligent-newline-itemize' の定義などを参考
yuuji@271 1398 にしてください。
yuuji@265 1399
yuuji@265 1400
yuuji@265 1401
yuuji@265 1402 
yuuji@265 1403 File: yatexj, Node: Usepackage cheker, Next: Changing mode of YaTeX, Prev: Intelligent newline, Up: Top
yuuji@265 1404
yuuji@265 1405 先回りusepackage
yuuji@265 1406 ****************
yuuji@265 1407
yuuji@271 1408 begin型、section型、maketitle型、いずれかのLaTeX2eマクロを補完入力すると、
yuuji@271 1409 そのマクロの利用に外部パッケージを必要とする場合、そのパッケージを本文中で
yuuji@271 1410 `\usepackage{}' しているかどうかを調査し、もししていなければプリアンブルに
yuuji@271 1411 対応するパッケージを引数にした `\usepackage' 文を(確認後に)挿入します。
yuuji@271 1412
yuuji@271 1413 ただしこの機能が働くためには、パッケージ名とその中で定義されているマクロ
yuuji@271 1414 群をalistの形式で変数 `YaTeX-package-alist-private' に設定しておく必要があ
yuuji@271 1415 ります。
yuuji@265 1416
yuuji@265 1417
yuuji@265 1418 
yuuji@265 1419 File: yatexj, Node: Changing mode of YaTeX, Next: Online help, Prev: Usepackage cheker, Up: Top
yuuji@265 1420
yuuji@265 1421 野鳥の動作モード切り替え
yuuji@265 1422 ************************
yuuji@265 1423
yuuji@265 1424 `[prefix] w'
yuuji@265 1425 ... 野鳥動作モード切り替えメニュー
yuuji@265 1426
yuuji@265 1427 で野鳥自身の動作を決定する以下のモードを切り替えます。
yuuji@265 1428
yuuji@265 1429 * 修正モード
yuuji@265 1430 * 野鳥数式モード
yuuji@265 1431
yuuji@271 1432 修正モードは、開き括弧入力時の処理をコントロールし、修正モードONの時は開き
yuuji@271 1433 括弧の入力は開き括弧のみの入力になり、修正モードOFFの時は開き括弧の入力だ
yuuji@271 1434 けで閉じ括弧まで入力します。デフォルト(起動時)の設定は*OFF*です。
yuuji@271 1435
yuuji@271 1436 野鳥数式モードは、変数 `YaTeX-auto-math-mode' が `nil' の時のみ有効で、
yuuji@271 1437 このとき`;'や`:'を押した時(*Note Image completion::参照)に、どのようなイメー
yuuji@271 1438 ジ補完を機能させるか、通常のキーとして機能させるかを手動で切り替えます。自
yuuji@271 1439 動判定が遅いマシンでは`YaTeX-auto-math-mode' `nil'にセットし、野鳥数式モー
yuuji@271 1440 ドを手動で切り替えると良いでしょう。
yuuji@265 1441
yuuji@265 1442
yuuji@265 1443
yuuji@265 1444 
yuuji@265 1445 File: yatexj, Node: Online help, Next: Inclusion hierarchy browser, Prev: Changing mode of YaTeX, Up: Top
yuuji@265 1446
yuuji@265 1447 オンラインヘルプ
yuuji@265 1448 ****************
yuuji@265 1449
yuuji@271 1450 使おうとする LaTeX コマンドの用法がよく分からない時は、オンラインヘルプ
yuuji@271 1451 をひきましょう。ヘルプに関するキーには以下のものがあります。
yuuji@265 1452
yuuji@265 1453 `[prefix] ?'
yuuji@265 1454 ... オンラインヘルプ
yuuji@265 1455 `[prefix] /'
yuuji@265 1456 ... オンラインapropos
yuuji@265 1457
yuuji@265 1458
yuuji@265 1459 オンラインヘルプ
yuuji@265 1460 ================
yuuji@265 1461
yuuji@271 1462 「オンラインヘルプ」は、一般的な LaTeX コマンド(デフォルトでカーソル位置
yuuji@271 1463 のコマンド)に対する説明を隣のバッファに表示します。この時参照されるヘルプ
yuuji@271 1464 用ファイルには「グローバルヘルプ」と「プライベートヘルプ」の二種類があり、
yuuji@271 1465 前者は LaTeX の標準コマンドの主なものの説明を含むファイルで、変数
yuuji@271 1466 `YaTeX-help-file'の値で指定されます。このファイルは通常公共の場所(デフォル
yuuji@271 1467 トで`$EMACSEXECPATH')に置かれ、誰もがその内容を更新できるように全員に書き
yuuji@271 1468 込み権が与えられるべきものです。後者は、非標準もしくは個人的なマクロ定義に
yuuji@271 1469 関する説明が書かれているファイルで、変数`YaTeX-help-file-private'の値で指
yuuji@271 1470 定されます。こちらはユーザのホームディレクトリの下などに置かれます。
yuuji@265 1471
yuuji@265 1472
yuuji@265 1473 オンラインapropos
yuuji@265 1474 =================
yuuji@265 1475
yuuji@271 1476 「オンラインapropos」は GNU Emacs の apropos と同様、ユーザが指定したキー
yuuji@271 1477 ワードを説明文に含む項目すべてを隣のバッファに表示します。
yuuji@271 1478
yuuji@271 1479 もし、調べようとしたLaTeXコマンドに対する説明がヘルプファイル中に見つか
yuuji@271 1480 らなかった場合は、説明文の入力を求めてくるので、可能であれば参考書などを調
yuuji@271 1481 べてそのコマンドの説明を入力してください。もし、なにか標準的なコマンドに対
yuuji@271 1482 する説明を書いたならばぜひ私までその説明をお送り下さい。次回の配布に含めた
yuuji@271 1483 いと思います。
yuuji@265 1484
yuuji@265 1485
yuuji@265 1486 
yuuji@265 1487 File: yatexj, Node: Inclusion hierarchy browser, Next: Cooperation with other packages, Prev: Online help, Up: Top
yuuji@265 1488
yuuji@265 1489 インクルード構造ブラウザ
yuuji@265 1490 ************************
yuuji@265 1491
yuuji@265 1492 複数のファイルに分割しているドキュメントを書いている場合、
yuuji@265 1493
yuuji@265 1494 `[prefix] d'
yuuji@265 1495 ... インクルード構造ブラウズ
yuuji@265 1496
yuuji@271 1497 を押すと、そのドキュメントの親ファイルを聞いて来ます。ここで全てのファイル
yuuji@271 1498 の親となるファイル(デフォルトが示されているので大抵はRETのみ)を入力すると
yuuji@271 1499 インクルードしている全てのファイルを解析し、インクルード状況を視覚的に表示
yuuji@271 1500 します。このバッファでは以下のキー操作が有効です。
yuuji@265 1501
yuuji@265 1502 `n'
yuuji@265 1503 ... 次の行に移動し対応するファイルを隣のバッファに表示
yuuji@265 1504 `p'
yuuji@265 1505 ... 上の行に移動し対応するファイルを隣のバッファに表示
yuuji@265 1506 `N'
yuuji@265 1507 ... 同じインクルードレベルの次のファイルに移動
yuuji@265 1508 `P'
yuuji@265 1509 ... 同じインクルードレベルの前のファイルに移動
yuuji@265 1510 `j'
yuuji@265 1511 ... 次の行に移動
yuuji@265 1512 `k'
yuuji@265 1513 ... 上の行に移動
yuuji@265 1514 `u'
yuuji@265 1515 ... 一代親にあたるファイルに移動
yuuji@265 1516 `.'
yuuji@265 1517 ... カーソル位置のファイルを隣のバッファに表示
yuuji@265 1518 `SPC'
yuuji@265 1519 ... 隣のバッファの対応ファイルをスクロールアップ
yuuji@265 1520 `DEL, b'
yuuji@265 1521 ... 隣のバッファの対応ファイルをスクロールダウン
yuuji@265 1522 `<'
yuuji@265 1523 ... 隣のバッファの対応ファイルの先頭を表示
yuuji@265 1524 `>'
yuuji@265 1525 ... 隣のバッファの対応ファイルの末尾を表示
yuuji@265 1526 `''
yuuji@265 1527 ... (`<'や`>'の後で)元の表示位置に戻る
yuuji@265 1528 `RET, g'
yuuji@265 1529 ... カーソル位置のファイルを隣のバッファでオープン
yuuji@265 1530 `mouse-2'
yuuji@265 1531 ... RETと同じ(ウィンドウ使用時のみ)
yuuji@265 1532 `o'
yuuji@265 1533 ... 隣のウィンドウに移動
yuuji@265 1534 `1'
yuuji@265 1535 ... 他のウィンドウを消す
yuuji@265 1536 `-'
yuuji@265 1537 ... ブラウズウィンドウを小さくする
yuuji@265 1538 `+'
yuuji@265 1539 ... ブラウズウィンドウを大きくする
yuuji@265 1540 `?'
yuuji@265 1541 ... ヘルプ表示
yuuji@265 1542 `q'
yuuji@265 1543 ... 表示前の状態に戻る
yuuji@265 1544
yuuji@271 1545 ただし、隣のウィンドウのファイルの内容を表示する機能に関しては、対応する
yuuji@271 1546 ファイルをクローズしてしまうとうまく働きませんのでご注意ください。
yuuji@265 1547
yuuji@265 1548
yuuji@265 1549 
yuuji@265 1550 File: yatexj, Node: Cooperation with other packages, Next: Customizations, Prev: Inclusion hierarchy browser, Up: Top
yuuji@265 1551
yuuji@265 1552 他パッケージとの連携
yuuji@265 1553 ********************
yuuji@265 1554
yuuji@265 1555
yuuji@265 1556 gmhist
yuuji@265 1557 ======
yuuji@265 1558
yuuji@271 1559 `gmhist.el'と`gmhist-mh.el' をロードしている場合、プレヴューコマンドの入
yuuji@271 1560 力(`[prefix] tp]')、印刷コマンドの入力(`[prefix] tl')の時に独立したヒスト
yuuji@271 1561 リを利用できます。それぞれのプロンプトで、`M-p' を押すと直前に利用したコマ
yuuji@271 1562 ンド文字列をくり返し呼び出すことができます。
yuuji@265 1563
yuuji@265 1564
yuuji@265 1565 min-out
yuuji@265 1566 =======
yuuji@265 1567
yuuji@271 1568 `min-out.el' (`outline-minor-mode') と野鳥を組み合わせて使うことももちろ
yuuji@271 1569 ん可能です。設定の方法に関しては`yatexm-o.el'をご覧ください。
yuuji@265 1570
yuuji@265 1571
yuuji@265 1572 
yuuji@265 1573 File: yatexj, Node: Customizations, Next: Etc, Prev: Cooperation with other packages, Up: Top
yuuji@265 1574
yuuji@265 1575 カスタマイズ
yuuji@265 1576 ************
yuuji@265 1577
yuuji@271 1578 野鳥の動作を制御する種々の変数を独自に設定することにより、補完入力を起動
yuuji@271 1579 するキーアサインを変えたり、環境名の補完候補をさらに充実させることなどがで
yuuji@271 1580 きます。
yuuji@265 1581
yuuji@265 1582 * Menu:
yuuji@265 1583
yuuji@265 1584 * Lisp variables:: lisp 変数
yuuji@265 1585 * Add-in functions:: 付加関数(アドイン関数)
yuuji@265 1586
yuuji@265 1587
yuuji@265 1588 
yuuji@265 1589 File: yatexj, Node: Lisp variables, Next: Add-in functions, Prev: Customizations, Up: Customizations
yuuji@265 1590
yuuji@265 1591 lisp 変数
yuuji@265 1592 =========
yuuji@265 1593
yuuji@271 1594 例えば prefix キーを `C-c' 以外のキーにしたい場合は、`YaTeX-prefix'に
yuuji@271 1595 prefix キーにしたいシンボルを定義してください。さらに、「`C-c 英字'」とい
yuuji@271 1596 うキーバインドは独自の関数が割り当ててあるので使いたくない。このような時は、
yuuji@271 1597 `YaTeX-inhibit-prefix-letter' を `t' に設定することにより、`C-c 英字…'の
yuuji@271 1598 バインドが全て、対応する`C-c C-英字…'に変わります(ただし、begin型 large型
yuuji@271 1599 補完の大文字起動によるリジョン指定は可能なままです。これも無効にしたい場合
yuuji@271 1600 は`t'ではなく 1 にセットして下さい。)。
yuuji@265 1601
yuuji@265 1602 * Menu:
yuuji@265 1603
yuuji@265 1604 * All customizable variables:: カスタマイズ変数一覧
yuuji@265 1605 * Sample definitions:: カスタマイズ変数設定例
yuuji@265 1606 * Hook variables:: hook変数
yuuji@265 1607 * Hook file:: hook用ファイル
yuuji@265 1608
yuuji@265 1609
yuuji@265 1610 
yuuji@265 1611 File: yatexj, Node: All customizable variables, Next: Sample definitions, Prev: Lisp variables, Up: Lisp variables
yuuji@265 1612
yuuji@265 1613 カスタマイズ変数一覧
yuuji@265 1614 --------------------
yuuji@265 1615
yuuji@271 1616 yatex-mode における次の変数がカスタマイズ可能です。`~/.emacs' で `setq'
yuuji@271 1617 しておけば、そちらの定義が優先されます。括弧の中はデフォルト値です。実際に
yuuji@271 1618 変数の値を変更する場合は `M-x describe-variable' で変数の詳細な説明を参照
yuuji@271 1619 してください。
yuuji@265 1620
yuuji@265 1621 -- Variable: YaTeX-prefix
yuuji@265 1622 yatex-mode 中のプリフィクスキー (`\C-c')
yuuji@265 1623
yuuji@265 1624 -- Variable: YaTeX-inhibit-prefix-letter
yuuji@271 1625 prefix キーの直後のキーバインドで `英字' のものを `C-英字' に変更
yuuji@265 1626 (`nil')
yuuji@265 1627
yuuji@265 1628 -- Variable: YaTeX-fill-prefix
yuuji@271 1629 本文を書く時の行頭に挿入する接頭辞すなわち fill-prefix (`""(nil)')
yuuji@265 1630
yuuji@265 1631 -- Variable: YaTeX-user-completion-table
yuuji@265 1632 学習したLaTeXコマンド保存ファイル名 (`"~/.yatexrc"')
yuuji@265 1633
yuuji@265 1634 -- Variable: YaTeX-kanji-code
yuuji@271 1635 文書を作成する時の漢字コードnil=既存のコードのまま 0=no-conversion
yuuji@271 1636 1=Shift JIS, 2=JIS, 3=EUC, 4=UTF-8 (2 (MS-DOSでは1))
yuuji@265 1637
yuuji@265 1638 -- Variable: tex-command
yuuji@271 1639 LaTeXタイプセッタコマンド名 (`"platex"')
yuuji@271 1640
yuuji@265 1641
yuuji@265 1642 -- Variable: dvi2-command
yuuji@265 1643 プレヴューアコマンド名 (`"xdvi -geo +0+0 -s 4"')
yuuji@265 1644
yuuji@265 1645 -- Variable: dviprint-command-format
yuuji@265 1646 dviファイルの印刷に使われるコマンド式 (`"dvi2ps %f %t %s | lpr"')
yuuji@265 1647
yuuji@265 1648 -- Variable: dviprint-from-format
yuuji@271 1649 上の`%f'に相当する開始ページ指定書式、`%b' が開始ページ番号に変わる
yuuji@271 1650 (`"-f %b"')
yuuji@265 1651
yuuji@265 1652 -- Variable: dviprint-to-format
yuuji@271 1653 `%t' に相当する終了ページ指定書式、`%e'が終了ページ番号に変わる (`"-t
yuuji@271 1654 %e"')
yuuji@265 1655
yuuji@265 1656 -- Variable: makeindex-command
yuuji@265 1657 makeindexコマンド (`"makeindex"' (MS-DOSでは`"makeind"'))
yuuji@265 1658
yuuji@265 1659 -- Variable: YaTeX-dvipdf-command
yuuji@265 1660 dviをPDFに変換するコマンド (`"dvipdfmx"')
yuuji@265 1661
yuuji@265 1662 -- Variable: YaTeX-need-nonstop
yuuji@265 1663 `\nonstopmode{}'を自動的に付加するか (`nil')
yuuji@265 1664
yuuji@265 1665 -- Variable: latex-warning-regexp
yuuji@271 1666 latexコマンドの出力するウォーニング行の正規表現 (`"line.* [0-9]*"')
yuuji@265 1667
yuuji@265 1668 -- Variable: latex-error-regexp
yuuji@265 1669 同じくエラー行の正規表現 (`"l\\.[1-9][0-9]*"')
yuuji@265 1670
yuuji@265 1671 -- Variable: latex-dos-emergency-message
yuuji@271 1672 MS-DOS上で動作する latex コマンドが、エラーにより停止するとき出力する
yuuji@271 1673 メッセージ (`"Emergency stop"')
yuuji@265 1674
yuuji@265 1675 -- Variable: latex-message-kanji-code
yuuji@271 1676 タイプセッタの出力するメッセージの漢字コード.タイプセットバッファの出
yuuji@271 1677 力が化ける時は、これを設定する (2, Nemacsでのみ有効)
yuuji@265 1678
yuuji@265 1679 -- Variable: NTT-jTeX
yuuji@271 1680 古いNTT-jTeX使用時のようにインデントした行の先頭と前の行の(タイプセッ
yuuji@271 1681 ト後の)字間が空いてしまうのを嫌う場合は`t'にする(`nil')
yuuji@265 1682
yuuji@265 1683 -- Variable: YaTeX-item-regexp
yuuji@265 1684 itemの桁揃えの時に用いる、itemの正規表現 (`"\\\\(sub\\)*item"')
yuuji@265 1685
yuuji@265 1686 -- Variable: YaTeX-verb-regexp
yuuji@271 1687 verbコマンドの正規表現。先頭の\\\\はつけない (`"verb\\*?\\|path"')
yuuji@265 1688
yuuji@265 1689 -- Variable: YaTeX-nervous
yuuji@265 1690 ローカル辞書を用いる時 `t' (`t')
yuuji@265 1691
yuuji@265 1692 -- Variable: YaTeX-sectioning-regexp
yuuji@271 1693 セクション区切り設定コマンドの正規表現
yuuji@265 1694 (`"\\(part\\|chapter\\*?\\|\\(sub\\)*\\(section\\|paragraph\\)\\*?\\)\\b"')
yuuji@265 1695
yuuji@265 1696 -- Variable: YaTeX-fill-inhibit-environments
yuuji@265 1697 fill を抑止する環境名のリスト (`'("tabular" "tabular*" "array"
yuuji@271 1698 "picture" "eqnarray" "eqnarray*" "equation" "math" "displaymath"
yuuji@271 1699 "verbatim" "verbatim*")')
yuuji@265 1700
yuuji@265 1701 -- Variable: YaTeX-uncomment-once
yuuji@265 1702 領域uncommentで行頭の複数の`%'を全て削除するか (`nil')
yuuji@265 1703
yuuji@265 1704 -- Variable: YaTeX-close-paren-always
yuuji@265 1705 開き括弧の入力で常に閉じ括弧を入力する (`t')
yuuji@265 1706
yuuji@265 1707 -- Variable: YaTeX-auto-math-mode
yuuji@265 1708 数式モードの切り替えを自動的に行う (`t')
yuuji@265 1709
yuuji@265 1710 -- Variable: YaTeX-math-key-list-private
yuuji@265 1711 数式イメージ補完で用いる (プリフィクスキー . 対応補完テーブル) の
yuuji@265 1712 alist (`nil')。補完テーブルの書き方については`yatexmth.el'を参照。
yuuji@265 1713
yuuji@265 1714 -- Variable: YaTeX-default-pop-window-height
yuuji@271 1715 1画面の時にタイプセットバッファを初めて作成する時の高さ。数値で行数、
yuuji@271 1716 数字文字列でEmacsウィンドウに対する百分率 (10)
yuuji@265 1717
yuuji@265 1718 -- Variable: YaTeX-help-file
yuuji@265 1719 共用ヘルプファイル (`$doc-directory/../../site-lisp/YATEXHLP.jp')
yuuji@265 1720
yuuji@265 1721 -- Variable: YaTeX-help-file-private
yuuji@265 1722 個人用ヘルプファイル (`"~/YATEXHLP.jp"')
yuuji@265 1723
yuuji@265 1724 -- Variable: YaTeX-no-begend-shortcut
yuuji@271 1725 `[prefix] b ??' のショートカットを使わず、`[prefix] b' だけで補完入力
yuuji@271 1726 に入る (`nil')
yuuji@265 1727
yuuji@265 1728 -- Variable: YaTeX-hilit-pattern-adjustment-private
yuuji@271 1729 正規表現とそれにマッチするものの論理的意味をシンボルであらわしたもの
yuuji@271 1730 のリスト…のリスト。hilit19 を組み込んでいる時のみ有効。詳しくは
yuuji@271 1731 `(assq 'yatex-mode hilit-patterns-alist)' した結果と、変数
yuuji@271 1732 `YaTeX-hilit-pattern-adjustment-default' の値(と場合によっては
yuuji@265 1733 hilit19 のドキュメント)を参照せよ。
yuuji@265 1734
yuuji@265 1735 -- Variable: YaTeX-sectioning-level
yuuji@265 1736 LaTeXのセクション単位宣言コマンドとその論理的高さのalist。
yuuji@265 1737
yuuji@265 1738 -- Variable: YaTeX-hierarchy-ignore-heading-regexp
yuuji@271 1739 Hierarchy バッファは通常ファイルヘッダとして、LaTeXのセクション宣言コ
yuuji@271 1740 マンドの引数を検索し、それがなければコメント行を探すが、その際にヘッ
yuuji@271 1741 ダとしては意味を持たないパターンをこの変数に設定する。デフォルトでは
yuuji@271 1742 RCS ヘッダとモード指定行(-*- xxx -*-)が設定されている。
yuuji@265 1743
yuuji@265 1744 -- Variable: YaTeX-skip-default-reader
yuuji@271 1745 Non-nil に設定するとsection型コマンドの引数入力時、アドイン関数がなけ
yuuji@271 1746 ればミニバッファでの読み込みをせずに入力を完了させる (`nil')
yuuji@265 1747
yuuji@265 1748 -- Variable: YaTeX-create-file-prefix-g
yuuji@271 1749 `\include'などで `prefix g'した時に、ジャンプ先が存在しないファイルで
yuuji@271 1750 あってもオープンする (`nil')
yuuji@265 1751
yuuji@265 1752 -- Variable: YaTeX-simple-messages
yuuji@265 1753 各種補完時のメッセージ出力を簡素化する (`nil')
yuuji@265 1754
yuuji@265 1755 -- Variable: YaTeX-hilit-sectioning-face
yuuji@265 1756 色付けが有効な時の `\part' の色 (`'(yellow/dodgerblue
yuuji@271 1757 yellow/slateblue)')。リストの第一要素は `hilit-background-mode' が
yuuji@271 1758 `'light' の時の、第二要素は `'dark' の時の `\chapter' の色で、文字色/
yuuji@271 1759 背景色 のように指定する。
yuuji@265 1760
yuuji@265 1761 -- Variable: YaTeX-hilit-sectioning-attenuation-rate
yuuji@271 1762 色付けが有効な時の、`\subparagraph' の色を `\chapter' の濃度の何%薄く
yuuji@271 1763 したものにするか (`'(15 40)') `YaTeX-hilit-sectioning-face' の項参照。
yuuji@265 1764
yuuji@265 1765 -- Variable: YaTeX-use-AMS-LaTeX
yuuji@265 1766 AMS-LaTeX を使用する場合は `t' に設定する (`nil')
yuuji@265 1767
yuuji@265 1768 -- Variable: YaTeX-use-LaTeX2e
yuuji@265 1769 LaTeX2e を使用する場合は `t' に設定する (`t')
yuuji@265 1770
yuuji@265 1771 -- Variable: YaTeX-template-file
yuuji@271 1772 新規ファイル作成時に自動挿入するファイル名 (`~/work/template.tex')
yuuji@265 1773
yuuji@265 1774 -- Variable: YaTeX-search-file-from-top-directory
yuuji@271 1775 inputするファイルを探すときの基準ディレクトリをmainファイルのあるディ
yuuji@271 1776 レクトリにするか (`t')
yuuji@265 1777 -- Variable: YaTeX-use-font-lock
yuuji@265 1778 ソースの色づけパッケージとして font-lock を利用するかどうか
yuuji@265 1779 (`(featurep 'font-lock)')
yuuji@265 1780
yuuji@265 1781 -- Variable: YaTeX-use-hilit19
yuuji@271 1782 ソースの色づけパッケージとして hilit19 を利用するかどうか(`(featurep
yuuji@271 1783 'hilit19)')
yuuji@265 1784
yuuji@265 1785 -- Variable: YaTeX-use-italic-bold
yuuji@265 1786 italic, boldフォントを野鳥が探すかどうか (Emacs20以降なら`t')
yuuji@265 1787 font-lock利用時のみ有効。(`(featurep 'hilit19)'
yuuji@265 1788
yuuji@265 1789 -- Variable: YaTeX-singlecmd-suffix
yuuji@271 1790 全てのmaketitle型コマンドの補完入力直後に挿入する文字列。`"{}"' など
yuuji@271 1791 がお勧め。
yuuji@265 1792
yuuji@265 1793 -- Variable: YaTeX-package-alist-private
yuuji@271 1794 LaTeX2eのパッケージ名とその中に含まれるマクロのリスト。適切に設定して
yuuji@271 1795 おくと本文入力時にマクロを補完入力するとそのマクロに必要なパッケージ
yuuji@271 1796 を usepackage するか自動的に検査してくれる。していなければ
yuuji@271 1797 \usepackage を自動追加することもできる。リストは'((パッケージ名1 (補
yuuji@271 1798 完タイプ マクロのリスト……) (補完タイプ マクロのリスト……)) (パッケー
yuuji@271 1799 ジ名2 (補完タイプ マクロのリスト……) (補完タイプ マクロのリス
yuuji@271 1800 ト……))………) という形式にする。補完タイプは `env, section,
yuuji@271 1801 maketitle' のどれか。具体例は変数 `YaTeX-package-alist-default' の値
yuuji@271 1802 参照。
yuuji@265 1803
yuuji@265 1804 -- Variable: YaTeX-tabular-indentation
yuuji@271 1805 tabular/array 環境で現在行の先頭位置が表の第Nカラムのときは標準インデ
yuuji@271 1806 ント位置から N*YaTeX-tabular-indentation 桁下げたインデントにする。
yuuji@265 1807
yuuji@265 1808 -- Variable: YaTeX-noindent-env-regexp
yuuji@265 1809 別の環境内にあっても \begin{} が行頭から始まるべき環境名の正規表現。
yuuji@265 1810 verbatim環境などを指定する。
yuuji@265 1811
yuuji@265 1812 -- Variable: YaTeX-ref-default-label-string
yuuji@271 1813 \ref{} のラベル補完でラベル未設定のものに自動的に生成するラベル名の書
yuuji@271 1814 式。strftime(3)関数に似た日付ベースで指定する。利用できる書式は以下の
yuuji@271 1815 とおり。%y -> 西暦下二桁, %b -> 月の英名, %m -> 月(1〜12) %d -> 日,
yuuji@271 1816 %H -> 時, %M -> 分, %S -> 秒, %qx -> アルファベットで26進数化した
yuuji@271 1817 yymmdd. %qX -> アルファベットで26進数化した HHMMSS. デフォルトは
yuuji@271 1818 "%H%M%S_%d%b%y"
yuuji@265 1819
yuuji@265 1820 -- Variable: YaTeX-ref-generate-label-function
yuuji@271 1821 \ref{}のラベル名自動生成のときに使う関数のシンボル。デフォルトは標準
yuuji@271 1822 の YaTeX::ref-generate-label 関数が割り当ててある。引数を2つ取る関数
yuuji@271 1823 を定義して、この変数にセットするとその関数を呼んだ結果をデフォルトの
yuuji@271 1824 ラベル名候補とする。設定例:
yuuji@265 1825 (setq YaTeX-ref-generate-label-function 'my-yatex-generate-label)
yuuji@265 1826 (defun my-yatex-generate-label (command value)
yuuji@265 1827 (and (string= command "caption")
yuuji@265 1828 (re-search-backward "\\\\begin{\\(figure\\|table\\)}" nil t)
yuuji@265 1829 (setq command (match-string 1)))
yuuji@265 1830 (let ((alist '(("chapter" . "chap")
yuuji@265 1831 ("section" . "sec")
yuuji@265 1832 ("subsection" . "subsec")
yuuji@265 1833 ("figure" . "fig")
yuuji@265 1834 ("table" . "tbl"))))
yuuji@265 1835 (if (setq command (cdr (assoc command alist)))
yuuji@265 1836 (concat command ":" value)
yuuji@265 1837 (YaTeX::ref-generate-label nil nil))))
yuuji@265 1838
yuuji@265 1839
yuuji@265 1840 
yuuji@265 1841 File: yatexj, Node: Sample definitions, Next: Hook variables, Prev: All customizable variables, Up: Lisp variables
yuuji@265 1842
yuuji@265 1843 カスタマイズ変数設定例
yuuji@265 1844 ----------------------
yuuji@265 1845
yuuji@271 1846 たとえば、prefix キーとして`ESC'を使用し、新たな補完候補を格納するファイ
yuuji@271 1847 ルを、`~/src/emacs/yatexrc' にし、行頭の prefix をタブ文字一つに変えたいと
yuuji@271 1848 きは、
yuuji@265 1849
yuuji@265 1850 (setq YaTeX-prefix "\e"
yuuji@265 1851 YaTeX-user-completion-table "~/src/emacs/yatexrc"
yuuji@265 1852 YaTeX-fill-prefix " ")
yuuji@265 1853
yuuji@265 1854 を `~/.emacs' に加えます。
yuuji@265 1855
yuuji@265 1856
yuuji@265 1857 
yuuji@265 1858 File: yatexj, Node: Hook variables, Next: Hook file, Prev: Sample definitions, Up: Lisp variables
yuuji@265 1859
yuuji@265 1860 hook変数
yuuji@265 1861 --------
yuuji@265 1862
yuuji@271 1863 また、hook 変数 `yatex-mode-hook', `yatex-mode-load-hook' を用意していま
yuuji@271 1864 す。すべての yatex-mode のバッファで作用させたいものは、`yatex-mode-hook'
yuuji@271 1865 に記述し、`yatex.el' をロードする時だけ作用させたいものは
yuuji@271 1866 `yatex-mode-load-hook' に記述します。例えば、`outline-minor-mode' を利用す
yuuji@271 1867 る場合、それぞれのバッファで `outline-minor-mode' を有効にしたいので、
yuuji@271 1868 `yatex-mode-hook' を次のように設定します。
yuuji@265 1869
yuuji@265 1870 (setq yatex-mode-hook
yuuji@265 1871 '(lambda () (outline-minor-mode t)))
yuuji@265 1872
yuuji@265 1873
yuuji@271 1874 逆に、独自のキー定義を行いたい時などは、`yatex-mode-load-hook' を利用しま
yuuji@271 1875 す。例えば、begin 型補完において、 document や、enumerate 以外の環境名も
yuuji@271 1876 ショートカットキーで入れたいなどという時は、次のようにします。以下の例は、
yuuji@271 1877 `[prefix] ba' で `\begin{abstract}', `\end{abstract}' を挿入します。
yuuji@265 1878
yuuji@265 1879 (setq yatex-mode-load-hook
yuuji@265 1880 '(lambda() (YaTeX-define-begend-key "ba" "abstract")))
yuuji@265 1881
yuuji@265 1882 なお、新たなキーの定義には、関数 `YaTeX-define-key'
yuuji@265 1883 `YaTeX-define-begend-key'を利用するようにしてください。
yuuji@265 1884
yuuji@265 1885
yuuji@265 1886 
yuuji@265 1887 File: yatexj, Node: Hook file, Prev: Hook variables, Up: Lisp variables
yuuji@265 1888
yuuji@265 1889 hook用ファイル
yuuji@265 1890 --------------
yuuji@265 1891
yuuji@271 1892 変数 `yatex-mode-load-hook' で定義する内容が多い時は、`yatexhks.el'とい
yuuji@271 1893 うファイルを作り、その中に野鳥関連の設定を書く事で、初期化の時に自動的にロー
yuuji@271 1894 ドします。
yuuji@265 1895
yuuji@265 1896
yuuji@265 1897
yuuji@265 1898 
yuuji@265 1899 File: yatexj, Node: Add-in functions, Prev: Lisp variables, Up: Customizations
yuuji@265 1900
yuuji@265 1901 付加関数(アドイン関数)
yuuji@265 1902 ======================
yuuji@265 1903
yuuji@271 1904 各種補完時に、環境名やコマンド名に応じたきめ細やかな補完入力機能を実現す
yuuji@271 1905 るための関数を作成することができます。この関数の作成方法や、組み込み方法に
yuuji@271 1906 関しては、`yatexadd.doc' をご覧ください。
yuuji@265 1907
yuuji@265 1908
yuuji@265 1909 
yuuji@265 1910 File: yatexj, Node: Etc, Next: Copying, Prev: Customizations, Up: Top
yuuji@265 1911
yuuji@265 1912 その他
yuuji@265 1913 ******
yuuji@265 1914
yuuji@271 1915 野鳥の標準の LaTeX コマンドの辞書には、作者が頻繁に使うものしか登録され
yuuji@271 1916 ていません。これは、補完候補に使いそうもないコマンドが存在して、補完したい
yuuji@271 1917 コマンドを出すまでのストローク数を増やしてしまう事を防止するためです。標準
yuuji@271 1918 辞書にないコマンドも、できるだけ補完入力方式を利用し、ユーザ辞書を充実させ
yuuji@271 1919 ることで、あなたの LaTeX スタイルにあった野鳥へと育っていくことでしょう。
yuuji@265 1920
yuuji@265 1921
yuuji@265 1922 
yuuji@265 1923 File: yatexj, Node: Copying, Next: Concept Index, Prev: Etc, Up: Top
yuuji@265 1924
yuuji@265 1925 取り扱い
yuuji@265 1926 ********
yuuji@265 1927
yuuji@271 1928 本プログラムはフリーソフトウェアです。本プログラムを使用して生じたいかな
yuuji@271 1929 る結果に対しても作者は責任を負わないこととします。転載等に関しては制限いた
yuuji@271 1930 しません。常識的に扱ってください。また、本プログラムに含まれるコードを利用
yuuji@271 1931 すること、改造することも自由に行なって構いませんが、流用することにより契約
yuuji@271 1932 締結の必要が生じる場合、私はいかなる契約も締結しません。具体的にはGPLへの
yuuji@271 1933 サインはしませんので、GNUに寄贈するものを作っている場合私の作品から取り込
yuuji@271 1934 んだコードを流用すると苦労するかもしれません。いかなるコード流用も拒否しま
yuuji@271 1935 せんが契約締結は辞退します。
yuuji@271 1936
yuuji@271 1937 苦情、希望、バグ報告、感想等は歓迎いたします。連絡は yuuji@yatex.org ま
yuuji@271 1938 で(2004年1月現在)。継続的に使用してくださる方はメイリングリスト「fj野鳥の
yuuji@271 1939 会」に是非加入してください。加入方法については本パッケージの `docs/qanda'
yuuji@271 1940 ファイルの「その他」の章を御覧ください。
yuuji@265 1941
yuuji@265 1942 仕様は、予告なく確実に(気分次第で)変更されます:-p。
yuuji@265 1943
yuuji@271 1944 広瀬雄二
yuuji@265 1945
yuuji@265 1946
yuuji@265 1947 
yuuji@265 1948 File: yatexj, Node: Concept Index, Prev: Copying, Up: Top
yuuji@265 1949
yuuji@265 1950 索引
yuuji@265 1951 ****
yuuji@265 1952
yuuji@265 1953 * Menu:
yuuji@265 1954
yuuji@271 1955 * :: Greek letter completion. 4.
yuuji@271 1956 * ;: Image completion. 4.
yuuji@271 1957 * Σ[しくま]: Image completion. 4.
yuuji@271 1958 * 括る[くくる]: Enclose section-type command. 4.
yuuji@271 1959 * 括る[くくる]: large型補完. 22.
yuuji@271 1960 * 引数[ひきすう]: 2個以上の引数をとる section型コマンド. 4.
yuuji@271 1961 * 欧文[おうふん]: Accent mark completion. 4.
yuuji@271 1962 * ;自身[;ししん]: Image completion. 32.
yuuji@271 1963 * ∞[むけんたい]: Image completion. 4.
yuuji@271 1964 * 矢印[やしるし]: Image completion. 4.
yuuji@271 1965 * ブロック[ふろつく]: begin型補完. 81.
yuuji@271 1966 * ヒストリ[ひすとり]: Cooperation with other packages. 8.
yuuji@271 1967 * 桁揃え[けたそろえ]: Filling. 4.
yuuji@271 1968 * やちょう[やちよう]: Intro. 4.
yuuji@271 1969 * ジャンプ[しやんふ]: view-sectioning. 42.
yuuji@271 1970 * &入力[&にゆうりよく]: Intelligent newline. 4.
yuuji@271 1971 * 設定例[せつていれい]: Sample definitions. 4.
yuuji@271 1972 * 随時補完[すいしほかん]: Arbitrary completion. 4.
yuuji@271 1973 * 閉じ込める[としこめる]: begin型補完. 81.
yuuji@271 1974 * 再帰補完[さいきほかん]: Recursive completion. 4.
yuuji@271 1975 * ユーザ辞書[ゆうさししよ]: begin型補完. 71.
yuuji@271 1976 * 論理階層[ろんりかいそう]: view-sectioning. 42.
yuuji@271 1977 * ここはどこ?[ここはとこ?]: What column. 4.
yuuji@271 1978 * お絵描きツール起動[おえかきつうるきとう]: お絵描きツール起動. 4.
yuuji@271 1979 * 環境の先頭へ[かんきようのせんとうへ]: 環境を単位としたジャンプ. 7.
yuuji@271 1980 * 環境の末尾へ[かんきようのまつひへ]: 環境を単位としたジャンプ. 7.
yuuji@271 1981 * 環境をマーク[かんきようをまあく]: 環境を単位としたジャンプ. 7.
yuuji@271 1982 * カスタマイズ[かすたまいす]: Customizations. 4.
yuuji@271 1983 * キーアサイン[きいあさいん]: Customizations. 4.
yuuji@271 1984 * 数式モード[すうしきもおと]: Image completion. 4.
yuuji@271 1985 * インストール[いんすとおる]: Installation. 4.
yuuji@271 1986 * タイプセッタ[たいふせつた]: Invocation. 4.
yuuji@271 1987 * プレヴューア[ふれひゆうあ]: Invocation. 4.
yuuji@271 1988 * アウトライン[あうとらいん]: view-sectioning. 4.
yuuji@271 1989 * 引数の個数を変える[ひきすうのこすうをかえる]: 2個以上の引数をとる section型コマンド. 24.
yuuji@271 1990 * アクセント記号補完[あくせんときこうほかん]: Accent mark completion. 4.
yuuji@271 1991 * カスタマイズ変数一覧[かすたまいすへんすういちらん]: All customizable variables. 4.
yuuji@271 1992 * 環境名の補完[かんきようめいのほかん]: begin型補完. 4.
yuuji@271 1993 * エラー修正[えらあしゆうせい]: Calling typesetter. 4.
yuuji@271 1994 * タイプセッタ起動[たいふせつたきとう]: Calling typesetter. 4.
yuuji@271 1995 * タイプセットエラー[たいふせつとえらあ]: Calling typesetter. 4.
yuuji@271 1996 * 環境名の変更[かんきようめいのへんこう]: Changing LaTeX command. 20.
yuuji@271 1997 * モード切り替え[もうときりかえ]: Changing mode of YaTeX. 4.
yuuji@271 1998 * タイプセッタの使い分け[たいふせつたのつかいわけ]: Changing typesetter. 12.
yuuji@271 1999 * 起動するコマンドを変える[きとうするこまんとをかえる]: Changing typesetter. 7.
yuuji@271 2000 * コメントアウト[こめんとあうと]: Commenting out. 4.
yuuji@271 2001 * その他のコマンド制御[そのたのこまんとせいきよ]: Controlling which command to invoke. 4.
yuuji@271 2002 * 他パッケージとの連携[たはつけえしとのれんけい]: Cooperation with other packages. 4.
yuuji@271 2003 * コマンドヒストリ[こまんとひすとり]: Cooperation with other packages. 8.
yuuji@271 2004 * カーソルジャンプ[かあそるしやんふ]: Cursor jump. 4.
yuuji@271 2005 * %#記法自体の編集[%#きほうしたいのへんしゆう]: Editing %# notation. 4.
yuuji@271 2006 * パラグラフの桁揃え[はらくらふのけたそろえ]: Filling. 47.
yuuji@271 2007 * 領域決定規則[りよういきけつていきそく]: Fix region for typesetting. 25.
yuuji@271 2008 * 長いファイルの編集[なかいふあいるのへんしゆう]: Fix region for typesetting. 34.
yuuji@271 2009 * 固定領域のタイプセット[こていりよういきのたいふせつと]: Fix region for typesetting. 4.
yuuji@271 2010 * ギリシャ文字補完[きりしやもしほかん]: Greek letter completion. 4.
yuuji@271 2011 * イメージ補完[いめえしほかん]: Image completion. 4.
yuuji@271 2012 * 数式記号イメージ補完[すうしききこういめえしほかん]: Image completion. 4.
yuuji@271 2013 * 他のファイルの手直し[ほかのふあいるのてなおし]: Includeonly. 11.
yuuji@271 2014 * インクルード構造[いんくるうとこうそう]: Inclusion hierarchy browser. 4.
yuuji@271 2015 * おまかせ改行[おまかせかいきよう]: Intelligent newline. 4.
yuuji@271 2016 * プリントアウト[ふりんとあうと]: Invocation. 4.
yuuji@271 2017 * 環境の削除[かんきようのさくしよ]: Killing LaTeX command. 6.
yuuji@271 2018 * ラベル自動生成[らへるしとうせいせい]: label-generation. 4.
yuuji@271 2019 * フォント指定子[ふおんとしていし]: large型補完. 18.
yuuji@271 2020 * 文字サイズ指定子[もしさいすしていし]: large型補完. 18.
yuuji@271 2021 * ローカル辞書[ろおかるししよ]: Local dictionary. 4.
yuuji@271 2022 * 変更/削除[へんこう/さくしよ]: Modifying/Deleting. 4.
yuuji@271 2023 * グローバルヘルプ[くろおはるへるふ]: Online help. 16.
yuuji@271 2024 * オンラインヘルプ[おんらいんへるふ]: Online help. 4.
yuuji@271 2025 * キーワード検索[きいわあとけんさく]: Online help. 4.
yuuji@271 2026 * プライベートヘルプ[ふらいへえとへるふ]: Online help. 16.
yuuji@271 2027 * 入力ファイル分割[にゆうりよくふあいるふんかつ]: Splitting input files. 11.
yuuji@271 2028 * セクション区切り一覧バッファ[せくしよんくきりいちらんはつふあ]: view-sectioning. 18.
yuuji@271 2029 * セクション区切り[せくしよんくきり]: view-sectioning. 42.
yuuji@271 2030 * 現在のカラム表示[けんさいのからむひようし]: What column. 23.
yuuji@271 2031 * apropos: Online help. 4.
yuuji@271 2032 * autoload: Installation. 4.
yuuji@271 2033 * auto-mode-alist: Installation. 4.
yuuji@271 2034 * %#BEGIN: Fix region for typesetting. 4.
yuuji@271 2035 * begin型補完[beginかたほかん]: begin型補完. 4.
yuuji@271 2036 * C-c: Invocation. 4.
yuuji@271 2037 * Demacs: Intro. 4.
yuuji@271 2038 * .emacs: Installation. 4.
yuuji@271 2039 * %#END: Fix region for typesetting. 4.
yuuji@271 2040 * end補完[endほかん]: end補完. 4.
yuuji@271 2041 * ghostview: Splitting input files. 16.
yuuji@271 2042 * gmhist: Cooperation with other packages. 8.
yuuji@271 2043 * hook変数[hookへんすう]: Hook variables. 4.
yuuji@271 2044 * 出力終了ページ[しゆつりよくしゆうりようへえし]: Print out. 9.
yuuji@271 2045 * includeonly: Includeonly. 4.
yuuji@271 2046 * Install: Installation. 4.
yuuji@271 2047 * itemなどの桁揃え[itemなとのけたそろえ]: Filling. 8.
yuuji@271 2048 * 出力開始ページ[しゆつりよくかいしへえし]: Print out. 9.
yuuji@271 2049 * jlatex: Invocation. 4.
yuuji@271 2050 * large型補完[largeかたほかん]: large型補完. 4.
yuuji@271 2051 * LaTeX: Intro. 4.
yuuji@271 2052 * leftarrow: Image completion. 4.
yuuji@271 2053 * lpr format: lpr format. 4.
yuuji@271 2054 * lprフォーマットの変更[lprふおおまつとのへんこう]: Editing %# notation. 18.
yuuji@271 2055 * lprふぉーまっと[lprふおおまつと]: lpr format. 4.
yuuji@271 2056 * lprフォーマット[lprふおおまつと]: lpr format. 4.
yuuji@271 2057 * maketitle型補完[maketitleかたほかん]: maketitle型補完. 4.
yuuji@271 2058 * M-C-@: 環境を単位としたジャンプ. 7.
yuuji@271 2059 * M-C-a: 環境を単位としたジャンプ. 7.
yuuji@271 2060 * M-C-e: 環境を単位としたジャンプ. 7.
yuuji@271 2061 * min-out: Cooperation with other packages. 17.
yuuji@271 2062 * M-q: Filling. 47.
yuuji@271 2063 * Mule: Intro. 4.
yuuji@271 2064 * 勝手にincludeonly[かつてにincludeonly]: Includeonly. 4.
yuuji@271 2065 * NTT-jTeX[えぬていいていいしえいてつく]: Filling. 15.
yuuji@271 2066 * platex: Invocation. 4.
yuuji@271 2067 * prefix ,: Commenting out. 4.
yuuji@271 2068 * prefix .: Commenting out. 4.
yuuji@271 2069 * prefix <: Commenting out. 4.
yuuji@271 2070 * prefix >: Commenting out. 4.
yuuji@271 2071 * prefix /: Online help. 4.
yuuji@271 2072 * prefix ?: Online help. 4.
yuuji@271 2073 * prefix &: What column. 4.
yuuji@271 2074 * prefix a: Accent mark completion. 4.
yuuji@271 2075 * prefix b: begin型補完. 4.
yuuji@271 2076 * prefix c: Modifying/Deleting. 4.
yuuji@271 2077 * prefix d: Inclusion hierarchy browser. 4.
yuuji@271 2078 * prefix e: end補完. 4.
yuuji@271 2079 * prefix g: Cursor jump. 4.
yuuji@271 2080 * prefix i: Filling. 8.
yuuji@271 2081 * prefix k: Modifying/Deleting. 4.
yuuji@271 2082 * prefix key: Invocation. 4.
yuuji@271 2083 * prefix l: large型補完. 4.
yuuji@271 2084 * prefix m: maketitle型補完. 4.
yuuji@271 2085 * prefix s: section型補完. 4.
yuuji@271 2086 * prefix SPC: Arbitrary completion. 4.
yuuji@271 2087 * prefix w: Changing mode of YaTeX. 4.
yuuji@271 2088 * prefixキー変更[prefixきいへんこう]: Lisp variables. 4.
yuuji@271 2089 * ページ確認省略lpr起動[へえしかくにんしようりやくlprきとう]: Print out. 12.
yuuji@271 2090 * section型補完[sectionかたほかん]: section型補完. 4.
yuuji@271 2091 * 複雑なtabular[ふくさつなtabular]: What column. 4.
yuuji@271 2092 * 先回りusepackage[さきまわり]: Usepackage cheker. 4.
yuuji@271 2093 * YaTeX-help-file: Online help. 16.
yuuji@271 2094 * YaTeX-help-file-private: Online help. 16.
yuuji@271 2095 * YaTeX-item-regexp: Filling. 20.
yuuji@271 2096 * YaTeX-math-sign-alist-private: Image completion. 57.
yuuji@271 2097 * yatex-mode-hook: Hook variables. 4.
yuuji@271 2098 * yatex-mode-load-hook: Hook variables. 4.
yuuji@271 2099 * YaTeX-nervous: Local dictionary. 22.
yuuji@271 2100 * .yatexrc: Local dictionary. 4.
yuuji@271 2101
yuuji@271 2102
yuuji@271 2103
yuuji@265 2104 
yuuji@265 2105 Tag table:
yuuji@272 2106 Node: Top257
yuuji@272 2107 Node: Intro1311
yuuji@272 2108 Node: Terminology1614
yuuji@272 2109 Node: Main features2249
yuuji@272 2110 Node: Installation3282
yuuji@272 2111 Node: Invocation4500
yuuji@272 2112 Node: Calling typesetter5319
yuuji@272 2113 Node: Calling previewer6556
yuuji@272 2114 Node: Print out6872
yuuji@272 2115 Node: %#notation7138
yuuji@272 2116 Node: Changing typesetter7566
yuuji@272 2117 Node: Splitting input files7824
yuuji@272 2118 Node: Fix region for typesetting8776
yuuji@272 2119 Node: lpr format9677
yuuji@272 2120 Node: Controlling which command to invoke10486
yuuji@272 2121 Node: Editing %# notation10887
yuuji@272 2122 Node: Completion11344
yuuji@272 2123 Node: begin型補完11817
yuuji@272 2124 Node: section型補完14401
yuuji@272 2125 Node: 2個以上の引数をとる section型コマンド15496
yuuji@272 2126 Node: Enclose section-type command16314
yuuji@272 2127 Node: Recursive completion16551
yuuji@272 2128 Node: view-sectioning16857
yuuji@272 2129 Node: label-generation18053
yuuji@272 2130 Node: large型補完18402
yuuji@272 2131 Node: maketitle型補完18982
yuuji@272 2132 Node: Arbitrary completion19281
yuuji@272 2133 Node: end補完19594
yuuji@272 2134 Node: Accent mark completion19936
yuuji@272 2135 Node: Image completion20361
yuuji@272 2136 Node: Greek letter completion22178
yuuji@272 2137 Node: Local dictionary22638
yuuji@272 2138 Node: Commenting out23243
yuuji@272 2139 Node: Cursor jump24402
yuuji@272 2140 Node: 対応オブジェクトへのジャンプ24639
yuuji@272 2141 Node: お絵描きツール起動25627
yuuji@272 2142 Node: メインファイルへのジャンプ26547
yuuji@272 2143 Node: 環境を単位としたジャンプ26883
yuuji@272 2144 Node: 最後の補完位置へのジャンプ27240
yuuji@272 2145 Node: Modifying/Deleting27477
yuuji@272 2146 Node: Changing LaTeX command27883
yuuji@272 2147 Node: Killing LaTeX command28434
yuuji@272 2148 Node: Filling29305
yuuji@272 2149 Node: Includeonly30634
yuuji@272 2150 Node: What column31195
yuuji@272 2151 Node: Intelligent newline31974
yuuji@272 2152 Node: Usepackage cheker33007
yuuji@272 2153 Node: Changing mode of YaTeX33433
yuuji@272 2154 Node: Online help34009
yuuji@272 2155 Node: Inclusion hierarchy browser34985
yuuji@272 2156 Node: Cooperation with other packages36263
yuuji@272 2157 Node: Customizations36718
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yuuji@265 2167 
yuuji@265 2168 End tag table