yatex
view docs/yatexj @ 279:784b25b062cc
RCS-Checked in as 1.76
| author | HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org> |
|---|---|
| date | Mon, 14 May 2012 20:03:27 +0900 |
| parents | 78d0fdc0459c |
| children | d0c09133ced7 |
line source
1 Info file: yatexj, -*-Text-*-
2 produced by `texinfo-format-buffer'
3 from file `yatexj.tex'
4 using `texinfmt.el' version 2.42 of 7 Jul 2006.
6 START-INFO-DIR-ENTRY
7 * YaTeX: (yatexj). Yet Another tex-mode for Emacs (Japanese).
8 END-INFO-DIR-ENTRY
15 File: yatexj, Node: Top, Next: Intro, Prev: (dir), Up: (dir)
17 * Menu:
19 * Intro:: はじめに
20 * Terminology:: マニュアル参照上の注意
21 * Main features:: 主な機能
22 * Installation:: インストール
23 * Invocation:: プロセス起動
24 * %#notation :: %#記法
25 * Completion:: 補完入力
26 * Local dictionary:: ローカル辞書
27 * Commenting out:: コメントアウト
28 * Cursor jump:: カーソルジャンプ
29 * Modifying/Deleting:: LaTeXコマンドの変更/削除
30 * Filling:: 桁揃え
31 * Includeonly:: 勝手に includeonly
32 * What column:: カラム位置ガイド
33 * Intelligent newline:: おまかせ改行
34 * Usepackage cheker:: 先回りusepackage
35 * Changing mode of YaTeX:: 野鳥動作モード変更
36 * Online help:: LaTeXオンラインヘルプ
37 * Inclusion hierarchy browser:: ファイル分割階層構造の表示
38 * Cooperation with other packages:: 他パッケージとの連携
39 * Customizations:: カスタマイズ
40 * Etc:: その他
41 * Copying:: 取り扱い
42 * Concept Index:: 索引
47 File: yatexj, Node: Intro, Next: Terminology, Prev: Top, Up: Top
49 はじめに
50 ********
52 野鳥は、GNU Emacs で LaTeX 用の文書を作成する時に pLaTeX などのタイプ
53 セットコマンドや、プレヴューアの起動を Emacs 編集画面中から行えるように
54 すると共に、拡張性の高い種々の補完機能によりソーステキストの編集を支援
55 します。さらに LaTeX コマンドのオンラインヘルプによりマニュアルを調べる
56 手間を軽減します。
58 English manual *Note Top: (yatexe)Top.
62 File: yatexj, Node: Terminology, Next: Main features, Prev: Intro, Up: Top
64 本マニュアル参照上の注意
65 ************************
67 本マニュアルでは以下の表記を用います。
69 * begin型コマンド
71 `\begin{環境} 〜 \end{環境}'という形式のLaTeXコマンドを指します。
72 begin型コマンドを補完入力することをbegin型補完と呼びます。
74 * section型コマンド
76 `\section{タイトル}'や`\mbox{内容}'のように引数を取るLaTeXコマンド
77 を指します。
79 * maketitle型コマンド
81 `\maketitle'や`\tableofcontents'のように引数を取らないLaTeXコマン
82 ドを指します。
84 * large型コマンド
86 `{\large ...}' や `{\tt ...}' のようなフォント/サイズ指定子を指し
87 ます。
89 * `[prefix]'
91 野鳥の機能を呼び出すためのプリフィクスキー。デフォルトでは`C-c'に
92 割り当てられているので、特に変更していない場合本マニュアルの
93 `[prefix]' という表記は、`C-c' と読み換えてください。
97 File: yatexj, Node: Main features, Next: Installation, Prev: Terminology, Up: Top
99 主な機能
100 ********
102 * タイプセッタやプレヴューアなどの編集画面からの起動(`C-c t')
103 * カーソル位置によらない固定リジョンの部分タイプセット
104 * \includeonlyのワンタッチ更新
105 * エラー箇所への自動ジャンプ(`C-c '')
106 * `\begin{}, \end{}, \section...' などの LaTeXコマンドの補完入力
107 (`C-c b', `C-c s', `C-c l', `C-c m')
108 * 既に入力したテキストを環境やコマンド引数の中に取り込む括り補完
109 (`C-u' +通常補完キー)
110 * セクション区切り入力時の文書構造アウトライン表示
111 * セクションコマンドの一括シフト (*Note view-sectioning::)
112 * 補完辞書の学習
113 * LaTeX の環境やコマンドに応じたガイド付き引数入力
114 * 野鳥にないガイド付き引数入力関数の自動生成(`yatexgen.el')
115 * LaTeX コマンドの削除/変更(`C-c k', `C-c c')
116 * ファイル間、`\begin'<->`\end'間、
117 `\ref'<->`\label'間、
118 `\cite'<->`\bibitem'ジャンプ(`C-c g')
119 * 一括コメントアウト/アンコメントアウト(`C-c >', `C-c <', `C-c ,',
120 `C-c .')
121 * アクセント記号/数式環境用コマンド/ギリシャ文字の入力支援(`C-c a',
122 `;', `/')
123 * tabular/array環境のカラム位置ガイド
124 * 標準的 LaTeX コマンドのオンラインヘルプ(`C-c ?', `C-c /')
125 * ドキュメントのインクルード構造の視覚的表示とバッファ切り替え(`C-c
126 d')
127 * 補完入力したマクロに応じて必要な \userpackage を入れてくれる先回り
128 userpackage
129 * \labelを打つことはもう忘れよう! refやcite補完入力で自動生成します
133 File: yatexj, Node: Installation, Next: Invocation, Prev: Main features, Up: Top
135 起動法
136 ******
138 野鳥起動のための設定
139 ====================
141 ~/.emacsに下の2項目を加えます。
143 (setq auto-mode-alist
144 (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
145 (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
147 次に野鳥の emacs-lisp ファイル群を置くディレクトリを load-path に加えま
148 す。たとえば、 `~/src/emacs/yatex'に置くのであれば、
150 (setq load-path (cons (expand-file-name "~/src/emacs/yatex") load-path))
152 などとします。
154 以上の設定により、拡張子が .tex であるファイルを編集すると自動的に野
155 鳥がロードされます。野鳥が正常に起動できたときはモードラインの表示が
156 「やてふ」に変わります。
159 タイプセッタ/プレヴューア環境の設定
160 ===================================
162 利用する外部プログラムに関する以下の変数を確認し、必要なら正しい値に
163 変更します。
164 `tex-command'
165 ... 起動するタイプセッタのコマンド名
166 `dvi2-command'
167 ... 起動するプレヴューアのコマンド名
168 `NTT-jTeX'
169 ... 改行+インデントによって、タイプセット後の字間が空いて
170 しまうのを抑制する場合にtにする(古いNTT-jTeXで顕著に現れる)。具体
171 的には、fillするときに各行の終わりに%を付加するようになる。
172 `YaTeX-kanji-code'
173 ... 文書を作成する時の漢字コード
174 `dviprint-command-format'
175 ... ファイルの印刷に使われるコマンド列の書式
176 `makeindex-command'
177 ... makeindexコマンド
179 これらを変更する場合は、やはり`~/.emacs'にて、たとえば
180 (setq tex-command "pdflatex")
181 のようにしてください。どのような値をセットすれば良いかについては、
182 *Note All customizable variables::を参照してください。
187 File: yatexj, Node: Invocation, Next: %#notation, Prev: Installation, Up: Top
189 latexコマンド起動
190 *****************
192 LaTeXソースの編集中、次のキー入力により、platex などのタイプセットプロ
193 グラム(以後タイプセッタと呼ぶ)、プレヴューアなどの起動ができます。
195 `[prefix] t j'
196 ... タイプセッタ(platex)起動
197 `[prefix] t r'
198 ... タイプセッタ起動(領域指定)
199 `[prefix] t e'
200 ... タイプセッタ起動(ポイント位置の環境または数式モードの
201 み対象)
202 `[prefix] t k'
203 ... 動作中のタイプセッタの停止
204 `[prefix] t b'
205 ... jbibtex起動
206 `[prefix] t i'
207 ... makeindex起動
208 `[prefix] t d'
209 ... タイプセット完了後dvipdfmx起動
210 `[prefix] t p'
211 ... プレヴューア起動
212 `[prefix] t l'
213 ... lpr(プリントアウト用)コマンド起動
214 `[prefix] t s'
215 ... xdvi -remote でのサーチ
217 * Menu:
219 * Calling typesetter:: タイプセッタ起動
220 * Calling previewer:: プレヴューア起動
221 * Print out:: プリントアウト用コマンドの起動
225 File: yatexj, Node: Calling typesetter, Next: Calling previewer, Prev: Invocation, Up: Invocation
227 タイプセッタ起動
228 ================
230 タイプセッタを起動すると、編集ウィンドウが2つに分割され、片方のウィン
231 ドウにタイプセット画面が表示されます。出力されるメッセージと連動しタイ
232 プセットバッファは自動的にスクロールします。もし、途中でエラーが起こっ
233 て止まってしまった場合にはタイプセットバッファに移り、(`C-x o') タイプ
234 セッタの出している ? プロンプトに対して、`x' (処理の中断)などの指示を送
235 ることができます。エラーを修正する場合は、
237 `[prefix] ''
238 `(prefix+アポストロフィ)'
239 ... 直前のエラー発生行へジャンプ
241 を入力することにより、タイプセッタがエラーを発生した行に移ることができ
242 ます。また、タイプセッタの出力する overfull hbox などのウォーニング行に
243 も対応していますので、順次 `[prefix] '' を押すことにより、一つ前のウォー
244 ニング発生行にジャンプしていきます。
246 もし、気になるエラー行があった場合は、タイプセットバッファで、エラー
247 の表示されている行にカーソルを合わせスペースキーを押すと LaTeX ソースの
248 対応する行にジャンプします。
251 領域タイプセット
252 ----------------
254 ポイントとマークの間、あるいはテキスト中に埋め込んだ `%#BEGIN' と
255 `%#END'の間の領域(*Note %#notation::)だけを切り取ってタイプセットするこ
256 とができます。この場合メインファイルのプリアンブルが一時ファイルのプリ
257 アンブルとして使われます。したがってプリアンブルにないマクロ定義が領域
258 内にあるとエラーになります。領域タイプセットを使う場合、必ずマクロ定義
259 はプリアンブル(`\begin{document}'より前)に置くようにして下さい。一時ファ
260 イルはメインファイルのあるディレクトリの`texput.tex'という名前で出力さ
261 れるので、上書きには注意してください。
264 環境タイプセット
265 ----------------
267 `[prefix] te' を押すと、ポイント位置の最も内側の環境、または数式モー
268 ド内の場合はその数式モード全体が自動的に領域選択されて、領域タイプセッ
269 トを呼び出します。tabular環境や数式モードで複雑なものを作っている場合は
270 確かめたい部分だけを確認できるので便利です。これも `texput.tex' に該当
271 部分を書き出します。プレヴューアで `texput.dvi' を開いたままにしておけ
272 ば修正と確認が素早くできるでしょう。
276 File: yatexj, Node: Calling previewer, Next: Print out, Prev: Calling typesetter, Up: Invocation
278 プレヴューア起動
279 ================
280 `[prefix] t p' によりプレヴューアの起動ができます。さらに、もしあなた
281 が、-remote 機能つきのxdviを利用している場合は `[prefix] t s' を押すこ
282 とによりカーソル位置の文字列を検索してそのページを表示するようにすでに
283 起動中のxdviに命令を送ります。これにより、現在編集中の箇所のタイプセッ
284 ト結果を即座に見ることができます。
289 File: yatexj, Node: Print out, Prev: Calling previewer, Up: Invocation
291 プリントアウト
292 ==============
294 `[prefix] t l'を押してプリントアウトを指示すると、出力開始/終了ページ
295 を聞いてくるので、それぞれに答えます。これを省略したい時は、
296 universal-argument をつけ、
299 `C-u [prefix] t l'
300 ... ページ確認省略lpr起動
302 のように起動してください。
306 File: yatexj, Node: %#notation, Next: Completion, Prev: Invocation, Up: Top
308 %#記法
309 ******
311 本文中に`%#'ではじまるキーワードを埋め込むことでタイプセッタ起動等の
312 制御をすることができます。
314 * Menu:
316 * Changing typesetter:: タイプセット用コマンドの変更
317 * Splitting input files:: 入力ファイル分割
318 * Fix region for typesetting:: 領域の固定
319 * lpr format:: プリントアウトコマンド用フォーマット
320 * Controlling which command to invoke:: その他の起動コマンド制御
321 * Editing %# notation:: %#記法の編集
325 File: yatexj, Node: Changing typesetter, Next: Splitting input files, Prev: %#notation, Up: %#notation
327 タイプセット用コマンド変更
328 ==========================
330 起動するコマンドを変えたい時は本文中に次のような行を書きます。
333 %#!jlatex-ntt
335 NTT jTeX と、ASCII jTeX を使い分けたいような場合に便利でしょう。
340 File: yatexj, Node: Splitting input files, Next: Fix region for typesetting, Prev: Changing typesetter, Up: %#notation
342 入力ファイル分割
343 ================
345 また、章毎に別ファイルの .tex を作成している場合で、`main.tex'から
346 `sub.tex' を `\include'しているような時は、`sub.tex'の任意の位置に次の
347 ような行を埋め込みます。
349 %#!platex main.tex
352 上の例のようにコマンド名だけでなく引数も書いた場合には、全てをそのまま
353 shell に渡すので次のように書けば、ghostview などをプレヴューアに使う時
354 に便利です。
357 %#!platex main && dvi2ps main.dvi > main
359 なお、この行の最後の単語のピリオド以前を「メインファイル」のベースネー
360 ムであると仮定します(上の2つの場合どちらも`main')。この行に記述した、
361 `%f'はメインファイル名に、 `%r' はメインファイルの拡張子を取り除いた部
362 分に置換されます。ただし、`%f,%r'を利用した場合、初回タイプセット時に必
363 ずメインファイル名の入力を促されます。
365 `[prefix] g' (*Note Cursor jump::参照) でのファイル間ジャンプを有効に
366 機能させるため、入力ファイル分割時には次のことに注意して下さい。
368 1. サブディレクトリを作って、その中にサブファイルを置くことはできるが
369 サブディレクトリのサブディレクトリには置けない。
370 2. メインファイルからサブディレクトリ内のファイルを include する時には、
371 相対パス指定を用いて、
372 `\include{chap1/sub}'のように記述。
373 3. メインファイルが一つ上のディレクトリにある場合も、サブファイルには
374 %#!platex main.tex のように記述する(../mainではない)。
380 File: yatexj, Node: Fix region for typesetting, Next: lpr format, Prev: Splitting input files, Up: %#notation
382 領域の固定
383 ==========
385 `[prefix] tr' の領域指定のタイプセットでは、とくに指定のないかぎり、
386 `C-SPC'でマークした位置と、ポイント(カーソル位置)の間を領域とみなします
387 が、必ず決まった領域をタイプセットしたい場合は、その領域を
389 %#BEGIN
390 <渡したい領域>
391 %#END
393 のように`%#BEGIN'と`%#END'で囲み、カーソルを「`%#BEGIN'以降」に置いてく
394 ださい。この時の領域決定規則をまとめると次のようになります。
397 1. カーソル位置よりバッファの先頭方向に`%#BEGIN'というキーワードがあ
398 る場合
400 1. `%#BEGIN'よりバッファの末尾方向に`%#END'というキーワードが見つかっ
401 た場合。
402 =>`%#BEGIN' から、その `%#END' のある位置まで。
403 2. `%#END' が見つからなかった場合。
404 =>バッファの最後尾まで。
406 2. カーソル位置よりバッファの先頭方向に `%#BEGIN' というキーワードが
407 見つからなかった場合。
408 =>マーク(`C-SPC'位置)とポイント(カーソル位置)の間の領域。
410 tabular 環境を何度も試行錯誤しているような場合は、`\begin'の前の行に
411 `%#BEGIN' と書き、`\end' の次の行に `%#END' と書いておくと簡単に作表結
412 果をテストすることができます。また、長い .tex ファイルの後半に
413 `%#BEGIN' を書いておけば、前半の部分は無視できます。このBEGINとENDの消
414 し忘れには十分ご注意下さい。
419 File: yatexj, Node: lpr format, Next: Controlling which command to invoke, Prev: Fix region for typesetting, Up: %#notation
421 lprフォーマット
422 ===============
424 まず、プリントアウト用コマンド列のフォーマットについて説明します。コ
425 マンド列フォーマットは、3つの Lisp 変数によって表現されます。デフォルト
426 の dvi2ps 用のフォーマットを例に説明します。
428 `(1)dviprint-command-format'
429 `"dvi2ps %f %t %s | lpr"'
431 `(2)dviprint-from-format'
432 `"-f %b"'
434 `(3)dviprint-to-format'
435 `"-t %e"'
437 実際にプリントアウトする時は、(1)中の %s がファイル名に置き換えられ、
438 %f が(2)の内容、%t が(3)の内容に置き換えられます。その際に(2)の文字列中
439 の %b は「出力開始ページ」、(3)の文字列中の %e は「出力終了ページ」に置
440 き換えられます。もし、ページを指定しない時には、%f, %t 両方とも無視され
441 ます。
443 この、dviprint-command-format を臨時に変えたい時は、LaTeX のソーステ
444 キスト中の任意の場所に、
446 %#LPR dvi2ps %f %t %s | 4up -page 4 | texfix | lpr -Plp2
448 のように書いて下さい。プリントアウトするページ範囲をいちいち聞かせない
449 ようにする時に
451 %#LPR dvi2ps %s | lpr
453 などとするのも便利かもしれません。
457 File: yatexj, Node: Controlling which command to invoke, Next: Editing %# notation, Prev: lpr format, Up: %#notation
459 その他の起動コマンド制御
460 ========================
462 LaTeX 文書に関連するコマンドは以下の %# 記法で指定することができます。
464 `%#BIBTEX'
466 ... makeindexを行なうコマンドライン([prefix] t b)
467 `%#MAKEINDEX'
469 ... bibtexを行なうコマンドライン([prefix] t i)
471 行頭がこれらのキーワードで始まる行をLaTeX文書の先頭付近に書いておけば、
472 それで指定したコマンドを起動できます。
476 File: yatexj, Node: Editing %# notation, Prev: Controlling which command to invoke, Up: %#notation
478 %#記法自体の編集
479 ================
481 以上のような`%#'で始まる各種制御記法を編集するためには
483 `[prefix] %'
484 ... `%#'記法編集メニュー
486 を押します。
488 !)Edit-%#! B)EGIN-END-region L)Edit-%#LPR
490 というメニューが出て来るので、`%#!'に続くコマンドを変更したい時には
491 `!'を、`%#LPR'で lpr フォーマットを変えたい時は`l'を、あらか
492 じめ設定したリジョンを `%#BEGIN' 〜 `%#END' で括りたい時は、
493 `b'を押します。`b'を選んだ時には、それまでバッファ中に置かれていた
494 `%#BEGIN', `%#END' が自動的に消去されます。
498 File: yatexj, Node: Completion, Next: Local dictionary, Prev: %#notation, Up: Top
500 補完入力
501 ********
503 LaTeX での環境名などは、野鳥の補完機能を利用して能率的に入力すること
504 ができます。
506 * Menu:
508 * begin型補完::
509 * section型補完::
510 * large型補完::
511 * maketitle型補完::
512 * Arbitrary completion:: 随時補完
513 * end補完::
514 * Accent mark completion:: アクセント記号補完
515 * Image completion:: 数式記号イメージ補完
516 * Greek letter completion:: ギリシャ文字補完
520 File: yatexj, Node: begin型補完, Next: section型補完, Prev: Completion, Up: Completion
522 begin型補完
523 ===========
525 `\begin{env}...\end{env}'の様な形式の入力の補完をbegin型補完と呼ぶこ
526 とにします。begin 型補完は、
528 `[prefix] b'
529 ... begin 型補完開始(標準では `C-c b')
531 で始まります。頻繁に用いられる次の LaTeX 環境の補完は、[prefix] `b'に続
532 く次の1文字を入力するだけで、`\begin{xxx}...\end{xxx}'を完成させます。
534 `[prefix] b c'
535 ... `\begin{center}...\end{center}'
536 `[prefix] b d'
537 ... `\begin{document}...\end{document}'
538 `[prefix] b D'
539 ... `\begin{description}...\end{description}'
540 `[prefix] b e'
541 ... `\begin{enumerate}...\end{enumerate}'
542 `[prefix] b E'
543 ... `\begin{equation}...\end{equation}'
544 `[prefix] b i'
545 ... `\begin{itemize}...\end{itemize}'
546 `[prefix] b l'
547 ... `\begin{flushleft}...\end{flushleft}'
548 `[prefix] b m'
549 ... `\begin{minipage}...\end{minipage}'
550 `[prefix] b t'
551 ... `\begin{tabbing}...\end{tabbing}'
552 `[prefix] b T'
553 ... `\begin{tabular}...\end{tabular}'
554 `[prefix] b ^T'
555 ... `\begin{table}...\end{table}'
556 `[prefix] b p'
557 ... `\begin{picture}...\end{picture}'
558 `[prefix] b q'
559 ... `\begin{quote}...\end{quote}'
560 `[prefix] b Q'
561 ... `\begin{quotation}...\end{quotation}'
562 `[prefix] b r'
563 ... `\begin{flushright}...\end{flushright}'
564 `[prefix] b v'
565 ... `\begin{verbatim}...\end{verbatim}'
566 `[prefix] b V'
567 ... `\begin{verse}...\end{verse}'
569 上記のもの以外の環境名は Emacs の持つインクリメンタルな補完機能を用い
570 て入力します(上記の環境名も以下の補完入力可能)。
572 `[prefix] b SPC'
573 ... begin 型補完入力
575 `[prefix] b SPC' と入力すると、最下行のミニバッファに
577 Begin environment(default document):
579 と表示されます。ここで、何も入れずにリターンキーのみ押すと、括弧内に出
580 ているデフォルトの環境名が入力されますが、適当な環境名を入力すると、
581 `\begin{環境名} … \end{環境名}'が文書中に挿入されます。ミニバッファで
582 環境名を入力するときに、環境名の頭文字を入力し「スペース」をたたくと、
583 一致する環境名が内部テーブルに存在した場合、正しい環境名に補完されるの
584 で、入力の手間が省けます。内部テーブルに存在しない環境名を入力した時は
585 ユーザ専用のテーブルに登録され、さらにそのテーブルを自動的に、ユーザ辞
586 書(デフォルトでは `~/.yatexrc')に保存します。
588 さらに、特定の環境を補完入力した時にはその環境で必ず用いられるエントリ
589 を自動挿入します(例: `itemize'環境における`\item'など)。挿入されたエン
590 トリが不要な場合にはundoによって消去して下さい。
593 既に書いたテキストを環境で括る
594 ------------------------------
596 ところで、最初に書いてしまったブロックを後から、itemize 環境の中
597 に閉じこめたいと思うことがありますが、そのようなときは、あらかじめ
598 閉じこめたい段落をマークして、begin 型補完の各コマンドの `[prefix]'
599 の次の『小文字の 'b'』 を『大文字』に変えて起動して下さい。(または、
600 `C-u' を先に打ち、universal argument をつけても可能です)
602 例えばあるパラグラフを description 環境の中に入れたいときは、そのパラ
603 グラフをマークしてから、
605 `[prefix] B D'
606 `(または ESC 1 [prefix] b D)'
607 `(または C-u [prefix] b D など)'
609 とタイプしてください。これは、`[prefix] b SPC'の補完入力にもあてはまり、
610 `b' を大文字に変えて、`[prefix] B SPC' とタイプすれば、あらかじめマーク
611 しておいたリジョンを、begin と end の環境で括ります。
615 File: yatexj, Node: section型補完, Next: large型補完, Prev: begin型補完, Up: Completion
617 section型補完
618 =============
620 `\section{目的}' のような形式の入力の補完を section 型補完と呼ぶこと
621 にします。section 型補完は、
623 `[prefix] s'
624 ... section 型補完
627 で実行します。`[prefix] s' を入力するとミニバッファに、
629 (C-v for view-section) \???{} (default documentclass):
631 というプロンプトが現れるので、そこで `section' のような LaTeX コマンド
632 名を入力します。ここでもリターンキーのみで括弧内のデフォルト値が選択さ
633 れるほか、`chapter'などのような頻度の高い名称入力にはスペースキーによる
634 補完機能が有効です。 次に、{}の中身の入力を促す、
636 \section{???}:
638 というプロンプトが現れるので、セクションのタイトルなどを入力します。た
639 とえば、
641 (C-v for view-section) \???{} (default documentclass): section
642 \section{???}: 目的
644 のように入力した場合は、文章中に
646 \section{目的}
648 が挿入され、
650 (C-v for view-section) \???{} (default section): vspace*
651 \vspace*{???}:
653 のように{}の中身を省略したときは、
655 \vspace*{}
657 だけが挿入され、改行はせずカーソルは自動的に中括弧の内側に移動します。
659 * Menu:
661 * 2個以上の引数をとる section型コマンド::
662 * Enclose section-type command:: 括り補完
663 * Recursive completion:: 再帰補完
664 * view-sectioning:: セクション区切りのアウトライン表示
665 * label-generation:: ラベル自動生成
669 File: yatexj, Node: 2個以上の引数をとる section型コマンド, Next: Enclose section-type command, Prev: section型補完, Up: section型補完
671 2個以上の引数をとる section型コマンド
672 -------------------------------------
674 ところで、`\addtolength{\topmargin}{8mm}' などのように、引数を二つ以
675 上取る LaTeX コマンドがあります。このようなコマンドの補完入力には、
676 section 型補完呼び出しに引数を付けてください。例えば上の`addtolength'の
677 例であれば、引数2を指定します。つまり、
679 C-u 2 [prefix] s (または、ESC 2 [prefix] s)
681 と section 型補完を呼び出した後、
683 (Ctrl-v for view-section) \???{} (default vspace*): addtolength
684 \addtolength{???}: \topmargin
685 Argument 2: 8mm
687 のように入力してください。最初の addtolength の部分と、第一引数である
688 topmargin の入力は当然スペースによる補完入力が可能です。ユーザ辞書に登
689 録される LaTeX コマンドには、この引数の数も学習されるので、最初の補完の
690 時引数の数を指定して起動しておけば、以後の補完時には、記憶された個数だ
691 け引数を聞いて来るようになります。あとで引数の個数を変えたい時は、再び
692 `C-u' を用いて個数を指定し直すことで、自動的に辞書中の引数の個数の部分
693 を更新します。
698 File: yatexj, Node: Enclose section-type command, Next: Recursive completion, Prev: 2個以上の引数をとる section型コマンド, Up: section型補完
700 既に書いたテキストを括る
701 ------------------------
703 また、起動コマンドの`s'を大文字に変えて起動すると、あらかじめ書いた文
704 章を section 型コマンドの第一引数として括ります。
708 File: yatexj, Node: Recursive completion, Next: view-sectioning, Prev: Enclose section-type command, Up: section型補完
710 再帰補完
711 --------
713 高度な使い方になるかもしれませんが、section型補完の引数の入力時にさら
714 に補完入力を利用することができます(section/large/maketitle型に限る)。
715 section型コマンドの引数に更に LaTeX コマンドが来る場合にはミニバッファ
716 で野鳥の補完キーを再帰的に入力することで引数の入力も効率的に行なえます。
720 File: yatexj, Node: view-sectioning, Next: label-generation, Prev: Recursive completion, Up: section型補完
722 セクション区切りのアウトライン表示
723 ----------------------------------
725 通常のsection型補完の時にミニバッファで`C-v'を押すと現在存在するセク
726 ション区切りコマンド全てを `*Sectioning Lines*'というバッファに一覧表示
727 します(「<<--」のついている行がもっとも近いセクション区切り)。この時ミ
728 ニバッファで`C-p', `C-n' を押すと`part', `chapter', ...,
729 `subparagraph' のコマンドが論理階層の高さにしたがって上下します。また、
730 `C-v', `M-v' を押すとセクション区切り一覧バッファがスクロールし、数字の
731 `0'〜`7'を押すとある高さ以上のセクション区切りだけを選んで表示します(実
732 際にやって見れば分かります)。
734 `*Sectioning Lines*'バッファは、
736 `M-x YaTeX-section-overview'
737 ... セクション区切り一覧バッファを生成
739 で作成することができます。このバッファを選択し任意の行でスペースを押す
740 と、該当するセクション区切りのある本文中の場所にジャンプします。さらに、
741 同バッファで `u' を押すと、ソーステキストの対応するセクションコマンドが
742 一階層上がり(例: subsection が section に変わる)、`d'を押すと一階層下が
743 ります。`*Sectioning Lines*'バッファにあるセクション区切りの行をマーク
744 しておいて`U'を押すとリジョン内のものに対応するソーステキストのセクショ
745 ンコマンドすべてが一階層上がり、`D'を押すと下がります。セクション区切り
746 一覧バッファで利用できるキーコマンドには以下のものがあります。
748 `SPC'
749 ... 対応するソース行へジャンプ
750 `.'
751 ... 対応するソース行を表示
752 `u'
753 ... カーソル位置に対応するセクションコマンドを一階層上げる
754 `d'
755 ... カーソル位置に対応するセクションコマンドを一階層下げる
756 `U'
757 ... マークしたセクションコマンドを一階層上げる
758 `D'
759 ... マークしたセクションコマンドを一階層上げる
760 `0〜6'
761 ... レベル n 以下のセクションコマンドを隠して表示
766 File: yatexj, Node: label-generation, Prev: view-sectioning, Up: section型補完
768 ラベル自動生成
769 --------------
771 `\ref{}' や `\cite{}' マクロをsection型補完で入れた場合参照先となり得
772 るものを全て探してメニューにして選択できます。参照先には`\label{}'をつ
773 けておく必要はありません。もしあれば、そのラベルを使い、なければその場
774 で参照先に`\label{}'を作らせてくれます。ラベル名を考えるのは苦痛に感じ
775 るものです。全てのカウンタにラベルをつけるのもたいへんです。もうラベル
776 名に何をつけるか、ラベルをつけるかつけまいか、などということは忘れましょ
777 う!
781 File: yatexj, Node: large型補完, Next: maketitle型補完, Prev: section型補完, Up: Completion
783 large型補完
784 ===========
786 `{\large }' のような形式の補完を large 型補完と呼ぶことにします。
788 `[prefix] l'
789 ... large 型補完開始
791 がlarge型補完の開始です。`[prefix] l' を押すと、ミニバッファに
793 {\??? } (default large):
796 と表示されるので、上記のものと同じ要領で補完入力して下さい。補完候補に
797 用意されているのは、`footnotesize' や `huge' のような文字サイズ指定子と、
798 `bf'や`dg'のようなフォント指定子です。
801 既に書いた文字を括る
802 --------------------
804 また、begin型補完の時と同様、先に書いてしまった一連の文章の文字のサイ
805 ズを変えたいと思う時がありますが、そのような時は、サイズや大きさを変え
806 たい文字の範囲をマークしてから、呼び出しキーを `[prefix] L' と、大文字
807 の L に変えて呼び出せば、そのリジョン全体が、ブレースで囲まれます。
811 File: yatexj, Node: maketitle型補完, Next: Arbitrary completion, Prev: large型補完, Up: Completion
813 maketitle型補完
814 ===============
816 `\maketitle' の形式の補完を maketitle 型補完と呼ぶことにします。
818 `[prefix] m'
819 ... maketitle 型補完開始
821 で、maketitle 型補完を開始します。補完の要領は今までのものとまったく同
822 じです。LaTeX 用のコマンド名が補完候補として用意されています。
826 File: yatexj, Node: Arbitrary completion, Next: end補完, Prev: maketitle型補完, Up: Completion
828 随時補完
829 ========
831 さて、今まで述べた典型的な LaTeX コマンド形式の補完入力を用いずに、今
832 入力しようとしている LaTeX コマンドを文書中の任意の位置で随時補完するこ
833 ともできます。LaTeX コマンド(先頭が\で始まる)を入力している途中で、
835 `[prefix] SPC'
836 ... 随時補完
838 を入力すれば、全ての補完候補の中から一致するものが選ばれカーソル位置に
839 挿入されます。
843 File: yatexj, Node: end補完, Next: Accent mark completion, Prev: Arbitrary completion, Up: Completion
845 end補完
846 =======
848 現在開いたままの環境名を自動的に検出し、`\end{環境名}'を挿入します。
849 begin 型補完を用いれば環境の閉じ忘れはないのですが、時にはついつい手で
850 `\begin{環境名}' を入れてしまい、悲しい思いをすることがあります。そのよ
851 うな時には気にせず続けて文章を入力し、しかるのちに
853 `[prefix] e'
854 ... end 補完
856 とすることで、現在開いている環境名で \end{} が補われます。
860 File: yatexj, Node: Accent mark completion, Next: Image completion, Prev: end補完, Up: Completion
862 アクセント記号補完
863 ==================
865 欧文のアクセント記号(`\`{o}'など)を入力する時は、
867 `[prefix] a'
868 ... アクセント記号入力
870 を押すと、ミニバッファに
872 1:` 2:' 3:^ 4:" 5:~ 6:= 7:. u v H t c d b
874 というメニューが出て来るので、数字、または対応する記号/英字を入力して下
875 さい。すると編集バッファに、
877 \`{}
879 が現われ、カーソルが{}内に位置するので、さらに一文字入力する事で、
881 \`{o}
883 が完成され、カーソルは{}の外に戻ります。
887 File: yatexj, Node: Image completion, Next: Greek letter completion, Prev: Accent mark completion, Up: Completion
889 数式記号イメージ補完
890 ====================
892 主に数式モードで使用される、矢印やΣなどの記号を擬似的に表現するキー入力
893 で、LaTeX コマンドを入力できます。これは野鳥自身の「数式モード」でのみ
894 動作します。野鳥はカーソルがTeXの数式環境の中にある時に`;'や、
895 `:'に特殊な機能を持たせます。
897 さて、例えば、←(leftarrow)をASCII文字だけで表現する場合、一般的には
898 「<-」のようにしますが、これを利用して、数式記号イメージ入力モードで
899 `\leftarrow'を入力するには、`;'(セミコロン)を打ってから`<-'と入力します。
900 同様に、長い矢印←-(long-leftarrow) をASCII文字だけで表現する場合「<--」
901 とするので、`\longleftarrow'を入力するためには、`;<--'と入力します。あ
902 るいは無限大記号をASCII文字だけで表現する時は「oo」のようにすることから、
903 `\infty' を入力する時は、`;oo'とキー入力します。
905 これらの操作をまとめると次のようになります。
907 INPUT 入力される LaTeX コマンド
908 ; < - `\leftarrow'
909 ; < - - `\longleftarrow'
910 ; < - - > `\longleftrightarrow'
911 ; o `\circ'
912 ; o o `\infty'
916 いずれの場合も、イメージ入力を行っている途中で望みのものがバッファに
917 表示されたなら、そこでイメージ入力を止めて次の編集動作に移っても構いま
918 せん。
920 数式環境中で`;'自身を入力するには`;;'のようにします。イメージ入力の途
921 中でTABを押すと、それまで入力した文字で始まるもの一覧が表示されます。こ
922 こで目的の LaTeX コマンドまでカーソルを移動し再度TABを押すことでその
923 LaTeX コマンドがバッファに挿入されます。
925 どのキー入力にどの記号が対応しているか全て知りたい時は、`;'を押した直
926 後にTABを押してください。以下の例は、`;<'と押した後にTABを押したもので
927 す。
929 KEY LaTeX sequence sign
930 < \leq ≦
931 << \ll 《
932 <- \leftarrow ←
933 <= \Leftarrow <=
935 左から[入力キー]、[対応する LaTeX コマンド]、[(擬似)記号図示]、という順
936 でメニューが出て来るので、よく使うものを覚えておくと良いでしょう。もの
937 によってはASCII文字で表現することが困難なので、あまり覚えやすいキー並び
938 ではないものがあるでしょうから、そのような場合は \maketitle 型補完で入
939 力するか、以下に述べる対応表の設定を行って単純なキー並びのものを設定す
940 ると良いでしょう。
942 入力キーと LaTeX コマンド、記号の対応表を個人的に設定したい場合は
943 Emacs-Lisp 変数 `YaTeX-math-sign-alist-private' に定義してください。そ
944 の内容とデフォルトのものを合わせたものが対応表として使用されます
945 (privateの方が優先される)。なお、この変数の構造については
946 `yatexmth.el' を参照してください。
950 File: yatexj, Node: Greek letter completion, Prev: Image completion, Up: Completion
952 ギリシャ文字補完
953 ================
955 もう一つ、数式環境中で`:'を押すとギリシャ文字入力モードに入ります。
956 `:'を押した直後に`a'を押すと`\alpha'が、`g' を押すと `\gamma'が、などア
957 ルファベットに対応したギリシャ文字が挿入されます。操作方法は;の数式記号
958 補完とまったく同じです。まずは`:'の直後にTABを押してどのアルファベット
959 にどのギリシャ文字が対応しているか調べてみてください。
961 `;'と`:'を数式環境中で押しているにもかかわらず、イメージ補完が働かな
962 い場合は、`C-u ;'のように universal-argument をつけてキーを押すことによ
963 り、強制的にイメージ補完に入ることができます。また、この時にどのような
964 状態で数式環境内判定に失敗したかをご連絡下さい。
968 File: yatexj, Node: Local dictionary, Next: Commenting out, Prev: Completion, Up: Top
970 ローカル辞書
971 ************
973 補完入力用の候補は三種類の辞書から構成されています。一つは`yatex.el'
974 に組み込まれた「標準辞書」、もう一つはユーザが個人的に常用するコマンド
975 を保存する「ユーザ辞書」、そしてもうひとつはあるディレクトリでのみ有効
976 なコマンドを保存する「ローカル辞書」です。
978 補完入力時に新しい単語を入れた場合に、その単語をどの辞書に入れるか聞
979 いて来ます。
981 `foo' is not in table. Register into: U)serDic L)ocalDic N)one D)iscard
983 というプロンプトに対し、`u'と答えると「ユーザ辞書」を、`l'と答えるとロー
984 カル辞書を更新し、`n'と答えると辞書ファイルは更新せず現在のEmacsセッショ
985 ンのみ有効な単語とし、`d'と答えると新たな単語を学習せずに捨てることにな
986 ります。
988 もし、ローカル辞書の機能はいらず、全てユーザ辞書の更新のみでよいと言
989 う場合には`~/.emacs'などで、
991 (setq YaTeX-nervous nil)
993 として下さい。
997 File: yatexj, Node: Commenting out, Next: Cursor jump, Prev: Local dictionary, Up: Top
999 コメントアウト
1000 **************
1003 LaTeXの編集には試行錯誤がつきものです。ある部分を一括でコメントアウト
1004 したり、コメントを外したりしたいことがあります。
1006 `[prefix] >'
1007 ... リジョンを % でコメントアウト
1008 `[prefix] <'
1009 ... リジョンの % のコメントを外す
1011 は、あらかじめ設定したリジョンに対しての操作、
1013 `[prefix] .'
1014 ... 現在のパラグラフをコメントアウト
1015 `[prefix] ,'
1016 ... 現在のパラグラフのコメントを外す
1018 は、カーソルの位置するパラグラフ全体に対しての操作です。なお、ここでい
1019 う「パラグラフ」は (`mark-paragraph') 関数によりマークされる範囲を指し
1020 ます(標準設定で`ESC h'にバインドされている)。なお、既に`%'でコメントア
1021 ウトされているパラグラフに対して繰り返しパラグラフのコメントを使用した
1022 場合の動作は保証しませんので御注意ください。
1024 さて、文章に対してだけでなく、時には`\begin', `\end' 自体に対
1025 してもコメントアウトの操作をしたいときがあります。このようなときは、
1026 `\begin{}' あるいは `\end{}' の行にカーソルを合わせ、
1028 `[prefix] >'
1029 ... `\begin{}'〜`\end{}' 全てコメントアウト
1030 `[prefix] <'
1031 ... `\begin{}'〜`\end{}' 全てコメントを外す
1033 とすることで、`\begin〜\end'で囲まれる環境全てに対してコメント操作し、
1035 `[prefix] .'
1036 ... `\begin{}' と `\end{}' をコメントアウト
1037 `[prefix] ,'
1038 ... `\begin{}' と `\end{}' のコメントを外す
1040 は、対応する `\begin' と `\end' 2行だけを、コメント操作の対象とします。
1041 リジョンをコメントアウトしようとして、マークを設定したのちにカーソルを
1042 移動し`[preifx] >' を押してもカーソルが `\begin{}' の上にあると
1043 `\begin{}'〜`\end{}'モードでコメント機能が働いてしまうので注意して下さ
1044 い。
1048 File: yatexj, Node: Cursor jump, Next: Modifying/Deleting, Prev: Commenting out, Up: Top
1050 カーソルジャンプ
1051 ****************
1054 * Menu:
1056 * 対応オブジェクトへのジャンプ::
1057 * お絵描きツール起動::
1058 * メインファイルへのジャンプ::
1059 * 環境を単位としたジャンプ::
1060 * 最後の補完位置へのジャンプ::
1064 File: yatexj, Node: 対応オブジェクトへのジャンプ, Next: お絵描きツール起動, Prev: Cursor jump, Up: Cursor jump
1066 対応オブジェクトへのジャンプ
1067 ============================
1069 文書中のいろいろな場所で
1071 `[prefix] g'
1072 ... 対応するオブジェクトにジャンプ
1074 を押すことにより、カーソル位置のLaTeXコマンドに対応する場所にジャンプし
1075 ます。対応関係が存在すると解釈されるコマンドには以下のものがあります。
1077 * `\begin{}' ←→ `\end{}'
1078 * `%#BEGIN' ←→ `%#END'
1079 * 画像ファイルの取り込みマクロ → 対応するviewer/お絵かきツール起動
1080 * `\label{}' ←→ `\ref{}'
1081 * `\include(\input)' → 対応するファイル
1082 * `\bibitem{}' ←→ `\cite{}'
1084 `\begin{}' か `\end{}' の行で`[prefix] g'を押すことに
1085 より、対応する`end/begin'の行にジャンプします。もちろん対応するものが
1086 ない場合はエラーになります。またこれは、領域固定のための `%#BEGIN' と
1087 `%#END' のペアに対しても同様に動作します。なお、`label/ref'や
1088 `cite/bibitem'対応するものが別ファイルにある時は、ジャンプ先となるファ
1089 イルがオープンされていなければなりません。*Note %#notation::.
1090 メインの .tex ファイルの `\include{chap1}' などにカーソルを合わせ、
1091 `[prefix] g' を押すと、`chap1.tex' にジャンプします。
1093 また、
1095 `[prefix] 4 g'
1096 ... 別ウィンドウで対応オブジェクトにジャンプ
1098 を押すと、対応するオブジェクトへのジャンプを別ウィンドウで行います。た
1099 だし、この機能は `begin/end', `%#BEGIN/%#END' 間のジャンプに対しては(意
1100 味がないと思われるので)機能しないので注意してください。
1104 File: yatexj, Node: お絵描きツール起動, Next: メインファイルへのジャンプ, Prev: 対応オブジェクトへのジャンプ, Up: Cursor jump
1106 お絵描きツール起動
1107 ==================
1109 上記の「画像ファイルの取り込みマクロ」とは、例えば
1110 `\epsfile{file=foo}' のような挿絵取り込みコマンドのことで、この行にカー
1111 ソルを合わせて`[prefix] g'を押すとその画像ファイルの元となったファイル
1112 を対応するお絵描きツールを起動してオープンします。起動するツールの判定
1113 は以下のようになされます。
1115 1. カレント行が変数 `YaTeX-processed-file-regexp-alist' に定義されて
1116 いる正規表現のいずれかとマッチしたら、ファイル名に相当する部分を
1117 (\\)から抜き出して覚えておく(何番目の\\(\\)かは変数の各リストの
1118 cdr 部に入れておく)。マッチしなければ何もしない。
1119 2. 行末に、変数 `YaTeX-file-processor-alist' に登録されているコマンド
1120 が「%コマンド」 のように書いてあれば強制的に「コマンド ファイル
1121 名.拡張子」を起動。
1122 3. なければ、変数 `YaTeX-file-processor-alist' の各リストのcdr部に入っ
1123 ている拡張子を「ファイル名」の後ろに足したファイルが存在するか順次
1124 調べて、存在した場合car部に入っているコマンドを起動する。
1125 4. 以上どれかにマッチしなければあきらめる。
1128 変数 `YaTeX-file-processor-alist' と変数 `YaTeX-file-processor-alist'
1129 の設定方法についてはそれぞれの変数について describe-variable して説明を
1130 読んで下さい。うまく設定すると、画像ファイルにかぎらず、任意の形式のファ
1131 イルを任意のプロセッサで処理するコマンドを簡単に呼び出すことができます。
1135 File: yatexj, Node: メインファイルへのジャンプ, Next: 環境を単位としたジャンプ, Prev: お絵描きツール起動, Up: Cursor jump
1137 メインファイルへのジャンプ
1138 ==========================
1140 `chap1.tex'のようなサブファイルで、
1142 `[prefix] ^'
1143 ... メインファイルにジャンプ
1144 `[prefix] 4 ^'
1145 ... 別ウィンドウでメインファイルにジャンプ
1147 を押すと、メインファイルの編集バッファに切替えます。もし、メインファイ
1148 ルをオープンしていない場合は、カレントディレクトリから探して自動的にオー
1149 プンします。
1153 File: yatexj, Node: 環境を単位としたジャンプ, Next: 最後の補完位置へのジャンプ, Prev: メインファイルへのジャンプ, Up: Cursor jump
1155 環境を単位としたジャンプ
1156 ========================
1158 さらに現在の環境を単位として機能するコマンドに以下のものがあります。
1160 `M-C-a'
1161 ... 環境の先頭(`\begin')へジャンプ
1162 `M-C-e'
1163 ... 環境の末尾(`\end')へジャンプ
1164 `M-C-@'
1165 ... 環境全体をマーク
1167 上記のコマンドは通常の`[prefix]'キーではなく`META'キーをプリフィクスと
1168 して機能するのでご注意下さい。
1172 File: yatexj, Node: 最後の補完位置へのジャンプ, Prev: 環境を単位としたジャンプ, Up: Cursor jump
1174 最後の補完位置へのジャンプ
1175 ==========================
1177 野鳥は補完入力した位置を常にレジスタ `3'に保存しています。入力途中で如
1178 何なるファイルの如何なる位置に行ったとしても、`C-x j
1179 3'(`jump-to-register')を使って直ちに最後の補完入力位置に戻ることができ
1180 ます。
1184 File: yatexj, Node: Modifying/Deleting, Next: Filling, Prev: Cursor jump, Up: Top
1186 変更/削除
1187 *********
1189 既に入力されている LaTeX コマンドの変更/削除のために以下の機能が用意
1190 されています。
1192 `[prefix] c'
1193 ... カーソル位置の LaTeX コマンドの変更
1194 `[prefix] k'
1195 ... カーソル位置の LaTeX コマンドの削除
1198 これらのコマンドは、コマンドを起動する場所によって動作を決定するので注
1199 意して下さい。
1201 * Menu:
1203 * Changing LaTeX command:: LaTeX コマンドの変更
1204 * Killing LaTeX command:: LaTeX コマンドの削除
1208 File: yatexj, Node: Changing LaTeX command, Next: Killing LaTeX command, Prev: Modifying/Deleting, Up: Modifying/Deleting
1210 LaTeX コマンドの変更
1211 ====================
1213 変更したい LaTeX コマンドにカーソルを合わせて `[prefix] c'
1214 を押すとそのコマンドを補完入力などを用いて手軽に変えることができます。
1215 `[prefix] c' で変更できるコマンドには以下のものがあります。
1217 * `begin/end' の環境名
1218 * section型コマンドのコマンド名
1219 * section型コマンドの引数
1220 * section型コマンドのオプションパラメータ([]で囲まれたもの)
1221 * large型コマンド
1222 * (イメージ補完で入力可能な)数式モード専用のmaketitle型コマンド
1224 変えたいsection型コマンドの引数がさらに LaTeX コマンドを含む場合は、
1225 その引数を囲む中括弧の上で `[prefix] c' を押すことで中のコマンドを変更
1226 対象判定から除外することができます。
1231 File: yatexj, Node: Killing LaTeX command, Prev: Changing LaTeX command, Up: Modifying/Deleting
1233 LaTeX コマンドの削除
1234 ====================
1236 `[prefix] k' は起動する位置により次のような動作を行います。
1239 起動位置 動作
1240 \begin, \endの行 `\begin\end'ペアの削除
1241 %#BEGIN, %#END の行 %#BEGIN,%#ENDペアの削除
1242 section型コマンドの上(中) section型コマンドの削除
1243 フォント指定括弧の上 フォント指定の削除
1244 括弧の上 対をなす括弧の削除
1247 `\begin, \end' および `%#BEGIN, %#END' を削除する場合、`\begin, \end'
1248 や `%#BEGIN, %#END' の存在する行はまるごと削除されるので、それらの一行
1249 に `\begin' などを二つ以上連ねて書かないように注意してください。上記の
1250 ものはすべて本文を囲う「容器」を削除するように働きますが、
1251 universal-argument (`C-u') を打った後で`[prefix] k'をタイプすると、それ
1252 ぞれの「容器」に含まれる「中身」も一気に削除します。以下の例を参考にし
1253 て下さい。
1255 元のテキスト: [prefix] k C-u [prefix] k
1256 本文\footnote{脚注}です。 本文脚注です。 本文です。
1257 ↑(カーソル位置)
1261 File: yatexj, Node: Filling, Next: Includeonly, Prev: Modifying/Deleting, Up: Top
1263 桁揃え
1264 ******
1267 itemの桁揃え
1268 ============
1270 itemize 環境中にある`\item'の項目(文章)が複数行に渡る場合に、項目の先
1271 頭を桁揃えしたい場合には、
1274 `M-q'
1275 ... 桁揃え
1277 によって、その item のインデントの深さに応じて fill されます。なお、古
1278 いNTT jTeX を使用している場合には、Lisp 変数`NTT-jTeX'を`t'にセットして
1279 下さい。
1281 このとき、変数`YaTeX-item-regexp'の値(標準では `"\\\\item"')を
1282 項目指定コマンドの正規表現として検索に使用します。itemize 環境で、独自のコ
1283 マンドを定義して項目を列挙している場合(例えば`\underlineitem')は、
1284 `~/.emacs' で次のように指定して下さい。
1286 (setq YaTeX-item-regexp
1287 "\\(\\\\\\(sub\\)*item\\)\\|\\(\\\\underlineitem\\)")
1290 この変数の指定の仕方がよく分からない場合は、独自の項目列挙コマンドの名前を
1291 ``"\item"'で始まるものにして下さい(例えば"\itembf"')。
1293 野鳥の `M-q' では `\item' を環境に応じて以下のように「ハングインデント」
1294 します。
1296 itemize, enumerate環境:
1297 >\item[ほげほげ] 英語では、特に意味のない単語を `foo' であらわしま
1298 > すが、これの日本語版ともいえる単語が「ほげほげ」
1299 > です。
1300 description環境:
1301 > \item[へろへろ] 「ほげほげ」をでたらめが単語として使った時に、第
1302 > 2のでたらめな単語として「へろへろ」が使われることが多
1303 > いようです。
1306 パラグラフの桁揃え
1307 ==================
1309 itemize環境以外でのパラグラフの桁揃え(fill)は、基本的に他のモードと同
1310 じように機能しますが、verbatim環境や、tabular環境など桁揃えをすると悲惨
1311 な状況になるような環境中では機能しません。また、\verb で括ってあるもの
1312 は決して行分割されません(変数 `YaTeX-verb-regexp' で制御) )。さらに、一
1313 時的にインデントの深さを変えてある箇所では、そのインデントの先頭で
1314 `M-q'を押すことにより fill-prefix をいちいち変更しなくて桁揃えができま
1315 す。
1320 File: yatexj, Node: Includeonly, Next: What column, Prev: Filling, Up: Top
1322 勝手にincludeonly
1323 *****************
1325 ファイルを分割して文章を入力している時には、メインファイル中に
1327 \includeonly{現在編集中のファイル名}
1329 のように書いておくことで、タイプセットの時間を節約できますが、ちょっと
1330 他のファイルを手直ししたい時には
1332 \includeonly{ちょっと手直ししたいファイル名}
1335 と書き直さなければならず手間がかかります。野鳥では現在編集しているファ
1336 イル名がメインファイルの`\includeonly'にない場合には自動的にこれを検出
1337 し、次の指示を仰ぎます。
1339 A)dd R)eplace %)comment?
1342 現在編集中のファイルを `\includeonly' のリストに加えたい時には`a'を、現
1343 在編集中のファイルだけを `\includeonly' にしたい時は`r'を、
1344 `\includeonly' の行をコメントアウトして無効化したい時には、`%'をそれぞ
1345 れ押して下さい。
1349 File: yatexj, Node: What column, Next: Intelligent newline, Prev: Includeonly, Up: Top
1351 ここはどこ?
1352 ***********
1354 項目数の多い tabular などをたくさん書いていると下の方の行で、いま書い
1355 ている桁がどこに対応するのかわからなくなってしまうことがあります。例え
1356 ば、以下のような tabular において、
1358 \begin{tabular}{|c|c|c|c|c|c|c|c|}\hline
1359 氏名&所属&〒&住所&電話&FAX&帰省先&帰省先電話\\ \hline
1360 矢上二郎 & 6 & 223 & 横浜市港北区日吉 & xxx-yyy &
1361 zzz-www & トンガ & 9876-54321 \\
1362 日吉小僧 & 2 & \multicolumn{2}{c|}{教えない}
1363 &&&(???)
1364 \\ \hline
1365 \end{tabular}
1368 (???)の部分がどの項目なのかすぐに判断するのは難しいでしょう。こんな時は、
1370 `[prefix] &'
1371 ... 現在のカラム表示
1373 を押すとカーソル位置のカラムがどの項目に該当するかをミニバッファに表示
1374 します。tabular/array環境の第1行目を項目名の並びとみなして対応するもの
1375 を探します。もし項目名として別のものを表示して欲しい場合は、行頭を`%'に
1376 してダミーの項目並びを作っておくと良いでしょう。
1380 File: yatexj, Node: Intelligent newline, Next: Usepackage cheker, Prev: What column, Up: Top
1382 おまかせ改行
1383 ************
1385 tabular[*], array, itemize, enumerate, tabbing 環境をbegin型補完で入
1386 力した時、または各環境内で
1388 `ESC RET'
1389 ... おまかせ改行
1392 を押すと、その環境に応じた行エントリを次の行に挿入します(begin型補完時
1393 に自動挿入されたエントリが不要な場合は undo によって消去できます)。例え
1394 ば、tabular環境では、その環境のカラム数に対応した個数の `&' に加え、行
1395 末の `\\' を入れます。この時それ以前に `\hline' があればそれも付け加え
1396 ます。環境とそれに応じて自動入力するものの対応は以下のようになります。
1398 * `tabular', `tabular*', `array'
1400 カラム数-1 だけの `&' と `\\'。必要に応じて `\hline'
1402 * `tabbing'
1404 一行目で定義している `\=' と同じ個数の `\>'。
1406 * `itemize', `enumerate', `description', `list'
1408 `\item' または `item[]'
1410 tabular 環境の例のように、本機能は各環境の一行目の内容を参考にして動
1411 作するので、なるべく二行目以降で呼び出すようにしてください。
1413 もし、その他の環境、例えば `foo'、に対して`おまかせ改行'を動作
1414 させたい時は、`YaTeX-intelligent-newline-foo' という名前の関数を定義
1415 します。定義した関数は、現在の行に改行を挿入した直後の行頭の位置で呼ばれま
1416 す。関数 `YaTeX-indent-line' を呼ぶと現在の環境のネストに応じた深さに
1417 インデントされるので、これを呼んでから何かを挿入するようなコードを書くとよ
1418 いでしょう。`yatexenv.el'内の関数
1419 `YaTeX-intelligent-newline-itemize' の定義などを参考にしてください。
1424 File: yatexj, Node: Usepackage cheker, Next: Changing mode of YaTeX, Prev: Intelligent newline, Up: Top
1426 先回りusepackage
1427 ****************
1429 begin型、section型、maketitle型、いずれかのLaTeX2eマクロを補完入力す
1430 ると、そのマクロの利用に外部パッケージを必要とする場合、そのパッケージ
1431 を本文中で `\usepackage{}' しているかどうかを調査し、もししていなければ
1432 プリアンブルに対応するパッケージを引数にした `\usepackage' 文を(確認後
1433 に)挿入します。
1435 ただしこの機能が働くためには、パッケージ名とその中で定義されているマ
1436 クロ群をalistの形式で変数 `YaTeX-package-alist-private' に設定しておく
1437 必要があります。
1441 File: yatexj, Node: Changing mode of YaTeX, Next: Online help, Prev: Usepackage cheker, Up: Top
1443 野鳥の動作モード切り替え
1444 ************************
1446 `[prefix] w'
1447 ... 野鳥動作モード切り替えメニュー
1449 で野鳥自身の動作を決定する以下のモードを切り替えます。
1451 * 修正モード
1452 * 野鳥数式モード
1454 修正モードは、開き括弧入力時の処理をコントロールし、修正モードONの時は
1455 開き括弧の入力は開き括弧のみの入力になり、修正モードOFFの時は開き括弧の
1456 入力だけで閉じ括弧まで入力します。デフォルト(起動時)の設定は*OFF*です。
1458 野鳥数式モードは、変数 `YaTeX-auto-math-mode' が `nil' の時の
1459 み有効で、このとき`;'や`:'を押した時(*Note Image completion::参照)に、
1460 どのようなイメージ補完を機能させるか、通常のキーとして機能させるかを手動で
1461 切り替えます。自動判定が遅いマシンでは`YaTeX-auto-math-mode'
1462 `nil'にセットし、野鳥数式モードを手動で切り替えると良いでしょう。
1467 File: yatexj, Node: Online help, Next: Inclusion hierarchy browser, Prev: Changing mode of YaTeX, Up: Top
1469 オンラインヘルプ
1470 ****************
1472 使おうとする LaTeX コマンドの用法がよく分からない時は、オンラインヘル
1473 プをひきましょう。ヘルプに関するキーには以下のものがあります。
1475 `[prefix] ?'
1476 ... オンラインヘルプ
1477 `[prefix] /'
1478 ... オンラインapropos
1481 オンラインヘルプ
1482 ================
1484 「オンラインヘルプ」は、一般的な LaTeX コマンド(デフォルトでカーソル
1485 位置のコマンド)に対する説明を隣のバッファに表示します。この時参照される
1486 ヘルプ用ファイルには「グローバルヘルプ」と「プライベートヘルプ」の二種
1487 類があり、前者は LaTeX の標準コマンドの主なものの説明を含むファイルで、
1488 変数`YaTeX-help-file'の値で指定されます。このファイルは通常公共の場所
1489 (デフォルトで`$EMACSEXECPATH')に置かれ、誰もがその内容を更新できるよう
1490 に全員に書き込み権が与えられるべきものです。後者は、非標準もしくは個人
1491 的なマクロ定義に関する説明が書かれているファイルで、変数
1492 `YaTeX-help-file-private'の値で指定されます。こちらはユーザのホームディ
1493 レクトリの下などに置かれます。
1496 オンラインapropos
1497 =================
1499 「オンラインapropos」は GNU Emacs の apropos と同様、ユーザが指定した
1500 キーワードを説明文に含む項目すべてを隣のバッファに表示します。
1502 もし、調べようとしたLaTeXコマンドに対する説明がヘルプファイル中に見つ
1503 からなかった場合は、説明文の入力を求めてくるので、可能であれば参考書な
1504 どを調べてそのコマンドの説明を入力してください。もし、なにか標準的なコ
1505 マンドに対する説明を書いたならばぜひ私までその説明をお送り下さい。次回
1506 の配布に含めたいと思います。
1510 File: yatexj, Node: Inclusion hierarchy browser, Next: Cooperation with other packages, Prev: Online help, Up: Top
1512 インクルード構造ブラウザ
1513 ************************
1515 複数のファイルに分割しているドキュメントを書いている場合、
1517 `[prefix] d'
1518 ... インクルード構造ブラウズ
1520 を押すと、そのドキュメントの親ファイルを聞いて来ます。ここで全てのファ
1521 イルの親となるファイル(デフォルトが示されているので大抵はRETのみ)を入力
1522 するとインクルードしている全てのファイルを解析し、インクルード状況を視
1523 覚的に表示します。このバッファでは以下のキー操作が有効です。
1525 `n'
1526 ... 次の行に移動し対応するファイルを隣のバッファに表示
1527 `p'
1528 ... 上の行に移動し対応するファイルを隣のバッファに表示
1529 `N'
1530 ... 同じインクルードレベルの次のファイルに移動
1531 `P'
1532 ... 同じインクルードレベルの前のファイルに移動
1533 `j'
1534 ... 次の行に移動
1535 `k'
1536 ... 上の行に移動
1537 `u'
1538 ... 一代親にあたるファイルに移動
1539 `.'
1540 ... カーソル位置のファイルを隣のバッファに表示
1541 `SPC'
1542 ... 隣のバッファの対応ファイルをスクロールアップ
1543 `DEL, b'
1544 ... 隣のバッファの対応ファイルをスクロールダウン
1545 `<'
1546 ... 隣のバッファの対応ファイルの先頭を表示
1547 `>'
1548 ... 隣のバッファの対応ファイルの末尾を表示
1549 `''
1550 ... (`<'や`>'の後で)元の表示位置に戻る
1551 `RET, g'
1552 ... カーソル位置のファイルを隣のバッファでオープン
1553 `mouse-2'
1554 ... RETと同じ(ウィンドウ使用時のみ)
1555 `o'
1556 ... 隣のウィンドウに移動
1557 `1'
1558 ... 他のウィンドウを消す
1559 `-'
1560 ... ブラウズウィンドウを小さくする
1561 `+'
1562 ... ブラウズウィンドウを大きくする
1563 `?'
1564 ... ヘルプ表示
1565 `q'
1566 ... 表示前の状態に戻る
1568 ただし、隣のウィンドウのファイルの内容を表示する機能に関しては、対応
1569 するファイルをクローズしてしまうとうまく働きませんのでご注意ください。
1573 File: yatexj, Node: Cooperation with other packages, Next: Customizations, Prev: Inclusion hierarchy browser, Up: Top
1575 他パッケージとの連携
1576 ********************
1579 gmhist
1580 ======
1582 `gmhist.el'と`gmhist-mh.el' をロードしている場合、プレヴューコマンド
1583 の入力(`[prefix] tp]')、印刷コマンドの入力(`[prefix] tl')の時に独立した
1584 ヒストリを利用できます。それぞれのプロンプトで、`M-p' を押すと直前に利
1585 用したコマンド文字列をくり返し呼び出すことができます。
1588 min-out
1589 =======
1591 `min-out.el' (`outline-minor-mode') と野鳥を組み合わせて使うこともも
1592 ちろん可能です。設定の方法に関しては`yatexm-o.el'をご覧ください。
1596 File: yatexj, Node: Customizations, Next: Etc, Prev: Cooperation with other packages, Up: Top
1598 カスタマイズ
1599 ************
1601 野鳥の動作を制御する種々の変数を独自に設定することにより、補完入力を
1602 起動するキーアサインを変えたり、環境名の補完候補をさらに充実させること
1603 などができます。
1605 * Menu:
1607 * Lisp variables:: lisp 変数
1608 * Add-in functions:: 付加関数(アドイン関数)
1612 File: yatexj, Node: Lisp variables, Next: Add-in functions, Prev: Customizations, Up: Customizations
1614 lisp 変数
1615 =========
1617 例えば prefix キーを `C-c' 以外のキーにしたい場合は、`YaTeX-prefix'に
1618 prefix キーにしたいシンボルを定義してください。さらに、「`C-c 英字'」と
1619 いうキーバインドは独自の関数が割り当ててあるので使いたくない。このよう
1620 な時は、`YaTeX-inhibit-prefix-letter' を `t' に設定することにより、
1621 `C-c 英字…'のバインドが全て、対応する`C-c C-英字…'に変わります(ただし、
1622 begin型 large型補完の大文字起動によるリジョン指定は可能なままです。これ
1623 も無効にしたい場合は`t'ではなく 1 にセットして下さい。)。
1625 * Menu:
1627 * All customizable variables:: カスタマイズ変数一覧
1628 * Sample definitions:: カスタマイズ変数設定例
1629 * Hook variables:: hook変数
1630 * Hook file:: hook用ファイル
1634 File: yatexj, Node: All customizable variables, Next: Sample definitions, Prev: Lisp variables, Up: Lisp variables
1636 カスタマイズ変数一覧
1637 --------------------
1639 yatex-mode における次の変数がカスタマイズ可能です。`~/.emacs' で
1640 `setq' しておけば、そちらの定義が優先されます。括弧の中はデフォルト値で
1641 す。実際に変数の値を変更する場合は `M-x describe-variable' で変数の詳細
1642 な説明を参照してください。
1644 -- Variable: YaTeX-prefix
1645 yatex-mode 中のプリフィクスキー (`\C-c')
1647 -- Variable: YaTeX-inhibit-prefix-letter
1648 prefix キーの直後のキーバインドで `英字' のものを `C-英字' に変更
1649 (`nil')
1651 -- Variable: YaTeX-fill-prefix
1652 本文を書く時の行頭に挿入する接頭辞すなわち fill-prefix
1653 (`""(nil)')
1655 -- Variable: YaTeX-user-completion-table
1656 学習したLaTeXコマンド保存ファイル名 (`"~/.yatexrc"')
1658 -- Variable: YaTeX-kanji-code
1659 文書を作成する時の漢字コードnil=既存のコードのまま
1660 0=no-conversion 1=Shift JIS, 2=JIS, 3=EUC, 4=UTF-8 (2 (MS-DOSでは
1661 1))
1663 -- Variable: tex-command
1664 LaTeXタイプセッタコマンド名 (`"platex"')
1667 -- Variable: dvi2-command
1668 プレヴューアコマンド名 (`"xdvi -geo +0+0 -s 4"')
1670 -- Variable: dviprint-command-format
1671 dviファイルの印刷に使われるコマンド式 (`"dvi2ps %f %t %s | lpr"')
1673 -- Variable: dviprint-from-format
1674 上の`%f'に相当する開始ページ指定書式、`%b' が開始ページ番号に変わ
1675 る (`"-f %b"')
1677 -- Variable: dviprint-to-format
1678 `%t' に相当する終了ページ指定書式、`%e'が終了ページ番号に変わる
1679 (`"-t %e"')
1681 -- Variable: makeindex-command
1682 makeindexコマンド (`"makeindex"' (MS-DOSでは`"makeind"'))
1684 -- Variable: YaTeX-dvipdf-command
1685 dviをPDFに変換するコマンド (`"dvipdfmx"')
1687 -- Variable: YaTeX-need-nonstop
1688 `\nonstopmode{}'を自動的に付加するか (`nil')
1690 -- Variable: latex-warning-regexp
1691 latexコマンドの出力するウォーニング行の正規表現 (`"line.*
1692 [0-9]*"')
1694 -- Variable: latex-error-regexp
1695 同じくエラー行の正規表現 (`"l\\.[1-9][0-9]*"')
1697 -- Variable: latex-dos-emergency-message
1698 MS-DOS上で動作する latex コマンドが、エラーにより停止するとき出力
1699 するメッセージ (`"Emergency stop"')
1701 -- Variable: latex-message-kanji-code
1702 タイプセッタの出力するメッセージの漢字コード.タイプセットバッファ
1703 の出力が化ける時は、これを設定する (2, Nemacsでのみ有効)
1705 -- Variable: NTT-jTeX
1706 古いNTT-jTeX使用時のようにインデントした行の先頭と前の行の(タイプ
1707 セット後の)字間が空いてしまうのを嫌う場合は`t'にする(`nil')
1709 -- Variable: YaTeX-item-regexp
1710 itemの桁揃えの時に用いる、itemの正規表現 (`"\\\\(sub\\)*item"')
1712 -- Variable: YaTeX-verb-regexp
1713 verbコマンドの正規表現。先頭の\\\\はつけない
1714 (`"verb\\*?\\|path"')
1716 -- Variable: YaTeX-nervous
1717 ローカル辞書を用いる時 `t' (`t')
1719 -- Variable: YaTeX-sectioning-regexp
1720 セクション区切り設定コマンドの正規表現
1721 (`"\\(part\\|chapter\\*?\\|\\(sub\\)*\\(section\\|paragraph\\)\\*?\\)\\b"')
1723 -- Variable: YaTeX-fill-inhibit-environments
1724 fill を抑止する環境名のリスト (`'("tabular" "tabular*" "array"
1725 picture" "eqnarray" "eqnarray*" "equation" "math" "displaymath"
1726 verbatim" "verbatim*")')
1728 -- Variable: YaTeX-uncomment-once
1729 領域uncommentで行頭の複数の`%'を全て削除するか (`nil')
1731 -- Variable: YaTeX-close-paren-always
1732 開き括弧の入力で常に閉じ括弧を入力する (`t')
1734 -- Variable: YaTeX-auto-math-mode
1735 数式モードの切り替えを自動的に行う (`t')
1737 -- Variable: YaTeX-math-key-list-private
1738 数式イメージ補完で用いる (プリフィクスキー . 対応補完テーブル) の
1739 alist (`nil')。補完テーブルの書き方については`yatexmth.el'を参照。
1741 -- Variable: YaTeX-default-pop-window-height
1742 1画面の時にタイプセットバッファを初めて作成する時の高さ。数値で行
1743 数、数字文字列でEmacsウィンドウに対する百分率 (10)
1745 -- Variable: YaTeX-help-file
1746 共用ヘルプファイル (`$doc-directory/../../site-lisp/YATEXHLP.jp')
1748 -- Variable: YaTeX-help-file-private
1749 個人用ヘルプファイル (`"~/YATEXHLP.jp"')
1751 -- Variable: YaTeX-no-begend-shortcut
1752 `[prefix] b ??' のショートカットを使わず、`[prefix] b' だけで補完
1753 入力に入る (`nil')
1755 -- Variable: YaTeX-hilit-pattern-adjustment-private
1756 正規表現とそれにマッチするものの論理的意味をシンボルであらわしたも
1757 ののリスト…のリスト。hilit19 を組み込んでいる時のみ有効。詳しくは
1758 `(assq 'yatex-mode hilit-patterns-alist)' した結果と、変数
1759 `YaTeX-hilit-pattern-adjustment-default' の値(と場合によっては
1760 hilit19 のドキュメント)を参照せよ。
1762 -- Variable: YaTeX-sectioning-level
1763 LaTeXのセクション単位宣言コマンドとその論理的高さのalist。
1765 -- Variable: YaTeX-hierarchy-ignore-heading-regexp
1766 Hierarchy バッファは通常ファイルヘッダとして、LaTeXのセクション宣
1767 言コマンドの引数を検索し、それがなければコメント行を探すが、その際
1768 にヘッダとしては意味を持たないパターンをこの変数に設定する。デフォ
1769 ルトでは RCS ヘッダとモード指定行(-*- xxx -*-)が設定されている。
1771 -- Variable: YaTeX-skip-default-reader
1772 Non-nil に設定するとsection型コマンドの引数入力時、アドイン関数が
1773 なければミニバッファでの読み込みをせずに入力を完了させる (`nil')
1775 -- Variable: YaTeX-create-file-prefix-g
1776 `\include'などで `prefix g'した時に、ジャンプ先が存在しないファイ
1777 ルであってもオープンする (`nil')
1779 -- Variable: YaTeX-simple-messages
1780 各種補完時のメッセージ出力を簡素化する (`nil')
1782 -- Variable: YaTeX-hilit-sectioning-face
1783 色付けが有効な時の `\part' の色 (`'(yellow/dodgerblue
1784 yellow/slateblue)')。リストの第一要素は `hilit-background-mode' が
1785 `'light' の時の、第二要素は `'dark' の時の `\chapter' の色で、文字
1786 色/背景色 のように指定する。
1788 -- Variable: YaTeX-hilit-sectioning-attenuation-rate
1789 色付けが有効な時の、`\subparagraph' の色を `\chapter' の濃度の何%
1790 薄くしたものにするか (`'(15 40)') `YaTeX-hilit-sectioning-face'の
1791 項参照。
1793 -- Variable: YaTeX-use-AMS-LaTeX
1794 AMS-LaTeX を使用する場合は `t' に設定する (`nil')
1796 -- Variable: YaTeX-use-LaTeX2e
1797 LaTeX2e を使用する場合は `t' に設定する (`t')
1799 -- Variable: YaTeX-template-file
1800 新規ファイル作成時に自動挿入するファイル名
1801 (`~/work/template.tex')
1803 -- Variable: YaTeX-search-file-from-top-directory
1804 inputするファイルを探すときの基準ディレクトリをmainファイルのある
1805 ディレクトリにするか (`t')
1806 -- Variable: YaTeX-use-font-lock
1807 ソースの色づけパッケージとして font-lock を利用するかどうか
1808 (`(featurep 'font-lock)')
1810 -- Variable: YaTeX-use-hilit19
1811 ソースの色づけパッケージとして hilit19 を利用するかどうか
1812 (`(featurep 'hilit19)')
1814 -- Variable: YaTeX-use-italic-bold
1815 italic, boldフォントを野鳥が探すかどうか (Emacs20以降なら`t')
1816 font-lock利用時のみ有効。(`(featurep 'hilit19)'
1818 -- Variable: YaTeX-singlecmd-suffix
1819 全てのmaketitle型コマンドの補完入力直後に挿入する文字列。
1820 `"{}"' などがお勧め。
1822 -- Variable: YaTeX-package-alist-private
1823 LaTeX2eのパッケージ名とその中に含まれるマクロのリスト。適切に設定
1824 しておくと本文入力時にマクロを補完入力するとそのマクロに必要なパッ
1825 ケージを usepackage するか自動的に検査してくれる。していなければ
1826 usepackage を自動追加することもできる。リストは'((パッケージ名1
1827 (補完タイプ マクロのリスト……) (補完タイプ マクロのリスト……))
1828 (パッケージ名2 (補完タイプ マクロのリスト……) (補完タイプ マクロ
1829 のリスト……))………)という形式にする。補完タイプは `env,
1830 section, maketitle' のどれか。具体例は変数
1831 `YaTeX-package-alist-default'の値参照。
1833 -- Variable: YaTeX-tabular-indentation
1834 tabular/array 環境で現在行の先頭位置が表の第Nカラムのときは標準イ
1835 ンデント位置から N*YaTeX-tabular-indentation 桁下げたインデントに
1836 する。
1838 -- Variable: YaTeX-noindent-env-regexp
1839 別の環境内にあっても \begin{} が行頭から始まるべき環境名の正規表現。
1840 verbatim環境などを指定する。
1842 -- Variable: YaTeX-ref-default-label-string
1843 \ref{} のラベル補完でラベル未設定のものに自動的に生成するラベル名
1844 の書式。strftime(3)関数に似た日付ベースで指定する。利用できる書式
1845 は以下のとおり。%y -> 西暦下二桁, %b -> 月の英名, %m -> 月(1〜12)
1846 %d -> 日, %H -> 時, %M -> 分, %S -> 秒, %qx -> アルファベットで26
1847 進数化した yymmdd. %qX -> アルファベットで26進数化した HHMMSS. デ
1848 フォルトは "%H%M%S_%d%b%y"
1850 -- Variable: YaTeX-ref-generate-label-function
1851 \ref{}のラベル名自動生成のときに使う関数のシンボル。デフォルトは標
1852 準の YaTeX::ref-generate-label 関数が割り当ててある。引数を2つ取る
1853 関数を定義して、この変数にセットするとその関数を呼んだ結果をデフォ
1854 ルトのラベル名候補とする。設定例:
1855 (setq YaTeX-ref-generate-label-function 'my-yatex-generate-label)
1856 (defun my-yatex-generate-label (command value)
1857 (and (string= command "caption")
1858 (re-search-backward "\\\\begin{\\(figure\\|table\\)}" nil t)
1859 (setq command (match-string 1)))
1860 (let ((alist '(("chapter" . "chap")
1861 ("section" . "sec")
1862 ("subsection" . "subsec")
1863 ("figure" . "fig")
1864 ("table" . "tbl"))))
1865 (if (setq command (cdr (assoc command alist)))
1866 (concat command ":" value)
1867 (YaTeX::ref-generate-label nil nil))))
1871 File: yatexj, Node: Sample definitions, Next: Hook variables, Prev: All customizable variables, Up: Lisp variables
1873 カスタマイズ変数設定例
1874 ----------------------
1876 たとえば、prefix キーとして`ESC'を使用し、新たな補完候補を格納するファ
1877 イルを、`~/src/emacs/yatexrc' にし、行頭の prefix をタブ文字一つに変え
1878 たいときは、
1880 (setq YaTeX-prefix "\e"
1881 YaTeX-user-completion-table "~/src/emacs/yatexrc"
1882 YaTeX-fill-prefix " ")
1884 を `~/.emacs' に加えます。
1888 File: yatexj, Node: Hook variables, Next: Hook file, Prev: Sample definitions, Up: Lisp variables
1890 hook変数
1891 --------
1893 また、hook 変数 `yatex-mode-hook', `yatex-mode-load-hook' を用意して
1894 います。すべての yatex-mode のバッファで作用させたいものは、
1895 `yatex-mode-hook' に記述し、`yatex.el' をロードする時だけ作用させたいも
1896 のは`yatex-mode-load-hook' に記述します。例えば、`outline-minor-mode'
1897 を利用する場合、それぞれのバッファで `outline-minor-mode' を有効にした
1898 いので、`yatex-mode-hook' を次のように設定します。
1900 (setq yatex-mode-hook
1901 '(lambda () (outline-minor-mode t)))
1904 逆に、独自のキー定義を行いたい時などは、`yatex-mode-load-hook' を利用し
1905 ます。例えば、begin 型補完において、 document や、enumerate 以外の環境
1906 名もショートカットキーで入れたいなどという時は、次のようにします。以下
1907 の例は、`[prefix] ba' で `\begin{abstract}', `\end{abstract}' を挿入し
1908 ます。
1910 (setq yatex-mode-load-hook
1911 '(lambda() (YaTeX-define-begend-key "ba" "abstract")))
1913 なお、新たなキーの定義には、関数 `YaTeX-define-key'
1914 `YaTeX-define-begend-key'を利用するようにしてください。
1918 File: yatexj, Node: Hook file, Prev: Hook variables, Up: Lisp variables
1920 hook用ファイル
1921 --------------
1923 変数 `yatex-mode-load-hook' で定義する内容が多い時は、`yatexhks.el'と
1924 いうファイルを作り、その中に野鳥関連の設定を書く事で、初期化の時に自動
1925 的にロードします。
1930 File: yatexj, Node: Add-in functions, Prev: Lisp variables, Up: Customizations
1932 付加関数(アドイン関数)
1933 ======================
1935 各種補完時に、環境名やコマンド名に応じたきめ細やかな補完入力機能を実
1936 現するための関数を作成することができます。この関数の作成方法や、組み込
1937 み方法に関しては、`yatexadd.doc' をご覧ください。
1941 File: yatexj, Node: Etc, Next: Copying, Prev: Customizations, Up: Top
1943 その他
1944 ******
1946 野鳥の標準の LaTeX コマンドの辞書には、作者が頻繁に使うものしか登録さ
1947 れていません。これは、補完候補に使いそうもないコマンドが存在して、補完
1948 したいコマンドを出すまでのストローク数を増やしてしまう事を防止するため
1949 です。標準辞書にないコマンドも、できるだけ補完入力方式を利用し、ユーザ
1950 辞書を充実させることで、あなたの LaTeX スタイルにあった野鳥へと育ってい
1951 くことでしょう。
1955 File: yatexj, Node: Copying, Next: Concept Index, Prev: Etc, Up: Top
1957 取り扱い
1958 ********
1960 本プログラムはフリーソフトウェアです。本プログラムを使用して生じたい
1961 かなる結果に対しても作者は責任を負わないこととします。転載等に関しては
1962 制限いたしません。常識的に扱ってください。また、本プログラムに含まれる
1963 コードを利用すること、改造することも自由に行なって構いませんが、流用す
1964 ることにより契約締結の必要が生じる場合、私はいかなる契約も締結しません。
1965 具体的にはGPLへのサインはしませんので、GNUに寄贈するものを作っている場
1966 合私の作品から取り込んだコードを流用すると苦労するかもしれません。いか
1967 なるコード流用も拒否しませんが契約締結は辞退します。
1969 苦情、希望、バグ報告、感想等は歓迎いたします。連絡は yuuji@yatex.org
1970 まで(2004年1月現在)。継続的に使用してくださる方はメイリングリスト「fj野
1971 鳥の会」に是非加入してください。加入方法については本パッケージの
1972 `docs/qanda'ファイルの「その他」の章を御覧ください。
1974 仕様は、予告なく確実に(気分次第で)変更されます:-p。
1976 広瀬雄二
1980 File: yatexj, Node: Concept Index, Prev: Copying, Up: Top
1982 索引
1983 ****
1985 * Menu:
1987 * :: Greek letter completion. (line 5)
1988 * ;: Image completion. (line 5)
1989 * Σ[しくま]: Image completion. (line 5)
1990 * 括る[くくる]: Enclose section-type command. (line 5)
1991 * 括る[くくる]: large型補完. (line 23)
1992 * 引数[ひきすう]: 2個以上の引数をとる section型コマンド. (line 5)
1993 * 欧文[おうふん]: Accent mark completion. (line 5)
1994 * ∞[むけんたい]: Image completion. (line 5)
1995 * 矢印[やしるし]: Image completion. (line 5)
1996 * ;ｩ身[;ししん]: Image completion. (line 34)
1997 * ブロック[ふろつく]: begin型補完. (line 82)
1998 * ヒストリ[ひすとり]: Cooperation with other packages. (line 9)
1999 * 桁揃え[けたそろえ]: Filling. (line 5)
2000 * やちょう[やちよう]: Intro. (line 5)
2001 * ジャンプ[しやんふ]: view-sectioning. (line 44)
2002 * &入力[&にゆうりよく]: Intelligent newline. (line 5)
2003 * 設定例[せつていれい]: Sample definitions. (line 5)
2004 * 随時補完[すいしほかん]: Arbitrary completion. (line 5)
2005 * 閉じ込める[としこめる]: begin型補完. (line 82)
2006 * 再帰補完[さいきほかん]: Recursive completion. (line 5)
2007 * ユーザｫ書[ゆうさししよ]: begin型補完. (line 72)
2008 * 論理階層[ろんりかいそう]: view-sectioning. (line 44)
2009 * ここはどこ?[ここはとこ?]: What column. (line 5)
2010 * カスタマイズ[かすたまいす]: Customizations. (line 5)
2011 * キーアサイン[きいあさいん]: Customizations. (line 5)
2012 * 数ｮモード[すうしきもおと]: Image completion. (line 5)
2013 * インストール[いんすとおる]: Installation. (line 5)
2014 * タイプセッタ[たいふせつた]: Invocation. (line 5)
2015 * プレヴューア[ふれひゆうあ]: Invocation. (line 5)
2016 * お絵描きツール起動[おえかきつうるきとう]: お絵描きツール起動. (line 5)
2017 * 環境の先頭へ[かんきようのせんとうへ]: 環境を単位としたジャンプ. (line 8)
2018 * 環境の末尾へ[かんきようのまつひへ]: 環境を単位としたジャンプ. (line 8)
2019 * 環境をマーク[かんきようをまあく]: 環境を単位としたジャンプ. (line 8)
2020 * アウトライン[あうとらいん]: view-sectioning. (line 5)
2021 * 引数の個数を変える[ひきすうのこすうをかえる]: 2個以上の引数をとる section型コマンド. (line 26)
2022 * アクセント記号補完[あくせんときこうほかん]: Accent mark completion. (line 5)
2023 * カスタマイズ変数一覧[かすたまいすへんすういちらん]: All customizable variables. (line 5)
2024 * 環境名の補完[かんきようめいのほかん]: begin型補完. (line 5)
2025 * エラー修正[えらあしゆうせい]: Calling typesetter. (line 5)
2026 * タイプセッタ起動[たいふせつたきとう]: Calling typesetter. (line 5)
2027 * タイプセットエラー[たいふせつとえらあ]: Calling typesetter. (line 5)
2028 * 環境名の変更[かんきようめいのへんこう]: Changing LaTeX command. (line 21)
2029 * モード切り替え[もうときりかえ]: Changing mode of YaTeX. (line 5)
2030 * 起動するコマンドを変える[きとうするこまんとをかえる]: Changing typesetter. (line 8)
2031 * タイプセッタの使い分け[たいふせつたのつかいわけ]: Changing typesetter. (line 13)
2032 * コメントアウト[こめんとあうと]: Commenting out. (line 5)
2033 * その他のコマンド制御[そのたのこまんとせいきよ]: Controlling which command to invoke. (line 5)
2034 * 他パッケージとの連携[たはつけえしとのれんけい]: Cooperation with other packages. (line 5)
2035 * コマンドヒストリ[こまんとひすとり]: Cooperation with other packages. (line 9)
2036 * カーソルジャンプ[かあそるしやんふ]: Cursor jump. (line 5)
2037 * %#記法ｩ体の編集[%#きほうしたいのへんしゆう]: Editing %# notation. (line 5)
2038 * パラグラフの桁揃え[はらくらふのけたそろえ]: Filling. (line 48)
2039 * 固定領域のタイプセット[こていりよういきのたいふせつと]: Fix region for typesetting. (line 5)
2040 * 領域決定規則[りよういきけつていきそく]: Fix region for typesetting. (line 27)
2041 * 長いファイルの編集[なかいふあいるのへんしゆう]: Fix region for typesetting. (line 36)
2042 * ギリシャ文字補完[きりしやもしほかん]: Greek letter completion. (line 5)
2043 * イメージ補完[いめえしほかん]: Image completion. (line 5)
2044 * 数ｮ記号イメージ補完[すうしききこういめえしほかん]: Image completion. (line 5)
2045 * 他のファイルの手直し[ほかのふあいるのてなおし]: Includeonly. (line 12)
2046 * インクルード構造[いんくるうとこうそう]: Inclusion hierarchy browser. (line 5)
2047 * おまかせ改行[おまかせかいきよう]: Intelligent newline. (line 5)
2048 * プリントアウト[ふりんとあうと]: Invocation. (line 5)
2049 * 環境の削除[かんきようのさくしよ]: Killing LaTeX command. (line 7)
2050 * ラベルｩ動生成[らへるしとうせいせい]: label-generation. (line 5)
2051 * フォント指定子[ふおんとしていし]: large型補完. (line 19)
2052 * 文字サイズ指定子[もしさいすしていし]: large型補完. (line 19)
2053 * ローカルｫ書[ろおかるししよ]: Local dictionary. (line 5)
2054 * 変更/削除[へんこう/さくしよ]: Modifying/Deleting. (line 5)
2055 * オンラインヘルプ[おんらいんへるふ]: Online help. (line 5)
2056 * キーワード検索[きいわあとけんさく]: Online help. (line 5)
2057 * グローバルヘルプ[くろおはるへるふ]: Online help. (line 17)
2058 * プライベートヘルプ[ふらいへえとへるふ]: Online help. (line 17)
2059 * 入力ファイル分割[にゆうりよくふあいるふんかつ]: Splitting input files. (line 12)
2060 * セクション区切り一覧バッファ[せくしよんくきりいちらんはつふあ]: view-sectioning. (line 20)
2061 * セクション区切り[せくしよんくきり]: view-sectioning. (line 44)
2062 * 現在のカラム表ｦ[けんさいのからむひようし]: What column. (line 24)
2063 * apropos: Online help. (line 5)
2064 * autoload: Installation. (line 5)
2065 * auto-mode-alist: Installation. (line 5)
2066 * %#BEGIN: Fix region for typesetting. (line 5)
2067 * begin型補完[beginかたほかん]: begin型補完. (line 5)
2068 * C-c: Invocation. (line 5)
2069 * Demacs: Intro. (line 5)
2070 * .emacs: Installation. (line 5)
2071 * %#END: Fix region for typesetting. (line 5)
2072 * end補完[endほかん]: end補完. (line 5)
2073 * ghostview: Splitting input files. (line 17)
2074 * gmhist: Cooperation with other packages. (line 9)
2075 * hook変数[hookへんすう]: Hook variables. (line 5)
2076 * 出力終了ページ[しゆつりよくしゆうりようへえし]: Print out. (line 10)
2077 * includeonly: Includeonly. (line 5)
2078 * Install: Installation. (line 5)
2079 * itemなどの桁揃え[itemなとのけたそろえ]: Filling. (line 9)
2080 * 出力開始ページ[しゆつりよくかいしへえし]: Print out. (line 10)
2081 * jlatex: Invocation. (line 5)
2082 * large型補完[largeかたほかん]: large型補完. (line 5)
2083 * LaTeX: Intro. (line 5)
2084 * leftarrow: Image completion. (line 5)
2085 * lpr format: lpr format. (line 5)
2086 * lprフォーマットの変更[lprふおおまつとのへんこう]: Editing %# notation. (line 20)
2087 * lprふぉーまっと[lprふおおまつと]: lpr format. (line 5)
2088 * lprフォーマット[lprふおおまつと]: lpr format. (line 5)
2089 * maketitle型補完[maketitleかたほかん]: maketitle型補完. (line 5)
2090 * M-C-@: 環境を単位としたジャンプ. (line 8)
2091 * M-C-a: 環境を単位としたジャンプ. (line 8)
2092 * M-C-e: 環境を単位としたジャンプ. (line 8)
2093 * min-out: Cooperation with other packages. (line 18)
2094 * M-q: Filling. (line 48)
2095 * Mule: Intro. (line 5)
2096 * 勝手にincludeonly[かつてにincludeonly]: Includeonly. (line 5)
2097 * NTT-jTeX[えぬていいていいしえいてつく]: Filling. (line 16)
2098 * platex: Invocation. (line 5)
2099 * prefix ,: Commenting out. (line 5)
2100 * prefix .: Commenting out. (line 5)
2101 * prefix <: Commenting out. (line 5)
2102 * prefix >: Commenting out. (line 5)
2103 * prefix /: Online help. (line 5)
2104 * prefix ?: Online help. (line 5)
2105 * prefix &: What column. (line 5)
2106 * prefix a: Accent mark completion. (line 5)
2107 * prefix b: begin型補完. (line 5)
2108 * prefix c: Modifying/Deleting. (line 5)
2109 * prefix d: Inclusion hierarchy browser. (line 5)
2110 * prefix e: end補完. (line 5)
2111 * prefix g: Cursor jump. (line 5)
2112 * prefix i: Filling. (line 9)
2113 * prefix k: Modifying/Deleting. (line 5)
2114 * prefix key: Invocation. (line 5)
2115 * prefix l: large型補完. (line 5)
2116 * prefix m: maketitle型補完. (line 5)
2117 * prefix s: section型補完. (line 5)
2118 * prefix SPC: Arbitrary completion. (line 5)
2119 * prefix w: Changing mode of YaTeX. (line 5)
2120 * prefixキー変更[prefixきいへんこう]: Lisp variables. (line 5)
2121 * ページ確認省略lpr起動[へえしかくにんしようりやくlprきとう]: Print out. (line 13)
2122 * section型補完[sectionかたほかん]: section型補完. (line 5)
2123 * 複雑なtabular[ふくさつなtabular]: What column. (line 5)
2124 * 先回りusepackage[さきまわり]: Usepackage cheker. (line 5)
2125 * YaTeX-help-file: Online help. (line 17)
2126 * YaTeX-help-file-private: Online help. (line 17)
2127 * YaTeX-item-regexp: Filling. (line 21)
2128 * YaTeX-math-sign-alist-private: Image completion. (line 61)
2129 * yatex-mode-hook: Hook variables. (line 5)
2130 * yatex-mode-load-hook: Hook variables. (line 5)
2131 * YaTeX-nervous: Local dictionary. (line 23)
2132 * .yatexrc: Local dictionary. (line 5)
2134 Tag table:
2135 Node: Top257
2136 Node: Intro1311
2137 Node: Terminology1614
2138 Node: Main features2254
2139 Node: Installation3315
2140 Node: Invocation4539
2141 Node: Calling typesetter5360
2142 Node: Calling previewer6597
2143 Node: Print out6913
2144 Node: %#notation7179
2145 Node: Changing typesetter7607
2146 Node: Splitting input files7865
2147 Node: Fix region for typesetting8821
2148 Node: lpr format9729
2149 Node: Controlling which command to invoke10539
2150 Node: Editing %# notation10934
2151 Node: Completion11392
2152 Node: begin型補完11782
2153 Node: section型補完14365
2154 Node: 2個以上の引数をとる section型コマンド15458
2155 Node: Enclose section-type command16272
2156 Node: Recursive completion16509
2157 Node: view-sectioning16814
2158 Node: label-generation18010
2159 Node: large型補完18360
2160 Node: maketitle型補完18940
2161 Node: Arbitrary completion19239
2162 Node: end補完19552
2163 Node: Accent mark completion19893
2164 Node: Image completion20318
2165 Node: Greek letter completion22133
2166 Node: Local dictionary22593
2167 Node: Commenting out23197
2168 Node: Cursor jump24357
2169 Node: 対応オブジェクトへのジャンプ24574
2170 Node: お絵描きツール起動25560
2171 Node: メインファイルへのジャンプ26475
2172 Node: 環境を単位としたジャンプ26811
2173 Node: 最後の補完位置へのジャンプ27168
2174 Node: Modifying/Deleting27405
2175 Node: Changing LaTeX command27811
2176 Node: Killing LaTeX command28361
2177 Node: Filling29233
2178 Node: Includeonly30563
2179 Node: What column31124
2180 Node: Intelligent newline31903
2181 Node: Usepackage cheker32935
2182 Node: Changing mode of YaTeX33362
2183 Node: Online help33937
2184 Node: Inclusion hierarchy browser34914
2185 Node: Cooperation with other packages36192
2186 Node: Customizations36647
2187 Node: Lisp variables36944
2188 Node: All customizable variables37550
2189 Node: Sample definitions44872
2190 Node: Hook variables45306
2191 Node: Hook file46200
2192 Node: Add-in functions46406
2193 Node: Etc46633
2194 Node: Copying46918
2195 Node: Concept Index47542
2197 End tag table