yatex

diff docs/yatexgen.doc @ 25:ab9c4c4f9f7a

version 1.50
author yuuji
date Fri, 08 Jul 1994 19:38:30 +0000
parents b7b023a74293
children cd1b63102eed
line diff
     1.1 --- a/docs/yatexgen.doc	Fri Apr 22 17:35:25 1994 +0000
     1.2 +++ b/docs/yatexgen.doc	Fri Jul 08 19:38:30 1994 +0000
     1.3 @@ -1,11 +1,6 @@
     1.4  -----------------------------------------------------------------------------
     1.5  			野鳥用付加関数を自動的に作ろう!
     1.6  -----------------------------------------------------------------------------
     1.7 -筆者註:
     1.8 -	まだまだβバージョンです。
     1.9 -	このバージョンを手にされたかたは、今の yatexgen.el の出力するメッ
    1.10 -	セージで、やるべき手順が分かるかどうか、また、もっとよいガイドの出
    1.11 -	し方はないかについて、是非コメントをお願い致します。
    1.12  
    1.13  【はじめに】
    1.14  
    1.15 @@ -22,26 +17,156 @@
    1.16  	りましょう:-)。
    1.17  
    1.18  
    1.19 -【作り方】
    1.20 +【作り方その1】
    1.21  
    1.22 -	  まず yatexgen.el をロードします。
    1.23 +	  Emacs-Lispなんか全然知らないよ〜んという人向け:
    1.24  
    1.25 -		M-x load-library RET yatexgen RET
    1.26 -	そして、
    1.27 -		M-x YaTeX-generate
    1.28 +		M-x YaTeX-generate ぺし
    1.29  
    1.30  	  あとは、画面に出て来る指示通りに操作して下さい。これを無視してい
    1.31  	いかげんに操作すると、とんでもないことになります(なんだろう?)。失
    1.32  	敗した、と思ったら、^G して最初からやり直すのが無難です。
    1.33  
    1.34  
    1.35 +【作り方その2】
    1.36 +
    1.37 +	  他の付加関数を見て何をやってるかの想像が付く人、あるいは 
    1.38 +	Emacs-Lisp は知ってるが単に作るのが面倒な人向け:
    1.39 +
    1.40 +		M-x YaTeX-generate-simple RET
    1.41 +
    1.42 +	  こっちでは追加型付加関数と引数型付加関数(yatexadd.docもちゃんと
    1.43 +	読んでね;-)の両方が作れます(その1は追加型しか作れない)。
    1.44 +
    1.45 +	  では、例として次のような LaTeX コマンドがあったとしましょう。
    1.46 +	(実際にはないよー)
    1.47 +
    1.48 +		\epsinput[t](250,50){hoge.eps}{plain}{ほげほげの絵}
    1.49 +		         (a)  (b)     (1)      (2)      (3)
    1.50 +		(a)位置を指定するオプション引数(なくても良い)
    1.51 +		   t(top) b(bottom) l(left) r(right) のどれかが入る
    1.52 +		(b)枠の最大の大きさ
    1.53 +		(1)第1引数は取り込むEPSファイル名
    1.54 +		(2)第2引数は取り込む時に
    1.55 +			plain		何もしない
    1.56 +			frame		枠を付ける
    1.57 +			dframe		二重枠を付ける
    1.58 +		   のどれかのスタイルを選べたりする
    1.59 +		(3)絵に付けるキャプションを指定
    1.60 +
    1.61 +	早速付加関数を作りましょう。M-x YaTeX-generate-simple とすると
    1.62 +
    1.63 +		Making add-in function for (default ???): epsinput RET
    1.64 +
    1.65 +	と聞いて来るので何用の付加関数を作るか答えます。さらに
    1.66 +
    1.67 +		(o)追加型? (a)引数型?
    1.68 +
    1.69 +	と、聞いて来るのでどちらを作るか答えます。ではそれぞれの場合につい
    1.70 +	て例を追ってみましょう。
    1.71 +
    1.72 +  (o)追加型付加関数を作る
    1.73 +
    1.74 +	(a),(b)の部分はオプション引数なので、追加型付加関数で補完します。
    1.75 +	(1)〜(3)は実際の引数なので引数型付加関数で補完します。では(a)を補
    1.76 +	完するための関数を作りましょう。
    1.77 +
    1.78 +		M-x YaTeX-generate-simple RET
    1.79 +		epsinput RET
    1.80 +		o
    1.81 +
    1.82 +	すると次のメニューが出ます。
    1.83 +
    1.84 +Read type(1): (S)tring (C)omplete (F)ile ([)option (P)osition co(O)rd. (q)uit
    1.85 +
    1.86 +	「Read type(1)」というのは「1番目のオプションの補完スタイルはなあ
    1.87 +	に?」という意味です。補完スタイルには以下のものがあります。
    1.88 +
    1.89 +		String		普通の文字列を読み込む
    1.90 +		Complete	いくつかの候補の中から読み込む
    1.91 +		File		ファイル名を読み込む
    1.92 +		Option		オプション引数を読む(省略すると[]がつかない)
    1.93 +		Position	場所指定オプションを読む([htbp] みたいなの)
    1.94 +		Coord.		座標を読み込む
    1.95 +		Quit		おしまい
    1.96 +
    1.97 +	さて(a)はEPSファイルを配置する場所指定オプションなので補完タイプは 
    1.98 +	Position、さらにその候補は t, b, l, r のどれかなので、以下のように
    1.99 +	操作します。
   1.100 +
   1.101 +		Read type(1).... 		p
   1.102 +		Acceptable characters:		tblr RET
   1.103 +
   1.104 +	次の(b)は座標なので補完タイプは coOrd. 最大サイズと言う意味のプロ
   1.105 +	ンプトを出したいので次のようにします。
   1.106 +
   1.107 +		Read type(2)....		o
   1.108 +		Prompt for coordinates:		Max size RET
   1.109 +
   1.110 +	もうオプション引数はないので、quitを選びます。
   1.111 +
   1.112 +		Read type(3)....		q
   1.113 +
   1.114 +	これで隣のウィンドウに \epsinput 用の追加型付加関数が生成されます。
   1.115 +
   1.116 +  (a)引数型付加関数を作る
   1.117 +
   1.118 +	  さて \epsinput の引数の種別は順に、EPSファイル名、枠付スタイル、
   1.119 +	キャプション文字列でした。これらを読み込む(引数型)付加関数を作りま
   1.120 +	しょう。
   1.121 +
   1.122 +		M-x YaTeX-generate-simple RET
   1.123 +		epsinput RET
   1.124 +		a
   1.125 +
   1.126 +	すると引数の数を聞いて来るのでそれに答えます。
   1.127 +
   1.128 +		How many arguments?: 3 RET
   1.129 +
   1.130 +	すると第1引数について補完タイプを聞いて来るので、「ファイル名(f)」
   1.131 +	を選び、ファイル名を読む時に出したいプロンプト文字列を入れます。
   1.132 +
   1.133 +		Read type(1)....		f
   1.134 +		Prompt for argument#1		EPS file name RET
   1.135 +
   1.136 +	第2引数は複数候補から選択するので補完タイプは Completion。
   1.137 +
   1.138 +		Read type(2)....		c
   1.139 +		Prompt for argument#2		Include style RET
   1.140 +
   1.141 +	すると全候補の入力を促すので、順次入力し最後にRETを空打ちします。
   1.142 +
   1.143 +		Item[1](RET to exit):		plain RET
   1.144 +		Item[2](RET to exit):		frame RET
   1.145 +		Item[3](RET to exit):		dframe RET
   1.146 +		Item[4](RET to exit):		RET
   1.147 +
   1.148 +	最後の引数は単に文字列を読めば良いので、補完タイプは String。
   1.149 +	「default:」ではミニバッファで入力する時にデフォルトで入力されてい
   1.150 +	る文字列を入れます。必要なければRETを空打ちします。
   1.151 +
   1.152 +		Read type(3)....		s
   1.153 +		Prompt for argument#3		Caption RET
   1.154 +		default:			の絵 RET
   1.155 +
   1.156 +	さらに補完候補以外の選択を認めるかを聞いて来るので、y か n で答え
   1.157 +	ます。この場合 plain, frame, dframe 以外は選べないので
   1.158 +
   1.159 +		Require match? (y or n)		y
   1.160 +
   1.161 +	のように y と答えます。
   1.162 +
   1.163 +	  これで隣のウィンドウに \epsinput 用の引数型付加関数が生成されま
   1.164 +	す。
   1.165 +
   1.166 +
   1.167  【できあがり】
   1.168  
   1.169  	  言われた通りに正しく指示を与えると、お望みのお手軽関数が出来上が
   1.170  	ります。これを切り取って、~/.emacs にでも放り込みましょう。本当は
   1.171  	これも自動化しようと思ったのですが、これに失敗すると命がいくつあっ
   1.172 -	ても足りないので、やめておきました。第一、それも面倒な人は、野鳥な
   1.173 -	んか使っていないよね?
   1.174 +	ても足りないので、やめておきました。第一それも面倒な人は、野鳥なん
   1.175 +	か使っていないよね?
   1.176  
   1.177  
   1.178  【最後に】