yatex

changeset 25:ab9c4c4f9f7a

version 1.50
author yuuji
date Fri, 08 Jul 1994 19:38:30 +0000
parents 21a751ddf614
children abf840be9939
files docs/yatexadd.doc docs/yatexgen.doc
diffstat 2 files changed, 139 insertions(+), 14 deletions(-) [+]
line diff
     1.1 --- a/docs/yatexadd.doc	Thu Jul 07 16:45:12 1994 +0000
     1.2 +++ b/docs/yatexadd.doc	Fri Jul 08 19:38:30 1994 +0000
     1.3 @@ -31,8 +31,8 @@
     1.4  
     1.5  	  さすがに、関数を書くだけでは使えません:-)。yatex-mode 起動時には、
     1.6  	その関数を定義したファイルがロードされていなくてはなりません。関数
     1.7 -	を定義するファイル名を yatexadd.el(またはバイトコンパイルした形式
     1.8 -	の yatexadd.elc)にし、そのファイルを load-path 中に置いておけば、 
     1.9 +	を定義するファイル名を yatexhks.el(またはバイトコンパイルした形式
    1.10 +	の yatexhks.elc)にし、そのファイルを load-path 中に置いておけば、 
    1.11  	野鳥が自動的にロードします。それ以外のファイル名にする場合は、
    1.12  	yatex-mode-load-hook に付加関数を定義する Emacs-Lisp ファイルをロー
    1.13  	ドするような仕掛けを書いておくのがよいでしょう。
     2.1 --- a/docs/yatexgen.doc	Thu Jul 07 16:45:12 1994 +0000
     2.2 +++ b/docs/yatexgen.doc	Fri Jul 08 19:38:30 1994 +0000
     2.3 @@ -1,11 +1,6 @@
     2.4  -----------------------------------------------------------------------------
     2.5  			野鳥用付加関数を自動的に作ろう!
     2.6  -----------------------------------------------------------------------------
     2.7 -筆者註:
     2.8 -	まだまだβバージョンです。
     2.9 -	このバージョンを手にされたかたは、今の yatexgen.el の出力するメッ
    2.10 -	セージで、やるべき手順が分かるかどうか、また、もっとよいガイドの出
    2.11 -	し方はないかについて、是非コメントをお願い致します。
    2.12  
    2.13  【はじめに】
    2.14  
    2.15 @@ -22,26 +17,156 @@
    2.16  	りましょう:-)。
    2.17  
    2.18  
    2.19 -【作り方】
    2.20 +【作り方その1】
    2.21  
    2.22 -	  まず yatexgen.el をロードします。
    2.23 +	  Emacs-Lispなんか全然知らないよ〜んという人向け:
    2.24  
    2.25 -		M-x load-library RET yatexgen RET
    2.26 -	そして、
    2.27 -		M-x YaTeX-generate
    2.28 +		M-x YaTeX-generate ぺし
    2.29  
    2.30  	  あとは、画面に出て来る指示通りに操作して下さい。これを無視してい
    2.31  	いかげんに操作すると、とんでもないことになります(なんだろう?)。失
    2.32  	敗した、と思ったら、^G して最初からやり直すのが無難です。
    2.33  
    2.34  
    2.35 +【作り方その2】
    2.36 +
    2.37 +	  他の付加関数を見て何をやってるかの想像が付く人、あるいは 
    2.38 +	Emacs-Lisp は知ってるが単に作るのが面倒な人向け:
    2.39 +
    2.40 +		M-x YaTeX-generate-simple RET
    2.41 +
    2.42 +	  こっちでは追加型付加関数と引数型付加関数(yatexadd.docもちゃんと
    2.43 +	読んでね;-)の両方が作れます(その1は追加型しか作れない)。
    2.44 +
    2.45 +	  では、例として次のような LaTeX コマンドがあったとしましょう。
    2.46 +	(実際にはないよー)
    2.47 +
    2.48 +		\epsinput[t](250,50){hoge.eps}{plain}{ほげほげの絵}
    2.49 +		         (a)  (b)     (1)      (2)      (3)
    2.50 +		(a)位置を指定するオプション引数(なくても良い)
    2.51 +		   t(top) b(bottom) l(left) r(right) のどれかが入る
    2.52 +		(b)枠の最大の大きさ
    2.53 +		(1)第1引数は取り込むEPSファイル名
    2.54 +		(2)第2引数は取り込む時に
    2.55 +			plain		何もしない
    2.56 +			frame		枠を付ける
    2.57 +			dframe		二重枠を付ける
    2.58 +		   のどれかのスタイルを選べたりする
    2.59 +		(3)絵に付けるキャプションを指定
    2.60 +
    2.61 +	早速付加関数を作りましょう。M-x YaTeX-generate-simple とすると
    2.62 +
    2.63 +		Making add-in function for (default ???): epsinput RET
    2.64 +
    2.65 +	と聞いて来るので何用の付加関数を作るか答えます。さらに
    2.66 +
    2.67 +		(o)追加型? (a)引数型?
    2.68 +
    2.69 +	と、聞いて来るのでどちらを作るか答えます。ではそれぞれの場合につい
    2.70 +	て例を追ってみましょう。
    2.71 +
    2.72 +  (o)追加型付加関数を作る
    2.73 +
    2.74 +	(a),(b)の部分はオプション引数なので、追加型付加関数で補完します。
    2.75 +	(1)〜(3)は実際の引数なので引数型付加関数で補完します。では(a)を補
    2.76 +	完するための関数を作りましょう。
    2.77 +
    2.78 +		M-x YaTeX-generate-simple RET
    2.79 +		epsinput RET
    2.80 +		o
    2.81 +
    2.82 +	すると次のメニューが出ます。
    2.83 +
    2.84 +Read type(1): (S)tring (C)omplete (F)ile ([)option (P)osition co(O)rd. (q)uit
    2.85 +
    2.86 +	「Read type(1)」というのは「1番目のオプションの補完スタイルはなあ
    2.87 +	に?」という意味です。補完スタイルには以下のものがあります。
    2.88 +
    2.89 +		String		普通の文字列を読み込む
    2.90 +		Complete	いくつかの候補の中から読み込む
    2.91 +		File		ファイル名を読み込む
    2.92 +		Option		オプション引数を読む(省略すると[]がつかない)
    2.93 +		Position	場所指定オプションを読む([htbp] みたいなの)
    2.94 +		Coord.		座標を読み込む
    2.95 +		Quit		おしまい
    2.96 +
    2.97 +	さて(a)はEPSファイルを配置する場所指定オプションなので補完タイプは 
    2.98 +	Position、さらにその候補は t, b, l, r のどれかなので、以下のように
    2.99 +	操作します。
   2.100 +
   2.101 +		Read type(1).... 		p
   2.102 +		Acceptable characters:		tblr RET
   2.103 +
   2.104 +	次の(b)は座標なので補完タイプは coOrd. 最大サイズと言う意味のプロ
   2.105 +	ンプトを出したいので次のようにします。
   2.106 +
   2.107 +		Read type(2)....		o
   2.108 +		Prompt for coordinates:		Max size RET
   2.109 +
   2.110 +	もうオプション引数はないので、quitを選びます。
   2.111 +
   2.112 +		Read type(3)....		q
   2.113 +
   2.114 +	これで隣のウィンドウに \epsinput 用の追加型付加関数が生成されます。
   2.115 +
   2.116 +  (a)引数型付加関数を作る
   2.117 +
   2.118 +	  さて \epsinput の引数の種別は順に、EPSファイル名、枠付スタイル、
   2.119 +	キャプション文字列でした。これらを読み込む(引数型)付加関数を作りま
   2.120 +	しょう。
   2.121 +
   2.122 +		M-x YaTeX-generate-simple RET
   2.123 +		epsinput RET
   2.124 +		a
   2.125 +
   2.126 +	すると引数の数を聞いて来るのでそれに答えます。
   2.127 +
   2.128 +		How many arguments?: 3 RET
   2.129 +
   2.130 +	すると第1引数について補完タイプを聞いて来るので、「ファイル名(f)」
   2.131 +	を選び、ファイル名を読む時に出したいプロンプト文字列を入れます。
   2.132 +
   2.133 +		Read type(1)....		f
   2.134 +		Prompt for argument#1		EPS file name RET
   2.135 +
   2.136 +	第2引数は複数候補から選択するので補完タイプは Completion。
   2.137 +
   2.138 +		Read type(2)....		c
   2.139 +		Prompt for argument#2		Include style RET
   2.140 +
   2.141 +	すると全候補の入力を促すので、順次入力し最後にRETを空打ちします。
   2.142 +
   2.143 +		Item[1](RET to exit):		plain RET
   2.144 +		Item[2](RET to exit):		frame RET
   2.145 +		Item[3](RET to exit):		dframe RET
   2.146 +		Item[4](RET to exit):		RET
   2.147 +
   2.148 +	最後の引数は単に文字列を読めば良いので、補完タイプは String。
   2.149 +	「default:」ではミニバッファで入力する時にデフォルトで入力されてい
   2.150 +	る文字列を入れます。必要なければRETを空打ちします。
   2.151 +
   2.152 +		Read type(3)....		s
   2.153 +		Prompt for argument#3		Caption RET
   2.154 +		default:			の絵 RET
   2.155 +
   2.156 +	さらに補完候補以外の選択を認めるかを聞いて来るので、y か n で答え
   2.157 +	ます。この場合 plain, frame, dframe 以外は選べないので
   2.158 +
   2.159 +		Require match? (y or n)		y
   2.160 +
   2.161 +	のように y と答えます。
   2.162 +
   2.163 +	  これで隣のウィンドウに \epsinput 用の引数型付加関数が生成されま
   2.164 +	す。
   2.165 +
   2.166 +
   2.167  【できあがり】
   2.168  
   2.169  	  言われた通りに正しく指示を与えると、お望みのお手軽関数が出来上が
   2.170  	ります。これを切り取って、~/.emacs にでも放り込みましょう。本当は
   2.171  	これも自動化しようと思ったのですが、これに失敗すると命がいくつあっ
   2.172 -	ても足りないので、やめておきました。第一、それも面倒な人は、野鳥な
   2.173 -	んか使っていないよね?
   2.174 +	ても足りないので、やめておきました。第一それも面倒な人は、野鳥なん
   2.175 +	か使っていないよね?
   2.176  
   2.177  
   2.178  【最後に】