s4

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2019-0410 FD distributed version
author HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org>
date Mon, 08 Apr 2019 17:14:59 +0900
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1 %#!platex -kanji=%k
2 \documentclass[14pt,dvipdfmx]{jsarticle}
3 \addtolength{\topmargin}{-2cm}
4 \addtolength{\textheight}{2cm}
5 \addtolength{\textwidth}{2cm}
6 \addtolength{\oddsidemargin}{-1cm}
7 \addtolength{\evensidemargin}{-1cm}
8 %\pagestyle{empty}
9 \title{s4利用の手引き\\- 指導者褊 -}
10 \date {2019年4月10日(水) FD}
11 \author{広瀬雄二}
12 \newcommand{\sfoururl}{\url{https://www.yatex.org/s4pr/}}
13 \newcommand{\kbd}[1]{\texttt{#1}}
14 \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} % required for `\includegraphics' (yatex added)
15 \usepackage{url} % required for `\url' (yatex added)
16 \usepackage{eclbkbox} % required for `\breakbox' (yatex added)
17 \usepackage{supertabular} % required for `\supertabular' (yatex added)
18 \usepackage{subfigure} % required for `\subfigure' (yatex added)
19 \usepackage[usenames,dvipsnames]{color} % required for `\color' (yatex added)
20 \newcommand{\strong}[1]{\textbf{\textcolor[named]{Red}{\underline{#1}}}}
21 \usepackage{ascmac} % required for `\screen' (yatex added)
23 \begin{document}
24 %\thispagestyle{empty}
25 \maketitle
26 \textcolor[rgb]{0.8,1,0.8}{\hrule height 0.7mm depth 0mm width \columnwidth}
28 \section{はじめに}
29 s4 はSNSを出発点とした提出物・情報交換ツールです。Moodleなどに代
30 表されるLMS(Learning Management System)では、資料やレポートのス
31 ムーズな提出などの授業運営が主で、他の機能が追加的位置付けです。
32 また mahara や sakai などに代表されるePortfolioは、学習記録の共
33 有が重視されており、いずれも出発点が違います。s4はアクティブラー
34 ニングを基本とした、相互のコミュニケーションを主軸としつつグルー
35 プ活動を進めたり、記録を残したり、検索しあとで活用する機能を主体
36 としており、それぞれが違う哲学のもとに生まれています。
39 s4の機能を短くまとめると以下のようになります。
40 \begin{enumerate}
41 \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい)
42 \item 個人による日記作成と提出ファイルのまとめ
43 \item 誰でも自由に作成できるグループとそこでの相互提出物管理と連絡
44 \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能)
45 \item グループをさらに再分割したチームの結成
46 \item 新着表示
47 \item 全文検索
48 \end{enumerate}
50 \section{個人ホーム画面}
51 \url{http://www.k.koeki-u.ac.jp/} から「練習サイト
52 (\sfoururl)」 に進み、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入
53 れログインします。ログインすると個人ホーム画面に移行します(図
54 \ref{img-home})。
55 \subsection{プロフィール設定}
56 最初にログインしたら、まず\strong{プロフィールの編集}に進み、必
57 要な情報を更新します。
58 \begin{itemize}
59 \item ひとこと
60 \item プロフィール画像(書き込み時のアイコンになる)
61 \end{itemize}
62 の2点は更新しておくと分かりやすくなります。学生にはそれらに加え、
63 \begin{itemize}
64 \item 名前(日本語OK)
65 \item 通知送信メイルアドレス(複数可)
66 \end{itemize}
67 の項目を設定させるのが望ましいでしょう。
68 名前には、ニックネームなど他者と区別のつく分かりやすいものに変え
69 ておくよう指示するとその後のコミュニケーションが円滑になります。
70 また、通知先には携帯電話のアドレスを設定させ、連絡をすぐに確認で
71 きるようにするとスムーズです。
74 \begin{figure}[tb]
75 \centering
76 \begin{center}
77 \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.6\columnwidth]{home.jpg}
78 \end{center}
79 \caption{個人ホーム画面}
80 \label{img-home}
81 \end{figure}
82 \subsection{グローバルメニュー}
83 図\ref{img-home}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる
84 リンクで、どの画面からも対応するページに飛べます。
86 \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\gt\small
87 \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|c|}
88 \hline
89 \makebox[6zw]{ホーム} &
90 \makebox[6zw]{参加者一覧} &
91 \makebox[6zw]{グループ一覧} &
92 \makebox[6zw]{招待} &
93 \makebox[6zw]{再ログイン} \\\hline
94 \end{tabular}
95 }
96 \vspace*{1ex}
98 % \begin{enumerate}
99 % \item ホーム画面へ
100 % \item ユーザの一覧画面へ
101 % \item グループの一覧画面へ
102 % \item 誰かに招待状を送る画面へ
103 % \item アカウント切り替えの画面へ
104 % \end{enumerate}
106 よく使うのは「ホーム」と「グループ一覧」で、
107 まだ加入していないグループに入る場合は「グループ一覧」から
108 加入したいグループに進みます(加入方法は\ref{ope-grp}節)。
110 \subsection{サマリータブ}
111 同じく図\ref{img-home}の画面下方に並ぶタブは左から順に
112 \begin{enumerate}
113 \item 自分の日記一覧
114 \item 加入しているグループ一覧
115 \item 自分が書き込んだ宛先掲示板一覧
116 \item SNS全体の新着情報(読めるもののみ)
117 \end{enumerate}
118 で、普段の利用では4番目の「新着」を選ぶことで動きのある場所にす
119 ぐ飛べます。
120 \subsection{日記作成}
121 「新規話題の作成」リンクに進むと日記を作成できます。日記目的だけ
122 でなく、他人からの書き込みで通知が届くので、連絡用に利用できます。
123 また、あとから全文検索できるため、長期的な備忘録になります。個人
124 日記の場合、作成画面では、
125 \begin{center}
126 \begin{tabular}{|c|l|}
127 \hline
128 タイトル & 一覧に出る日記の標題を記入\\\hline
129 序文 & 日記のヘッダに出る見出しを記入\\ \hline
130 \end{tabular}
131 \end{center}
132 の2つを記入して[OK]ボタンを押します。その他の部分はグループ掲示
133 板のときに設定します(→\ref{grp-blog}節)。
135 \subsection{記事の書き込み}
136 日記、あるいは後述するグループでの掲示板を開くとページ下部にコメ
137 ント記入欄が現れます。べた打ち文章だけでなく、見出し、箇条書き、
138 表、強調、URLリンク、ハッシュタグ(検索キーワード埋め込み)などが
139 利用できます。詳細は
140 \ref{adding-comments}(\pageref{adding-comments}ページ)で説明しま
141 す。
143 \section{グループでの操作}
144 \label{ope-grp}
145 科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\strong{グループ}として
146 そのメンバーで閉じた操作を行ないます。
147 \subsection{グループ加入}
148 \begin{figure}[tb]
149 \centering
150 \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.6\columnwidth]{grphome.jpg}
151 \caption{グループホーム画面}
152 \label{grp-home}
153 \end{figure}
154 グループのホーム画面(図\ref{grp-home})に進み、
155 \begin{quote}
156 □ 自身の加入状態を操作する
157 \end{quote}
158 のチェックボタンをクリックすると、そのグループに参加するか否かを
159 選べます。
160 \begin{quote}
161 ◎参加 / ○参加しない
162 \end{quote}
163 のように、「参加」にチェックを入れ[送信]ボタンを押すことで加入で
164 きます。なお、通知先のメイルアドレスはグループごとに変えることも
165 でき、その場合はすぐ下の枠に入力することで設定できます。
166 \subsection{グループ掲示板作成}
167 \label{grp-blog}
168 グループに参加するとそのグループ固有の\strong{掲示板}を作成でき
169 ます。「グループの新規話題作成」リンクに進むと個人日記のときと同
170 様の画面が出ます。タイトルと序文以外の項目がグループ掲示板では重
171 要な意味を持ちます。
172 \begin{itemize}
173 \item \framebox{用途}
175 以下の4つから選びます
176 \begin{description}
177 \item[普通の掲示板]
179 文章による情報のやりとりを主目的とする掲示板を作成
180 します。
181 \item[レポート提出用(相互に参照可能)]
183 書き込みや、ファイル添付を集計可能な掲示板を作成し
184 ます。添付ファイルは参加者なら誰でも閲覧できます(グ
185 ループ外の人は閲覧不可)。
187 \item[レポート提出用(添付ファイルは管理者のみ参照可能)]
189 上と同様ですが、添付ファイルはグループの管理者のみ
190 しか開くことができません。
192 \item[クイズ(管理者以外は本人の記事のみ見える)]
194 普通の掲示板と同様ですが、管理者には全員の書き込み
195 が見えますが、それ以外のメンバーは自分の書き込みし
196 か見えません。答を内緒にしたいクイズやアンケートで
197 利用できます。
198 \end{description}
199 \item \framebox{コメント書き込み通知}
201 以下の3つから選びます
202 \begin{description}
203 \item[管理者のみに通知(グループの場合のみ)]
205 メンバーからの書き込みがあったことを、そのグループ
206 の管理者の通知先アドレスに送信します。
208 \item[所有者全員に通知]
210 管理者だけでなくメンバー全員に通知します。全員に連
211 絡したいことがあれば、この値に設定した掲示板を作成
212 して利用します。
214 なお、後述(\ref{mkteam}節)する\strong{チーム}を掲示
215 板の所有者とした場合は、グループ全員でなくそのチー
216 ム員全員に通知されます。
217 \end{description}
218 \item \framebox{稼動状態}
220 以下の2つから選びます
221 \begin{description}
222 \item[稼動] 通常のモードです。
223 \item[凍結] 新規の書き込みを禁止します。提出締切を過ぎた場合や、
224 書き込みが多くなって次の掲示板に移行したい場合に
225 「凍結」します。
226 \end{description}
227 \end{itemize}
229 \subsection{掲示板への書き込み}
230 \label{adding-comments}
231 \begin{figure}[tb]
232 \centering
233 \includegraphics[bb=0 0 707 209,clip,width=0.7\columnwidth]{comment-area.jpg}
234 \caption{コメントエリア}
235 \label{commentArea}
236 \end{figure}
237 日記や、書き込みできるグループの掲示板にはコメントエリアが現れま
238 す(図\ref{commentArea})。文章を書き込んで[送信]ボタンで書き込み
239 が追加されます。改行文字はそのまま反映されます。
241 全てのコメントには \#\strong{記事番号} が連番でつきます。誰かの
242 書き込みに対して返事をしたいときは、その番号を書き込むとよいでしょ
243 う。またすぐにさらなる返事が欲しいときは書き込みを(掲示板の通知
244 モードに依らず)相手に直接通知できます。書き込み先頭に
245 \begin{quote}
246 \begin{screen}
247 \verb|>#12345 その時間厳しいので、朝か夕方にしませんか。|
248 \end{screen}
249 \end{quote}
250 のように半角不等号に続けて記事番号を書くことにより、書いたコメン
251 トが元記事の(上の例では\verb|#12345|番を書いた)人にも直接通知が
252 送られます。
254 \begin{table}[tb]
255 \centering\caption{s4で利用できるマークダウン記法}
256 \label{markdown}
257 \small
258 \begin{supertabular}[t]{p{0.28\columnwidth}|p{0.7\columnwidth}}
259 \hline
260 \centering 記法(\verb*| |は半角空白) & \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline
261 \verb*|## |
262 & 行頭に書いて大見出しにする
263 (\verb|#| 3個で中見出し、4個で小見出し)
264 \par 例: \verb|## はじめに| \\\hline
265 \verb|href=|URL
266 & 行頭に書いてそのURLへのリンクを張る
267 \\ & 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/|
268 \\ \hline
269 \verb|[[|URL\verb|]]|
270 & 行の任意の位置で URL へのリンクを張る
271 \\ & 例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です|
272 \vspace*{0.8ex} \\\hline
273 \verb|[[|URL\verb,|,タイトル\verb|]]|
274 & 行の任意の位置で URL へのリンクをアンカー文字列指定で張る
275 \\ & 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります,
276 \\\hline
277 \verb|{{|画像URL\verb|}}|
278 \par \verb|{{|画像URL\verb,|,タイトル\verb|}}|
279 & 画像(別サイトの画像URL)をその場に取り込む\\ \hline
280 \verb*|* |項目1\par
281 \verb*|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par
282 (長い行も項目ごとに適切にインデントされる)\\ \hline
283 \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$\par
284 \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$
285 & 表 (行頭を \verb,|, で始めて項目を \verb,|, で区切る行の連続)\par
286 (項目の先頭に \verb|*| を付けると見出し項目になる)\\ \hline
287 \verb*| *|単語\verb*|* |\par
288 \verb*| **|単語\verb*|** |
289 & 強調\par
290 (アスタリスク2個で、より強調)\\ \hline
291 \verb*|- [ ]| または~
292 \verb*|- [x]|
293 & チェックボックス
294 (xつきでチェックされているチェックボックス)\\ \hline
295 \end{supertabular}
296 \end{table}
298 その他、コメントエリアには様々な意味を持った特別な書き方が用意さ
299 れています。入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付
300 けるために利用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表
301 \ref{markdown})。
303 \subsection{書き込みへのファイルの添付}
304 添付ファイルは以下のいずれかの種類の5MB以下のファイルが登録可能です。
305 \begin{quote}
306 テキスト、画像、音声、動画、OpenDocument(ODF)、PDF
307 \end{quote}
308 ファイル名は\strong{空白を含まない英数字のもの}としてください。
309 それ以外は添付できない場合や利用者によってはダウンロードできない
310 場合があります。また、ファイルを添付する際にはかならずコメントエ
311 リアに文章が必要で、あとで検索しやすい文章を入力するとよいでしょう。
313 \subsection{グループ掲示板への提出ファイル回収}
314 用途を「レポート提出用」とした掲示板では、提出された添付ファイル
315 をひとつにまとめて回収できます(グループ管理者のみ)。
317 自らが管理者である掲示板にて、「ファイル取得」をクリックすると、
318 そこに提出されたファイルを \texttt{archive.tar.gz} という1つの圧
319 縮ファイルにまとめて取得できます。tar+gzip 形式ファイルから中味
320 を取り出すには、保存ファイルのあるフォルダで「端末」(Windows10の
321 場合はコマンドプロンプト)を開いて以下のように入力します。
322 \begin{quote}
323 \begin{verbatim}
324 tar zxpf archive.tar.gz
325 \end{verbatim}
326 \end{quote}
327 このコマンドの使えない古いWindowsは危険なのでアップグレードして
328 ください。WindowsでGUIで取り出したい場合は、「7-zip」や「lhaplus」
329 などのソフトを検索して入れてみてください。Windows以外のOSでは標
330 準対応しているはずです。
332 \subsection{グループ掲示板への提出集計}
333 同じく「レポート提出用」掲示板では、コメント書き込みとファイル提
334 出をメンバーごとに点数化して集計できます(グループ管理者のみ)。原
335 則として、「コメント書き込み」、「ファイル添付」それぞれ「1回に
336 つき1点」で換算します。
338 \begin{figure}[tb]
339 \centering
340 \subfigure[レポート提出状況表示画面]{
341 \includegraphics[bb=0 0 943
342 389,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary1.jpg}
343 }
344 \subfigure[全レポート提出集計画面]{
345 \includegraphics[bb=0 0 880 664,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary2.jpg}
346 }
347 \caption{提出状況表示画面}
348 \label{rep-sum1}
349 \end{figure}
350 レポート提出用掲示板を開き、見出しの先頭にある「提出状況」に進む
351 と、メンバーごとのコメントとファイル提出を点数化した表が得られま
352 す(図\ref{rep-sum1}a)。この画面の末尾の「すべてのレポート板集計」
353 に進むと、そのグループで開かれている全てのレポート提出用掲示板の
354 提出状況をまとめた表全てと、それを集めたCSVファイルが得られます。
355 CSVファイルを表計算ソフトやデータベースに取り込めば採点集計に利
356 用できます(図\ref{rep-sum1}b)。
358 \subsection{グループの管理者追加とメンバー登録解除}
359 新規作成したグループは作成者のみ管理者ですが、メンバーが複数いる
360 場合は他者にも委任して管理者を増やせます。グループのホーム画面か
361 ら「メンバーを個別選択しての操作」に進み
362 \begin{quote}\small
363 \framebox{同じチーム属性を付与} \framebox{メッセージ送信} \strong{\framebox{グループ管理者委任}} \framebox{グループ登録解除}
364 \end{quote}
365 「グループ管理者委任」タブを開きます。下方のグループメンバーリス
366 トから委任したい人にチェック後、[送信]ボタンで確定します。
368 また、間違ってメンバー登録したときなど、「グループ登録解除」から
369 解除できます。
371 \subsection{チームの作成}
372 \label{mkteam}
373 同一グループをさらに細分した集団を「\strong{チーム}」として
374 作ることができます。
376 チームは結成しただけでは役立たず、それに属する掲示板を合わせて作
377 ることで機能します。それゆえ以下の3段の手順が必要です。
378 \begin{enumerate}
379 \item チーム名を決めメンバーを選ぶ @ メンバー個別選択操作の画面
380 \item 掲示板の新規作成 @ グループの新規話題作成画面
381 \item 掲示板の属性変更 @ 掲示板の「編集」画面
382 \end{enumerate}
383 以下、手順を説明します。
384 \subsubsection{チームの結成}
385 操作したいグループのホーム画面を開き「メンバーを個別選択しての操
386 作」に進みます。
387 \begin{quote}\small
388 \strong{\framebox{同じチーム属性を付与}} \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除}
389 \end{quote}
390 から「同じチーム属性を付与」を開き、
391 \begin{quote}
392 \begin{tabular}{|l|c|}
393 \hline
394 チーム名 & \hspace*{10zw}\\\hline
395 \end{tabular}
396 \end{quote}
397 に結成したいチーム名を入れます。枠内をクリックすると既に結成され
398 ているチーム名が候補として現れます。チーム名決定後、下にあるユー
399 ザ一覧からメンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」
400 ボタンを押します。
401 \subsubsection{チーム用掲示板の作成}
402 グループのホーム画面に戻り「新規話題の作成」から掲示板を作ります。
403 このとき「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機
404 能を使わないならチームを組む意味が乏しいため)。
406 \subsubsection{掲示板のチームへの委譲}
407 作成した掲示板を開き、すぐに「編集」を開き、属性変更します。
408 \begin{quote}
409 □この話題を以下のチームのものにする
410 \end{quote}
411 にチェックを入れると、以下の枠が現れます。
412 \begin{quote}
413 \begin{breakbox}
414 \begin{verbatim}
415 現在の所属チーム設定: :なし
416 移動先チーム [なし ▼]
417 □確認
418 [移動] [Reset]
419 \end{verbatim}
420 \end{breakbox}
421 \end{quote}
422 移動先チーム名を一覧から選び「□確認」にもチェックを入れて[移動]
423 をクリックします。
425 このようにして作成した掲示板への書き込みはチームメンバーに通知さ
426 れるため、共同作業の連携が取りやすく進捗の助けとなります。
428 \subsection{新規グループの作成}
429 新しいグループは誰でもいつでも作れます。グローバルメニューから
430 \begin{quote}
431 「グループ一覧」 → 「新規グループ作成」
432 \end{quote}
433 としグループ作成画面に移行します。グループ作成者は自動的に
434 「管理者」となります。
436 \begin{supertabular}{|c|p{0.8\columnwidth}|}
437 \hline
438 \multicolumn{1}{|c|}{\bf 記入項目} & \hfil \bf 注意事項 \\\hline\hline
439 グループ名 & SNS全体で一意に定まる名前にする。検索しやすい英数
440 字を含めておくと便利。\\\hline
441 一言説明 & グループの簡単な説明\\\hline
442 種別 & いずれかから選択:
443 \begin{quote}
444 講義関連 / 個人的リスト / 管理用 / 一時的 / 友好目的 /
445 サークル等 / イベント用 / 記録目的 / 謎目的 /
446 情報交換 / サポート / 練習用
447 \end{quote}
448 \\ \hline
449 種別 & 以下の2つから選択:
451 \begin{tabular}[t]{ll}
452 % \hline
453 ・自由参加 & 自由に参加/脱退できる\\
454 ・管理者承認制 & 参加手続き後管理者の承認が必要\\
455 \end{tabular}
457 \\ \hline
458 \end{supertabular}
459 \vspace*{5mm}
461 加入モードを「管理者承認制」にすると、管理者が承認するまで加入は
462 保留されます。また、メンバー以外の人には掲示板が読めなくなります。
466 \section{FAQ}
467 感じやすい疑問と答をまとめました。
468 \begin{itemize}
469 \item 非公開日記は書ますか
471 日記は全て「公開」です。基本的にSNSには公にしてよいものを
472 書き込むのが筋です。あまりおおっぴらにする必要のないもの
473 があれば、「管理者承認制」のグループを作り、そこに書き込
474 んでください。ただし、加入している他者にはコピーすること
475 ができるため、やはり極秘のものはSNSには書かず、胸のうちに
476 しまっておく必要があります。これはTwitter等一般のSNSでも
477 同様で、鍵を掛けたからといって秘匿が保証されるわけではあ
478 りません。
480 \item 誰か分からないニックネームや同姓同名者は識別できますか
482 利用者一覧やグループのホーム画面下部にユーザのアイコンが
483 並びます。そのアイコン上にマウスカーソルを乗せて(hover)く
484 ださい。そのユーザの正式なアカウント名が出るので誰か分か
485 ります。
487 \item ダイレクトメッセージは送れますか
489 「つながり」のないユーザには送れません。つながりは同一グ
490 ループに加入することで得られます。共通で所属するグループ
491 のホームから「メンバーを個別選択しての操作」に進むと、メ
492 ンバー一覧が出るので、送信したい相手にチェックを入れてか
493 ら「メッセージ送信」タブを開くとコメント入力できます。最
494 後に[送信]でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは
495 SNS上ではなく、電子メイルとして送られるので以後のやりとり
496 はメイルベースとなり、かつ相互にメイルアドレスが開示され
497 ることになります。
499 \item 既読通知機能はありますか
501 ありません。実装予定もありません。というのも、利用者であ
502 る学生にその機能の必要性を問うたら皆口を揃えて「絶対に入
503 れないでください」と訴えられました。現実問題として、相手
504 が「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、
505 「既読」と通知された方はそれを期待するため、既読確認機能
506 は期待相反に起因するトラブルを生みやすく、インターネット
507 の伝統的なメイルシステムでは実装しないことがよしとされて
508 きましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。
510 ただし、利用者がそもそも「s4画面を開いているか」は活動状
511 況把握には重要なため、\underline{最終ログイン時刻}だけは
512 相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。また、管
513 理者であるグループの各掲示板でも同様のアクセス時刻確認が
514 できます。
516 \item 誰かをグループに強制的に参加させられますか
518 できません。ユーザが自分の意志で参加する必要があります。
519 「勝手にグループに入れて、勝手に外す」両方を他人にできる
520 ようにすることは、疎外感に起因するトラブルの原因です。か
521 わりに、同一グループ内での「チーム」を使用してください。
522 チームであれば、出し入れ自由で、変更しても同一グループで
523 の結びつきは変わりません。
525 ただし、グループメンバーの「登録解除」に関しては、グルー
526 プ管理者のみ可能です。最初加入したものの、その後音沙汰が
527 なくなることはよくあり、その場合に通知メッセージがその人
528 に流れ続けるのを止めるために登録を解除できます。
530 \item 「新着」がたくさんありすぎて混乱します
532 「□新着ふくめて全部読んだことにする」にチェックを入れて
533 確定ボタンを押しましょう。全て読み終わったことにでき、次
534 からはスッキリします。
536 \item 「全部読んだことにする」を間違えて押してしまい最近の記事
537 を追えなくなりました
539 個人ホーム画面にある検索フォームに「\verb|@today|」や
540 「\verb|@2days|」、「\verb|@week|」を入れ検索してください。
541 それぞれ、「今日の日付」、「最近2日間」、「最近1週間」の
542 記事全てが検索結果として得られます。特定の日付の範囲指定
543 もでき、不等号を使い以下の例のように指定します。
544 \begin{quote}
545 \begin{tabular}{ll}
546 \verb|@>2018-01| & 2018年1月以降のもの\\
547 \verb|@<2018-01| & 2018年1月より前のもの\\
548 \verb|@>2017-01 @<2018-01 | & 2017年のもの\\
549 \end{tabular}
550 \end{quote}
551 \verb|@| キーワードは複数指定でき、その他の一般単語とも同
552 時指定できます。複数指定した場合はAND指定になります。
554 また、グループで進んでいる話題に追随したい場合は「話題一
555 覧」の先頭にある \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\framebox{一週
556 間のまとめ}} を押すと、直近一週間分の書き込み一覧が得られ
557 ます。
559 \item ファイル制限5MBはきつくありませんか
561 負荷を軽くするためより小さいファイルを心掛けてください。
562 もっと大きなファイルを置く場合は、KoekiDrive等のクラウド
563 を利用し、そのリンクを貼りましょう。現実問題として、官公
564 庁等へのファイルの提出には「5MB以内」などの制限がつくのが一
565 般的で、上限サイズを意識したファイル作成技術は重要です。
567 LibreOfficeでは文書中の画像右クリックの「圧縮」に、必要最
568 低限の画質と寸法に落す機能があり、元画像にもよりますがカ
569 メラ写真などは10分の1程度に縮まることもあります。
571 \item ぼくの撮ったさいきょうの写真を載せたのですがなんか
572 画質落ちました
574 画像は縦横とも\strong{1600ピクセルを超えない}大きさに縮小
575 されます。あしからず。
577 \item 気に入ったアイコンが2つ以上あるのですが…
579 ユーザ識別に用いられるアイコンは1個しか登録できませんが、
580 プロフィール画像には何枚でも登録できます。登録画像の
581 \strong{最後の1枚}がアイコンとして利用されます。
583 \item ハッシュタグって何ですか? どうやって使うの?
585 書き込み記事にs4からの全文検索キーワードを埋め込むことが
586 できます(Twitterと違って\#なしのものも検索します)。たとえ
587 ば、グループ内でたくさん掲示板を作ると大事な連絡がどの掲
588 示板にあるか探すのがたいへんになってきます。そのようなと
589 きに、あらかじめ検索で特定しやすいキーワードを書き込みに
590 埋めておきます。その記事を探している人がどこかで質問した
591 ら、その返事に「\verb|#検索キーワード|」を書いてあげると、
592 その単語での検索が結果一覧が得られるリンクが作成されます。
594 \item ハッシュタグじゃなくて直接特定の記事に飛ぶリンクを作りた
595 いのですが
597 \#記事番号 を二重角括弧で括ってコメント本文中に書いてくだ
598 さい。たとえば
599 \begin{quote}
600 \begin{screen}\small
601 \begin{verbatim}
602 >#12345 公益さん、
603 その問題に関しては[[#11100]]にヒントがあります。
604 \end{verbatim}
605 \end{screen}
606 \end{quote}
607 のように書き込むと \verb|[[#11100]]| の部分をクリックする
608 とその記事に飛ぶリンクが作成されます。
610 \item 先輩から「s4の12345番を見ろ」と言われましたがどうしたらよ
611 いのでしょう
613 ホーム画面にある検索枠から「\verb|#12345|」を検索してくだ
614 さい。その記事が見つかります。
616 \item いちいちリンクをクリックするのがツライです
618 ショートカットキーを利用してください。``\kbd{Accel-}'' は
619 ブラウザの設定するショートカット用のキーで、Firefoxのデフォ
620 ルトの場合は \kbd{Shift+Alt} を押しながら、が相当します。
621 \begin{itemize}
622 \item 画面上部のメニュー呼出し
623 \begin{quote}
624 \begin{tabular}[t]{ll}
625 \kbd{Accel-1} & 「ホーム」\\
626 \kbd{Accel-2} & 「参加者一覧」\\
627 \kbd{Accel-3} & 「グループ一覧」\\
628 \kbd{Accel-4} & 「招待」\\
629 \kbd{Accel-5} & 「再ログイン」\\
630 \end{tabular}
631 \end{quote}
632 \item ホーム画面
633 \begin{quote}
634 \begin{tabular}[t]{ll}
635 \kbd{Accel-k} & 「検索単語入力」(グループホー
636 ムでも有効)\\
637 \kbd{Accel-e} & 「プロフィールの編集」\\
638 \kbd{Accel-n} & 「新規話題の作成」\\
639 \kbd{Accel-f} & 「過去の提出ファイル」\\
640 \kbd{Accel-a} & 「日記」\\
641 \kbd{Accel-s} & 「参加中グループ」\\
642 \kbd{Accel-d} & 「最近の書き込み先」\\
643 \kbd{Accel-f} & 「新着」\\
644 \kbd{Accel-x} & 「×」\\
645 \end{tabular}
646 \end{quote}
647 \item 掲示板
648 \begin{quote}
649 \begin{tabular}[t]{ll}
650 \kbd{Accel-h} & そのグループのホーム画面へ\\
651 \kbd{Accel-c} & コメントエリアの消去/復活\\
652 \kbd{Accel-e} & 「編集」\\
653 \kbd{Accel-f} & 「ファイル取得」\\
654 \kbd{Accel-b} & 「末尾へ」\\
655 \kbd{Accel-s} & 「読刻」(ユーザごとの読んだ時
656 刻一覧)\\
657 \kbd{Accel-r} & 「再読み込み」(新着の取得)\\
658 \kbd{Accel-d} & 「最近の書き込み先」\\
659 \end{tabular}
660 \end{quote}
661 \end{itemize}
662 \end{itemize}
664 \section{効果的な利用に向けて}
665 アクティブラーニングのような双方向の働きかけを重視する授業には、
666 s4を以下のような方針で活用して行くと効果的です。
667 \subsection{電子メイル確認習慣の確立}
668 友達同士の会話ではLINEのみで済ませ、メイルアプリの設定をしていな
669 い学生も多いですが、就職活動や外部の人への連絡には必須です。
670 \begin{itemize}
671 \item メイルアプリの設定
672 \item 受信許可ドメインの追加
673 \item 受信通知(チャイム等)の設定
674 \end{itemize}
675 を確認して円滑に使えるようにしましょう。また、携帯電話会社の提供
676 するアドレスはケータイ同士でしか届かない問題が多発するため、
677 Yahoo等PCでも共有できるアドレスの利用を勧めます。また、大学のア
678 ドレスもケータイ連動できるので、詳しくはroyのWebにある説明を参照
679 してください。
681 \subsection{日記の作成}
682 アカウント作成したらすぐ、ホーム画面での個人日記に2つの話題を作
683 成しましょう。
684 \begin{description}
685 \item[活動記録] 日記そのものに相当します。学習などの活動を時刻
686 つきで記録することは、自身の作業推進速度を把握する意
687 味で重要です。また、人間は\strong{書かないことは忘却}し
688 ます。簡単なものほど忘れます。記録をつけることで長期
689 記憶に入りやすくなり、かつ後日s4の検索機能で一瞬で過
690 去の記録を取り出せるようにすることで、繰り返しの記憶
691 定着が促進化されます。
693 \item[連絡帳] 個人日記への他者の書き込みは、必ず通知が行きます。
694 他のメンバーからの連絡をもらうための日記を作っておく
695 ととても便利です。
696 \end{description}
698 \subsection{グループ作成直後}
699 新規グループを作成後にも、すぐ以下の設定で2つの掲示板を作ってお
700 きましょう
701 \begin{description}
702 \item[連絡帳] 個人日記同様、通知先を「全員」にしたものを作り、
703 グループ全員への連絡に活用します。
704 \item[資料置き場] メンバー全員に配布する資料があれば、配布用の
705 掲示板を作りそこにまとめます。doc(x)/xls(x)ファイル
706 等は違う種類のコンピュータでは正常に読めないので添付
707 は禁止しています。PDFに変換した5MB以下のものにしてく
708 ださい。この制限を超えたものを置く場合はKoekiDriveを
709 利用してください。
710 \item[成果物置き場] グループでなんらかのプロジェクトを進めてい
711 る場合は、成果物をまとめる掲示板を作り、プロジェクト
712 で利用する文書などをまとめましょう。
713 \end{description}
715 \begin{thebibliography}{s4}
716 \bibitem{s4koeki} 広瀬雄二.
717 超小型SNS「s4」による教育用情報システム導入過程の効率化.
718 東北公益文科大学研究論集 33 p.35-55.
719 \end{thebibliography}
720 \end{document}