s4
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2019-0410 FD distributed version
author | HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org> |
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\usepackage{eclbkbox} % required for `\breakbox' (yatex added) 2.25 \usepackage{supertabular} % required for `\supertabular' (yatex added) 2.26 +\usepackage{subfigure} % required for `\subfigure' (yatex added) 2.27 +\usepackage[usenames,dvipsnames]{color} % required for `\color' (yatex added) 2.28 +\newcommand{\strong}[1]{\textbf{\textcolor[named]{Red}{\underline{#1}}}} 2.29 +\usepackage{ascmac} % required for `\screen' (yatex added) 2.30 + 2.31 \begin{document} 2.32 %\thispagestyle{empty} 2.33 \maketitle 2.34 +\textcolor[rgb]{0.8,1,0.8}{\hrule height 0.7mm depth 0mm width \columnwidth} 2.35 2.36 \section{はじめに} 2.37 -s4 はSNSをベースとした提出物・情報交換ツールです。 2.38 -講義を進めるためのLMS(Learning Management System)として 2.39 -が mahara や sakai などがありますが、それらは資料やレポートの 2.40 -スムーズな提出が主で、他の機能が追加的位置付けですが、 2.41 -s4はアクティブラーニングを基本とした、グループ活動や活動記録を 2.42 -残したり、検索しあとで活用する機能を主体としているため、 2.43 -そもそもの哲学が違います。 2.44 + s4 はSNSを出発点とした提出物・情報交換ツールです。Moodleなどに代 2.45 + 表されるLMS(Learning Management System)では、資料やレポートのス 2.46 + ムーズな提出などの授業運営が主で、他の機能が追加的位置付けです。 2.47 + また mahara や sakai などに代表されるePortfolioは、学習記録の共 2.48 + 有が重視されており、いずれも出発点が違います。s4はアクティブラー 2.49 + ニングを基本とした、相互のコミュニケーションを主軸としつつグルー 2.50 + プ活動を進めたり、記録を残したり、検索しあとで活用する機能を主体 2.51 + としており、それぞれが違う哲学のもとに生まれています。 2.52 2.53 -s4の機能を短くまとめると以下のようになります。 2.54 -\begin{enumerate} 2.55 - \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい) 2.56 - \item 個人によるブログ作成 2.57 - \item 任意に作成できるグループ内での相互連絡提出物管理と連絡 2.58 - \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能つき) 2.59 - \item グループをさらに再分割したチームの結成 2.60 - \item 新着表示 2.61 - \item 全文検索 2.62 -\end{enumerate} 2.63 2.64 -\section{ホーム画面} 2.65 + s4の機能を短くまとめると以下のようになります。 2.66 + \begin{enumerate} 2.67 + \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい) 2.68 + \item 個人による日記作成と提出ファイルのまとめ 2.69 + \item 誰でも自由に作成できるグループとそこでの相互提出物管理と連絡 2.70 + \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能) 2.71 + \item グループをさらに再分割したチームの結成 2.72 + \item 新着表示 2.73 + \item 全文検索 2.74 + \end{enumerate} 2.75 + 2.76 +\section{個人ホーム画面} 2.77 + \url{http://www.k.koeki-u.ac.jp/} から「練習サイト 2.78 + (\sfoururl)」 に進み、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入 2.79 + れログインします。ログインすると個人ホーム画面に移行します(図 2.80 + \ref{img-home})。 2.81 \subsection{プロフィール設定} 2.82 - \sfoururl にアクセスし、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入れ 2.83 - ログインします。ログインすると図\ref{img-login}のような画面が表れ 2.84 - ます。最初にログインしたら、まず\textbf{プロフィールの編集}リン 2.85 - クに進み、必要な情報を更新します。 2.86 + 最初にログインしたら、まず\strong{プロフィールの編集}に進み、必 2.87 + 要な情報を更新します。 2.88 \begin{itemize} 2.89 \item ひとこと 2.90 \item プロフィール画像(書き込み時のアイコンになる) 2.91 @@ -57,30 +70,45 @@ 2.92 また、通知先には携帯電話のアドレスを設定させ、連絡をすぐに確認で 2.93 きるようにするとスムーズです。 2.94 2.95 + 2.96 \begin{figure}[tb] 2.97 \centering 2.98 \begin{center} 2.99 - \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.7\columnwidth]{home.jpg} 2.100 + \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.6\columnwidth]{home.jpg} 2.101 \end{center} 2.102 - \caption{ログイン画面} 2.103 - \label{img-login} 2.104 + \caption{個人ホーム画面} 2.105 + \label{img-home} 2.106 \end{figure} 2.107 - \subsection{常駐メニュー} 2.108 - 図\ref{img-login}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる 2.109 - リンクで、左から順に以下の画面に飛びます。 2.110 - \begin{enumerate} 2.111 - \item ホーム画面へ 2.112 - \item ユーザの一覧画面へ 2.113 - \item グループの一覧画面へ 2.114 - \item 誰かに招待状を送る画面へ 2.115 - \item アカウント切り替えの画面へ 2.116 - \end{enumerate} 2.117 + \subsection{グローバルメニュー} 2.118 + 図\ref{img-home}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる 2.119 + リンクで、どの画面からも対応するページに飛べます。 2.120 + 2.121 + \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\gt\small 2.122 + \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|c|} 2.123 + \hline 2.124 + \makebox[6zw]{ホーム} & 2.125 + \makebox[6zw]{参加者一覧} & 2.126 + \makebox[6zw]{グループ一覧} & 2.127 + \makebox[6zw]{招待} & 2.128 + \makebox[6zw]{再ログイン} \\\hline 2.129 + \end{tabular} 2.130 + } 2.131 + \vspace*{1ex} 2.132 + 2.133 +% \begin{enumerate} 2.134 +% \item ホーム画面へ 2.135 +% \item ユーザの一覧画面へ 2.136 +% \item グループの一覧画面へ 2.137 +% \item 誰かに招待状を送る画面へ 2.138 +% \item アカウント切り替えの画面へ 2.139 +% \end{enumerate} 2.140 + 2.141 よく使うのは「ホーム」と「グループ一覧」で、 2.142 まだ加入していないグループに入る場合は「グループ一覧」から 2.143 加入したいグループに進みます(加入方法は\ref{ope-grp}節)。 2.144 2.145 \subsection{サマリータブ} 2.146 - 同じく図\ref{img-login}の画面下方に並ぶタブは左から順に 2.147 + 同じく図\ref{img-home}の画面下方に並ぶタブは左から順に 2.148 \begin{enumerate} 2.149 \item 自分の日記一覧 2.150 \item 加入しているグループ一覧 2.151 @@ -114,12 +142,12 @@ 2.152 2.153 \section{グループでの操作} 2.154 \label{ope-grp} 2.155 -科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\textbf{グループ}として 2.156 +科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\strong{グループ}として 2.157 そのメンバーで閉じた操作を行ないます。 2.158 \subsection{グループ加入} 2.159 \begin{figure}[tb] 2.160 \centering 2.161 - \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.8\columnwidth]{grphome.jpg} 2.162 + \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.6\columnwidth]{grphome.jpg} 2.163 \caption{グループホーム画面} 2.164 \label{grp-home} 2.165 \end{figure} 2.166 @@ -137,7 +165,7 @@ 2.167 でき、その場合はすぐ下の枠に入力することで設定できます。 2.168 \subsection{グループ掲示板作成} 2.169 \label{grp-blog} 2.170 - グループに参加するとそのグループ固有の\textbf{掲示板}を作成でき 2.171 + グループに参加するとそのグループ固有の\strong{掲示板}を作成でき 2.172 ます。「グループの新規話題作成」リンクに進むと個人日記のときと同 2.173 様の画面が出ます。タイトルと序文以外の項目がグループ掲示板では重 2.174 要な意味を持ちます。 2.175 @@ -183,7 +211,7 @@ 2.176 絡したいことがあれば、この値に設定した掲示板を作成 2.177 して利用します。 2.178 2.179 - なお、後述(\ref{mkteam}節)する\textbf{チーム}を掲示 2.180 + なお、後述(\ref{mkteam}節)する\strong{チーム}を掲示 2.181 板の所有者とした場合は、グループ全員でなくそのチー 2.182 ム員全員に通知されます。 2.183 \end{description} 2.184 @@ -210,32 +238,47 @@ 2.185 す(図\ref{commentArea})。文章を書き込んで[送信]ボタンで書き込み 2.186 が追加されます。改行文字はそのまま反映されます。 2.187 2.188 + 全てのコメントには \#\strong{記事番号} が連番でつきます。誰かの 2.189 + 書き込みに対して返事をしたいときは、その番号を書き込むとよいでしょ 2.190 + う。またすぐにさらなる返事が欲しいときは書き込みを(掲示板の通知 2.191 + モードに依らず)相手に直接通知できます。書き込み先頭に 2.192 + \begin{quote} 2.193 + \begin{screen} 2.194 + \verb|>#12345 その時間厳しいので、朝か夕方にしませんか。| 2.195 + \end{screen} 2.196 + \end{quote} 2.197 + のように半角不等号に続けて記事番号を書くことにより、書いたコメン 2.198 + トが元記事の(上の例では\verb|#12345|番を書いた)人にも直接通知が 2.199 + 送られます。 2.200 + 2.201 \begin{table}[tb] 2.202 \centering\caption{s4で利用できるマークダウン記法} 2.203 \label{markdown} 2.204 \small 2.205 \begin{supertabular}[t]{p{0.28\columnwidth}|p{0.7\columnwidth}} 2.206 \hline 2.207 - \centering 記法 & \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline 2.208 - \verb|##| 2.209 + \centering 記法(\verb*| |は半角空白) & \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline 2.210 + \verb*|## | 2.211 & 行頭に書いて大見出しにする 2.212 (\verb|#| 3個で中見出し、4個で小見出し) 2.213 \par 例: \verb|## はじめに| \\\hline 2.214 \verb|href=|URL 2.215 & 行頭に書いてそのURLへのリンクを張る 2.216 - \par 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/| 2.217 - \\ \hline 2.218 + \\ & 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/| 2.219 + \\ \hline 2.220 \verb|[[|URL\verb|]]| 2.221 & 行の任意の位置で URL へのリンクを張る 2.222 - \par 例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です|\\\hline 2.223 + \\ & 例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です| 2.224 + \vspace*{0.8ex} \\\hline 2.225 \verb|[[|URL\verb,|,タイトル\verb|]]| 2.226 & 行の任意の位置で URL へのリンクをアンカー文字列指定で張る 2.227 - \par 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります,\\\hline 2.228 + \\ & 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります, 2.229 + \\\hline 2.230 \verb|{{|画像URL\verb|}}| 2.231 \par \verb|{{|画像URL\verb,|,タイトル\verb|}}| 2.232 & 画像(別サイトの画像URL)をその場に取り込む\\ \hline 2.233 - \verb|* |項目1\par 2.234 - \verb|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par 2.235 + \verb*|* |項目1\par 2.236 + \verb*|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par 2.237 (長い行も項目ごとに適切にインデントされる)\\ \hline 2.238 \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$\par 2.239 \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$ 2.240 @@ -252,21 +295,82 @@ 2.241 \end{supertabular} 2.242 \end{table} 2.243 2.244 - 入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付けるために利 2.245 - 用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表\ref{markdown})。 2.246 + その他、コメントエリアには様々な意味を持った特別な書き方が用意さ 2.247 + れています。入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付 2.248 + けるために利用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表 2.249 + \ref{markdown})。 2.250 2.251 + \subsection{書き込みへのファイルの添付} 2.252 添付ファイルは以下のいずれかの種類の5MB以下のファイルが登録可能です。 2.253 \begin{quote} 2.254 テキスト、画像、音声、動画、OpenDocument(ODF)、PDF 2.255 \end{quote} 2.256 - ファイル名は\textbf{空白を含まない英数字のもの}としてください。 2.257 + ファイル名は\strong{空白を含まない英数字のもの}としてください。 2.258 それ以外は添付できない場合や利用者によってはダウンロードできない 2.259 場合があります。また、ファイルを添付する際にはかならずコメントエ 2.260 リアに文章が必要で、あとで検索しやすい文章を入力するとよいでしょう。 2.261 2.262 + \subsection{グループ掲示板への提出ファイル回収} 2.263 + 用途を「レポート提出用」とした掲示板では、提出された添付ファイル 2.264 + をひとつにまとめて回収できます(グループ管理者のみ)。 2.265 + 2.266 + 自らが管理者である掲示板にて、「ファイル取得」をクリックすると、 2.267 + そこに提出されたファイルを \texttt{archive.tar.gz} という1つの圧 2.268 + 縮ファイルにまとめて取得できます。tar+gzip 形式ファイルから中味 2.269 + を取り出すには、保存ファイルのあるフォルダで「端末」(Windows10の 2.270 + 場合はコマンドプロンプト)を開いて以下のように入力します。 2.271 + \begin{quote} 2.272 +\begin{verbatim} 2.273 + tar zxpf archive.tar.gz 2.274 +\end{verbatim} 2.275 + \end{quote} 2.276 + このコマンドの使えない古いWindowsは危険なのでアップグレードして 2.277 + ください。WindowsでGUIで取り出したい場合は、「7-zip」や「lhaplus」 2.278 + などのソフトを検索して入れてみてください。Windows以外のOSでは標 2.279 + 準対応しているはずです。 2.280 + 2.281 + \subsection{グループ掲示板への提出集計} 2.282 + 同じく「レポート提出用」掲示板では、コメント書き込みとファイル提 2.283 + 出をメンバーごとに点数化して集計できます(グループ管理者のみ)。原 2.284 + 則として、「コメント書き込み」、「ファイル添付」それぞれ「1回に 2.285 + つき1点」で換算します。 2.286 + 2.287 + \begin{figure}[tb] 2.288 + \centering 2.289 + \subfigure[レポート提出状況表示画面]{ 2.290 + \includegraphics[bb=0 0 943 2.291 + 389,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary1.jpg} 2.292 + } 2.293 + \subfigure[全レポート提出集計画面]{ 2.294 + \includegraphics[bb=0 0 880 664,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary2.jpg} 2.295 + } 2.296 + \caption{提出状況表示画面} 2.297 + \label{rep-sum1} 2.298 + \end{figure} 2.299 + レポート提出用掲示板を開き、見出しの先頭にある「提出状況」に進む 2.300 + と、メンバーごとのコメントとファイル提出を点数化した表が得られま 2.301 + す(図\ref{rep-sum1}a)。この画面の末尾の「すべてのレポート板集計」 2.302 + に進むと、そのグループで開かれている全てのレポート提出用掲示板の 2.303 + 提出状況をまとめた表全てと、それを集めたCSVファイルが得られます。 2.304 + CSVファイルを表計算ソフトやデータベースに取り込めば採点集計に利 2.305 + 用できます(図\ref{rep-sum1}b)。 2.306 + 2.307 + \subsection{グループの管理者追加とメンバー登録解除} 2.308 + 新規作成したグループは作成者のみ管理者ですが、メンバーが複数いる 2.309 + 場合は他者にも委任して管理者を増やせます。グループのホーム画面か 2.310 + ら「メンバーを個別選択しての操作」に進み 2.311 + \begin{quote}\small 2.312 + \framebox{同じチーム属性を付与} \framebox{メッセージ送信} \strong{\framebox{グループ管理者委任}} \framebox{グループ登録解除} 2.313 + \end{quote} 2.314 + 「グループ管理者委任」タブを開きます。下方のグループメンバーリス 2.315 + トから委任したい人にチェック後、[送信]ボタンで確定します。 2.316 + 2.317 + また、間違ってメンバー登録したときなど、「グループ登録解除」から 2.318 + 解除できます。 2.319 + 2.320 \subsection{チームの作成} 2.321 \label{mkteam} 2.322 - 同一グループをさらに細分した集団を「\textbf{チーム}」として 2.323 + 同一グループをさらに細分した集団を「\strong{チーム}」として 2.324 作ることができます。 2.325 2.326 チームは結成しただけでは役立たず、それに属する掲示板を合わせて作 2.327 @@ -281,9 +385,7 @@ 2.328 操作したいグループのホーム画面を開き「メンバーを個別選択しての操 2.329 作」に進みます。 2.330 \begin{quote}\small 2.331 -% \begin{verbatim} 2.332 - \framebox{同じチーム属性を付与} \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除} 2.333 -% \end{verbatim} 2.334 + \strong{\framebox{同じチーム属性を付与}} \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除} 2.335 \end{quote} 2.336 から「同じチーム属性を付与」を開き、 2.337 \begin{quote} 2.338 @@ -292,13 +394,14 @@ 2.339 チーム名 & \hspace*{10zw}\\\hline 2.340 \end{tabular} 2.341 \end{quote} 2.342 - に結成したいチーム名を入れてから、下にあるユーザ一覧から 2.343 - メンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」ボタンを押 2.344 - します。 2.345 + に結成したいチーム名を入れます。枠内をクリックすると既に結成され 2.346 + ているチーム名が候補として現れます。チーム名決定後、下にあるユー 2.347 + ザ一覧からメンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」 2.348 + ボタンを押します。 2.349 \subsubsection{チーム用掲示板の作成} 2.350 グループのホーム画面に戻り「新規話題の作成」から掲示板を作ります。 2.351 - このとき、「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機 2.352 - 能を使わないならチームを組む意味が薄いため)。 2.353 + このとき「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機 2.354 + 能を使わないならチームを組む意味が乏しいため)。 2.355 2.356 \subsubsection{掲示板のチームへの委譲} 2.357 作成した掲示板を開き、すぐに「編集」を開き、属性変更します。 2.358 @@ -316,20 +419,23 @@ 2.359 \end{verbatim} 2.360 \end{breakbox} 2.361 \end{quote} 2.362 - 移動したいチーム名を一覧から選び「□確認」にも 2.363 - チェックを入れて[移動]をクリックします。 2.364 + 移動先チーム名を一覧から選び「□確認」にもチェックを入れて[移動] 2.365 + をクリックします。 2.366 + 2.367 + このようにして作成した掲示板への書き込みはチームメンバーに通知さ 2.368 + れるため、共同作業の連携が取りやすく進捗の助けとなります。 2.369 2.370 \subsection{新規グループの作成} 2.371 - 新しいグループは誰でもいつでも作れます。上部メニューから 2.372 + 新しいグループは誰でもいつでも作れます。グローバルメニューから 2.373 \begin{quote} 2.374 「グループ一覧」 → 「新規グループ作成」 2.375 \end{quote} 2.376 - と進むとグループ作成画面に移行します。グループの作成者は自動的に 2.377 + としグループ作成画面に移行します。グループ作成者は自動的に 2.378 「管理者」となります。 2.379 2.380 - \begin{supertabular}{|l|p{0.7\columnwidth}|} 2.381 + \begin{supertabular}{|c|p{0.8\columnwidth}|} 2.382 \hline 2.383 - \multicolumn{1}{|c|}{記入項目} & 注意事項 \\\hline\hline 2.384 + \multicolumn{1}{|c|}{\bf 記入項目} & \hfil \bf 注意事項 \\\hline\hline 2.385 グループ名 & SNS全体で一意に定まる名前にする。検索しやすい英数 2.386 字を含めておくと便利。\\\hline 2.387 一言説明 & グループの簡単な説明\\\hline 2.388 @@ -367,7 +473,16 @@ 2.389 があれば、「管理者承認制」のグループを作り、そこに書き込 2.390 んでください。ただし、加入している他者にはコピーすること 2.391 ができるため、やはり極秘のものはSNSには書かず、胸のうちに 2.392 - しまっておく必要があります。 2.393 + しまっておく必要があります。これはTwitter等一般のSNSでも 2.394 + 同様で、鍵を掛けたからといって秘匿が保証されるわけではあ 2.395 + りません。 2.396 + 2.397 + \item 誰か分からないニックネームや同姓同名者は識別できますか 2.398 + 2.399 + 利用者一覧やグループのホーム画面下部にユーザのアイコンが 2.400 + 並びます。そのアイコン上にマウスカーソルを乗せて(hover)く 2.401 + ださい。そのユーザの正式なアカウント名が出るので誰か分か 2.402 + ります。 2.403 2.404 \item ダイレクトメッセージは送れますか 2.405 2.406 @@ -376,7 +491,7 @@ 2.407 のホームから「メンバーを個別選択しての操作」に進むと、メ 2.408 ンバー一覧が出るので、送信したい相手にチェックを入れてか 2.409 ら「メッセージ送信」タブを開くとコメント入力できます。最 2.410 - 後に[送信」でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは 2.411 + 後に[送信]でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは 2.412 SNS上ではなく、電子メイルとして送られるので以後のやりとり 2.413 はメイルベースとなり、かつ相互にメイルアドレスが開示され 2.414 ることになります。 2.415 @@ -385,18 +500,217 @@ 2.416 2.417 ありません。実装予定もありません。というのも、利用者であ 2.418 る学生にその機能の必要性を問うたら皆口を揃えて「絶対に入 2.419 - れないでください」と訴えました。現実問題として、相手が 2.420 - 「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、 2.421 + れないでください」と訴えられました。現実問題として、相手 2.422 + が「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、 2.423 「既読」と通知された方はそれを期待するため、既読確認機能 2.424 は期待相反に起因するトラブルを生みやすく、インターネット 2.425 の伝統的なメイルシステムでは実装しないことがよしとされて 2.426 - 来ましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。 2.427 + きましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。 2.428 2.429 ただし、利用者がそもそも「s4画面を開いているか」は活動状 2.430 況把握には重要なため、\underline{最終ログイン時刻}だけは 2.431 - 相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。 2.432 + 相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。また、管 2.433 + 理者であるグループの各掲示板でも同様のアクセス時刻確認が 2.434 + できます。 2.435 + 2.436 + \item 誰かをグループに強制的に参加させられますか 2.437 + 2.438 + できません。ユーザが自分の意志で参加する必要があります。 2.439 + 「勝手にグループに入れて、勝手に外す」両方を他人にできる 2.440 + ようにすることは、疎外感に起因するトラブルの原因です。か 2.441 + わりに、同一グループ内での「チーム」を使用してください。 2.442 + チームであれば、出し入れ自由で、変更しても同一グループで 2.443 + の結びつきは変わりません。 2.444 + 2.445 + ただし、グループメンバーの「登録解除」に関しては、グルー 2.446 + プ管理者のみ可能です。最初加入したものの、その後音沙汰が 2.447 + なくなることはよくあり、その場合に通知メッセージがその人 2.448 + に流れ続けるのを止めるために登録を解除できます。 2.449 + 2.450 + \item 「新着」がたくさんありすぎて混乱します 2.451 + 2.452 + 「□新着ふくめて全部読んだことにする」にチェックを入れて 2.453 + 確定ボタンを押しましょう。全て読み終わったことにでき、次 2.454 + からはスッキリします。 2.455 + 2.456 + \item 「全部読んだことにする」を間違えて押してしまい最近の記事 2.457 + を追えなくなりました 2.458 + 2.459 + 個人ホーム画面にある検索フォームに「\verb|@today|」や 2.460 + 「\verb|@2days|」、「\verb|@week|」を入れ検索してください。 2.461 + それぞれ、「今日の日付」、「最近2日間」、「最近1週間」の 2.462 + 記事全てが検索結果として得られます。特定の日付の範囲指定 2.463 + もでき、不等号を使い以下の例のように指定します。 2.464 + \begin{quote} 2.465 + \begin{tabular}{ll} 2.466 + \verb|@>2018-01| & 2018年1月以降のもの\\ 2.467 + \verb|@<2018-01| & 2018年1月より前のもの\\ 2.468 + \verb|@>2017-01 @<2018-01 | & 2017年のもの\\ 2.469 + \end{tabular} 2.470 + \end{quote} 2.471 + \verb|@| キーワードは複数指定でき、その他の一般単語とも同 2.472 + 時指定できます。複数指定した場合はAND指定になります。 2.473 + 2.474 + また、グループで進んでいる話題に追随したい場合は「話題一 2.475 + 覧」の先頭にある \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\framebox{一週 2.476 + 間のまとめ}} を押すと、直近一週間分の書き込み一覧が得られ 2.477 + ます。 2.478 + 2.479 + \item ファイル制限5MBはきつくありませんか 2.480 + 2.481 + 負荷を軽くするためより小さいファイルを心掛けてください。 2.482 + もっと大きなファイルを置く場合は、KoekiDrive等のクラウド 2.483 + を利用し、そのリンクを貼りましょう。現実問題として、官公 2.484 + 庁等へのファイルの提出には「5MB以内」などの制限がつくのが一 2.485 + 般的で、上限サイズを意識したファイル作成技術は重要です。 2.486 + 2.487 + LibreOfficeでは文書中の画像右クリックの「圧縮」に、必要最 2.488 + 低限の画質と寸法に落す機能があり、元画像にもよりますがカ 2.489 + メラ写真などは10分の1程度に縮まることもあります。 2.490 + 2.491 + \item ぼくの撮ったさいきょうの写真を載せたのですがなんか 2.492 + 画質落ちました 2.493 + 2.494 + 画像は縦横とも\strong{1600ピクセルを超えない}大きさに縮小 2.495 + されます。あしからず。 2.496 + 2.497 + \item 気に入ったアイコンが2つ以上あるのですが… 2.498 + 2.499 + ユーザ識別に用いられるアイコンは1個しか登録できませんが、 2.500 + プロフィール画像には何枚でも登録できます。登録画像の 2.501 + \strong{最後の1枚}がアイコンとして利用されます。 2.502 + 2.503 + \item ハッシュタグって何ですか? どうやって使うの? 2.504 + 2.505 + 書き込み記事にs4からの全文検索キーワードを埋め込むことが 2.506 + できます(Twitterと違って\#なしのものも検索します)。たとえ 2.507 + ば、グループ内でたくさん掲示板を作ると大事な連絡がどの掲 2.508 + 示板にあるか探すのがたいへんになってきます。そのようなと 2.509 + きに、あらかじめ検索で特定しやすいキーワードを書き込みに 2.510 + 埋めておきます。その記事を探している人がどこかで質問した 2.511 + ら、その返事に「\verb|#検索キーワード|」を書いてあげると、 2.512 + その単語での検索が結果一覧が得られるリンクが作成されます。 2.513 + 2.514 + \item ハッシュタグじゃなくて直接特定の記事に飛ぶリンクを作りた 2.515 + いのですが 2.516 + 2.517 + \#記事番号 を二重角括弧で括ってコメント本文中に書いてくだ 2.518 + さい。たとえば 2.519 + \begin{quote} 2.520 + \begin{screen}\small 2.521 +\begin{verbatim} 2.522 +>#12345 公益さん、 2.523 +その問題に関しては[[#11100]]にヒントがあります。 2.524 +\end{verbatim} 2.525 + \end{screen} 2.526 + \end{quote} 2.527 + のように書き込むと \verb|[[#11100]]| の部分をクリックする 2.528 + とその記事に飛ぶリンクが作成されます。 2.529 + 2.530 + \item 先輩から「s4の12345番を見ろ」と言われましたがどうしたらよ 2.531 + いのでしょう 2.532 + 2.533 + ホーム画面にある検索枠から「\verb|#12345|」を検索してくだ 2.534 + さい。その記事が見つかります。 2.535 + 2.536 + \item いちいちリンクをクリックするのがツライです 2.537 + 2.538 + ショートカットキーを利用してください。``\kbd{Accel-}'' は 2.539 + ブラウザの設定するショートカット用のキーで、Firefoxのデフォ 2.540 + ルトの場合は \kbd{Shift+Alt} を押しながら、が相当します。 2.541 + \begin{itemize} 2.542 + \item 画面上部のメニュー呼出し 2.543 + \begin{quote} 2.544 + \begin{tabular}[t]{ll} 2.545 + \kbd{Accel-1} & 「ホーム」\\ 2.546 + \kbd{Accel-2} & 「参加者一覧」\\ 2.547 + \kbd{Accel-3} & 「グループ一覧」\\ 2.548 + \kbd{Accel-4} & 「招待」\\ 2.549 + \kbd{Accel-5} & 「再ログイン」\\ 2.550 + \end{tabular} 2.551 + \end{quote} 2.552 + \item ホーム画面 2.553 + \begin{quote} 2.554 + \begin{tabular}[t]{ll} 2.555 + \kbd{Accel-k} & 「検索単語入力」(グループホー 2.556 + ムでも有効)\\ 2.557 + \kbd{Accel-e} & 「プロフィールの編集」\\ 2.558 + \kbd{Accel-n} & 「新規話題の作成」\\ 2.559 + \kbd{Accel-f} & 「過去の提出ファイル」\\ 2.560 + \kbd{Accel-a} & 「日記」\\ 2.561 + \kbd{Accel-s} & 「参加中グループ」\\ 2.562 + \kbd{Accel-d} & 「最近の書き込み先」\\ 2.563 + \kbd{Accel-f} & 「新着」\\ 2.564 + \kbd{Accel-x} & 「×」\\ 2.565 + \end{tabular} 2.566 + \end{quote} 2.567 + \item 掲示板 2.568 + \begin{quote} 2.569 + \begin{tabular}[t]{ll} 2.570 + \kbd{Accel-h} & そのグループのホーム画面へ\\ 2.571 + \kbd{Accel-c} & コメントエリアの消去/復活\\ 2.572 + \kbd{Accel-e} & 「編集」\\ 2.573 + \kbd{Accel-f} & 「ファイル取得」\\ 2.574 + \kbd{Accel-b} & 「末尾へ」\\ 2.575 + \kbd{Accel-s} & 「読刻」(ユーザごとの読んだ時 2.576 + 刻一覧)\\ 2.577 + \kbd{Accel-r} & 「再読み込み」(新着の取得)\\ 2.578 + \kbd{Accel-d} & 「最近の書き込み先」\\ 2.579 + \end{tabular} 2.580 + \end{quote} 2.581 + \end{itemize} 2.582 \end{itemize} 2.583 + 2.584 + \section{効果的な利用に向けて} 2.585 + アクティブラーニングのような双方向の働きかけを重視する授業には、 2.586 + s4を以下のような方針で活用して行くと効果的です。 2.587 + \subsection{電子メイル確認習慣の確立} 2.588 + 友達同士の会話ではLINEのみで済ませ、メイルアプリの設定をしていな 2.589 + い学生も多いですが、就職活動や外部の人への連絡には必須です。 2.590 + \begin{itemize} 2.591 + \item メイルアプリの設定 2.592 + \item 受信許可ドメインの追加 2.593 + \item 受信通知(チャイム等)の設定 2.594 + \end{itemize} 2.595 + を確認して円滑に使えるようにしましょう。また、携帯電話会社の提供 2.596 + するアドレスはケータイ同士でしか届かない問題が多発するため、 2.597 + Yahoo等PCでも共有できるアドレスの利用を勧めます。また、大学のア 2.598 + ドレスもケータイ連動できるので、詳しくはroyのWebにある説明を参照 2.599 + してください。 2.600 2.601 + \subsection{日記の作成} 2.602 + アカウント作成したらすぐ、ホーム画面での個人日記に2つの話題を作 2.603 + 成しましょう。 2.604 + \begin{description} 2.605 + \item[活動記録] 日記そのものに相当します。学習などの活動を時刻 2.606 + つきで記録することは、自身の作業推進速度を把握する意 2.607 + 味で重要です。また、人間は\strong{書かないことは忘却}し 2.608 + ます。簡単なものほど忘れます。記録をつけることで長期 2.609 + 記憶に入りやすくなり、かつ後日s4の検索機能で一瞬で過 2.610 + 去の記録を取り出せるようにすることで、繰り返しの記憶 2.611 + 定着が促進化されます。 2.612 + 2.613 + \item[連絡帳] 個人日記への他者の書き込みは、必ず通知が行きます。 2.614 + 他のメンバーからの連絡をもらうための日記を作っておく 2.615 + ととても便利です。 2.616 + \end{description} 2.617 + 2.618 + \subsection{グループ作成直後} 2.619 + 新規グループを作成後にも、すぐ以下の設定で2つの掲示板を作ってお 2.620 + きましょう 2.621 + \begin{description} 2.622 + \item[連絡帳] 個人日記同様、通知先を「全員」にしたものを作り、 2.623 + グループ全員への連絡に活用します。 2.624 + \item[資料置き場] メンバー全員に配布する資料があれば、配布用の 2.625 + 掲示板を作りそこにまとめます。doc(x)/xls(x)ファイル 2.626 + 等は違う種類のコンピュータでは正常に読めないので添付 2.627 + は禁止しています。PDFに変換した5MB以下のものにしてく 2.628 + ださい。この制限を超えたものを置く場合はKoekiDriveを 2.629 + 利用してください。 2.630 + \item[成果物置き場] グループでなんらかのプロジェクトを進めてい 2.631 + る場合は、成果物をまとめる掲示板を作り、プロジェクト 2.632 + で利用する文書などをまとめましょう。 2.633 + \end{description} 2.634 2.635 \begin{thebibliography}{s4} 2.636 \bibitem{s4koeki} 広瀬雄二.