\documentclass[a4j]{jarticle} \usepackage{ahec} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{float} \usepackage{url} \addtolength{\topmargin}{-2cm} \addtolength{\textheight}{4cm} \addtolength{\textwidth}{2cm} \addtolength{\oddsidemargin}{-1cm} \addtolength{\evensidemargin}{-1cm} \title{三次元的広がりを持つ歴史的建造物の\\VR技術と融合したデジタルアーカイブ} \JAuthor{自分の名前$^{\dagger}$,広瀬雄二$^{\ddagger}$}% \Affiliation{$\dagger$ \namestack{自分のemail}{東北公益文科大学}, $\ddagger$ \namestack{yuuji@keoki-u.ac.jp}{東北公益文科大学} }] \date{令和元年8月11日} \begin{document} \small \twocolumn[%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \ProcTitle{第3回秋田ヒューマン・エネルギー研究会(2019年9月6日)}% %%英語タイトル・英語著者名を入力するときはJtitleとJAuthorをコメントアウトする と \JTitle{発表タイトル}% \JAuthor{秋田太郎$^{\dagger}$,秋田次郎$^{\ddagger}$} %\ETitle{Title} %\EAuthor{Author} \Affiliation{$\dagger$ 秋田大学,$\ddagger$ 秋田県立大学} ]%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% \twocolumn[ \maketitle \begin{center} {\bfseries 概要} \end{center} 本学の私立大学研究ブランディング事業のプロジェクトである「松ヶ岡開墾場空中散歩アーカイブ」をデジタルアーカイブの視点から観光に役立つコンテンツとして構築する。 \vspace*{2em} ] \section{背景} 近年、生活を支える情報技術は急速に進化し続けている。日々変化していく情報社会の中で文化資産をデジタル情報の形で保存する「デジタルアーカイブ」が行われるようになった。昨今は技術も発展し、デジタルアーカイブがより身近に感じられるようになってきた。 例を挙げると、国立国会図書館が行っている「ジャパンサーチ\footnote{https://jpsearch.go.jp/}」がある。これは、国立国会図書館が書籍や文化財など国内にある様々なコンテンツを検索できるポータルサイトの試験版を公開しているものである。2020年までの正式版公開を目指して連携データベースを増やし、利活用を容易にするための機能を整備していくとのことだ。 \section{目的} この研究は、本学の私立大学研究ブランディング事業のプロジェクトの一つである「松ヶ岡開墾場\footnote{明治維新後、庄内藩士たちが拓いた緑豊かな大地として、国指定史跡として指定を受けている\cite{kaikon}。}空中散歩アーカイブ」によるものである。 鶴岡市の歴史的建造物である松ヶ岡開墾場の敷地をドローンやVR技術を用い、観光に役立つコンテンツを構築し、市に提供することを目的としている。 \section{研究全体の構成} 研究全体の構成は、「動画撮影」、「VR技術,動画編集,画像処理」、「Webシステム」となっている。 この研究では、「Webシステムの構築」と「デジタルアーカイブ」の視点から、松ヶ岡開墾場を後世に残す方法や、仕組みを研究していく。 以下の図\ref{fig:kose}は、研究全体の構成を図に表したものである。 \begin{figure}[H] \centering \includegraphics[width=8cm]{kose.png} \caption{研究全体の構成図} \label{fig:kose} \end{figure} \section{デジタルアーカイブとは} デジタルアーカイブは、図書・出版物、公文書、美術品・博物品・歴史資料等公共的な知的資産をデジタル化し、インターネット上で電子情報として共有・利用できる仕組みのことである\cite{text}。 \section{提案} この研究では、松ヶ岡開墾場の敷地内を360度カメラで空中撮影した素材を使用し、Webシステムを介してアーカイブ化したものを公開する仕組みについて提案する。 始めに、松ヶ岡開墾場のプロモーションWebを作成し、Web上で松ヶ岡開墾場の情報を発信できるような環境を整える。 また、デジタルアーカイブの視点から文化資産を後世に残し、観光資源として活用していく。そして、地域への働きかけとして、実際に松ヶ岡開墾場に携わっている方にも「観光客を呼び込むために必要な工夫」などについての意見をもらい、研究に活かしていく。 \section{プロモーションWebの作成} 松ヶ岡開墾場の情報をWeb上で見ることができるのは、つるおか観光ナビ\footnote{https://www.tsuruokakanko.com/spot/275}・庄内映画村\footnote{http://www.s-eigamura.jp/html/matsugaoka.html}・致道博物館\footnote{https://www.chido.jp/matsugaoka/contents/1\_kinenkan.html}のサイトの一部からである。そのため、これからドローンを使った空撮映像や、ゲームなどのコンテンツを公開していくためには、松ヶ岡開墾場独自のWebページを作る必要がある。 \subsection{掲載内容} 掲載する予定の内容について以下にまとめた。 \begin{itemize} \item 歴史紹介ページ\\ 歴史ある地であるため、松ヶ岡開墾場を知ってもらうための情報や歴史的な内容をイラストなどを含めながら掲載する。 \item 松ヶ岡開墾場の見どころ紹介ページ\\ 歴史とリンクさせながら、現在まで残っている場所や物など松ヶ岡開墾場の見どころを紹介する。 \item ゲーム\\ 松ヶ岡開墾場で遊べるゲームへのリンクを貼る。 \item ご利用案内\\ 料金や営業時間などの情報を掲載する。 \item アクセス\\ 車やバスでのアクセス方法や、MAPを表示させる。 \end{itemize} 上記の内容を含めた作成中のページは以下の図\ref{fig:mitame}である。 \begin{figure}[H] \centering \includegraphics[width=8cm]{mitame.png}\\ \caption{作成中のWebページ} \label{fig:mitame} \end{figure} \subsection{必要な素材} より魅力的なWebページにするために必要な素材、技術を以下のとおりである。 \begin{itemize} \item 写真や映像\\ 様々な角度や、場所での撮影が必要になる。 \item 歴史的な情報\\ 資料や書物を見て、理解する力が必要である。 \item イラスト\\ 歴史的な話の中で登場する人物が多数実在するため、それらの人物をキャラクターとしてWeb上で効果的に扱う。 \item Webデザイン\\ 松ヶ岡開墾場に携わっている方や、鶴岡市の方などに随時見てもらうことで、イメージに近いものを作成していく。 \end{itemize} \section{今後の展望} 今後の展望としては以下のとおりである。 \begin{itemize} \item 松ヶ岡開墾場の運営に携わっている方にWebページについての意見をもらう \item Web空間のデザインをより工夫し、見映えの良いものにする \end{itemize} \bibliographystyle{junsrt} \bibliography{momona} \end{document}