魚のなまえ,特徴,釣り方, アユ,"淡水魚 分布 北海道西部以南の日本各地。 大きさ 約10~30cm。 棲んでいる場所 成魚はおもに中流域に生息するが、仔魚はふ化したあとに川を下り、春まで沿岸部で過ごす。琵琶湖に流入する河川では、海の代わりに湖で冬を越す。近年、このタイプのアユが各地のダム湖などで確認されている。元来、琵琶湖に生息していた陸封型のアユはコアユと呼ばれる。 特徴 河川にソ上したアユは、良質なコケを食べるためにナワバリを形成し、ほかのアユが近づくと体当たりで追い払う。近年はほとんどの河川で放流が行なわれている一方、河口堰やダムなどで天然アユがソ上できず、天然アユの減少が深刻な問題になっている 主な釣り方 "," 釣期 各地で禁漁期が設定されており、多くの河川で解禁は6~9月。 主な釣り方 アユ釣りといえば友釣り、というほどこの釣りの人気は高い。このほか、毛バリを使うドブ釣りやエサ釣り、コロガシ釣りなどがある。 ", アジ,"海水魚 分布 北海道から南シナ海までの全国沿岸~沖合い。 大きさ 30cm前後が多いが、50cmに達するものもいる。 棲んでいる場所 沿岸の岩礁域に居着くタイプと、沖合いを群れで回遊するものがいる。 2~3年で成魚となる。 "," 釣期 3~12月ごろで、夏場が最盛期。 主な釣り方 群れが接岸している時は、堤防などからサビキ釣り、ウキ釣り、ルアー釣りでねらえる。沖釣りでは1年中楽しめる人気魚種。ビシアジ釣り、ウイリー釣りなどでねらう。 ", タイ,"海水魚 分布 全国の沿岸に分布し、奄美諸島・沖縄島にも稀にみられる。 大きさ 数十cm程度までのサイズが一般的で、最大で体長1mを超える。 棲んでいる場所 成魚は水深30~200mの大陸棚や外洋に棲む。 生活史 岩礁や砂礫底の海底付近を好み、大きな群れは作らない。 普段は比較的深い場所にいるが、2~8月の産卵期(南方ほど早い)には沿岸の浅海へとやってくる。 1回に数十万から数百万個の卵を産むが、ほとんどは外敵に食べられてしまう。稚魚は浅場の藻場や岩礁帯で生活し、2~3年で深みへと移動する。寿命は20年から40年に及ぶとされる。 特徴 体色は紫褐色を帯びた淡いピンクで、側面には瑠璃色の小さな斑点がある。若いうちは不明瞭な横縞が現われていて、成熟するにつれ消えていく。また、尾ビレの縁が黒く、ここでチダイやキダイと見分けることができる。 エサは甲殻類や小魚、貝や頭足類などさまざま。かなり頑丈な歯を持っており、エビやカニの硬い殻を噛み砕いて食べる。 "," 釣期 ほぼ周年釣ることができるが、3~6月、9~11月ごろが最盛期。 な釣り方 投げ釣りでねらえる地域もあるが、基本的には沖釣りでねらうことが多い。寄せエサ釣りやテンヤを使うエビエサ釣り、ルアーの一種であるタイラバなどで釣る", ヒラメ,海水魚," 分布 沖縄県を除く日本各地の沿岸。 大きさ 最大で80cm~1mほどになる。 棲んでいる場所 砂泥底を好み、水深20~200m前後の範囲にいる。 生活史 冬の間は深場に落ちているが、春から初夏にかけての繁殖期には浅場にやってくる。卵からかえったばかりのころは、一般的な魚と同様に目が両側に付いている。やがて体長1cmくらいになると右目が左へ移動し始める。 3年程度で成熟し、寿命は数年程度。 特徴 カレイ類に比べて口が大きく、鋭くて立派な歯が生えている。 日中は海底の砂に潜って顔だけを出していたり、体を海底と同じ色に変化させてじっとしている。 海底に棲む魚だが、エサを捕る際には全身を使って中層まで泳ぎ上がったり、小魚を追って長距離を移動することもできる。 "," 釣期 沖釣りと岸からの釣りを合わせれば、ほぼ周年ねらえる。 主な釣り方 カタクチイワシなどを生きた状態でエサにすることが多い。沖釣りや投げ釣りのほか、ルアーにもよく反応する。 " ブラックバス,"淡水魚 分布 北米原産の外来種。日本ではすべての都道府県で生息が確認された。 大きさ 成魚で30~50cm、生息環境によっては60cmを超える個体もいる。 棲んでいる場所 湖沼などの止水域を中心に、河川の中~下流域にも生息。また汽水にも順応できる。 生活史 水温が16~22℃前後で産卵行動に入るとされ、繁殖期は生息地によって4~7月ごろと幅がある。オスが水底をきれいに掃除して産卵床を作り、そこへメスを誘い入れる。卵を産んだあともオスは巣に残り、ふ化後もしばらくは仔魚を保護する習性がある。 特徴 ブラックバスが日本にやってきたのは1925年。実業家の赤星鉄馬氏によって芦ノ湖に移入された。その後、放流などによって日本全国に生息域を広げた。 スズキに似た体型で、頭部と口が大きい。緑褐色の体に黒い縦帯が入るが、模様は個体によって差がある。肉食性で甲殻類や魚類、昆虫などを捕食する。 現在では特定外来生物に指定されており、生体での釣り場からの持ち出しが禁止されている。また、自治体による条例などで、釣り場でのリリースが禁止されている場合もある。 "," 釣期 ほぼ周年ねらえる。春から秋にかけてが最盛期。 主な釣り方 ミミズや生きた魚をエサにしても釣れるが、ルアー釣りでねらうことがほとんど。多種多様なバス用ルアーが発売されている。フライフィッシングも有効。 ", スズキ,"海水魚 分布 北海道全沿岸、青森県から九州西岸までの日本海・東シナ海沿岸、青森県から日向灘までの太平洋沿岸、瀬戸内海に分布。 大きさ 最大で1mを超えるものがいる。 棲んでいる場所 内湾や河口部、沿岸の浅海などにすみ、若魚は淡水域にも侵入する。季節に応じて浅場と深場を移動する。 生活史 春から秋にかけては内湾や沿岸部の浅所で生活し、水温が下がると湾口部などの深場で冬を越す。産卵期は冬から初春で、12~1月の場所が多い。産まれた仔魚はしばらく沖合で生活し、成長するにつれて河口や湾奥に集まる。 また、汽水に対応できるため河口部にも生息し、若魚は河川をかなり遡って純淡水のエリアで見られることもある。 特徴 肉食性で、若魚のうちは甲殻類や多毛類などを捕食。スズキクラスになると魚食性が強まる。昼夜を問わず捕食行動をとるが、夜間の方が釣りやすいとされており、曇や雨の日、海が荒れた時などは日中でも釣りやすくなる。 全国的になじみ深い魚であり、湾奥の工業地帯など、水質の悪い水域でも生息できる。 "," 釣期 ほぼ周年ねらえる。エサ釣りでは、虫エサへの反応がいい晩秋から5月ごろまで。ルアー釣りでは4~6月、10~12月が最盛期。 主な釣り方 堤防や磯からは電気ウキを使った夜釣りが人気。砂浜などから投げ釣りでもねらえる。大物をねらうなら、小魚に似たルアーの実績が高い。沖釣りでは生きたエビをエサにねらう。 ",