\documentclass[a4j]{jarticle} % -*- coding: utf-8 -*- \AtBeginDvi{\special{pdf:mapfile ptex-ipa.map}} \addtolength{\topmargin}{-2.5cm} \addtolength{\textheight}{2cm} \addtolength{\textwidth}{2.7cm} \addtolength{\oddsidemargin}{-1cm} \addtolength{\evensidemargin}{-1cm} \pagestyle{empty} %% タイトル %% \title{クラウド型CMS「SpreadSyncCMS」の提案} %%「簡易的な」って使わないほういいですかねえ... %% 著者 %% \author{広瀬研究室4年\\C1200908 小林龍永} %% 日付 %% \date{2023年11月22日} \usepackage{url} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{ascmac} \usepackage{listings} %コード用 \begin{document} \twocolumn[ \maketitle \begin{center} {\bfseries 概要} \end{center} %% 概要 %% 近年,インターネット中心の世界となるに伴いWeb集客が主流となっている。しかし,Webに関する知識や理解が足りないことを理由に,Webを活用した情報発信を行なっていない小規模飲食店が多いことが明らかになった。本研究では小規模飲食店の課題点を定義し,解決を目指す。ユーザの専門知識を必要とせず,少人数でも情報発信が可能な「SpreadSyncCMS」を提案し,仮説検定を用いて有用性を評価する。 \vspace*{2em} ] \thispagestyle{empty} %% 本文 %% \section{背景}\label{haikei} % 産業省の調査によると地域の小規模店舗の経営は厳しい経営状態(hakusyo参考にする。) % 地域のたいせつな存在であるため,経営を持続して行っていく必要がある。 % ユニワークによるとWebサービスを利用する小規模店舗は14.2\%にとどまる。 % 利用しない・できないりゆうを記載。→知識がない。人手が足りないらへんとりあげる。 % ↓ % これらの現状をふまえ専門知識の有無を問わない簡易的な操作性・始めるまでの手軽さ(Googleアカウント取得率を提示し行動障壁が少ないことをしめす)・複数人での管理(同時編集の必要性)・余計な情報を載せない(入力項目を絞る事の言い訳をなんとか捻り出す)という要素を兼ね備えたCMSを開発し、小規模団体が手軽にWeb上で情報発信を行えるサービスを提案する。 % 冒頭案1.2020年より流行した新型コロナウイルスにより全国で活動自粛措置がしかれた。2023年5月8日,新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し,コロナ対策の大きな節目を迎えた。様々な業界がアフターコロナの社会において経済回復を目指すものの,物価高騰により未だに生活に苦しむ人が多く存在している。 % 冒頭案2.飲食店業界では,アフターコロナの社会において回復を目指すものの,物価高騰により依然厳しい状態にある。特に地域の小規模飲食店は物価高騰に加え働き手不足や客不足の課題を抱えており,より深刻な状態にある。経済産業省中小企業庁の「2023年度中小企業白書・小規模企業白書概要案」では,人口密度が低い地域において飲食店を含む小規模事業所は事業所数で高い割合を占めており,地域にとって重要な存在であることが明らかになっている。しかし,政府では小規模飲食店への効果的な施策が示せておらず, % 地方において小規模飲食店は地域課題解決を担う極めて重要な存在である。経済産業省中小企業庁\cite{syoukibo}の「2023年度中小企業白書・小規模企業白書概要案」では,人口密度別に見た事業所数の規模別構成割合の調査結果が記載されている。人口密度が低い地域において,中規模事業所は18.3\%,大事業所は0.4\%,飲食店を含む小規模事業所は81.3\%と割合の過半数を占めており,地域を支える重要な存在であることが明らかになっている。しかし,物価上昇や客不足の問題により,経営存続ができず小規模飲食店がどんどん閉業しているのが現状である。そこでこれらの課題の原因の一つとしてインターネットを活用した集客ができていないのではないかと考えた。株式会社ユニワークが運営する飲食店お助けチームが小規模飲食店経営者を対象に実施した「ネット活用に関する意識調査」では,ウェブ集客 % 飲食店業界は,アフターコロナの社会において回復を目指すものの,物価高騰により依然厳しい状態にある。特に %これ11/21時点の背景↓ % 小規模飲食店は,人手不足や集客に課題を抱えている。株式会社ユニワークが運営する飲食店お助けチーム\cite{prtimes}が小規模飲食店経営者を対象に2022年度実施した「ネット活用に関する意識調査」では,COVID-19流行前と比べた現在の店舗売上状況についてのアンケート調査に対して「悪い」「とても悪い」が77.9\%という結果が出た。店舗の課題についてアンケートを取ったところ,原価高が61.3\%,集客が64.5\%といった結果となり,物価上昇による影響に加え,客不足に陥っている店舗が多いことが明らかになった。近年,インターネット中心の世界となるに伴いWeb集客が主流となっているが,小規模飲食店でウェブ集客を実施している店舗は14.2\%であり,実施しない理由として知識がないこと,人手が足りないこと,理解ができていない,等が挙げられた。これらの調査結果から,Web集客の必要性は感じながらも不安要素を持っている人が多いことがわかる。 % また,大学のサークル活動においても関心を示す学生が少なくなってきている。全国大学生活協同組合連合会\cite{gakusei}が全国の国公立および私立の学部学生を対象に2022年度実施した「第58回学生生活実態調査 速報」の調査では,サークルに所属している割合について2019年度は68.1\%だったのにも関わらず,2022年度には58.4\%に減少した。COVID-19流行によりサークル活動の自粛を余儀なくされたことが原因と想定される。サークル所属者を増加させるうえで,活動情報の発信を見直すことが求められると考えた。 % そこで本研究では,小規模団体の課題に寄り添ったCMS\footnote{Contents Management Systemの略称。専門知識がない初心者でも簡単にWebサイトやホームページの作成・管理・運営ができるソフトウェアシステム。テキストや画像等の特定のデータを入力するだけでWEBページを自動生成することが可能。}を提案し,開発に取り組む。Webを活用しない理由として挙げられた内容を本研究の課題とし,開発したシステムを用いて解決を目指す。 % ここまで % 特に小規模事業者への影響は大きく,規模コロナ流行前の賑わい近年小規模の事業者・学生団体の活動が余儀なくされている。 %%サークルを入れないと実験で学生に被験者をしてもらう理由にならない気がする。今から飲食店従事者に実験手伝ってーはきびしい... 近年,インターネット中心の世界となるに伴いWeb集客が主流となっている。しかし,小規模飲食店においてWebを活用している店舗は少ない。株式会社ユニワークが運営する飲食店お助けチーム\cite{prtimes}が小規模飲食店経営者を対象に2022年度実施した「ネット活用に関する意識調査」(図\ref{kadai})では,Web集客を実施している店舗の割合は14.2\%であった。実施しない理由として,「知識がないこと」「人手が足りないこと」「理解できていないこと」等が挙げられた。これらの調査結果から,Web活用を行っている店舗が少なく,多くの不安を抱えていることが明らかになった。 % また,大学のサークル活動においても関心を示す学生が少なくなってきている。全国大学生活協同組合連合会\cite{gakusei}が全国の国公立および私立の学部学生を対象に2022年度実施した「第58回学生生活実態調査 速報」の調査では,サークルに所属している割合について2019年度は68.1\%だったのにも関わらず,2022年度には58.4\%に減少した。COVID-19流行によりサークル活動の自粛を余儀なくされたことが原因と想定される。サークル所属者を増加させるうえで,活動の情報発信方法を見直すことが求められると考えた。 そこで本研究では,小規模飲食店の課題に寄り添ったCMS\footnote{Contents Management Systemの略称。専門知識がない初心者でも簡単にWebサイトやホームページの作成・管理・運営ができるソフトウェアシステム。テキストや画像等の特定のデータを入力するだけでWEBページを自動生成することが可能。}を提案し,開発に取り組む。表\ref{kadai}の調査結果で高い割合を占めた「知識がない」「自身の業種業態に適していない」「理解ができていない」の意見を小規模飲食店の課題として定義し,解決を目指す。 \begin{figure}[tbp] \centering \includegraphics[width=7cm]{../paper/jittai.pdf} \caption{小規模団体がWeb活用に抱える課題}\label{kadai} \end{figure} %\begin{itemize} %\item{観光情報の取得はインターネットから。} %\item{観光者はその土地ならではの体験をしたいと考えている。(実際のデータを示す)} %\item{体験の中で、公平で適切な評価を求めている。(現地の評価)} %\item{ジャンルごとの検索機能、現地特化型レビュー機能を実装することにより既存のサイトとの情報の質の面での差別化を図る。} %\item{eこのサイトは店舗従事者が編集管理することが可能である。} %\end{itemize} %山形県の飲食業界は産業大分類別就業人口資料(国勢調査)←これいずれ使いたい %提案するサイトは,ジャンルごとの検索機能と現地特化型のレビュー機能を実装する。また,サイトの編集管理は店舗従事者が行うことができるようにし,専門的な知識がない者でも簡単にサイトを作成することができるようにCMSを活用する。これにより,旅行者はより地元の視点に基づいた情報を得ることができ,独自の体験を追求することができる。 % \section{小規模団体の定義} % 本研究では第\ref{haikei}章で説明した小規模団体を,表\ref{syoukibo}の通りタイプ別に定義する。 % \begin{table}[h] % \begin{tabular}{|c|c|c|} % \hline % タイプ & 人数 & 規模\\ \hline % 小規模飲食店 & 10人以下 & 1店舗経営 \\ \hline % 小規模学生団体 & 25人以下 & インカレではない \\ \hline % \end{tabular} % \caption{本研究における小規模団体の定義}\label{syoukibo} % \label{vol} % \end{table} % \section{小規模団体がWeb活用に抱える課題点}\label{kadaiten} % \begin{figure}[tbp] % \centering % \includegraphics[width=5cm]{../paper/jittai} % \caption{小規模団体がWeb活用に抱える課題点}\label{kadai} % \end{figure} % 第\ref{haikei}章で述べた飲食店お助けチームによる小規模団体へのWeb活用調査の結果を表\ref{kadai}に示す。 % 本研究では,表\ref{kadai}で高い割合を占める「知識がない」「自身の業種業態に適していない」「理解ができていない」の意見を本研究で解決を目指す課題点として定義する。 \section{目的}\label{mokuteki} 本研究では,小規模団体を対象に簡易的な情報発信が可能なCMSを開発し,\ref{haikei}.背景で挙げた課題点の解決を目的とする。 \section{関連研究}\label{kanren} % \subsection{食べログ} % 日本を中心に展開されている,飲食店の情報サイト。一般のユーザが飲食店のレビューや口コミを投稿し,他のユーザと情報を共有することができる。\cite{log}。 \subsection{CMSのフレームワーク開発事例} 永嶺,奥野らは運営団体の規模によらない効果的な観光情報の発信を支援するためのWebサイト構築フレームワークを作成した\cite{naga}。オープンソースCMSのプラグインモジュールとして実装し,既存の観光サイトに対する優位点を示した。 \subsection{観光情報発信のCMSの開発事例} 萩原らは観光地の多様なニーズに対すや特性に対応可能な観光情報発信のためにCMSの設計・開発を行い複数観光地における導入可能性について検証した\cite{hagiwara}。観光地情報の一元管理方法が課題として挙げられた。 \subsection{関連研究の課題点} 以上で挙げた関連研究により,CMSを用いることで情報発信が容易になり,多様なニーズに対応することのできることが分かった。しかし,ユーザが操作するツールの量が多く,使い方を覚える必要がある上に,同時編集が可能ではない。そこで,直感的な操作で複数人が編集可能な機能を取り入れる必要がある。 \section{要件定義}\label{yoken} 本研究では小規模団体の現状や課題点を踏まえたうえで,簡易的な情報発信を行えるSpreadSyncCMSを提案する。 % 以下の要件定義を満たしたシステムを開発し,実験を行い定量的なデータから本システムの有用性を示す。 % \section{要件定義}\label{youken} 本システムにおける前提条件と機能要件を以下に示す。 \begin{description} \item[前提1]専門知識の有無に関わらず利用可能である。 \item[前提2]小規模団体の責任者または広報担当者を対象とする。 % \item[前提3]ブラウザはGoogle Chromeを使用する。 \item[前提3]編集作業は複数人での同時編集が行えるGoogleスプレッドシートとGoogleドライブで完結する。 \end{description} \begin{description} \item[要件1]ユーザにテンプレートを配布するメール送信機能 \item[要件2]Googleスプレッドシートからデータを読み取る機能 \item[要件3]Googleスプレッドシートから取得したデータをもとに動的にWebページ更新する機能 \end{description} \section{システム設計}\label{sekkei} \ref{yoken}.要件定義をもとに、システム設計を行う。本システムは図\ref{flow}のフローを行うものである。機能要件別の説明を以下に示す。 \begin{figure}[tbp] \centering \includegraphics[width=6cm]{../paper/systemflow.pdf} \caption{メールアドレス登録からWebページ作成までの流れ}\label{flow} \end{figure} \subsection{メール送信機能の設計} ユーザが作成したいコンテンツの種類を選択し、メールアドレスを入力することで指定のメールを送信する機能を設計する。 \subsection{Googleスプレッドシートのデータ処理の設計} 以下の機能を設計する。 \begin{itemize} \item GoogleAppsScript(以下,GAS)を用いてGoogleスプレッドシートのデータを取得する関数を作成し,セルや範囲からデータを抽出する機能の設計 \item 取得したデータをJavaScriptと連携する機能 \end{itemize} \subsection{動的なWebページ更新の設計} 以下の機能を設計する。 \begin{itemize} \item 同時編集が可能な入力機能 \item GASと連携し,Googleスプレッドシートのデータを受け取る機能 \item HTML要素を生成し,動的に内容を変更する機能 \end{itemize} \section{システム開発} 本システムでは,\ref{sekkei}.システム設計をもとにシステム開発を行う。 \subsection{開発環境} 開発環境を以下に示す。 \begin{itemize} \item 開発言語 \begin{itemize} \item サーバサイド \begin{itemize} \item Node.js(version 18.18.2) \end{itemize} \item クライアントサイド \begin{itemize} \item HTML Living Standard \item CSS3 \item JavaScript(ECMAScript 2023) \item GoogleAppsScript \end{itemize} \end{itemize} \item Webフレームワーク \begin{itemize} \item Express.js(version 4.18.2) \end{itemize} \item ライブラリ \begin{itemize} \item Nodemailer(version 6.9.7) \end{itemize} \item Webアプリケーション \begin{itemize} \item Googleスプレッドシート \item Googleドライブ \item GMail \end{itemize} \end{itemize} \subsection{メール送信機能} ユーザにテンプレートデータを送信するシステムである。Node.jsのNodemailerライブラリで実行環境内でSMTPトランスポートを使用することで,ユーザのメールアドレスに送信することが可能になる。Express.jsを使用してサーバーサイドの処理を行っている。 \subsection{Googleスプレッドシートのデータ処理機能}\label{json} Googleスプレッドシートに書き込まれたテキストや画像をJSONデータでJavaScriptに送るシステムである。getDataFromSpreadsheet関数内で指定されたスプレッドシートからデータを取得している。JavaScriptからHTTPリクエストを受け取り,JSONデータを生成している。 \begin{itembox}[tbp]{mail.js 一部} \begin{verbatim} smtpTransport.sendMail(mailOptions, (error, response) => { if (error) { console.log('メール送信エラー:', error); res.status(500).json({ message: 'へのメールの送信に失敗しました' }); } else { console.log('メールが送信されました:', response.response); res.json({ message: 'にメールが送信されました' }); } }); \end{verbatim} \end{itembox} \begin{itembox}[tbp]{spread.gs getDateFromSpreadsheet関数} \begin{verbatim} const ss = SpreadsheetApp.openById(ssId); const sheet = ss.getSheetByName(sheetName); const value = sheet.getDataRange().getValu e(); const data = []; for (let i = 1; i < value.length; i++) { const param = {}; for (let j = 0; j < value[i].length; j++) { param[value[0][j]] = value[i][j]; } data.push(param); } return data; \end{verbatim} \end{itembox} \begin{figure}[b] \centering \includegraphics[width=7cm]{../paper/mail.pdf} \caption{メール送信ページ画面}\label{mail} \end{figure} % \begin{itembox}[l]{spread.gs createJsonResponse関数} % \begin{verbatim} % const result = ContentService.createTextOu % tput(); % result.setMimeType(ContentService.MimeType. % JSON); % result.setContent(JSON.stringify(data)); % return result; % \end{verbatim} % \end{itembox} \subsection{動的なWebページ更新機能} GASで取得したJSONデータをもとにHTML要素を作成する機能である。fetchAndGenerateData関数内でGASに対してHTTPリクエストを送信する。Webページ上では動的にHTML要素を生成しDOM操作により要素内の内容を変更している。Googleプレッドシートで記載されていない,または内容の条件が満たされなかった場合はHTML要素が生成されない。 \begin{itembox}[tbp]{spread.gs createJsonResponse関数} \begin{verbatim} async function fetchAndGenerateData() { const response = await fetch('URL'); const jsonData = await response.json(); const nameElement = document.getElementById ('name'); const eventContainer = document.getElement ById('eventContainer'); nameElement.textContent = jsonData[0].area ID;//以降省略 } window.addEventListener('DOMContentLoaded', fetchAndGenerateData); \end{verbatim} \end{itembox} \begin{figure}[tbp] \centering \includegraphics[width=7cm]{../paper/magopel.pdf} \caption{生成したWebページ画面} \end{figure} \section{実験} 実験では,本システムと既存CMSを使用した被験者がWebページ作成にかかる時間をそれぞれ計測する。\ref{mokuteki}.目的で挙げた課題解決が行える機能を有しているかを,既存CMSとの比較により検証する。計測結果を比較し,t検定を用いて有用性を評価する。t検定の手順は以下の通りである。 \begin{enumerate} % \item 被験者は本システムとWordPressで同じ内容のWebページ作成を行なう。 \item 帰無仮説を「異なるCMS間のWebページ作成時間の平均に統計的に有意な差がない」とし,対立仮説を「異なるCMS間のWebページ作成時間の平均に統計的に有意な差がある」とする \item 有意水準は0.05\%とする。 \item t値を算出する。 \item p値を算出する。 \item p値と有意水準を比較し,有意差を判定する。 \end{enumerate} % はじめに被験者を本システムを使用する実験群と、WordPressを使用する対照群に分類する。計測データ収集後,対応のあるt検定を使用し統計的な差異を評価する。帰無仮説を「異なるCMS間のWebページ作成時間の平均に統計的に有意な差がない」とし,対立仮説を「異なるCMS間のWebページ作成時間の平均に統計的に有意な差がある」とする。有意水準は0.05\%とする。算出したp値と有意水準を比較し,帰無仮説の棄却を判断する。 以上の結果をもとに本システムが既存CMSと比較し,実行速度に有意な差異があるかを検証し,有用性を評価する。 \section{今後の展望} 現時点ではユーザのセキュリティ意識を前提とした設計となっており,セキュリティの脆弱性への対処が行えていない。特にGoogleスプレッドシートの共有リンクのアクセス権限や,データ漏洩に関する対策ができていないため,セキュリティを向上させユーザが安全に利用できるシステム作成を今後の展望とする。 % アンケート調査では表\ref{syoukibo}の内容で調査を行う。 % \begin{table}[tbp] % \begin{tabular}{|c|c|} % \hline % Web活用課題点 & アンケート内容\\ \hline % \hline % 理解が難しい & 直感的に扱うことができたか \\ \hline % 専門知識がない & 専門知識は必要だと感じたか \\ \hline % 業種業態に適していない & 実際に利用したいと感じたか \\ \hline % \end{tabular} % \caption{課題・アンケート対応表}\label{syoukibo} % \label{vol} % \end{table} % ライバルを考える実験が時間 % 評価を測定する予定を考えている % アンケートx % スプレッドシートのセキュリティ % x 私は \begin{thebibliography}{5} % \bibitem{hakusyo}経済産業省中小企業庁. 2023年度版中小企業白書・小規模企業白書概要案. 2023-4-4.p30-35. (参照日 2023-11-10). \bibitem{prtimes}株式会社ユニワーク. ``ウェブ集客に取り組んでいる小規模飲食店は14.2\% 外注活用に「知識」「手間」「コスト」の壁". PR TIMES. 2023-1-20. \url{https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000047493.html},(参照 2023-11-10). % \bibitem{gakusei}全国大学生活協同組合連合会. ``第58回(2022年秋実施)学生生活実態調査 速報". 全国大学生活協同組合連合会. 2022-01-31. \url{https://www.univcoop.or.jp/press/life/report58_01.html},(参照 2023-11-18). % \bibitem{word}WordPress.com.``WordPress''.\url{https://wordpress.com},(参照 2023-08-09). % \bibitem{log}``食べログ''.\url{https://tabelog.com},(参照 2023-05-23). \bibitem{naga}永峰和弘,奥野拓. ``観光情報サイト構築のためのフレームワークの提案". 観光情報学会第2回研究発表会. 2010,p. 11-18. (参照 2023-05-25). \bibitem{hagiwara}萩原勇一,川本裕幣,市川尚,窪田諭,阿部昭博. ``観光情報配信のためのコンテンツ管理システムの開発". 研究報告情報システムと社会環境(IS).2012,vol. 122,no. 1,p. 1-8. (参照 2023-10-30). % \bibitem{shop}産業創造振興課.``山形県産業の現状''.(2022-06).\url{https://www.pref.yamagata.jp/documents/30862/08_sankoushiryou.pdf},(参照 2023-08-03). \end{thebibliography} \end{document}