%#!platex -kanji=%k %#DVIPDF dvipdfmx -f ipa.map \documentclass{jsbook} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} \usepackage{geometry} \usepackage{url} % 文中にURLを書くときは \url{} で括る \geometry{textwidth=160mm, textheight=225mm} \renewcommand{\bibname}{参考文献} \pagestyle{headings} %% タイトル %% \title{ARを用いた観光システムの提案} %% 著者 %% \author{広瀬研究室3年\\C1191150 佐藤文哉} %% 日付 %% \date{} \begin{document} \maketitle % \renewcommand{\abstractname}{概要} \begin{center} {\bfseries 概要} \end{center} ARとは、「Augmented Reality (アグメンティッド・リアリティ)」の略で、 「拡張現実」のことを指す。この AR技術は現実と CG を組み合わせることに よってシミュレーションできるため、今まで人間が想像で補っていた部 分を目で見て確かめることが可能になる。本研究のでは、このAR技術を活用 し観光支援を目的としたシステムを考え提案する。 % 目次 \tableofcontents \clearpage % ------------------------第一章------------------------ % \chapter{はじめに} \section{背景} % 近年、地方の過疎化や人口減少は大きな社会問題となっている。 % 総務省統計局の「人口推計結果の要約(2018年)」によると、日本の人口は % 2008年をピークに、低下の一方をたどっている。\cite{Rural_depopulation} % それに伴う少子高齢化、労働人口数の低下は、どの企業や自治体においても % 無視できない緊急課題となってきており、地域活性化する方法は様々な技術 % で模索されている。 % このような問題を解決する手段の一つとして、観光が挙げられる。 % このような状況下で地域の観光資源の魅力向上やその発信において、どの % ような提供手法が適切か考えた時、ARが地域固有の文化や歴史等を旅行者 % に伝えるための手段として、注目されている。その理由としてAR技術の % 話題性による集客力、AR技術のビジュアライズ力、AR技術はスペースを取 % らないことなどが挙げられる。このように、高い情報伝達能力や再現性か % ら、一部地域において先駆的に活用され始めており、ARという最新技術× % 旅行体験によって、新しい価値体験も提供が可能になってきている。 % 最先端ICT(VRやAR等)を活用した観光コンテンツが、その高い情報伝 % 達能力や再現性から、一部地域において先駆的に活用され始めている。このVRやARという最新技術×旅行体験によって、新しい価値体験も提供が可能になってきた。 % 未だ知られていない魅力的な地域資源を発掘し、情報を磨き上げ、日本全国・世界へ発信することで地域に人を誘致し、地域活性化に貢献できると考えた。 % した「明日の日本を支える観光ビジョン」において、訪日外国人旅行者数 2020 年 4,000 万 % 人、2030 年 6,000 万人等の目標を掲げ、大胆な取り組みを進めてきた。この結果、昨年の訪 % 日外国人旅行者数は 3,119 万人と6年連続で過去最高を更新し、3,000 万人の大台に乗った。 % 観光立国によって、たくましい一大産業が生まれている。 % 観光は、地方創生の切り札、成長戦略の柱である。 % 近年、、地域の観光資源の魅力向上やその発信において、どのような提供手法が適切 % かを検討していくことが必要になります。そのため、技術の先進性のみに頼るのではなく、訪日外国人旅行者の更なる誘客や、体験満足度の向上に向け、情 % 報発信手段や魅力向上手段としてのICTの活用が期待されます % ARは観光振興事業において幅広く活用されています。地域活性化と親和性があるため、今後も % 導入する地域は増えていくでしょう。 % この一年は 2020 年 4,000 万人の目標を確実に実現し、我が国が真の観光立国となるため % の「勝負の年」である。こうした問題意識から、昨年8月から本年5月にかけて「観光戦略 % 実行推進会議」を計 10 回開催し、有識者から示唆に富む様々なご意見をいただき、議論を % 深めてきた。 % こうした議論を踏まえると、まずは、多言語対応や Wi-Fi、キャッシュレス対応など、訪 % 日外国人旅行者にとって「当たり前」の環境整備を早急に進めていくことが重要である。ま % た、こうした整備と並行して、美術館・博物館の夜間開放や外国人が楽しめるカフェの設置 % など、地域の新たな観光コンテンツを開発していくことが重要である。 % また、産地プロモーションや関係人口創出・移住促進事業などの相乗効果による持続的な事業を確立していきます。 現代の日本は地方の過疎化や人口減少は大きな社会問題となっている。 総務省統計局の「人口推計結果の要約(2018年)」によると、日本の人口は 2008年をピークに、低下の一方をたどっている。\cite{Rural_depopulation} それに伴う少子高齢化、労働人口数の低下は、どの企業や自治体においても 無視できない緊急課題となってきており、地域活性化する方法は様々な技術 で模索されている。 また近年、スマートフォンの急速な発展に伴い、インターネットや5Gによる 携帯電話通信網の発展が進んでいる。これによりインターネットが高速化さ れWebサービスの遅延の低減が実現され、多数の端末による同時接続も可能 になりつつある。特にXR(AR、VR、MRの総称)サービスには5Gが有効である と言われ、様々な分野で技術の活用が広がっている。この流れは、地方自治 体や観光協会においても例外ではなく、例えばARを用いて紙面だけでは伝わ らないイベントの雰囲気や会場の様子を伝えたり、観光ツアーをARスタンプ ラリー企画と合わせることで、高い集客効果と回遊率向上をさせるなど、 多くの事例が増えてきている。そういった状況をふまえ、地域活性化のツー ルの一つとして、多くの自治体や観光協会で導入されているAR技術を活用で きるのではないかという問題関心のもと、ARを用いた観光システムを作成し 、実用性の検討を行う。 \section{研究目的} 本研究は、地域活性化の新たな観光コンテンツを提案することを目的とし、 松ヶ丘開墾場を観光地の題材としWeb上で動くAR観光システムを作成する。 \newpage % ------------------------第二章------------------------ % \chapter{ARによる地域活性化の実例} \section{ロールプレイングトリップinモリマチ(静岡県森町)} 静岡県の森町という自治体で実際に行われた、町おこしARゲームの事例であ る。参加費用は無料で、ARで表示されるキャラクター「コモコモ」を探して 町を歩き回るスタンプラリーゲームとなっている。 \section{アニメの舞台をめぐる聖地巡礼ARアプリ} 人気アニメ「エヴァンゲリオン」と箱根とのコラボレーションにより実施さ れるイベント「箱根補完計画 ARスタンプラリー」が行われている。 エヴァンゲリオンの舞台となっている第三新都心は現在の箱根にあたる地域 であることから、聖地巡礼のイベントが企画され、AR技術を使うことでエヴァ ンゲリオンのキャラクターが3Dで登場するという体験ができる。 \section{屋嶋城復元プロジェクト(香川県高松市)} AR技術を近い、今は失われてしまった全盛期の観光スポットの姿を浮かび上 がらせることもできる。城門のある風景の中に入り込んだような写真が撮れ る機能や、屋嶋城跡の城門地区を含めた15カ所を紹介するガイドも作成し、 歴史背景等の解説、屋島の魅力紹介もアプリ内に盛り込んでいる。 \section{先行研究の課題点} % ------------------------第三章------------------------ % \chapter{提案} \section{AR観光システムの提案} 本研究のシステム構成はARとスタンプラリーを組み合わせた観光システム であり、松ヶ丘開墾場に訪れた観光客向けに作成する。 松ヶ丘開墾場の屋外にGPS機能を利用しARを配置する。 屋内にはポスターや絵を読み取ることでARを表示させるシステムを構成する。 このようにすることで、屋外と屋内で表示させるコンテンツを分けることで、観光客が退屈させない ようにする。 ARを表示した後は、施設情報の表示やスタンプラリーの獲得をできるようにする。 こうして観光客が松ヶ丘開墾場の歴史や文化の理解を高め、普段行かないような場所に足を運ばせることで、 回遊率と滞在時間を増加させることが可能になる。 こちらは、javascriptのライブラリの A-FrameとAR.jsを使用し作成する。 そして、施設説明や写真撮影、スタンプラリーができるような機能にする。 こちらはHTMLとCSSを利用し表示する。 \par また、設置したARの位置はlefleatを使用し、マーカーを設置しオブジェ クトがどこにあるか分かるようにする。 \section{AR技術} \subsection{マーカー型(画像認識型、ビジョンベース)} 画像や写真などをマーカーとして登録し、マーカーを認識するとARコンテンツ 情報(動画や3D、マップ)が表示。 \subsection{GPS型(位置認識型、ロケーショベース} スマートフォンなどの端末の現在位置をGPSで取得し、付近に設定されたARコ ンテンツを表示する。 \subsection{空間認識型} スマートフォンやタブレットの画面をユーザーがタップすることでARコンテ ンツが出現する。 \subsection{物体認識型(立体認識型)} 物体認識型立体物特定の三次元の立体物を認識すると、関連するARコンテン ツを表示する。 \subsection{ARの表示方法} 本システムには物体認識型ARとGPS型ARを利用する。 物体認識型ARはカメラを通して、現実世界の物体(物体の形、色)を認識し、ARコンテンツを配置(表示)することができる。 GPS型ARでは、媒体の現在地を取得しその現在地と目的地との距離を計測してARコンテンツの表示・非表示などが可能になる。 この2つを組み合わせ、施設説明の文やARコンテツの切り替えを行う。 \subsection{想定デバイス} デバイスはスマートホンやタブレットを想定している。 スマートホンやタブレットでWebページを開き、端末に搭載されているカメ ラとGPS機能からオブジェクトを読み取り、現在地を特定する。 \section{スタンプラリーのメリット} スタンプラリーのラリーポイントは5~10箇所が最適と言われており、ラリ ーポイントの設置箇所が多いほど回遊率があがる傾向にある。 \par スタンプラリーを実施することで、滞在時間が長くなる効果がある。さらに、 ラリーポイントの設置数が多いとより滞在時間が長くなる。 \par 性別・年代問わず、スタンプラリーへの満足度は高く、特に10代の満足度が 高い傾向にある。 \cite{Stamp_Rally} \chapter{結論} \section{課題} \section{今後の展望} 本システムのスタンプラリー機能が未完成なため、完成を急ぐ。 その他、機能に関しても実証実験を行い、改善が必要な箇所は可能な限り修正 を行う。 また、複数の端末によるデバックを行いARが正しく表示されるか、オブジェクト 配置位置にずれがないか確認する必要がある。 % \section{スタンプラリーの視点} % \section{回遊率} % \section{滞在時間} % \section{今後の展望} \begin{thebibliography}{} \bibitem{Rural_depopulation} 地域・地方の現状と課題 \par \url{https://www.soumu.go.jp/main_content/000629037.pdf}(参照 2021-8-18) \par \bibitem{AR_merit} 【AR×観光×地方創生】AR(拡張現実)と地域活性化事例5選 \par \url{https://pretiaar.com/artimes/article/10539/#ARno_de_yu_huo_xing_huaniikaseru_yao_su} (参照 2021-8-25) \bibitem{AR_category} ARの種類 | AR(拡張現実)コンテンツが誰でも簡単に制作できる「COCOAR(ココアル)」 \par \url{https://www.coco-ar.jp/about-ar/category.html}(参照 2021-6-3) \bibitem{Stamp_Rally} スタンプラリーの効果 \par \url{https://rally.shachihata.jp/about/effect.php} \end{thebibliography} \end{document}