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2018-otani-thesis / otani.tex
@otani otani on 15 Dec 2018 9 KB change documentclass
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\title{閲覧者の意図に応じた動的なマップを生成するシステムの提案}
\author{大谷宏行
\\
}
\date{平成30年○月○日}
\begin{document}

\maketitle
\vspace*{6.0cm}
\begin{center}
{\bf {\Large 概要}} \\
\end{center}
近年、自治体では、WebGISを利用し観光名所や公共施設の位置などをWeb上にマッ
プを掲載している。これらは地域住民の生活がより良いものにするためである。
また、観光促進等に利用されている。これらのマップ作
成には、一定の作業時間を要する。例えば地点情報とデータの紐付けや画像、動
画の加工処理がある。現在はこれらを手動で行っており多大な時間がかかる。
また、地物情報は、マップ一つのみに利用され、他のマップに利用されることが
ない。\par
マップは、閲覧者の立場によって求める内容が異なる。観光マップでは、
初めて訪れた人、2回目の人、複数回訪れた人等があり、それぞれ求める内容が違
う。これを改善するために閲覧者の立場によって表示する内容が異なるマップを
作成しなけらばならない。これらより、山形県遊佐町の湧き水を例に動的なマッ
プを生成するシステムを提案する。(371文字)
\clearpage
\tableofcontents
\clearpage

\chapter{はじめに}
研究の背景について説明する。
 \section{背景}
 近年Googleマイマップ\cite{google}やuMap\cite{uMap}等でWeb上で独自にマップを作成するものがあり各種用途に利用されてい
る。例の一つとして観光マップがある。観光マップでは、地元の人、県外の人、外国の人などの立場によって求め
る内容が異なる。これまでは、地図を作る人の立場のみ考えられており、マップの閲覧者の立場が考えられ
ていない。そこでマップに閲覧者の視点を導入したシステムを提案する。マップ
は、アイコンやラインなどのオブジェクトがあるものとする(図\ref{map_obj})。
\begin{figure}[h]
  \centering
 \includegraphics[bb=0 0 500 600,scale=0.3]{figure/sakatamap.pdf} 
  \caption{マップの例}
  \label{map_obj}
\end{figure}
%そこでビューを導入することで地図の閲覧者の立場によって内容が異なる地図を生成できる
%システムを提案する。

 \section{既存研究}
濱村らは、災害時の避難支援情報を閲覧、登録することが
できるあかりマップを作成し有効性を示している\cite{weko_147414_1}。あかりマップを用い
地域住民と学生が実際に町を歩きながら防災マップを作成する実験を行い、
地域住民しか知り得ない情報の入力や災害への意識を高める機会になったことが示されている。\par
 田島ら\cite{田島祥2018S41048}は、スマートフォンを活用した「防災マップ作成
 支援システム」を開発し、GPSと連動した情報登録の有効性が示されている\cite{田島祥2018S41048}。\par
 %田口ら\cite{田口仁2015}は東北地方太平洋沖地震の際に各企業、団
 %体が公開したマップの形式を統一しデータベースでの管理を行った。このデータ
 %ベースより必要なマップを抽出し組み合わせることの有効性を示している。
 
 \chapter{マップ制作の問題点}
 マップの問題点をあげる。
  \section{さかたまっぷでの活動}
 さかたまっぷを例に問題点をあげる。
   \subsection{さかたまっぷとは}
 さかたまっぷ\cite{sakatamap}とは、山形県酒田市で公開されている酒田市地理情報システムの
 ことである(図\ref{sakamap})。地域住民にとって必要な防災関連のマップや公共施設のマップ等
 が公開されている。また、2014年度よりさかたまっぷでは東北公益文科大学(以下、本学)
 と連携し本学学生の視点で作成されたマップを公開している。2014年度から
 2015年度では、ランニングコースや冷たいラーメンマップなどの酒田市に親し
 みのあるマップを作成した。2016年度は、酒田市の小中学校の通学路安全マッ
 プを電子化し学区ごとのマップと学区統合版のマップの2種類を作成した。現時点で酒田市が作成し
 た23種類のマップと本学学生が作成した48種類のマップ掲載されており合計で
 71種類がある[]。
\begin{figure}[h]
  \centering
 \includegraphics[bb=0 0 500 600,scale=0.3]{figure/sakatamap.pdf} 
  \caption{さかたまっぷ}
  \label{sakamap}
\end{figure}
   \subsection{さかたまっぷでのマップ作成手順}
 さかたまっぷでのマップ作成手順は以下の通りである。
 \begin{enumerate}
  \item テーマに関する取材と撮影
  \item 画像・動画の加工処理
  \item uMap[]を利用しマップを作成[]
  \item 誤字脱字等の確認
  \item データの変換をし酒田市に提出
 \end{enumerate}
 施設や店舗に取材と撮影許可をとり現地で写真の撮影または、動画の撮影を行
 う。この画像・動画をマップに使用する際に適切な形式に変換をする。写真に
 GeoTagを埋め込みリサイズをする。その後uMapを利用しマップを作成する。そ
 の後誤字脱字等がないかを確認しさかたまっぷで利用可能なKMLとJPGファイル
 にし提出する。
   \subsection{さかたまっぷであげられた問題点}
上記であげたマップ作成手順より問題点が明らかになった。それは、uMapで作成したマッ
 プの同一地点を複数のレイヤに利用することである。複数のレイヤに利
 用した場合その地点に更新があった際には、すべてに適応しなければならず更新作
 業が困難になってしまう問題点が判明した。\par
 マップは、閲覧する立場によっ
 て求める内容が異なる。閲覧者がどのような内容のマップを求めているかに対
 応し、よりマップの利便性をあげる必要があることがわかった。
 また、画像・動画の加工処理等を手作業で行っており、写真・画像が膨大にな
 るほど加工処理と最終確認に時間がかかってしまう問題もあった。
   \section{マップの問題点}
 上記であげたマップ作成での問題点をまとめる。
\begin{itemize}
  \item 同一地点を複数のレイヤで利用
  \item 閲覧者の立場によって求める内容が異なることに対する対応
  \item 画像・動画の加工処理の定型化
\end{itemize}
このような問題点が判明した。
\chapter{システムの提案}
 \section{目的}
 本研究では、閲覧者の立場を導入し、動的なマップを作成するシステムを提案
 する。今回は、遊佐の湧き水を案内するマップを作成する。
  \subsection{動的なマップとは}
作成する動的なマップとは、地点に近づくとポップアップが表示されるものを指す。
また、1回目に近づいた時と2回目に近づいた時の内容が異なるようにする。これ
は、マップ閲覧者がその地点に行った回数によって内容を変えることによって閲覧者の
立場を導入する。
\subsection{遊佐の湧き水とは}
山形県遊佐町にある遊佐駅付近の湧き水のことである。
 \section{システムの概観}
 システムの概観は以下のようになる(図\ref{sys})。
 \begin{figure}[h]
  \centering
 \includegraphics[bb=0 0 477 600,scale=0.9]{figure/sys_gaikan.pdf} 
  \caption{システムの概観}
  \label{sys}
\end{figure}
\chapter{システムの開発}
 \section{開発環境}
 開発で利用したものは以下の通りである。
  \subsection{Ruby}
\cite{ruby}
  \subsection{Leaflet}
\cite{leaflet}
  \subsection{JavaScript}
  \cite{JavaS}
  \subsection{GitBucket}
\cite{GitB}
  \subsection{SQLite3}
  \cite{SQLite3}
 \section{地物情報の管理システム}
 地物情報の管理システムについて説明する。
  \subsection{地物情報の入力}
  \subsection{地物情報の管理}
  \subsection{地物情報の抽出}
  \section{遊佐湧き水マップの作成}
  \subsection{地点付近を通った回数の判断方法}
  \subsection{GPSとは}
 

\chapter{結論と今後の展望}
 
 \section{結論}
遊佐の湧き水を題材に動的なマップを作成することができた。また、遊佐に行き
GPSを取得できることを確認した。
 \section{今後の展望}
今回提案したシステムを検証し課題点や有効性を示す。また、
検証で示された課題点を改善する。



\bibliographystyle{junsrt}
\bibliography{otani}
\end{document}