background 特性で指定したものは、ボックス内のパディングと内容物を 表示する領域の背景となり、ボーダーとマージンは対象外となる。
background特性について改めてとりあげる。
要素の背景色を決定する。
RGB値または名前による色指定
透明(親要素の色が透けて見える)
とくに指定しないときの初期値は transparent である。
背景画像を指定する。画像ファイルは url 表記で指定する。
body {background-image: url("foo.png")}
利用者よっては画像が表示できない(ようにしている)場合があるため、 background-image特性で画像を指定する場合には、それと同系色の 色を background-color 特性で指定しておくのが望ましい。 画像を指定しない場合は単語 "none" を指定する。
body {background-image: url("foo.png"); background-color: white} p {background-image: none}
背景画像を用いる場合、デフォルトではタイル状に繰り返し敷きつめ て表示する。それ以外の配置法も指定できる。
タイル状に敷きつめる(標準)
X軸方向だけに繰り返し敷きつめる
Y軸方向だけに繰り返し敷きつめる
繰り返さず1回だけ表示
背景画像を文書とともにスクロールさせるか、表示域に 固定するかを指定する。
画像をスクロールさせる
画像を固定させておく
ただし、"fixed" はサポートされない場合がある。
背景画像の初期位置を指定する。background-repeatで 繰り返しが指定されるときは、ここを起点とした繰り返しになる。 指定できる値は以下のいずれか。
background-position: X% Y%
とすると画像の左端からX%、上端から Y%の点が、パディング領域の左端からX%、 上端からY%の位置に配置される。100% 100% であれば、 画像の右下とパディング領域の右下がぴたりと一致する。
background-position: X Y
とすると、画像の上左端がパディング領域の(X,Y)の 位置に配置される。
X軸方向の位置を指定するキーワード、
left | (0%と同じ) |
center | (50%と同じ) |
right | (100%と同じ) |
と、Y軸方向の位置を指定する、
top | (0%と同じ) |
center | (50%と同じ) |
bottom | (100%と同じ) |
を1つ、または任意の順序で2つ指定する。1つ指定した場合は X軸位置だけの指定とみなし、Y軸位置は50%とする。
パーセント指定と長さ指定は組み合わせてもよいが、 いずれもキーワード指定とは組み合わせられない。
上記全ての背景特性(background-image, background-repeat, background-attachment, background-position)を同時に指定する ための特性。各特性に対する値を列挙することができる。