YZF-R1 1999

R1に乗ってみる

乗ってみての印象など。

慣らし段階(〜1600km)

慣らし終了後(1600km〜)

たくさん乗ったあとで

6速がショートなのは気に入らないが、そのおかげで街中6速のままでがんが ん加速できるので楽と言えば楽。隣が中型スクーターでも平気だ。逆にロングツー リングのときにショートすぎるギアが気になるかと思ったら、エンジンが非常に 静かなのであまり回しているような気がせず、結果として落ち着いたまま走り続 けることが出来て楽である。

コンパクトなポジションと、ちょうど良い前傾姿勢のおかげでロングツーリ ングが非常に楽(FireBlade比)になった。FireBladeのときは FireBladeなりにかなり楽だと思っていた(実際ツーリング先の宿で飲 み会の途中に眠くなることがなかった)のだが、R1はそれ以上に楽。たとえるな ら、ツーリングに楽に行けて楽に帰って来れるが、風呂から上がって溜っている メイルを読んでいる途中でうとうとしちゃうのがFireBladeで、メイル を最後まで読んで返事まで書けるのがR1と言ったところか。微妙な差だが、翌朝 普通に起きられるのがR1。

ちなみに、長距離走りたいなら前傾姿勢を選べというのが持論。直立姿勢は 上半身の重心が腰に一点集中するので椎間板に負担を掛けてしまいがちで、一度 腰が痛くなり始めるとそれが治るのは何日かかかるし、痛さをかばうために姿勢 に無理が出て来て結果として全身の筋肉が疲労してしまう。逆に前傾の場合は重 心が脊椎にかかることはないので椎間板に負担がかかることはない。そのかわり、 背筋に負担がかかるのだが、長期間乗っていればそれなりに背筋が強くなるので 実際のところあまり辛くない(みんな背筋がつく前に諦めてしまうからいかんの だ。また、レースをするのでないのだから手首にも少し重心を掛けて乗ってしまっ て構わず、その場合、背筋、手首、尻で重さを平均的に負担することになるので 致命的に痛くなることがない。手首に重さ掛けちゃって「手首が痛いよー」とい やがる人もいるが、手首は朝起きれば回復してる。腰がいたいのは一日じゃ治ら ない。

などの観点から、R1はかなりベストに近いライディングポジションだと思う。 ロングツーリングに行く前は、それなりに「月曜がつらいかなー」などを考えて しまったものだが、R1にしてからはそういう警戒心を抱くことがなくなった。こ れはすごいことだね。どこにでも行きたくなるとはこのことだ。10万kmを目指そ う! と本気で思い始めた。


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