(yatexj)Calling typesetter


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タイプセッタ起動
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  タイプセッタを起動すると、編集ウィンドウが2つに分割され、片方のウィ
ンドウにタイプセット画面が表示されます。出力されるメッセージと連動しタ
イプセットバッファは自動的にスクロールします。もし、途中でエラーが起こっ
て止まってしまった場合にはタイプセットバッファに移り、(`C-x o') タイプ
セッタの出している ? プロンプトに対して、`x' (処理の中断)などの指示を
送ることができます。エラーを修正する場合は、

`[prefix] ''
`(prefix+アポストロフィ)'
             ... 直前のエラー発生行へジャンプ

を入力することにより、タイプセッタがエラーを発生した行に移ることができ
ます。また、タイプセッタの出力する overfull hbox などのウォーニング行
にも対応していますので、順次 `[prefix] '' を押すことにより、一つ前の
ウォーニング発生行にジャンプしていきます。

  もし、気になるエラー行があった場合は、タイプセットバッファで、エラー
の表示されている行にカーソルを合わせスペースキーを押すと LaTeX ソース
の対応する行にジャンプします。


領域タイプセット
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  ポイントとマークの間、あるいはテキスト中に埋め込んだ `%#BEGIN' と
`%#END'の間の領域(Note: %#notation)だけを切り取ってタイプセットする
ことができます。この場合メインファイルのプリアンブルが一時ファイルのプ
リアンブルとして使われます。したがってプリアンブルにないマクロ定義が領
域内にあるとエラーになります。領域タイプセットを使う場合、必ずマクロ定
義はプリアンブル(`\begin{document}'より前)に置くようにして下さい。一時
ファイルはメインファイルのあるディレクトリの`texput.tex'という名前で出
力されるので、上書きには注意してください。


環境タイプセット
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  `[prefix] te' を押すと、ポイント位置の最も内側の環境、または数式モー
ド内の場合はその数式モード全体、あるいは環境がなければその段落が自動的
に領域選択されて、領域タイプセットを呼び出します。tabular環境や数式モー
ドで複雑なものを作っている場合は確かめたい部分だけを確認できるので便利
です。Emacsが画像表示可能な場合は、部分タイプセットの結果を画像化して
隣のウィンドウに表示します。また、特定の環境で呼び出した場合は、環境内
の文字を書き換える度に自動的にプレビュー画像を更新します(on-the-flyプ
レヴュー)。自動表示されない場合はプレヴューアで `texput.dvi'を開いたま
まにしておけば修正と確認が素早くできるでしょう。

  画像プレヴューの場合の大きさ(解像度)はデフォルトで200dpi(数式は
300dpi)です。dpiを変えたい場合はLaTeXソースのどこかに`%#PREVIEWDPI
150'のようにdpi値を書いてください。



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