ユーザー車検やろうぜ

みなさんご存じの通り400cc以上のバイクは2年に一度車検を受けなければなりません。これを受けずにバイクに乗ってると免許取消とかそのくらいの厳罰を受けるんだったような気がするので絶対受けなくては行けません。しかし、車検にはどうしても『お金がかかる!!』というイメージがついて回ります。そこで自分で検査場に車両を持ち込んで検査し、車検代行業者の手間賃分安く車検を通そうというのがユーザー車検です。

ただ業者(バイク屋)に車検を頼んだ場合は、ちゃんとそれなりの整備をした上で車検を通すのである意味車体のリフレッシュも兼ねてて、オイル交換してくれたり消耗してる部品を交換してくれます。ユーザー車検はこの辺の整備を自分で管理せねばなりません。その辺踏まえて、「日常整備は自分でやってるよ」とか「定期的にバイク屋に行って整備してもらってる」という人はユーザー車検にチャレンジしてみましょう。なお、以下のレポートは愛媛の陸運でユーザー車検を対象としてるので、他県の場合とはちょっと違うかもしれません。


用意するもの:
バイク、車検証、自賠責の証書、納税証明書(毎年5月に来るやつ)、お金(¥25,000円程)、はんこ


当日までにやっとこう

・自賠責保険の更新

自賠責の証書を持ってバイク屋か保険屋に行きましょう。ちなみにどこに行っても値段は一緒で\18,400です。ここで新しい証書を発行してくれますが、古い証書も捨てては行けません。古いのも必要です。

・納税証明書を探す
前回払った納税証明書を探し出しましょう。毎年5月に請求書が来るやつの銀行で払い込みした領収書のことです。車検は2年に1回なので2年分用意すべき、と見せかけて実は前回払った分のみでOKです。どうしても見つかんねー、とかもう捨てちゃったーって言う人は市役所に行って軽自動車税の納税証明書を再発行してもらいましょう。無料で発行してくれます。

・事前整備
車検に通る最低の整備として

・ヘッドライトやウインカー、ブレーキランプなどの灯火類はちゃんと点く?
・ホーンはちゃんと鳴る?
・ブレーキはちゃんと効く?
・ねじやボルトは緩んでない?

ぐらいはチェックしておきましょう。とくにバイクに乗ってるとホーンはほとんど使わないと思うので鳴らしてみましょう。僕の場合、以前乗ってたGpz1000RXはホーンの接触が悪くてちょっと鳴りにくかったので車検の時あわてたことが2回ほどあります。ていうか毎回だったんすけどね。あとバイクは可能な限りノーマル状態に戻しておきましょう。

・ユーザー車検の予約をしよう
電話でユーザー車検の予約をしときましょう。愛媛の場合は089-905-1000に電話しましょう。ちなみに音声ガイドによる自動登録になってるので24時間受付可能です。

さあ実際車検を受けに行こう


よやくした日にちと時間が来たら陸運に車検受けに行きましょう。このとき事前に用意しといた「新旧の自賠責証書」と「納税証明書」と「車検証」と「はんこ」を忘れずに。陸運に行ったらユーザー車検の窓口に行って車検を受けに来た旨を伝えると結構詳しく段取りを教えてくれます。ここでいくつか書類を書かされますがほとんどはサンプル見ながら簡単に書けます。ちょっと書き方に癖があるのが整備記録で、ほとんどの項目はチェックマークを付けるだけで良いのですが、タイヤのエアーの調整とかオイルの交換なんかはAとかTとかいうマークを書く必要があります。あとブレーキがディスク形式なのにドラム形式の欄にチェック入れちゃったり、駆動方式がチェーンなのにシャフトの項目にチェック入れちゃったりしないように気を付けましょう。よくわかんない人は事前にバイク屋にいって整備記録書いてもらってそれを提出するのが良いかもしれません。まあそんなに難しいものではないからすぐ書けるとは思いますが。

書類関係が書けたら次は重量税とかを払いに行きましょう。多分ユーザー窓口で地図をくれるのでそれを参考に移動して、重量税(\5000)継続検査料(\1,400)の印紙と継続検査申請書(\31)のOCRシートをゲットしましょう。こんだけ用意してユーザー窓口に戻ると何番レーンで車検を受けるのか教えてくれるはずなのでバイクに乗ってそのレーンに行きましょう。検査場に入ったら検査員の人の指示でライトのON&OFF、Hi&LOWの切り換え、前後ウインカーの点灯、ブレーキランプの点灯、ホーン鳴らすという作業を行います。次に各部のねじやボルトをハンマーでコンコンたたかれて閉め具合のチェックをされます。次にブレーキの検査機に乗って前後ブレーキのチェックです。ほかの県はどうだかわかりませんが、愛媛県はこれでおしまいです。光軸や排気音や排ガスのチェックとか一切ありません。いい加減ですな。ちなみに以前車検を受ける前日になってメーターワイヤーが切れてしまい、スピードメーターが全く動かない状態で車検を受けても通ってしまったことがあります。車検って適当なんですね。あとは車検場の端っこに待機してる人にはんこを押してもらって、再びユーザー窓口に行ってすべての書類を提出したらニュー車検証とナンバーに貼るステッカーをくれるのでそれを貼り付けたら終わりです。


まとめ

以上のすべての金額を計算すると\24,831です。気づいた人もいる思いますがほとんどは自賠責の費用です。つまり実際の車検費用は\6,431なんすね。250cc以下のバイクもちゃんと自賠責は払わないといけないことを考えると、車検のあるバイクでもそんなに維持費的は変わらないっぽい気がするのは僕だけでしょうか。まあ部品代やタイヤ代やオイル代なんかは排気量が大きくなるにつれ上昇傾向にありますが。また車検を受けに行く時間帯ですが、朝一が超おすすめです。午後になると一般業者が大量にやってきてかなりの待ち時間が発生しますが、朝一にさっくり通すと総時間30分かかりません。ぜひとも朝一に行きましょう。

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