基本の基本

数値と文字列

どんなプログラミング言語でも数値と「文字列」を 扱うことができる。「数値」は足し算引き算掛算割り算のできるもの、 文字列は文字の並んだメッセージが入るもの。文字列であることを 分かりやすくするためにダブルクォーテーション "" で括る。

変数

なんらかの「値」を入れておくための入れ物を変数という。 他の言語と違い、Rubyでは変数に数値でも文字列でも自由に入れられる。 変数には好きな名前を付けられる(アルファベットで始まる名前)。

ktermで、irbコマンドを起動し、

irsv{i2005123}% irb

以下のリストを入力してみよう。

x = 5
y = 3
print x+y
print x*y
a = "5"
b = "3"
print a+b
print a*b

irbを終了するには C-d をタイプする。

条件判断と繰り返し

上から下へ一直線に処理をするのではなく、場合分けしたり、 繰り返したりするために使うのが制御構造である。

「条件」の部分には、等号不等号や、パターンマッチングが書ける。

キーボードからデータを読む

キーボードからデータを読むには gets メソッドを使う。

line = gets

とすると、キーボードから読んだ文字列が line 変数に 代入される。ただしこれだとリターンキー(改行文字)も付く。改行文字を 取り除きたいときは

line = gets.chomp

とする。

ファイルからデータを読む

データの入力をキーボード(標準入力)ではなく、決まったファイルから 行ないたいときは open メソッドを使う。

open("ファイル名", "r") do |変数|
  〜〜 ファイルを読みながら行なう処理 〜〜
  〜〜 「変数.gets」 でファイルから1行ずつ読む 〜〜
end

例えば以下のプログラムは hoge.txt を1行ずつ 最後まで読み込んで、読み込んだ行を画面に表示するものである。

open("hoge.txt", "r") do |data|
  while line=data.gets
    print line
  end
end

(C)2005 OKOMA Lab. koeki-u.ac.jp