本格的にRubyプログラム言語を学習して行く前に、簡単な例題ソースプログ ラムを使用しプログラムの一連の作業を確認してみる。Emacsエディタで作成し たプログラムを実行するためには、kterm ターミナルを使用する。以下の手順で 実行する。

  1. Emcas でソースプログラムを開く
  2. ソースプログラムを編集し、保存する
  3. kterm ターミナルでプログラムを実行する

プログラムを実行するための下準備

実際にプログラミングを学習していく前に、下準備をしよう。今回、講習 会で作成する、rubyのソースプログラムを置いておくディレクトリ(*1.ディレクト リとは、複数のファイル収納するための箱。*2. Windows ではフォルダと呼ぶ) を作成する。1つの作業ディレクトリを決めてその中にファイルを全て入れて置 く。後々ソースプログラムファイルや他のファイルが多くなった場合に、目的の ファイルを短時間で探し出すためである。今回は、ruby という名前でディ レクトリを作成する。

irsv{i2005123}% mkdir ruby[~]

この作業は今回限りの作業であり、次回以降行なう必要はない。

kterm で先ほど作成したディレクトリに移動する。Windows や Macintosh でフォ ルダをダブルクリックするのと同じイメージである。ディレクトリの移動には、 cd コマンドを用いる。

irsv{i2005123}% cd ruby[~]
irsv{i2005123}%[~/ruby]

次回以降の講習会では、ログインしたらこの作業を始めに行なう。

Emacsでファイルを開いたり(C-x C-f)、保存する(C-x C-s)時は、必ず、今作成したディレクトリ以下を指定する。 Emacsエディタのミニバッファの画
像

ここで注意しなければならないのは、Emacs で ~/ruby/ と指定するのと、kterm の ~/ruby/は同じことである。本学学生や 毎年の講習会参加者で疑問に思われる方が多い箇所である。

プログラムを実行する手順

先に述べたように、プログラムを作成・実行するには以下の手順を踏む必要 がある。もう一度確認しよう。

  1. Emcas でソースプログラムを開く
  2. ソースプログラムを編集し、保存する
  3. kterm ターミナルでプログラムを実行する
  1. Emcas でソースプログラムを作成する
  2. first1.rb
    name="公益太郎"
    last=4
        
    printf "%s さん、こんにちわ。\n", name
    printf "残り %d 回最後まで頑張りましょう\n", last
    

  3. ソースプログラムを編集し、保存する
  4. kterm ターミナルでプログラムを実行する

    kterm でプログラムを実行するには、以下のように、rubyコマンドを 用いる。引数にファイル名を指定する。

    irsv{i2005123} ruby first1.rb[~/ruby]
    

    Rubyインタプリタがソースプログラムを翻訳し、以下のように実行 結果が表示される。

    irsv{i2005123} ruby first1.rb[~/ruby]
    公益太郎さん、こんにちわ。
    残り 4 回最後まで頑張りましょう
    

(C)2005 OKOMA Lab. koeki-u.ac.jp