実際にRuby言語を使用してプログラムを作成する際、ファイルの作成、編集、 保存など行うテキストエディタの操作について説明する。
Gnu Emacsが開発し、配布している他国語対応のスクリーンエディタである。 より正確には、スクリーンエディタをベースとした拡張可能なプログラミングシ ステムである。実際に、Emacs上で動くメールリーダやニュースリーダなどのソ フトウェアが開発されている。Emacsではリアルタイムに編集内容を確認するこ とが出来る。
ファイルの作成、保存、編集をするうえで最低限覚えておくかなければなら ないコマンド。 コマンドを実行する時のポイント「C-x」と表記されている時の操作 は、「Ctrlキー」を押しながら「xキー」をタイプすると覚えておく。
C-g | 全てのコマンドを中止する |
C-x C-f | ファイルを開く |
C-x C-s | ファイルの保存 |
BackSpace | ポイントがある位置の直前の文字を消す |
C-d | ポイントがある位置の文字を消す |
C-k | ポイントがある位置から行末までの文字を全て消す |
C-o | 日本語入力の切替えを行う |
101教室、102教室のUnixシステムでは、「C-1」をタイプする事で
Emacsを選択出来るように環境が設定してあるので、「Ctrlキー」
を押しながら「 1」をタイプしEmacsをアクティブにする。アク
ティブにした状態で「C-x C-f」とタイプしファイルを開くコマ
ンドを実行する。。モードラインに「find file:~/」と表示されるので、
「myself.txt」と入力して「Enterキー」をタイプする。
自分の名前や、住所などを入力してみる。英字入力から、日本語入力への切
替えは「C-o」とタイプする。日本語入力から、英字入力へと戻
る時はもう一度「C-o」と入力する。
編集した内容を保存する。「C-x C-s」とタイプしファイルを保存 するコマンドを実行する。モードラインに「wrote /home/irhome/i2005123/myself.txt」と表示され編集した内容が保存される。
「C-2」とタイプすると、ktermがアクティブになる。この状態で、ls コマンドを実行して、本当にファイルが保存されたか確認する。
irsv{i2005123}% ls -l [~]
myself.txt