StarSuiteでは、ファイル保存形式として標準的情報交換規格である XML を採用している。どのようなものか覗いてみよう。
StarSuite Writer で簡単な文書を作成保存しよう。保存したファイルが
foo.sxw
だと仮定しよう。StarSuite の場合、sxw ファイルは
そのままでは中を見ても何だか分からない。分からないことを実感するために、
実際に見てみよう。次の操作は、kterm ウィンドウでおこなう。マウスで
kterm:
というウィンドウのタイトルバーをクリックするか、
キーボードで C-2 をタイプして kterm ウィンドウを選択しよう。
% lv foo.sxw (えるぶい スペース foo.sxw)
lv
というのはファイルの中味を直接見るためのコマンドで、
以下のようなキー操作が可能となっている。
q 終了する SPC 1ページ進む b 1ページ戻る j 1行分進む k 1行分戻る
lv
でファイルを開いたら、SPCで終わりの方まで見
てqで終了しよう。
sxwファイルはZIPと呼ばれるアーカイブファイルになっている。アーカイブ
ファイルとは、複数のファイルをまとめて一つのファイルにしたもので、ZIPファ
イルの場合さらにそれらが圧縮されている。sxwファイルはunzip
コマンドを利用して中味を取りだすことができる。実際に取りだしてみよう。
% unzip foo.sxw
どのようなファイルができたかは ls
コマンドを利用して
調べることができる。
% ls META-INF/ foo.sxw script/ styles.xml Mail/ maildir/ settings.xml Windows/ meta.xml skel/ content.xml nsmail/ starsuite6.0/
foo.sxw
のなかに格納されていたファイルが出てきたのが分か
る。いくつかあるファイルのうち、content.xml
が文書の本文を
格納しているファイルである。lv
コマンドを使って中を見てみよ
う。
% lv content.xml
XML形式のなかに本文が埋め込まれているのが分かるだろう。
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