yatex

view readme.meadow.j @ 536:88878af9203d

Modify "sync" target to use hg instead of rsync.
author HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org>
date Thu, 31 May 2018 09:31:29 +0900
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1 Meadow(Mule for Windows) への 野鳥のインストール
2 *************************************************************
4 野鳥のインストールは、以下の3ステップで完了します。
6 (1) 初期設定ファイル(~/.emacs)の設定
7 (2) Emacs Lispファイル(*.el)のコピー
8 (3) 取扱説明書(help/info)の設定
10 順に説明します。
13 (1) 初期設定ファイル(~/.emacs)の設定
15 Emacsは、ユーザそれぞれの初期設定をホームディレクトリ(~/)の中にある
16 .emacsというファイル(あるいは.emacs.elというファイル)から読み込みます。
18 ここでは、拡張子が.texであるファイルを読み込むと、自動的に野鳥が読み込
19 まれるように設定します。
21 まず ~/.emacsに下の2項目を加えます。
23 (setq auto-mode-alist
24 (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
25 (autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
27 次に野鳥の emacs-lisp ファイル群を置くディレクトリを load-path に加えます。
28 たとえば、`~/src/emacs/yatex'に置くのであれば、
30 (setq load-path (cons "~/src/emacs/yatex" load-path))
32 などとします。もし、pLaTeX2e, dviout などのコマンドをインストールした場
33 所にPATHを通していないときはこれらを明示的に指定します。以下の例は
34 c:\ptex\bin にLaTeX関係のコマンドをインストールしてある場合の指定です。
36 (setq tex-command "c:/ptex/bin/platex")
37 (setq dvi2-command "c:/ptex/bin/dviout")
39 これで、初期設定ファイルの設定は終了です。
43 (2) Emacs Lispファイル(*.el)のコピー
45 Emacs Lispで書かれた野鳥本体をインストールするには、(i) makeを使う方法
46 と、(ii) 手動でコピーする方法とがあります。
49 (i) makeを使う方法
51 Windows環境に Unix ライクなコマンドを提供する「Cygwin」を導入したりし
52 て、makeが使える環境にある方は、次のような方法でインストールできます。
53 そうでない方は(ii)に進んでください。
55 まず、Emacsなどのエディタでこのファイルと同じディレクトリにある
56 makefileというファイルを開き、自分の環境にあわせて編集します。
58 たとえば、
60 PREFIX = /usr/localを、PREFIX = /usrにしたり、
62 ## mule2
63 EMACS = mule
64 EMACSDIR= ${PREFIX}/lib/${EMACS}
65 ## emacs20
66 #EMACS = emacs
67 #EMACSDIR= ${PREFIX}/share/${EMACS}
68 ## XEmacs
69 #EMACS = xemacs
70 #EMACSDIR= ${PREFIX}/lib/${EMACS}
72 を自分の使っているEmacsの種類にあわせたりします。行頭に#をつけるとコメ
73 ント扱いとなり、その行は無効化されます。その行を有効にするためには、行
74 頭の#を外します。
76 また、次の行の行頭に#をつけてください。
78 GEO = -geometry 80x20+0+0
81 以下は書き換えた部分の例です
83 PREFIX=/usr/local/meadow
84 EMACS=meadow
85 EMACSDIR=${PREFIX}/site-lisp
86 #GEO = -geometry 80x20+0+0
88 以上の作業が終わったら、makefileを保存し、bashなどのシェルで、
90 % export DISPLAY=":0.0"
91 % make install
93 とすれば、インストールされます。
95 (3)の取扱説明書のインストールも基本的には終わっていますが、Emacsから読
96 めるようにするために、info ディレクトリの dir というファイルにこのディ
97 レクトリの dir ファイルの中身を追加してください。
101 (ii) 手動でコピーする方法
103 Windows環境などでmakeがなかったり、上記(i)のmake installが失敗する場合
104 は、手動で必要ファイルをインストール(コピー)することができます。
106 たとえば、Meadow 用の外部Emacs-Lispパッケージをインストールするディレク
107 トリが /usr/local/meadow/site-lisp/ だったとします。その場合、
108 このアーカイブ(yatex<VERSION>.tar.gz)を展開したディレクトリ
109 (yatex<VERSION>) をそこに移動します。すると、
110 /usr/local/meadow/site-lisp/yatex<VERSION>/ というディレクト
111 リになりますので、これをバージョン番号無しの
112 /usr/local/meadow/site-lisp/yatex/
113 にします。
115 これで野鳥は使えるようになっているはずですが、さらに実行速度をわずかばか
116 り稼ぐため、Emacs Lispファイルをコンパイル(バイトコンパイル)することもで
117 きます。ただし、バイトコンパイルする手順が決まっているので手動でやるのは
118 Emacsについての知識が必要です。さらにバイトコンパイルしても実感できるほ
119 ど速くはならないのであまりお勧めしません。それでもバイトコンパイルしたい
120 場合は、Cygwinなど、makeの使える環境を用意して、それで自動的に処理する方
121 が良いと思います。
123 (3) 取扱説明書(help/info)の設定
125 次に、各種の説明書をインストールします。
127 LaTeXマクロの利用解説書である help/YATEXHLP.jp ファイルを
128 /usr/local/meadow/site-lisp/
129 にコピーします。
131 野鳥自身のマニュアルである docs/yatexj, docs/yatexe と
132 yahtml のマニュアルである docs/yahtmlj, docs/yahtmle を
133 /usr/local/meadow/1.10/info/
134 にコピーし、info ディレクトリの dir というファイルに
135 このディレクトリの dir ファイルの中身を追加します。
137 以上でインストールは完了です。