yatex

view help/YATEXHLP.jp @ 565:6c09561c22f0

Use YaTeX-package-alist-default for YaTeX::usepackage-alist-default
author HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org>
date Thu, 24 Jan 2019 15:16:07 +0900
parents a58a35eac93f
children c6a26b422d30
line source
1 %%%
2 %%% 野鳥-LaTeXヘルプファイル(c)HIROSE Yuuji [yuuji@yatex.org]
3 %%% このヘルプファイルを野鳥以外のデバイスで利用することを許可します。
4 %%% 項目の修正や追加は自由に行なって構いませんが、そのことを
5 %%% 知らせて頂けるとありがたいです。
6 %%% 他のデバイスで利用する場合でも先頭のコピーライト表示と、末尾に含まれる
7 %%% LaiTeX, laitex, YaTeX, yatex の各項目は(このヘルプファイルについての
8 %%% 著作権表記と謝辞が含まれているので)削除しないでください。
9 %%%
11 textfloatsep
12 \addtolength{\textfloatsep}{長さ}
13 ページ先頭のfloatまたは、ページ最下部のfloatとテキストとの間隔。
15 floatsep
16 \addtolength{\floatsep}{長さ}
17 floatとfloatの間隔。
19 pagestyle
20 \pagestyle{スタイル}
21 出力ページのヘッダとフッタのスタイルを決める。スタイルには以下のものがある:
22 plain 標準スタイル. フッタにページ番号だけつける.
23 empty ヘッダにもフッタにも何も出力しない.
24 headings ヘッダにセクションに応じた見出しとページ番号をつけ
25 フッタには何も出力しない.
26 myheadings headingsのスタイルで、ヘッダの情報を \markbpth と
27 \markright で指定できる.
29 thispagestyle
30 \thispagestyle{スタイル}
31 現在のページだけのスタイルを決定する。
33 pagenumbering
34 \pagenumbering{スタイル}
35 ページ番号のスタイルを決める。スタイルには以下のものがある:
36 arabic アラビア数字
37 alph 小文字の英字
38 Alph 大文字の英字
39 roman 小文字のローマ数字
40 Roman 大文字のローマ数字
42 shortstack
43 \shortstack[場所]{重ねて\\表示する\\内容}
44 {}内の内容を\\で区切られた単位毎に積み重ねて表示する。
45 [場所]は、l(左寄せ)、c(センタリング)、r(右寄せ)のいずれか。
47 表(tabular)の中で縦書きに項目を入れたいときにも便利。
50 newlength
51 \newlength{NAME}
52 NAMEという長さコマンドを新たに宣言する。
54 addtolength
55 \addtolength{長さコマンド}{数値}
56 第1引数の長さを第2に引数の数値を足す。
57 代表的なスタイルパラメータについては \setlength の項を参照せよ。
59 setlength
60 \setlength{長さコマンド}{数値}
61 第1引数の長さを第2に引数の数値に設定する。
62 代表的なスタイルパラメータは以下の通り:
63 (スタイルパラメータの変更はプリアンブルで行うこと)
64 \evensidemargin \footheight \footskip \headheight
65 \headsep \marginparsep \marginparwidth \oddsidemargin
66 \textheight \textwidth \topmargin \topskip
67 \parindent \baselineskip \baselinestretch \parskip
68 \columnsep \columnseprule \mathindent
70 settowidth
71 \settowidth{\NAME}{TEXT}
72 \hbox{TEXT}の出力結果と同じ幅に長さ\NAME をセットする。
73 文書中のある文字列と同じ長さを持つ長さコマンドを作る場合は次のようにする。
74 \newlength{\somelength}
75 \settowidth{\somelength}{この文字列と同じ長さ}
76 たとえば表を作るときに、特定の列を最大の長さを持つ文字列とおなじ
77 幅に合わせたいときに便利である。
78 { \newlength{\maxwidth}
79 \settowidth{\maxwidth}{This is Max width!}
80 \begin{tabular}{l|p{\maxwidth}}
81 \hline
82 その1 & This short \\
83 その2 & This is Max width! \\ \hline
84 \end{tabular}
85 }
86 すると右側の列が "This is Max width!" と同じ幅になる。表全体を
87 {}で括っているのは長さコマンド \maxwidth の通用範囲を局所的にするためである。
89 evensidemargin
90 \setlength{\evensidemargin}{長さ}
91 左ページの左端から1インチ(2.54cm)の線と本文の距離
93 footheight
94 \setlength{\footheight}{長さ}
95 フッタの高さ
97 footskip
98 \setlength{\footskip}{長さ}
99 本文の箱の下端とフッタの距離
101 headheight
102 \addtolength{\headheight}{長さ}
103 ヘッダの高さ
105 headsep
106 \setlength{\headsep}{長さ}
107 ヘッダと本文の間隔
109 marginparsep
110 \addtolength{\marginparsep}{長さ}
111 傍注と本文の間隔
113 marginparwidth
114 \addtolength{\marginparwidth}{長さ}
115 傍注の幅
117 oddsidemargin
118 \addtolength{\oddsidemargin}{長さ}
119 右ページの左端から1インチ(2.54cm)の線と本文の距離
121 textheight
122 \addtolength{\textheight}{長さ}
123 本文の高さ
125 textwidth
126 \addtolength{\textwidth}{長さ}
127 本文の幅
129 topmargin
130 \addtolength{\topmargin}{長さ}
131 ページ上端から1インチの線とヘッダの距離
133 topskip
134 \addtolength{\topskip}{長さ}
135 本文の箱の上端と一行目のテキストとの間隔
137 parindent
138 \setlength{\parindent}{長さ}
139 \parindent 段落の先頭の字下げ幅.
141 linewidth
142 \addtolength{\linewidth}{長さ}
143 \linewidth 行の幅.
145 baselineskip
146 \addtolength{baselineskip}{長さ}
147 \baselineskip 行のベースライン間の最低限の高さ.
149 baselinestretch
150 \renewcommand{\baselinestretch}{1.5}
151 \baselinestretch \baselineskip に乗ずる係数. (default=1)
152 (* \setlengthなどではなく、\renewcommandで再定義する。)
154 parskip
155 \addtolength{\parskip}{長さ}
156 \parskip 段落前の垂直スペース.
158 columnsep
159 \addtolength{\columnsep}{長さ}
160 \columnsep 2段組みの時の段間の幅.
162 columnseprule
163 \addtolength{\columnseprule}{長さ}
164 二段組の時の段間の罫線の太さ. (default=0pt)
166 columnwidth
167 \addtolength{\columnwidth}{長さ}
168 二段組の時には (\textwidth - \columnsep)/2
169 そうでない時は、\textwidth
171 mathindent
172 \addtolength{mathindent}{長さ}
173 \mathindent スタイルオプションで fleqn を指定した場合の、
174 左マージンからの数式の字下げ幅.
176 LaTeX
177 \LaTeX
178 \LaTeX のロゴを表示。\LaTeX の定義は以下の通り。
179 \def\LaTeX{{\rm L\kern-.36em\raise.3ex\hbox{\sc a}\kern-.15em
180 T\kern-.1667em\lower.7ex\hbox{E}\kern-.125emX}}
182 fragile
183 ** LaTeX用語 **
184 引数によって展開結果が変わるようなコマンドをいう。
185 その逆は robust なコマンド。
187 robust
188 ** LaTeX用語 **
189 展開結果が常に変わらないようなコマンドをいう。
190 フォント/サイズ指定子、長さコマンド、数式モード中に使う多くのコマンドは
191 robustなコマンド。
192 (maketitle型コマンドのうちオプション引数を全くとらないものと考えて良い)
194 protect
195 \protect「fragileなコマンド」
196 引数によって結果が変わるようなコマンドを「fragileなコマンド」と言う。
197 一方、引数がいろいろな箇所で参照されるコマンドを「動く引数を取るコマンド
198 と言う。これは chapter や caption など目次などから参照される引数をとるも
199 のや、tabular/array 環境の @ 表現が該当する。
201 さて、これらの「動く引数を取るコマンド」の引数に「fragileなコマンド」を
202 与える時に(fragileなコマンドの直前に)使うのが \protect である。以下は典
203 型的な利用例である。
205 \newcommand{\thissystem}[1]{YaTeX version #1}
206 \chapter{\protect \thissystem{1.50}について}
208 newcommand
209 \newcommand{\コマンド名}[引数の数]{定義}
210 「コマンド名」を「引数の数」個の引数を取る「定義」であるマクロとして定義
211 する。定義中でn番目の引数は #n として参照する。
212 \newcommand{\foo}[1]{\underline{#1}}
213 とすると \foo{bar} は \underline{bar} と展開される。したがってフォント指
214 定子を含む場合newcommandの{}につられて、
215 \newcommand{\foo}[1]{\bf #1}
216 とすると \foo{bar} がテキスト中で \bf bar と展開されてしまうので、
217 \newcommand{\foo}[1]{{\bf #1}}
218 としなければならない。
220 「コマンド名」のマクロが既に定義されている場合はエラーとなる。再定義す
221 る場合は、\renewcommandを使う。
223 renewcommand
224 \renewcommand{\コマンド名}[引数の数]{定義}
225 既に定義されているコマンドを別の内容で再定義する。
226 以下は \newcommand の説明。
227 <refer newcommand>
229 newenvironment
230 \newenvironment{環境名}[引数の数]{定義1}{定義2}
231 新たな環境を定義する。
232 \begin{環境名}の時の展開内容を「定義1」に\end{環境名}の時の展開内容を
233 「定義2」に記述する。
234 \newcommand{\環境名}{定義1} \def{\end環境名}{定義2}
235 と同値。
237 renewenvironment
238 \renewenvironment{環境名}[引数の数]{定義1}{定義2}
239 既に定義されている「環境名」を別の内容で再定義する。
240 以下は、\newenvironmentの説明。
242 <refer newenvironment>
244 typeout
245 \typeout{メッセージ}
246 タイプセット中に「メッセージ」を端末に出力する。
248 typein
249 \typein{メッセージ} \typein[\マクロ]{メッセージ}
250 タイプセット中に「メッセージ」をプロンプトに出し、入力した結果を実行する。
251 第二の書式では、「\マクロ」を入力したものに定義する。
253 par
254 \par
255 段落の区切りの役割をする。空行と同じ。
257 everypar
258 \everypar
259 RTFM
261 nopagebreak
262 \nopagebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
263 改頁を強さiで抑制する([i]を省略すると4)。
265 pagebreak
266 \pagebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
267 改頁を強さiで促す([i]を省略すると4)。
269 linebreak
270 \linebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
271 改行を強さiで促す([i]を省略すると4)。
273 nolinebreak
274 \nolinebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
275 改行を強さiで抑制する([i]を省略すると4)。
277 samepage
278 \samepage
279 改頁を禁止する。
280 RTFM
282 obeycr
283 \obeycr
284 <CR> を \\. に定義する。→\restorecr
286 restorecr
287 \restorecr
288 \obeycrで変更した<CR>の定義を元に戻す。
290 \
291 \\ \\[長さ]
292 (任意の場所で)改行する。段落中では、\newline と同じ。
293 オプション引数の[長さ]を指定すると、次の行との間隔を
294 \vspace{長さ}によって確保する。
296 addvspace
297 \addvspace{スキップ}
298 縦方向の間隔に「スキップ」の値を足す。ただし
299 \addvspace{S1} \addvspace{S2} と複数の値を同時に指定しても
300 \addvspace{S1,S2のうち大きいほう} と同値になる。
302 vspace
303 \vspace{間隔} \vspace*{間隔}
304 垂直方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
305 \vspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\vspace はページの先頭や
306 末尾でははたらかない。
308 vspace*
309 \vspace{間隔} \vspace*{間隔}
310 垂直方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
311 \vspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\vspace はページの先頭や
312 末尾でははたらかない。
314 hspace
315 \hspace{間隔} \hspace*{間隔}
316 水平方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
317 \hspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\hspace は行の先頭や末尾では
318 はたらかない。
320 hspace*
321 \hspace{間隔} \hspace*{間隔}
322 水平方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
323 \hspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\hspace は行の先頭や末尾では
324 はたらかない。
326 smallskip
327 \smallskip
328 垂直方向に小さな間隔を空ける。
329 \def\smallskip{\vspace\smallskipamount}
331 medskip
332 \medskip
333 垂直方向に中くらいの間隔を空ける。
334 \def\medskip{\vspace\medskipamount}
336 bigskip
337 \bigskip
338 垂直方向に大きな間隔を空ける。
339 \def\bigskip{\vspace\bigskipamount}
341 ,
342 \,
343 狭いスペースを空ける。段落モード、LRモード、数式モードいずれでも利用可。
344 クォートの中にクォートを書くときなどに用いる。
345 例: ``\,`Foo', he said.''
346 数式モードで使えるスペースには以下のものがある:
347 \: 少し広い
348 \! 負で狭い
349 \; 広い
351 :
352 $\:$
353 少し広いスペース。数式モードのみ。
355 !
356 $\!$
357 狭い負のスペース。数式モードのみ。
359 ;
360 $\;$
361 広いスペース。数式モードのみ。
363 @whilenum
364 \@whilenum TEST \do {BODY}
365 この辺あとで
367 whiledo{TEST}{BODY}
368 TESTが真の間BODYを繰り返す。
371 nofiles
372 \nofiles
373 プリアンブルで宣言すると、.aux, .idx, .lof, .lot, .toc ファイルの作成が
374 抑制される。
376 includeonly
377 \includeonly{sub1} \includeonly{sub1,sub3}
378 \include{}で読み込むファイルのうち、実際に読み込み処理するものを指定する。
379 (.texは省略可)
380 \includeonlyの引数リストにないファイルはまったく処理されない、または前回
381 以前に処理されている場合そこから全く変更がないものとして扱われる。
383 include
384 \include{FILE}
385 \clearpage \input{FILE} \clearpage
386 と同じはたらきをする。
388 input
389 \input{FILE}
390 FILE.tex がそこにあるかのように処理を続ける。
392 setcounter
393 \setcounter{FOO}{VAL}
394 カウンタFOOの値をVALに設定する。
396 <refer 新しいカウンタの作り方>
398 addtocounter
399 \addtocounter{FOO}{VAL}
400 カウンタFOOの値にVALを加える。
402 <refer 新しいカウンタの作り方>
405 newcounter
406 \newcounter{COUNTER}[OLDCTR]
407 新しいカウンタCOUNTERを設定する。
408 オプション引数[OLDCTR]を指定すると、既存のカウンタOLDCTRの値が
409 \stepcounter もしくは \addtocounter で変更されるたびにCOUNTERの値もリセッ
410 トされる。
412 <refer 新しいカウンタの作り方>
414 新しいカウンタの作り方
415 以下の定義で \mondai とすると、自動的にnをインクリメントして「第n問」を
416 出力する。
418 \newcounter{toi}
419 \renewcommand{\thetoi}{第\arabic{toi}問~ }
420 \setcounter{toi}{0}
421 \newcommand{\mondai}{\refstepcounter{toi}\thetoi}
424 value
425 \value{COUNTER}
426 COUNTERの値を返す。\protect を前置してはならない。
428 stepcounter
429 \stepcounter{FOO}
430 カウンタFOOの値をインクリメントする。FOOに従うカウンタがあればそれらをリ
431 セットする。
433 refstepcounter
434 \refstepcounter{FOO}
435 カウンタFOOの値をインクリメントする。FOOに従うカウンタがあればそれらをリ
436 セットする。\stepcounterとの違いは、\refstepcounter{FOO} の直後に
437 \label{hoge} があった場合に、\ref{hoge} の値が \value{FOO} を持つように
438 「\ref値」を設定することである。
440 arabic
441 \arabic{COUNTER}
442 アラビア数字でCOUNTERの値を出力。
444 roman
445 \roman{COUNTER}
446 小文字のローマ数字でCOUNTERの値を出力。
448 Roman
449 \Roman{COUNTER}
450 大文字のローマ数字でCOUNTERの値を出力。
452 alph
453 \alph{COUNTER}
454 小文字の英字でCOUNTERの値を出力。
456 Alph
457 \Alph{COUNTER}
458 大文字の英字でCOUNTERの値を出力。
460 fnsymbol
461 \fnsymbol{COUNTER}
462 脚注シンボル(1 = *, 2 = \dagger, ...) でCOUNTERの値を出力。数式モードのみ。
464 label
465 \label{LABEL}
466 ラベルLABELの値をその時の「\ref値」に設定する。
467 この値は、\ref{LABEL}によって参照される。また\pageref{LABEL}により
468 \label{LABEL}の存在するページ番号が参照される。
469 「\ref値」とは \section などのセクションコマンド、enumerate環境での
470 \item コマンド、theorem環境などによって設定される値である。例えば、
471 enumerate環境中の \item の直後ではそのitemの番号が「\ref値」となり、
472 そこにある \label{LABEL} はitemの番号をLABELにセットする。
474 ref
475 \ref{LABEL}
476 \label{LABEL}で設定したLABELの値を参照する。
477 本文中で設定されたラベルにたいしてはページ番号が、
478 図表中で設定されたラベルは図表番号が、
479 enumerateされたitemで設定されたラベルにたいしては、item番号が返される。
481 pageref
482 \pageref{LABEL}
483 \label{LABEL}の存在するページ番号を参照する。
485 (
486 \( 数式 \)
487 文中数式を組む。
488 \begin{math} 数式 \end{math}
489 と同値。\( および \)は fragile.
491 )
492 \( x^2 = 4 \)
493 文中数式を組む。
494 \begin{math} 数式 \end{math}
495 と同値。\( および \)は fragile.
497 [
498 ディスプレイ数式を組む。
499 \[ 数式 \]
500 \begin{displaymath} 数式 \end{displaymath}
501 と同値。\[ および \]は fragile.
503 ]
504 \[ 数式 \]
505 ディスプレイ数式を組む。
506 \begin{displaymath} 数式 \end{displaymath}
507 と同値。\[ および \]は fragile.
509 equation
510 \begin{equation} 数式 \end{equation}
511 番号つきの数式をdisplaymath環境で組む。
513 eqnarray
514 \begin{eqnarray} 方程式の並び \end{eqnarray}
515 方程式の並びを3つの桁に整理して出力する。3つの桁は&記号によって、
516 「左辺 & 等不等号 & 右辺」のように区切られる。例えば以下のようにする。
517 \begin{eqnarray}
518 3x + 2y & = & 4 \\
519 x - 4y & = & -5
520 \end{eqnarray}
521 eqnarray* 環境は数式番号を出力しないほかはeqnarray環境と同じである。
523 eqnarray*
524 \begin{eqnarray*} 方程式の並び \end{eqnarray*}
525 数式番号を出力しないほかはeqnarray環境と同じである。
527 frac
528 \frac{分子}{分母}
529 分子
530 ------ のような分数形式を組む。{分子 \over 分母} と同じ。
531 分母
533 sqrt
534 \sqrt[N]{式}
535 「式」のN乗根をあらわす数式。[N]を省略すると平方根。
537 lefteqn
538 \lefteqn{式}
539 ディスプレイ数式モードにおいて、「式」が幅ゼロであるとみなして、左寄せす
540 る。たとえばeqnarray環境において、左辺が長くなってしまう場合に、行を
541 折り畳むために利用する。
542 \begin{eqnarray}
543 \lefteqn{a_1 + a_2 + \cdots + a_n =} \\
544 & & a_1 + b_1 + \cdots + z_1 + \\
545 & & b_2 + c+2 + \cdost + z_2
546 \end{eqnarray}
548 center
549 \begin{center} 内容 \end{center}
550 「内容」を中央寄せする。各行は\\によって改行位置を指定する。
551 → \centering
553 flushright
554 \begin{flushright} 内容 \end{flushright}
555 「内容」を右寄せする。各行は\\によって改行位置を指定する。
556 → \raggedright
558 flushleft
559 \begin{flushleft} 内容 \end{flushleft}
560 「内容」を左寄せする。各行を\\によって改行位置を指定するとその位置で改行
561 するが、指定しないと適当な行長のところで改行してくれる。
562 → \raggedleft
564 centering
565 \centering
566 段落をセンタリングして組版する。
567 たとえば table環境、figura環境の先頭で宣言すると環境の終りまでをセンタリ
568 ングして組む。
570 raggedright
571 \raggedright
572 段落の右端を不揃いにして組版。
573 結果として左寄せになる。
575 raggedleft
576 \raggedleft
577 段落の左端を不揃いにして組版。
578 結果として右寄せになる。
580 raggedbottom
581 \raggedbottom
582 組版する時に各ページの高さに多少のずれがあっても許容する。
583 プリアンブルで指定する。
584 →\flushbottom
586 flushbottom
587 \flushbottom
588 組版する時に各ページの高さを正確にそろえる。
589 プリアンブルで指定する。
590 →\raggedbottom
592 sloppy
593 \sloppy
594 \sloppy を指定すると、各行を必ず右マージンで折り返す代わりに、
595 単語間の空白を大目に見る。
596 →\fussy
598 fussy
599 \fussy
600 通常の組版規則に戻る。
601 →\sloppy
603 sloppypar
604 \begin{sloppypar} 段落 \end{sloppypar}
605 段落を \sloppy で組む。
606 →\sloppy
608 verbatim
609 \begin{verbatim} 内容 \end{verbatim}
610 「内容」を固定幅フォントのタイプライタ書体で表示し、すべての文字を(TeXの
611 シーケンスとしてではなく)そのまま解釈する。
613 #「ばーばちむ」じゃなくて「ばーべいたむ」だ!
615 verbatim*
616 \begin{verbatim*} 内容 \end{verbatim*}
617 通常のverbatim環境において、スペース文字を空白ではなく、TeXbook に載って
618 いるスペース文字のように印字する。
620 (註)こういう感じ→ |_|
621 (苦しい…)
623 list
624 \begin{list}{デフォルトラベル}{整形パラメータ} ... \end{list}
625 リスト環境に入る。リスト環境では \item で指定された各項目を一定の字下げ
626 で列挙する。第1引数には \item のオプション引数のラベルが省略された時のデ
627 フォルトラベルを指定し、第2引数には各itemを置く時に処理されるパラメータ
628 を指定する。
629 例:
630 \begin{list}%
631 {$\diamond$}
632 {\addtolength{\leftmargin}{4em}}
633 \item 第1引数には\verb|\item| にオプション引数をつけなかった時にふる、
634 デフォルトのラベルを与える。
635 \item 第2引数には各itemを置く時に処理されるパラメータを与える。
636 \item[*] のようにオプション引数をつけるとそれがラベルとなる。
637 \end{list}
639 list環境の体裁を制御する変数には以下のものがある(括弧内は既定値)。
640 水平方向:
641 <refer list環境の体裁を制御する変数>
643 list環境の体裁を制御する変数
644 \labelwidth itemのラベルの幅
645 \labelsep ラベルの右端と最初のアイテムのテキストとの間隔
646 \leftmargin list環境内での左マージン
647 \rightmargin 同右マージン (0pt)
648 \itemindent itemの直前に加えられるインデント幅 (0pt)
649 \linewidth 一行の幅
650 \listparindent 各パラグラフの先頭のインデント(ただし\itemの付いている先
651 頭のパラグラフを除く)(0pt)
653 垂直方向:
654 \topsep list環境に入る前のパラグラフと最初のitemとの間隔
655 \partopsep list環境で新しいパラグラフをはじめる時に\topsepに加えら
656 れる付加的な間隔
657 \itemsep 連続するitemどうしの間隔
658 \parsep 一つのitem内でのパラグラフどうしの間隔
661 itemize
662 \begin{itemize} \item アイテム1 ... \item アイテムn \end{itemize}
663 項目を列挙するための環境。
664 最大4つまでネストできる。
665 各レベルのitemの頭につく記号は、\labelitemi, \labelitemii,
666 \labelitemiii, \labelitemiv で制御される。
668 itemize環境の体裁を制御する変数には以下のものがある。
669 <refer list環境の体裁を制御する変数>
672 enumerate
673 \begin{enumerate} \item アイテム1 ... \item アイテムn \end{enumerate}
674 項目を番号つきで列挙するための環境。
675 最大4つまでネストできる。
676 各レベルのitemの頭につく番号は、enumi, enumii, enumiii, enumiv
677 が保持していて、各itemのラベルは、\labelenumi, ..., \labelenumiv
678 で生成される。また、\p@enumN\theenumN は \ref値を設定する。
679 (Nはレベルの深さ。\ref値については\refの説明を参照せよ)
680 たとえば
681 \def\theenumii{\alph{enumii}}
682 \def\p@enumii{\theenumi\theenumii}
683 \def\labelenumii{(\theenumii)}
684 とすると \ref値が 3a などのように設定される。
686 enumerate環境の体裁を制御する変数には以下のものがある。
687 <refer list環境の体裁を制御する変数>
689 item
690 \item \item[LABEL]
691 itemize, enumerate, description 環境などで項目を開始する。
692 [LABEL]を指定するとラベルとしてLABELを出力する。
694 description
695 \begin{description} \item[見出し単語] 説明 ... \end{description}
696 [見出し単語]を見出しとする
697 <refer itemize>
699 subitem
700 \subitem 項目
701 サブアイテムを定義。
703 subsubitem
704 \subsubitem 項目
705 サブサブアイテムを定義。
707 makebox
708 \makebox[WID][POS]{オブジェクト} \makebox(X,Y)[POS]{オブジェクト}
709 第1の書式では、オブジェクトをWIDで指定した幅として、\hbox 内の
710 POSで指定した場所に配置する。POSにlを指定すると左寄せ、rを指定すると右寄せ、
711 何も指定しないとセンタリングされる。
712 第2の書式では、picuture環境で大きさ(X,Y)の(\unitlengthを基準とする)
713 \hbox にオブジェクトを配置する。配置位置POSは第1の書式と同様。
715 LaTeX2e以降では第1の書式のPOSにsを指定でき、ボックス内に文字を均等割り付け
716 してくれる。ボックスの幅は全角1字を表すzwを単位にすると便利だろう。
717 \makebox[7zw][s]{山田太郎}\\
718 \makebox[7zw][s]{木村花}\\
719 \makebox[7zw][s]{広瀬 雄二}
720 とすると
721 |山 田 太 郎|
722 |木 村 花|
723 |広 瀬 雄 二|
725 という感じになる。
727 mbox
728 \mbox{オブジェクト}
729 \makebox{オブジェクト}と同じ。
731 newsavebox
732 \newsavebox{\CMD}
733 新規のボックス保存用コマンドを定義する。\CMDは \savebox コマンドで
734 ボックスを保存するために使う。\newsaveboxで宣言したコマンド名は
735 常にグローバルとなる。
737 savebox
738 \savebox{\CMD}{テキスト}
739 ボックスを組む内容である「テキスト」の結果を\CMDに保存する。
740 「テキスト」は \makebox への引数と全く同じであるが、「テキスト」を
741 処理した結果はその場に表示はしない。\usebox{\CMD}により処理したボックス
742 が置かれる。
744 sbox
745 \sbox{\CMD}{テキスト}
746 \saveboxと同じ。sboxはrobust, saveboxはfragile
748 usebox
749 \usebox{\CMD}
750 \saveboxで\CMDに保存されたテキストを配置する。
752 framebox
753 \framebox[WID][POS]{オブジェクト} \framebox(X,Y)[POS]{オブジェクト}
754 「オブジェクト」に枠をつけて\makeboxと同様の処理をする。
755 枠の線の太さは \framerule、オブジェクトとの間隔は \framesep で決まる。た
756 だしpicture環境で \framebox(X,Y){オブジェクト}とした場合は、picture環境
757 用の線の太さに従い、外枠とオブジェクトとの間隔は空けられない。
759 LaTeX2e以降では第1の書式のPOSにsを指定でき、ボックス内に文字を均等割付
760 してくれる。ボックスの幅は全角1字を表すzwを単位にすると便利だろう。
761 \framebox[7zw][s]{山田太郎}\\
762 \framebox[7zw][s]{木村花}\\
763 \framebox[7zw][s]{広瀬 雄二}
764 とすると
765 +--------------+
766 |山 田 太 郎|
767 +--------------+
768 |木 村 花|
769 +--------------+
770 |広 瀬 雄 二|
771 +--------------+
773 という感じになる。
775 fbox
776 \fbox{オブジェクト}
777 \framebox{オブジェクト}と同じ。
778 \fboxはrobust, \frameboxはfragile
780 \fbox の罫線の太さを変えるには,\fboxrule を変更します.
782 {
783 \fboxrule=2\fboxrule
784 \fbox{2倍の太さの罫線で囲まれたボックス}
785 }
787 parbox
788 \parbox[POS]{WIDTH}{TEXT}
789 TEXTをWIDThの幅で組んでボックスを作成する。ボックスの位置はPOSによって
790 c : センタリング(デフォルト)
791 b : ボックスの一番下の線が現テキストのラインに合う
792 t : ボックスの一番上の線が現テキストのラインに合う
793 のように決められる。\parboxではパラメータが以下のようにリセットされる。
795 \parskip = 0pt
796 \linewidth = \hsize
797 \@totalleftmargin = 0pt
798 \leftskip = 0pt
799 \rightskip = 0pt
800 \@rightskip = 0pt
801 \parfillskip = 0pt plus 1fil
802 \lineskip = \normallineskip
803 \baselineskip = \normalbaselineskip
805 minipage
806 \begin{minipage}[pos]{WIDTH} TEXT \end{minipage}
807 \parbox とほぼ同様WIDTHの幅のTEXTをボックスとして組む。ボックスの位置は
808 POSによって
809 c : センタリング(デフォルト)
810 b : ボックスの一番下の線が現テキストのラインに合う
811 t : ボックスの一番上の線が現テキストのラインに合う
812 のように決められる。
813 parboxと違い、TEXTは通常のパラグラフとして組まれる。
815 rule
816 \rule[RAISED]{WIDTH}{HEIGHT}
817 幅 WIDTH x 高さ HEIGHT の罫線を作る。RAISEDが指定された場合、その分だけ
818 上に上げられる。
820 underline
821 \underline{TEXT}
822 TEXTに下線をつけて表示。
824 raisebox
825 \raisebox{DISTANCE}[HEIGHT][DEPTH]{BOX}
826 BOXをDISTANCEだけ上げて組む。
827 HEIGHT, DEPTH を指定すると、TeXから見たBOXの「高さ」と「深さ」
828 (註:これらの用語についてはTeXBookなどを参照のこと)
829 を HEIGHT, DEPTH に指定する。
831 tabbing
832 \begin{tabbing} \= text1.1 \= text1.2 \\ \> text2.1 \> text2.2 \end{tabbing}
833 桁揃えを行う環境を作る(入れ子不可)。例えば、
834 \begin{tabbing}
835 \= 項目1 \hspace*{2em} \= 項目2 \hspace*{3em} \= 項目3 \\
836 \> いろは \> にほへ \> とちり \+ \\
837 \> ぬるを \> わかよ \\
838 \> たれそ \- \\
839 \> つねな \> らむう \> ゐのお
840 \end{tabbing}
841 上のtabbing環境は以下のように3つのタブ位置で組まれる。
842 (1番目) (2番目) (3番目)
843 いろは にほへ とちり
844 ぬるを をかよ
845 たれそ
846 つねな らむう ゐのお
847 \2em/ \3em/
848 tabbing環境におけるタブ位置操作コマンドは以下の通り(nは1から):
849 \= n番目のタブ位置を現在位置に設定しタブカウンタ(n)を1進める
850 \\ 改行してタブカウンタをリセットする(n=1)
851 \> 位置をn番目のタブ位置に設定し、カウンタを1進める
852 \+ 次の行のタブカウンタの初期値に1加える \+ \\ とすると次の行の最初
853 の \> は2番目のタブ位置を示す. \+ を複数書くとその数だけタブカウ
854 ンタの初期値が増える
855 \- \+とは逆に、次の行のタブカウンタの初期値から1引く
856 \< 一つ前のタブカウンタに戻ってそのタブ位置をセット. 行頭のみ
857 \' \'以降を通常のタブ位置より \tabbingsep 分だけ右寄せして出力
858 \` \`以降のテキストをすべて右寄せして出力
859 \pushtabs それまで用いていたタブストップ位置を全てpush
860 \poptabs それまで用いていたタブストップ位置を全てpop. \pushtabs と
861 \poptabs は必ず対になっていなければならない. 入れ子可
862 \aX Xは = か ' か ` tabbing環境でない通常のアクセントは
863 \a= \a' \a` で表わす
864 \kill 現在行のテキストは出力せずタブ設定だけ解釈する
866 array
867 \begin{array}{プリアンブル} C1 & C2 & .. & Cn \\ D1 ... \end{array}
868 (数式などによる)配列を作成する。行列などは array 環境で作成する。
869 詳しい説明は tabular 環境を参照。
871 tabular
872 \begin{tabular}[OPT]{プリアンブル} C1 & C2 & .. & Cn \\ D1 ... \end{tabular}
873 表を作成する。
874 【[OPT]】(省略可)
875 [t] 表の上端を現在の行に合わせる
876 [b] 表の下端を現在の行に合わせる
877 【プリアンブル】
878 c カラムを一つ指定し、そのカラムをセンタリング
879 l カラムを一つ指定し、そのカラムを左寄せ
880 r カラムを一つ指定し、そのカラムを右寄せ
881 @{表現} 「表現」をカラム毎に挿入する。これを指定すると
882 \arraycolsep や \tabcolsep のスペーシングは抑制される
883 *{N}{PRE} PREを N 回書いたのと同様の作用
884 p{LEN} そのカラムをLENの長さのparboxエントリとして作成する
885 表の項目に長い説明分が含まれる場合に用いると良い。
887 【array, tabular 環境で使えるコマンド】
888 \multicolumn
889 <refer multicolumn>
890 \vline
891 <refer vline>
892 \hline
893 <refer hline>
894 \cline{i-j}
895 <refer cline>
896 \extracolsep{W}
897 <refer extracolsep>
900 以下の例を参照せよ。
902 \LaTeX 表記 印刷形式
903 \begin{array}{ccr}
904 x+y+z & a_1 & 1 \\ x+y+z a1 1
905 x+z & a_2 & 21 \\ x+z a2 21
906 y & a_3 & 321 y a3 321
907 \end{array}
909 \[ \left(
910 \begin{array}{cccc}
911 a_{11} & a_{12} & \dots & a_{1n} \\ / a11 a12 ... a1n \
912 a_{21} & a_{22} & \dots & a_{2n} \\ | a21 a22 ... a2n |
913 \vdots & \vdots & \ddots& \vdots \\ | : : \. : |
914 a_{n1} & a_{n2} & \dots & a_{nn} \ an1 an2 ..: ann /
915 \end{array}
916 \right)\]
918 \begin{tabular}{lp{0.7\textwidth}
919 \hline ----------------------------
920 \verb|.| & ピリオドは任意の . ピリオドは任意の一文字
921 一文字にマッチします。\\ にマッチします。
922 \verb|*| & アスタリスクは直前の * アスタリスクは直前の正規
923 正規表現が0回以上繰り返し 表現が回以上繰り返し現れ
924 現れることを意味します。 ることを意味します。
925 \\ \hline ----------------------------
926 \end{tabular}
929 array環境を \right( \left) で囲むと配列自体を大きな括弧で括る。同様に、
930 \right\{ \left\} で配列を中括弧で、\right[ \left] で配列を大括弧で、
931 \right| \left| で配列をノルム記号(絶対値記号)で括ることができる。
932 \right の数と \left の数は必ず同じでなければならないが、\right( \left]
933 のように括弧の種類は違ってもよい。\right. のように . をつけると見えない
934 括弧が出力される。
936 \[ 答 \cdots \left\{ /
937 \begin{array}{ccc} | x = 5
938 x & = & 5 \\ 答 ... <
939 y & = & 3 | y = 3
940 \end{array} \right. \] \
942 array環境を制御する変数には以下のものがある:
943 \arraycolsep : array環境の各カラム間の間隔の半分
944 \tabcolsep : tabular環境の各カラム間の間隔の半分
945 \arrayrulewidth : 罫線の幅
946 \doublerulesep : array, tabular環境での隣接した罫線(二重罫線?)間の間隔
947 \arraystretch : \baselinestretch と同様行間スペースの比率を決める
948 \renewcommandで再定義する
950 tabular環境は、ページを跨ることができない。これを可能にするスタイルファ
951 イルとして、supertab.styがある。
953 l, c, r 指定した1つのカラムに2行以上の項目を入れたいときはparboxを利用する
954 (shortstackを利用すると上にずれるのでraiseboxで調整しなければならない)。
955 \begin{tabular}{lp{0.5\columnwidth}}
956 \parbox[t]{7em}{あ\\い} & あぶらかだぶらあぶらかだぶらあぶらかだぶら
957 \end{tabular}
958 は、以下のようにレイアウトされる。
960 あ あぶらかだ
961 い ぶらあぶら
962 かだぶら
965 tabular*
966 \begin{tabular*}{幅}{プリアンブル} ... \end{tabular*}
967 幅を指定してtabular環境を作成。
968 この幅を充填するだけのスペースをプリアンブルの \extracolsep{} コマンドで
969 確保する。
970 \begin{tabular*}{10em}[b]{|c@{\extracolsep{\fill}}|c|c|}
971 \hline
972 a & b & c \\ \hline
973 1 & 2 & 3
974 \end{tabular*}
975 tabular環境の説明を参照のこと。
977 multicolumn
978 \multicolumn{N}{FORMAT}{ITEM}
979 tabular環境で現在のカラムを含めNこのカラムをFORMATに従った
980 ITEMで埋める。FORMATはl,r,cのうち(最大)ひとつ
982 vline
983 \vline
984 tabular環境でそのカラムに縦線を引く. 縦線の位置はそのカラムに
985 指定されている l, r, c によって決まる
987 hline
988 \hline
989 tabular環境で、行間に水平線を引く. 環境の最初のエントリの直前、
990 もしくは \\ の直後に来なければならない. もし \hline を続けて
991 指定すると\doublerulesep 分の空白が空けられる(標準では罫線の
992 箱自体が分割されてしまう)
994 cline
995 \cline{i-j}
996 tabular環境中、i番目からj番目のカラムに横線を引く. \hlineと同様
998 extracolsep
999 \extracolsep{W}
1000 tabular環境の@表現の中で用いると、幅Wのスペースをそれ以降の
1001 全てのカラムの左側に加える
1003 picture
1004 \begin{picture}(WIDTH,HEIGHT)(X,Y) ..contents.. \end{picture}
1005 幅WIDTH, 高さHEIGHT の描画ボックスを作成。このボックスの左下の座標は
1006 (X,Y) となる(省略すると(0,0))。これらの引数の数値を含め、picuture環境の
1007 数値は \unitlength に対する相対値であらわされる。\unitlength の既定値は
1008 1pt.
1009 今時picture環境じゃないと思うので用法しか書かないよーん。
1011 【コマンド】
1012 \put(X座標,Y座標){描画オブジェクト}
1013 \multiput(X座標,Y座標)(Xの増分,Yの増分){繰り返し回数}{描画オブジェクト}
1014 【描画オブジェクト】
1015 \makebox(X座標,Y座標)[POS]{テキスト} (箱)
1016 \framebox(X座標,Y座標)[POS]{テキスト} (枠付きの箱)
1017 \dashbox(X座標,Y座標)[POS]{テキスト} (破線枠付きの箱)
1018 (以上POS = l, r, b, t)
1019 \line(ΔX,ΔY){水平方向の長さ} (直線)
1020 \vector(ΔX,ΔY){水平方向の長さ} (矢印)
1021 (ΔX,ΔY = ±1, ±2, ..., ±6 で互素, それぞれ基準は始点)
1022 \shortstack[POS]{一行\\二行\\三行}
1023 \circle{直径} (円)
1024 \circle*{直径} (塗り潰した円)
1025 (それぞれ基準は円の中心, 最大直径は40pt, 15pt)
1026 \oval(直径X,直径Y)[POS] (楕円風 POS = l, r, t, b)
1027 \frame{描画オブジェクト}
1028 \thinlines, \thicklines (細,太線を選ぶ)
1029 \linethickness{太さ}
1031 newtheorem
1032 \newtheorem{NAME}{TEXT}[COUNTER] \newtheorem{NAME}[OLDNAME]{TEXT}
1033 定理型の新しい環境「NAME」を定義する。
1034 TEXT 定理番号のキャプションとして出される文字列
1035 COUNTER NAMEのカウンタの親となるカウンタ名. 通常section.
1036 第2の形式では OLDNAME と同じカウンタ形式を使うことを指示する。
1037 NAME環境のカウンタ形式は \theNAME コマンドを再定義する。これのデフォルトは
1038 \theCOUNTER.\arabic{NAME}
1040 title
1041 \title{タイトル}
1042 \maketitleコマンドで出力するタイトル名を設定する。
1044 author
1045 \author{著者名}
1046 \maketitleコマンドで出力する著者を設定する。
1047 複数の著者を書くときは \and で区切って名前を書く。
1049 date
1050 \date{日付}
1051 \maketitleコマンドで出力する日付を設定する。
1052 \date を省略するとタイプセットした日の日付が出力される。
1054 thanks
1055 \thanks{脚注}
1056 タイトル中(\title, \author, \date)での脚注(謝辞や住所など)の出力を行う。
1058 maketitle
1059 \maketitle
1060 タイトルを出力する。document環境中で宣言されなければならない。
1061 タイトルを構成する項目は以下のコマンドで定義する。
1062 \title{タイトル}
1063 \author{著者名}
1064 \date{日付} (省略するとタイプセットした日の日付)
1065 \thanks{脚注} (謝辞や所属名などを脚注形式で出すために用いる)
1067 part
1068 \part{第?部のタイトル}
1069 <refer chapter>
1071 chapter
1072 \chapter{章のタイトル}
1073 文を区切るコマンド一覧:
1074 \part 第?部
1075 \chapter ?章 (articleにはない)
1076 \section ?節
1077 \subsection ?.?節
1078 \subsubsection ?.?.?節
1079 \paragraph 段落
1080 \subparagraph 副段落
1082 section
1083 \section{セクション名}
1084 第一引数のセクション名でセクションの区切りを設定。
1085 <refer chapter>
1087 subsection
1088 \subsection{サブセクション名}
1089 第一引数の名前でサブセクションの区切りを設定。
1090 <refer chapter>
1092 subsubsection
1093 \subsubsection{サブサブセクション名}
1094 第一引数の名前でサブサブセクションの区切りを設定。
1095 <refer chapter>
1097 paragraph
1098 \paragraph{パラグラフ名}
1099 第一引数の名前でパラグラフの区切りを設定。
1100 <refer chapter>
1102 subparagraph
1103 \subparagraph{サブパラグラフ名}
1104 第一引数の名前でサブパラグラフの区切りを設定。
1105 <refer chapter>
1107 appendix
1108 \appendix
1109 付録部に入る宣言。
1110 セクションコマンドの番号の方式を付録用に変える。
1112 contentsline
1113 \contentsline{TYPE}{ENTRY}{PAGE}
1114 \contentsline{subsection}{\makebox{30pt}[r]{1.4.3} Gnats and Gnus}{22}
1115 とすると .toc ファイルに ENTRY を吐き出す。
1116 TYPEはセクションコマンドのどれか。
1118 addcontentsline
1119 \addcontentsline{TABLE}{TYPE}{ENTRY}
1120 TABLEで指定したファイル(toc, lof, lot のどれか)にENTRYというエントリを出
1121 力する。TYPEはTABLEの値によって変わり、
1122 toc: セクションコマンドのどれか
1123 lof: figure
1124 lot: table
1125 である。
1127 addtocontents
1128 \addtocontents{TABLE}{TEXT}
1129 TEXTをTABLEで指定したテーブルファイル(toc, lof, lot のどれか)に出力する。
1131 index
1132 \index{INDEX}
1133 索引のエントリを定義する。
1135 --------------------------------------------------------------------
1136 <refer 索引の作り方>
1138 glossary
1139 \glossary{STRING}
1140 用語集のエントリを定義する。
1142 makeindex
1143 \makeindex
1144 \indexentryで登録されている項目を .idx ファイルに書き込む。
1145 プリアンブルで指定する。
1147 --------------------------------------------------------------------
1148 <refer 索引の作り方>
1150 makeglossary
1151 \makeglossary
1152 \glossaryentryで登録されている項目を .glo ファイルに書き込む。
1153 プリアンブルで指定する。
1155 索引の作り方
1157 (1)\documentstyleにmakeidxオプションを与え、プリアンブルに \makeindex
1158 を書き、索引を生成する場所に \printindex を書く。
1159 (2)本文に \index{索引となる単語} を埋め込む。
1160 (3)一度(または二度)タイプセットする。
1161 (4).idxファイルができるのでそのファイルを makeindex にかける。
1162 (5).indファイルができるのでもう一度タイプセットして出来上がり。
1164 ** \indexの記法 **
1165 日本語をそのまま \index{漢字} と入れたのではあいうえお順にソートされない。
1166 そこで、読みを@で区切って \index{かんじ@漢字} のように入れる。
1168 bibliography
1169 \bibliography{FILE1,FILE2, ... ,FILEn}
1170 BibTeXで読み込むファイルを指定する。
1172 bibliographystyle
1173 \bibliographystyle{スタイル}
1174 plain 通上
1175 unsrt ソートしない
1176 alpha "Foo94" のようなタグをつける
1177 abbrv 著者のファーストネーム、発行月、書籍名が省略される
1179 thebibliography
1180 \begin{thebibliography}{LONGESTLABEL} \bibitem{アイテム}… \end{thebibliography}
1181 参考文献データの登録環境を開始する。
1182 データは \bibitem コマンドによって登録する。
1183 \bibitem コマンドの用法は以下の通り。
1184 <refer bibitem>
1186 bibitem
1187 \bibitem{NAME} \bibitem[LABEL]{NAME}
1188 \bibitem{NAME}の書式では、\cite{NAME}で参照され、[1],[2] のような形で引用記号が
1189 出力される、\bibitem[LABEL]{NAME}の書式では、\cite{NAME}で参照され、
1190 [LABEL] のような引用記号が出力される。
1191 LONGESTLABEL は、ラベルの最長を示すためのダミー文字列。
1193 cite
1194 \cite{NAME} \cite[LABEL]{NAME}
1195 \cite{NAME}の書式では、NAMEで参照され、[1],[2] のような形で引用記号が
1196 出力される、\cite[LABEL]{NAME}の書式では、[1,LABEL] のような引用記号
1197 が出力される。
1199 footnote
1200 \footnote{NOTE}
1201 NOTEという内容の脚注を生成する。
1202 \footnote[NUM]{NOTE} とすると、番号をNUMで指定できる。
1203 脚注がうまく出力されないような場所では \footnotemark と \footnotetext を
1204 組み合わせて出力する。
1205 fragile
1206 ダガー(†)にするなど,記号にしたいときはプリアンブルで
1207 \renewcommand{\thefootnote}{\fnsymbol{footnote}}
1208 とする。
1209 †1, †2, ...にしたいときは
1210 \renewcommand{\thefootnote}{$\dagger$\arabic{footnote}}
1213 footnotemark
1214 \footnotemark[NUM]
1215 脚注番号のみ出力する時に使う。tabbing環境のように、脚注が出力されないと
1216 ころで、\footnotetext と組み合わせて使う。[NUM]は省略可。
1218 footnotetext
1219 \footnotetext[NUM]{TEXT}
1220 脚注番号を出力せず脚注のみ出力する。
1221 通常 \footnotemark と組み合わせて使う。
1223 footnotesize
1224 \footnotesize
1225 文字サイズを脚注用のサイズに変更する。
1227 footnotesep
1228 \footnotesep
1229 各脚注の最初に置かれる空白の高さ(数値)。
1232 footnoterule
1233 \footnoterule
1234 本文と脚注のあいだに引かれる罫線を出力。
1236 documentstyle
1237 \documentstyle[OPTION1,OPTION2, ... ,OPTIONn]{STYLE}
1238 文書スタイルを指定する。
1239 [OPTION...] を指定すると、STYLE.sty を読んだ後に、
1240 OPTIONn.sty が順次読み込まれる。
1242 documentclass
1243 \documentclass[OPTION1,OPTION2, ... ,OPTIONn]{STYLE}
1244 文書スタイルを指定する(LaTeX2e)。
1245 [OPTION...] を指定すると、STYLE.cls を読んだ後に、
1246 OPTIONn.sty が順次読み込まれる。
1248 usepackage
1249 \usepackage[オプション]{パッケージ}
1250 LaTeX2e の記法を拡張する「パッケージ」をロードする。
1253 verb
1254 \verb#内容#
1255 \verbの直後に来る文字と、次にあらわれる同じ文字とのあいだに挟まれたもの
1256 を verbatim で表示する。\verb|foo| と \verb,foo, は同じ結果が得られる。
1258 styleparameter
1259 まだ訳していないスタイルパラメータ。
1260 % \topfigrule : Command to place rule (or whatever) between floats
1261 % at top of page and text. Executed in inner vertical
1262 % mode right before the \textfloatsep skip separating
1263 % the floats from the text. Must occupy zero vertical
1264 % space. (See \footnoterule.)
1265 botfigrule
1266 \setlength{\botfigrule}{長さ}
1267 Same as \topfigrule, but put after the \textfloatsep
1268 skip separating text from the floats at bottom of page.
1270 intextsep
1271 \setlength{\intextsep}{長さ}
1272 文書中フロートの上下に残された空白の長さ
1275 newpage
1276 \newpage
1277 改頁を行う。
1278 \clearpage 未出力の図表があれば独立した図表用頁を出力してから
1279 改頁を行う。
1280 \cleardoublepage clearpageと同じだが、 両画面スタイル(bookなど)の
1281 場合は、奇数頁から始まるように改頁する。
1282 \newpage 二段組みの時は現在の段を終了する。
1284 clearpage
1285 \clearpage
1286 <refer newpage>
1288 cleardoublepage
1289 \cleardoublepage
1290 <refer newpage>
1292 長さ
1294 長さに使える単位には以下のものがある。
1295 cm センチ
1296 em 大文字Mの幅
1297 ex 小文字xの高さ
1298 in インチ(約2.54cm)
1299 mm ミリメートル
1300 pc パイカ(=12pt)
1301 pt ポイント(72.27pt=1インチ)
1302 zw 日本語全角1字の幅
1303 zh 日本語全角1字の高さ
1304 \fill 自然長は0だが、任意の長さに伸びることのできる伸縮長
1305 \stretch{X} \fill のX倍
1307 stretch
1308 \stretch{X}
1309 <refer 長さ>
1311 twocolumn
1312 \twocolumn[STRING]
1313 改頁したあと二段組みでの組版を開始する。
1314 [STRING]を指定すると、STRINGを二段ぶち抜きのタイトルとして出力。
1315 本文が二段組みでタイトルとアブストラクトのみを1段組にしたい場合は
1316 \twocolumn[
1317 \begin{titlepage}
1318 {\LARGE 和文タイトル等}
1319 \vspace*{1em}
1320 \begin{abstract} 和文抄録 \end{abstract}
1321 \renewcommand{\abstractname}{\textbf{Abstract}}
1322 \begin{abstract} 英文アブストラクト \end{abstract}
1323 \end{titlepage}
1325 のようにすると良い。
1326 →onecolumn
1328 onecolumn
1329 \onecolumn
1330 改頁したあとで一段組みでの組版を開始する。
1331 →twocolumn
1333 topnewpage
1334 \topnewpage{BOX}
1335 新しいページを開始し、\textwidthのBOXをparboxで作成する。
1336 二段組みページでぶち抜きタイトルを作成する時に用いるとよい。
1338 breakbox
1339 \begin{breakbox} ... \end{breakbox}
1340 ページをまたがる枠で囲む
1341 要 `\usepackage{eclbkbox}'
1343 verbfile
1344 \verbfile{FILE}
1345 FILE を verbatim 環境的に取り込む。
1346 要 `\usepackage{misc}'
1347 cf) \listing
1349 listing
1350 \listing{FILE}
1351 FILE を verbatim 環境的に取り込む(行番号つき)。
1352 要 `\usepackage{misc}'
1353 cf) \verbfile
1355 ascmac
1356 \usepackage{ascmac}
1357 `ascmac' パッケージで定義されている代表的なマクロ
1358 * \boxnote 環境 帳面風のボックス
1359 * \screen 環境 スクリーン出力風の枠
1360 * \itembox 環境 目立つ枠
1361 * \shadebox 環境 影つきボックス
1362 * \keytop{} キートップ
1363 * \yen 円記号
1364 * \return-key リターンキー
1365 * \mask, \maskbox 網掛け文字
1367 boxnote
1368 \begin{boxnote} ... \end{boxnote}
1369 帳面風の枠で囲む
1370 要 ascmac.sty
1372 <refer ascmac>
1374 screen
1375 \begin{screen} ... \end{screen}
1376 スクリーン出力風の枠で囲む
1377 要 `\usepackage{ascmac}'
1379 <refere ascmac>
1381 itembox
1382 \begin{itembox}{ITEMSTRING} ... \end{itembox}
1383 見出し(ITEMSTRING)つきの枠で囲む
1384 要 `\usepackage{ascmac}'
1385 <refere ascmac>
1387 shadebox
1388 \begin{shadebox} ... \end{shadebox}
1389 行幅いっぱいの影つきの枠で囲む
1390 要 `\usepackage{ascmac}'
1391 <refere ascmac>
1393 keytop
1394 \keytop{KEY}
1395 キートップ風に KEY を出力
1396 要 `\usepackage{ascmac}'
1397 <refere ascmac>
1399 mask
1400 \mask{文字列}{網掛けタイプ}
1401 「文字列」を指定した網掛けタイプで装飾する。
1402 網掛けタイプは A〜K のどれか。
1404 例) \mask{御食事券発覚!}{C}
1406 どんな見映えかは以下を見よ。
1407 http://www.yatex.org/help/ascmac-mask.jpg
1409 要 `\usepackage{ascmac}'
1411 <refere ascmac>
1413 maskbox
1414 \maskbox{WIDTH}{HEIGHT}{MASKTYPE}{POS}{STRING}
1415 指定した幅(WIDTH)と高さ(HEIGHT)で指定した網掛けタイプ(MASKTYPE)
1416 のボックスを作り、その中の指定した位置(POS)にSTRINGを配置する。
1417 POSは l c rのどれかで、それぞれ、左寄せ、中央寄せ、右寄せ。
1419 網掛けタイプは A〜K のどれか。
1421 例) \maskbox{0.7\columnwidth}{6em}{A}{c}{\shortstack{これは\\大事件だ!}}
1423 マスクタイプA〜Kがどんな見映えかは以下を見よ。
1424 http://www.yatex.org/help/ascmac-mask.jpg
1426 要 `\usepackage{ascmac}'
1427 <refere ascmac>
1429 alltt
1430 \begin{alltt} ... \end{alltt}
1431 TeXマクロの使えるverbitam環境。
1433 comment
1434 \begin{comment} ... \end{comment}
1435 環境内の全てを出力しないようにする。
1436 ただし、 \includeversion{comment} と書くと環境を出力するようになる。
1437 また \excludeversion{ENV} とすると新しい環境 ENV が
1438 comment 環境 と同じ機能を持つものとして使えるようになる。
1440 要 `\usepackage{version}'
1442 bou
1443 \bou{STRING}
1444 横書き環境で STRING に傍点を付ける。
1446 要 `\usepackage{plext}'
1448 url
1449 \url{URL_STRING}
1450 overfullしがちなURLを頑張って折り返してくれる。
1452 要 `\usepackage{url}'
1454 longtable
1455 \begin{longtable}{POSSTRING} ... \end{longtable}
1456 ページをまたぐ表が作れる。
1458 table環境も参照せよ。
1460 fancybox
1461 \usepackage{fancybox}
1462 各種の見栄えの良いボックスが定義されている。
1464 * \shadowbox{}
1465 * \ovalbox{}
1466 * \doublebox{}
1468 shadowbox
1469 \shadowbox{STRING}
1470 STRINGをその幅で影つきボックスで囲む。
1472 要 `\usepackage{fancybox}`
1474 <ref fancybox>
1476 ovalbox
1477 \ovalbox{STRING}
1478 角の丸い四角枠で STRING を囲む。
1480 要 `\usepackage{fancybox}`
1482 <ref fancybox>
1484 Ovalbox
1485 \Ovalbox{STRING}
1486 角の丸い四角枠で STRING を囲む。ovalboxより線が太い。
1488 要 `\usepackage{fancybox}`
1490 <ref fancybox>
1492 doublebox
1493 \doublebox{STRING}
1494 二重四角枠で STRING を囲む。
1496 quote
1497 \begin{quote} ... \end{quote}
1498 段落を含まない引用
1500 quotation
1501 \begin{quotation} ... \end{quotation}
1502 段落を含む引用
1505 要 `\usepackage{fancybox}`
1507 <ref fancybox>
1509 textcircled
1510 \textcircled{文字}
1511 「文字」を丸枠で囲む。1文字と同じ大きさの丸枠なので
1512 {\small ...}, {\tiny ...}, {\scriptsize ...} などで括った方が良い。
1514 hfill
1515 \hfill
1516 できるだけ広い間隔を開ける。\hspace{\fill} と同じ。
1517 あ\hfill い
1518 とすると
1519 あ い
1521 あ\hfill い\hfill う
1522 とすると
1523 あ い う
1525 のように最大限に間隔を延ばしてくれる。ただし \hspace{} 相当なので
1526 行頭だとうまく行かない。右寄せしたいなら \hspace*{\fill} とする。
1528 hfil
1529 \hfil
1530 \hfill より弱い間隔開け。
1531 \hfill も参照のこと。
1533 vfill
1534 \vfill
1535 縦方向に最大限の空白を開ける。\vspace{\fill} と同じ。
1536 \hfill も参照のこと。
1538 hrulefill
1539 \hrulefill
1540 可能な限り長い下付罫線を引く。
1541 あんまりいい説明じゃないな。
1543 backslashbox
1544 \backslashbox{A}{B}
1545 tabular環境の(主に)左上のカラムで用いて右下がり斜線で区切った2項目を書く。
1546 要 \usepackage{slashbox}
1547 \begin{tabular}
1548 \hline
1549 \backslashbox{A}{B} & hoge \\ \hline
1550 \end{tabular}
1552 +------+--------+
1553 | \ B | |
1554 | A \ | hoge |
1555 +------+--------+
1558 slashbox
1559 \slashbox{A}{B}
1560 tabular環境の(主に)右上のカラムで用いて右上がり斜線で区切った2項目を書く。
1561 backslashboxも参照せよ。
1563 ooalign
1564 {\ooalign{文字列1\crcr 文字列2……}
1565 行送りゼロの設定に変更して文字の重ね打ちを可能にする。
1566 ○つき文字を作るための有名なマクロ \maru{} は便利。
1568 \newcommand{\maru}[1]{{\ooalign {\hfill$\scriptstyle#1$\hfill\crcr$\bigcirc$}}}
1570 \crcr は\ooalign内での改行を意味する。\hfill は「最大に延びる空白」とい
1571 うことで、文字の左右に配置することでセンタリングの効果が得られる。
1572 \ooalign は改行幅などの長さパラメータをいじってしまうので全体を {} で
1573 括る必要があることに注意。
1575 maru
1576 \maru{あ}
1577 文字(1文字に限る)を○で囲む。プリアンブルで以下の \newcommand をせよ。
1578 \newcommand{\maru}[1]{{\ooalign {\hfill$\scriptstyle#1$\hfill\crcr$\bigcirc$}}}
1580 today
1581 \date{\today}
1582 作成日の日付けの出力を指定する。プリアンブルで \date とともに使う。
1584 和暦
1585 \和暦
1586 \和暦 は日付けを元号での表記にする。
1587 \西暦 は西暦での表記にする。
1588 \maketitle より先に指定する。
1590 西暦
1591 \西暦
1592 <refer 和暦>
1594 colorの名前つきカラー
1595 \textcolor[named]{色名}{内容} など、[named] を指定する。
1597 \usepackage{color} によって使用可能。
1598 使える色は以下の通り。
1599 GreenYellow Yellow Goldenrod Dandelion Apricot Peach Melon YellowOrange
1600 Orange BurntOrange Bittersweet RedOrange Mahogany Maroon BrickRed Red
1601 OrangeRed RubineRed WildStrawberry Salmon CarnationPink Magenta
1602 VioletRed Rhodamine Mulberry RedViolet Fuchsia Lavender Thistle
1603 OrchidDarkOrchid Purple Plum Violet RoyalPurple BlueViolet Periwinkle
1604 CadetBlue CornflowerBlue MidnightBlue NavyBlue RoyalBlue Blue Cerulean
1605 Cyan ProcessBlue SkyBlue Turquoise TealBlue Aquamarine BlueGreen Emerald
1606 JungleGreen SeaGreen Green ForestGreen PineGreen LimeGreen YellowGreen
1607 SpringGreen OliveGreen RawSienna Sepia Brown Tan Gray Black White)
1609 色見本を出すソースが
1610 http://www.yatex.org/help/color.tex にあるので、試すと良い。
1612 textcolor
1613 \textcolor{色}{内容}
1614 文字の色を「色」に設定して「内容」を出力。
1616 <refer colorの名前つきカラー>
1618 pagecolor
1619 \pagecolor{色}
1620 ページの背景色を「色」に設定する。
1622 <refer colorの名前つきカラー>
1624 color
1625 \color{色}
1627 ページの文字色を「色」に設定する。
1629 <refer colorの名前つきカラー>
1631 colorbox
1632 \colorbox{色}{内容}
1633 「色」が背景のボックスを作りその中に「内容」を出力。
1636 <refer colorの名前つきカラー>
1638 fcolorbox
1639 \fcolorbox{枠の色}{背景色}{内容}
1640 枠と背景色を指定して「内容」を出力。
1642 <refer colorの名前つきカラー>
1644 rotatebox
1645 \rotatebox{角度}{内容}
1646 「内容」を「角度」回転して出力。
1647 要 `\usepackage{graphicx}'
1649 resizebox
1650 \resizebox{横の長さ}{縦の長さ}{内容}
1651 縦か横を省略したいときは ! を指定する。
1652 \resizebox{!}{40mm}{内容} とすると縦が40mmで縦横比を保存して拡大する。
1653 要 `\usepackage{graphicx}'
1655 scalebox
1656 \scalebox{倍率}[縦倍率]{内容}
1657 「内容」を「倍率」倍して出力。縦倍率は省略可能。
1658 倍率として負の数を指定すると反転。
1659 要 `\usepackage{graphicx}'
1661 reflectbox
1662 \reflectbox{内容}
1663 「内容」を左右反転して出力。\scalebox{-1}[1]{内容} と同じ。
1664 要 `\usepackage{graphicx}'
1666 ulem
1667 \usepackage{ulem}
1668 \usepackage{ulem} すると 以下のマクロが使える。
1669 \uline{通常の下線}
1670 \uwave{波線}
1671 \uuline{二重の下線}
1673 \underlineと\ulineは前後に単語空白が挿入されるかどうかが異なっている。
1675 前\underline{中}後
1676 前\uline{中}後
1678 を typeset して比較してみると分かる。
1680 (情報提供 TSUCHIYA Masatoshi <tsuchiya@pine.kuee.kyoto-u.ac.jp>)
1682 uline
1683 \uline{内容}
1684 「内容」にアンダーラインをつける。
1686 <refer ulem>
1688 uwave
1689 \uwave{内容}
1690 「内容」に波下線をつける。
1692 <refer ulem>
1694 uuline
1695 \uuline{内容}
1696 「内容」に二重アンダーラインをつける。
1698 <refer ulem>
1700 showkeys.sty
1701 \usepackage[options]{showkeys}
1702 ラベルが無い(unlabeled)数式には {?} がマージンに印刷される。
1703 引用されなかったラベルは ?label? のように印刷される。
1704 オプションには showrefs, norefs, showcites, nocites, msgs, nomsgs,
1705 chkunlbld, ignoreunlbld がある。msgs/nomsgs は .log ファイルに
1706 メッセージを書き込むか否か。その他のオプションは自明。
1708 AMS-LaTeX や HyperRef と同時に使えるが、これらよりも後に
1709 \usepackage しなくてはならない。
1711 似たような package に refcheck.sty というのがある。
1712 これだと \ref まで見える(でもかえってうざったいかも)。
1713 (情報提供 Masaki Shigemori <mshige@ucla.edu>)
1715 dots
1716 \dots
1717 点々
1718 \dotsにはいくつも種類があるので適切に使いわけましょう。
1720 \dotsc ... コンマで区切られた列が続くことを表わす点々. $A_1, A_2, \dotsc$
1721 \dotsb ... 二項演算子(+など)が続くことを表わす点々.$A_1+A_2+\dotsb$
1722 \dotsm ... 掛け算(演算子省略)が続くことを表わす点々.$A_1 A_2 \dotsm$
1723 \dotsi ... 積分が続くことを表わす点々 \[ \int_{A_1} int_{A_2} \dotsi \]
1725 (情報提供 Ryohei SETO <setoryohei@mac.com>)
1727 table*
1728 \begin{table*} ... \end{table*}
1729 二段組環境でも表を上段ぶち抜きで配置
1731 figure*
1732 \begin{figure*} ... \end{figure*}
1733 二段組環境でも図を上段ぶち抜きで配置([t]のみ)。
1734 下段([b])に置きたいときは nidanfloat.sty を使う。
1735 \begin{figure*}[b]
1736 〜〜\includegraphicsとか図をいれるマクロ〜〜
1737 \caption{標題}
1738 \end{figure*}
1740 includegraphics
1741 \usepackage[ドライバ]{graphicx} ... \includegraphics[オプション]{IMG.eps}
1742 画像を取り込む。要 graphicx パッケージ。
1743 「ドライバ」は dvipdfmx 等。
1744 「オプション」は以下のものが指定可能。
1745 scale=拡大率
1746 width=幅
1747 height=高さ
1748 draft (草稿モード; 枠だけ表示)
1749 angle=回転角
1750 origin=回転の中心位置 (c, tl, tr, bl, brのどれか)
1751 bb=llx lly urx ury (BoundingBoxとなる矩形対角座標を指定)
1752 viewport=llx lly urx ury (BoundingBox内の相対的座標で切り取る)
1753 trim=left bottom right top (指定した幅を切り取る)
1755 【使用例】
1756 % プリアンブル
1757 \usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
1758 % 本文
1759 \begin{figure}[h]\centering
1760 \includegraphics[width=0.4\columnwidth,bb=0 0 400 300]{hoge.jpg}
1761 \caption{hogeの仕組}\label{hoge-fig}
1762 \end{figure}
1763 図\ref{hoge-fig}にあるとおり、ほげはほげなのだ。
1764 % \includegraphics{} を補完入力するとbb=行はyatexが勝手に調べて入れる。
1766 wrapfigure
1767 \begin{wrapfigure}[LINES]{POS}[OVH]{WIDTH} ...画像... \end{wrapfigure}
1768 LINES(省略可) 回り込みする行数(デフォルトは画像の高さ分)
1769 POS r l i o のどれか(右、左、見開き内側、外側)
1770 大文字 R L I O は画像フロート
1771 OVH(省略可) 画像の張り出しマージン(\wrapoverhang 通常0)
1772 WIDTH 回り込みする(画像込みの)幅
1774 【使用例】
1775 % プリアンブル
1776 \usepackage{wrapfig}
1777 % 本文
1778 \begin{wrapfigure}{r}{4cm}
1779 \includegraphics[width=3cm,bb=0 0 640 480,clip]{hoge.jpg}
1780 \caption{ほげほげ}\label{hoge-jpg}
1781 \end{wrapfigure}
1783 abstract
1784 \begin{abstract} ... \end{abstract}
1785 抄録(アブストラクト)を出力する。
1786 和文抄録から英文に切り替えたいときは和文のabstract環境を終えたあとで
1787 \renewcommand{\abstractname}{\textbf{Abstract}}
1788 としてから再度abstract環境を始めると良い。
1790 \langle
1791 $\langle$
1793 数式モードでの`〈'
1795 \langle
1796 $rlangle$
1798 数式モードでの`〉'
1800 \slash
1801 \slash
1802 スラッシュそのもの
1804 \textbackslash
1805 \textbackslash
1806 バックスラッシュそのもの
1808 geometry
1809 \geometry{params...} or \usepackage[params...]{geometry}
1810 From: geometry-samples.tex
1811 以下を参考に:
1813 \geometry{centering}
1814 \geometry{width=10cm,vscale=.7}
1815 \geometry{margin=1cm, papersize={12cm,19cm}, resetpaper}
1816 \geometry{margin=1cm,includeheadfoot}
1817 \geometry{margin=1cm,includeheadfoot,includemp}
1818 \geometry{margin=1cm,bindingoffset=1cm,twoside}
1819 \geometry{hmarginratio=2:1, vmargin=2cm}
1820 \geometry{hscale=0.5,twoside}
1821 \geometry{hscale=0.5,asymmetric}
1822 \geometry{hscale=0.5,heightrounded}
1823 \geometry{left=1cm,right=4cm,top=2cm,includefoot}
1824 \geometry{lines=20,left=2cm,right=6cm,top=2cm,twoside}
1825 \geometry{width=15cm, marginparwidth=3cm, includemp}
1826 \geometry{hdivide={1cm,,2cm}, vdivide={3cm,8in,}, nohead}
1827 \geometry{headsep=20pt, head=40pt,foot=20pt,includeheadfoot}
1828 \geometry{text={6in,8in}, top=2cm, left=2cm}
1829 \geometry{centering,includemp,twoside,landscape}
1830 \geometry{mag=1414,margin=2cm}
1831 \geometry{mag=1414,margin=2truecm,truedimen}
1832 \geometry{a5paper, landscape, twocolumn, twoside,
1833 left=2cm, hmarginratio=2:1, includemp, marginparwidth=43pt,
1834 bottom=1cm, foot=.7cm, includefoot, textheight=11cm, heightrounded,
1835 columnsep=1cm,verbose}
1837 FILTER
1838 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{COMMANDLINE} ... %#END
1839 \if0 から \fi までに囲まれた領域、もしくは %#SRC{...} で指定されたファイルを
1840 外部プログラム COMMANDLINE の標準入力として渡し、OUTPUTファイルを作成させる。
1842 .blockdiag
1843 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{blockdiag -T %t -o %o -} ... %#END
1844 <refer FILTER>
1846 http://blockdiag.com/ja/
1847 blockdiag によるテキスト→グラフ画像変換を用いる例を示す。
1848 LaTeXソース中に以下のように書いておく
1850 %#BEGIN FILTER{graph.png}{blockdiag -T %t -o %o -}
1851 \if0
1852 ===
1853 blockdiag {
1854 default_fontsize = 24;
1855 A -> B;
1857 ===
1858 \fi
1859 %#END
1861 そして、BEGIN...ENDの領域内で [prefix] t e (環境タイプセット)を呼ぶと
1862 2つの === で囲まれた部分を入力として
1864 blockdiag -T png -o graph.png -
1866 が呼ばれ、[ A ] -> [ B ] のようなグラフが graph.png に得られる。
1867 これをLaTeX本文中で \includegraphics すれば画像のソースを本文と同じ
1868 ファイルで一元管理できる。
1870 画像のソースを別ファイル(たとえば src.diag)にしたい場合は以下のようにする。
1872 %#BEGIN FILTER{graph.png}{blockdiag -T %t -o %o -}
1873 %#SRC{src.diag}
1874 %#END
1877 .nwdiag
1878 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{nwdiag -T %t -o %o -} ... %#END
1879 <refer .blockdiag>
1881 .seqdiag
1882 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{seqdiag -T %t -o %o -} ... %#END
1883 <refer .blockdiag>
1885 .actdiag
1886 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{actdiag -T %t -o %o -} ... %#END
1887 <refer .blockdiag>
1889 .rackdiag
1890 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{rackdiag -T %t -o %o -} ... %#END
1891 <refer .blockdiag>
1893 .dot
1894 %#BEGIN FILTER{OUTPUT}{dot -T %t -o %o} ... %#END
1895 <refer FILTER>
1897 http://www.graphviz.org/
1898 https://ja.wikipedia.org/wiki/Graphviz
1899 Graphviz によるテキスト→グラフ画像変換を用いる例を示す。
1900 LaTeXソース中に以下のように書いておく
1902 %#BEGIN FILTER{graph.png}{dot -T %t -o %o}
1903 \if0
1904 ===
1905 digraph {
1906 graph [charset="utf-8"]
1907 A -> B
1909 ===
1910 \fi
1912 そして、BEGIN...ENDの領域内で [prefix] t e (環境タイプセット)を呼ぶと
1913 2つの === で囲まれた部分を入力として
1915 dot -T png -o graph.png
1917 が呼ばれ、
1919 [ A ]
1920
1921 [ B ]
1923 のようなグラフが graph.png に得られる。
1926 LaiTeX
1927 a Little Assistant Interface for TeX on Vz
1928 おそらくあなたが今 Vz 上で使っているこのモード。
1929 LaTeXを効率的に使うための多くの機能を盛り込んでいます。
1931 【発音について】
1932 laitex.defなどプログラムを指す時は「らいてっく」、システムを指す時は「ら
1933 いちょう」と読みます。
1935 【補足】
1936 「雷鳥」の旧仮名遣いは「らいてう」だそうです。
1938 【謝辞】
1939 以下の方々の御協力を頂きました。ここに感謝申し上げます。
1941 (順不同/代表項目のみ)
1942 横田和也さん(マツダ)
1943 転載を行って頂きました。
1945 北岸隆史さん(豊橋技術科学大)
1946 小林克志さん(広島大)
1947 保甫恒喜さん(立命館大)
1948 小島昭二さん(静岡大)
1949 小林肇さん(金沢工業大)
1950 坂田一生さん(niftyserve)
1951 山際直之さん(niftyserve)
1952 並川仁さん(niftyserve)
1953 バグの指摘や、要望、励ましのメールを頂きました。
1954 (まとめてでごめんなさい -- 桂川)
1956 柴田みゆきさん(京都ソフトウェアリサーチ)
1957 Software Design 誌で本ソフトをご紹介いただきました。
1959 バッキー"毒ラッコ"トミザワさん(筑波大)
1960 雷鳥の為にノートパソコンを無償で貸与して下さいました。
1961 彼のおかげで、雷鳥ははばたくことが出来ました。
1963 laitex
1964 a Little Assistant Interface for TeX on Vz
1965 <refer LaiTeX>
1967 YaTeX
1968 (setq auto-mode-alist (cons '("\\.tex$" . yatex-mode) auto-mode-alist))
1969 おそらくあなたが今 Emacs で使っているこのモード。
1970 LaTeXを効率的に使うための多くの機能を盛り込んでいます。
1972 【発音について】
1973 yatex.elなどプログラムを指す時は「やてっく」、システムを指す時は「やちょ
1974 う」と読みます。
1976 【謝辞】
1977 以下の方々の御協力を頂きました。ここに感謝申し上げます。
1979 (順不同/代表項目のみ/所属は記載当時のもの)
1980 峯恒憲さん(九州大)
1981 Bibtex起動、typeset process の kill、エラー箇所の正しい判定
1982 の要望その他を頂きました。
1984 森中秀明さん(アンリツ)
1985 タイプセットバッファでの実行継続、lpq, bibtex起動、領域指定タイ
1986 プセット後のプレビュー対象ファイルのデフォルト値の変更、
1987 describe-mode、\verb の補完の要望、verbatim環境や\verbの中にある
1988 \begin{}, \end{} を数えないようにする要望、などを頂きました。
1990 石坂裕毅さん(富士通)
1991 YaTeX-get-error-file のバグレポートなどを頂きました。
1993 Bayardさん(asciinet)
1994 min-outとの連係の不具合の報告を頂きました。
1996 Kけんさん(asciinet)
1997 ms-dos固有の設定に関するバグレポートを頂きました。
1999 sa2cさん(asciinet)
2000 Mule用のパッチを頂きました。
2002 桂川直己さん(筑波大)
2003 数え切れないバグレポートと要望を頂きました。またVzへの移植版であ
2004 る laitex(雷鳥) を作成されました。また、「こんな機能はどうだろう?」
2005 と相談すると、「いらん」と一蹴し、しばらく経ってから「やっぱり欲
2006 しい」と言うなど、多くの混乱を招かせていただきました。
2008 1997年3月10日、交通事故により愛機ZZ-R1100(D1)と共にあの世へ旅立
2009 たれました。享年二十六歳。彼には、野鳥だけでなく私が手掛けた数多
2010 くのソフトウェアを作る動機、センスあふれるコメントなどを頂きまし
2011 た。現在の野鳥が皆様に支持されるように健やかに育ったのは彼のおか
2012 げと言っても過言ではありません。野鳥/雷鳥/白鳥/飛鳥/花鳥を使うと
2013 きに彼の安らかな眠りを私と共に祈って下さい。
2015 るねきちさん(asciinet)
2016 占い師だそうです。
2017 http://www.gentei.org/~yuuji/lune/astrology/
2019 三平善郎さん(慶應大)
2020 開き括弧の入力時の処理のモード分けのアイデアを頂きました。
2022 萩庭崇さん(慶應大)
2023 begin型補完の内側に文字があった場合それらをインデントしてほしい
2024 という要望を頂きました。
2026 田中健次郎さん(慶應大)
2027 タイプセット時に未セーブ状態の関連ファイルをセーブして欲しいとい
2028 う要望を頂きました。
2030 bauerさん(asciinet)
2031 アクセント補完の要望とアクセント記号の規則の情報等を頂きました。
2033 佐々木たろうさん(asciinet)
2034 数式環境の処理に関する多様なアイデア、ウィンドウ選択処理に関する
2035 ユーザインタフェースの繊細な改善案などを頂きました。
2037 Deslarさん(asciinet)
2038 byte-compile関係のバグ報告などを頂きました。
2040 tadfさん(asciinet)
2041 Demacsでのプロセス起動時のインタフェースの不具合の報告などを頂き
2042 ました。
2044 ほんまたけるさん(asciinet)
2045 パラグラフ境界をLaTeX用に設定しなおす要望などを頂きました。
2047 TUSKさん(asciinet)
2048 Texinfoドキュメント(初版)を作成して頂き、第二版に関するコメント
2049 と添削をして頂きました。
2051 横田和也さん(asciinet)
2052 dviout起動時の工夫の案、ミニバッファで読み込むもののヒストリを分
2053 けるアイデアのきっかけを頂き、ヘルプファイルの項目の提供をして頂
2054 きました。
2056 Nop.Mさん(asciinet)
2057 異なる環境での設定の不具合等のレポートを数多く頂きました。
2059 jaybirdさん(asciinet, bekkoame)
2060 ドキュメントの多くを英訳して下さいました。
2062 内山滋さん(成蹊大学)
2063 日本語入力モード判定関数のバグを直すパッチ、section-view のバグ
2064 報告、* 付きセクションコマンド対応の要望、\right, \left のアドイ
2065 ン関数作成に関する有用な情報などを頂きました。
2067 神貞介さん(niftyserve)
2068 dviout起動オプションに関するコメント、ヘルプファイルのバグ報告等
2069 を頂きました。
2071 藤枝和宏さん(JAIST)
2072 野鳥/雷鳥の Mailing List を設立して頂きました。
2074 松本憲彦さん(東京学芸大)
2075 マニュアルのバグを指摘して頂きました。
2077 小宮山康子さん(成蹊大)
2078 \item[] などの補完後 [] の中にカーソルを置く要望を頂きました。
2080 竹中浩さん(東京大)
2081 M-q (YaTeX-fill-paragraph) のバグを報告して頂きました。
2082 YaTeX-insert-amper をcontributeして頂きました。
2083 作者の数多くの凡ミスを丁寧に拾って下さいました。
2084 YaTeX-shift-section-undo の実現方法を教えていただきました。
2085 Wzへの移植版 HackTeX を作成されました。
2087 佐藤圭さん(慶應大)
2088 ネストした同種のitemize環境でのindentationの不具合を指摘して頂き
2089 ました。
2091 石川洋介さん(富士通)
2092 Mule2で斜体フォントを使用するための手順、auto-insertの存在を教え
2093 て頂きました。
2095 井上浩一さん(九州大学)
2096 MuleでフォーマットしたinfoファイルをNemacs用にコンバートする方法
2097 を教えて頂きました。
2099 田口直文さん(慶應大)
2100 font-lock の使い方を調査するといって、まだ何も教えてくれません。
2101 早くしてください:-)。
2103 吉田尚志さん(慶應大)
2104 label/ref補完で、labelやrefで始まる単語全てを候補にいれてしまう
2105 バグを報告して頂きました。
2107 吉田尚志さん(NTT DATA)
2108 Win32関連で多大なる貢献をして頂きました。
2110 上田佳明さん(豊橋技科大)
2111 Emacs 19.29 以降で生じるYaTeX-indent-new-comment-lineの不具合を
2112 指摘して頂きました。
2114 成宮隆之さん
2115 「野鳥わぁるど」というCoolなWWWページを作成して下さいました。
2117 田中敏さん(富山大学)
2118 AMS-LaTeX に対応するためのパッチを送って頂きました。
2120 西澤幸司さん(東北大学)
2121 田仲稔さん([株]ケイケンエンジニアリングシステム)
2122 begin型補完でおまかせ改行関数があれば、補完時に初期エントリを挿
2123 入するというアイデアを提供していただきました。
2125 葛西澄人さん(慶應大)
2126 YaTeX-default-pop-window-height の原案を頂きました。
2127 $ \% $ のような場合の数式モード終了判定のミスを指摘して頂きました。
2129 安藤利和さん(金沢工大)
2130 野鳥を使うTipsをまとめた「あなたもわたしも野鳥の…」というWWWペー
2131 ジを作成して下さいました。
2133 小原功任さん(神戸大学)
2134 AMS-LaTeXでの数式環境の不足分定義と、\[ .. \] ではfillしない事を
2135 指摘して頂きました。
2137 竹内 奏吾さん(電通大)
2138 YaTeX-section-overview の不具合を修正するパッチを送って頂きました。
2140 宇佐見 Kousukeさん()
2141 数式モードでのセクション型マクロ対応の要望と足すべきマクロ一覧を
2142 頂きました。
2144 松田茂樹さん(千葉大)
2145 AMS LaTeX用のいくつかの関数、YaTeX-change-parentheses などを作成
2146 して頂きました。
2148 安宅 正之さん(東京理科大)
2149 かな漢字変換自動OFF機能の T-Code 対応パッチを送って頂きました。
2151 土屋 雅稔さん(京大)
2152 用紙指定オプションなどたくさんのパッチとコメントを頂きました。
2154 太田康広さん(buffalo.edu)
2155 山尾貴則さん(東北大)
2156 Meadowユーザのための詳細インストールドキュメントを書いて下さいました。
2158 重森正樹さん(東京大)
2159 数え切れないバグレポートとコメントを頂きました。
2161 瀬戸亮平さん(立命館大)
2162 Carbon Emacs(MacOS X) での使用のための情報をたくさん頂きました。
2163 AMS-LaTeXで使う重要なマクロの情報をたくさん頂きました。
2168 yatex
2169 (setq auto-mode-alist (cons '("\\.tex$" . yatex-mode) auto-mode-alist))
2170 <refer YaTeX>