yatex
view help/YATEXHLP.jp @ 53:5f4b18da14b3
Fix functions relating YaTeX-beginning-of-environment or
YaTeX-end-of-environment.
Line indentation by TAB much improved.
Functions that work at enclosing environments, YaTeX-enclose-<ENVNAME>,
introduced. Functions for enclosing verbatim and equations are supplied.
SPC, DEL, +, - in YaTeX-hierarchy buffer.
Compensate odd highlighting of hilit19.
| author | yuuji |
|---|---|
| date | Thu, 02 Feb 1995 17:18:29 +0000 |
| parents | 5d94deabb9f9 |
| children | 2d45e43fb35f |
line source
1 textfloatsep
2 \addtolength{\textfloatsep}{長さ}
3 ページ先頭のfloatまたは、ページ最下部のfloatとテキストとの間隔。
5 floatsep
6 \addtolength{\floatsep}{長さ}
7 floatとfloatの間隔。
9 oddsidemargin
10 \setlength{\oddsidemargin}{長さ}
11 右ページの左端から1インチ(2.54cm)の線と本文の距離
13 pagestyle
14 \pagestyle{スタイル}
15 出力ページのヘッダとフッタのスタイルを決める。スタイルには以下のものがある:
16 plain 標準スタイル. フッタにページ番号だけつける.
17 empty ヘッダにもフッタにも何も出力しない.
18 headings ヘッダにセクションに応じた見出しとページ番号をつけ
19 フッタには何も出力しない.
20 myheadings headingsのスタイルで、ヘッダの情報を \markbpth と
21 \markright で指定できる.
23 thispagestyle
24 \thispagestyle{スタイル}
25 現在のページだけのスタイルを決定する。
27 pagenumbering
28 \pagenumbering{スタイル}
29 ページ番号のスタイルを決める。スタイルには以下のものがある:
30 arabic アラビア数字
31 alph 小文字の英字
32 Alph 大文字の英字
33 roman 小文字のローマ数字
34 Roman 大文字のローマ数字
36 shortstack
37 \shortstack[場所]{重ねて\\表示する\\内容}
38 {}内の内容を\\で区切られた単位毎に積み重ねて表示する。
39 [場所]は、l(左寄せ)、c(センタリング)、r(右寄せ)のいずれか。
41 newlength
42 \newlength{NAME}
43 NAMEという長さコマンドを新たに宣言する。
45 addtolength
46 \addtolength{長さコマンド}{数値}
47 第1引数の長さを第2に引数の数値を足す。
48 代表的なスタイルパラメータについては \setlength の項を参照せよ。
50 setlength
51 \setlength{長さコマンド}{数値}
52 第1引数の長さを第2に引数の数値に設定する。
53 代表的なスタイルパラメータは以下の通り:
54 (スタイルパラメータの変更はプリアンブルで行うこと)
55 \evensidemargin \footheight \footskip \headheight
56 \headsep \marginparsep \marginparwidth \oddsidemargin
57 \textheight \textwidth \topmargin \topskip
58 \parindent \baselineskip \baselinestretch \parskip
59 \columnsep \columnseprule \mathindent
61 settowidth{\NAME}{TEXT}
62 \hbox{TEXT}の出力結果と同じ幅に長さ\NAME をセットする。
64 evensidemargin
65 \setlength{\evensidemargin}{長さ}
66 左ページの左端から1インチ(2.54cm)の線と本文の距離
68 footheight
69 \setlength{\footheight}{長さ}
70 フッタの高さ
72 footskip
73 \setlength{\footskip}{長さ}
74 本文の箱の下端とフッタの距離
76 headheight
77 \addtolength{\headheight}{長さ}
78 ヘッダの高さ
80 headsep
81 \setlength{\headsep}{長さ}
82 ヘッダと本文の間隔
84 marginparsep
85 \addtolength{\marginparsep}{長さ}
86 傍注と本文の間隔
88 marginparwidth
89 \addtolength{\marginparwidth}{長さ}
90 傍注の幅
92 oddsidemargin
93 \addtolength{\oddsidemargin}{長さ}
94 右ページの左端から1インチ(2.54cm)の線と本文の距離
96 textheight
97 \addtolength{\textheight}{長さ}
98 本文の高さ
100 textwidth
101 \addtolength{\textwidth}{長さ}
102 本文の幅
104 topmargin
105 \addtolength{\topmargin}{長さ}
106 ページ上端から1インチの線とヘッダの距離
108 topskip
109 \addtolength{\topskip}{長さ}
110 本文の箱の上端と一行目のテキストとの間隔
112 parindent
113 \setlength{\parindent}{長さ}
114 \parindent 段落の先頭の字下げ幅.
116 linewidth
117 \addtolength{\linewidth}{長さ}
118 \linewidth 行の幅.
120 baselineskip
121 \addtolength{baselineskip}{長さ}
122 \baselineskip 行のベースライン間の最低限の高さ.
124 baselinestretch
125 \renewcommand{baselinestretch}{1.5}
126 \baselinestretch \baselineskip に乗ずる係数. (default=1)
127 (* \setlengthなどではなく、\renewcommandで再定義する。)
129 parskip
130 \addtolength{\parskip}{長さ}
131 \parskip 段落前の垂直スペース.
133 columnsep
134 \addtolength{\columnsep}{長さ}
135 \columnsep 2段組みの時の段間の幅.
137 columnseprule
138 \addtolength{\columnseprule}{長さ}
139 二段組の時の段間の罫線の太さ.
141 columnwidth
142 \addtolength{\columnwidth}{長さ}
143 二段組の時には (\textwidth - \columnsep)/2
144 そうでない時は、\textwidth
147 columnseprule
148 \addtolength{columnseprule}{長さ}
149 \columnseprule 2段組みの時の段間の罫線の幅. (default=0pt)
151 mathindent
152 \addtolength{mathindent}{長さ}
153 \mathindent スタイルオプションで fleqn を指定した場合の、
154 左マージンからの数式の字下げ幅.
156 LaTeX
157 \LaTeX
158 \LaTeX のロゴを表示。\LaTeX の定義は以下の通り。
159 \def\LaTeX{{\rm L\kern-.36em\raise.3ex\hbox{\sc a}\kern-.15em
160 T\kern-.1667em\lower.7ex\hbox{E}\kern-.125emX}}
162 fragile
163 ** LaTeX用語 **
164 引数によって展開結果が変わるようなコマンドをいう。
165 その逆は robust なコマンド。
167 robust
168 ** LaTeX用語 **
169 展開結果が常に変わらないようなコマンドをいう。
170 フォント/サイズ指定子、長さコマンド、数式モード中に使う多くのコマンドは
171 robustなコマンド。
172 (maketitle型コマンドのうちオプション引数を全くとらないものと考えて良い)
174 protect
175 \protect「fragileなコマンド」
176 引数によって結果が変わるようなコマンドを「fragileなコマンド」と言う。
177 一方、引数がいろいろな箇所で参照されるコマンドを「動く引数を取るコマンド
178 と言う。これは chapter や caption など目次などから参照される引数をとるも
179 のや、tabular/array 環境の @ 表現が該当する。
181 さて、これらの「動く引数を取るコマンド」の引数に「fragileなコマンド」を
182 与える時に(fragileなコマンドの直前に)使うのが \protect である。以下は典
183 型的な利用例である。
185 \newcommand{\thissystem}[1]{YaTeX version #1}
186 \chapter{\protect \thissystem{1.50}について}
188 newcommand
189 \newcommand{\コマンド名}[引数の数]{定義}
190 「コマンド名」を「引数の数」個の引数を取る「定義」であるマクロとして定義
191 する。定義中でn番目の引数は #n として参照する。
192 \newcommand{\foo}[1]{\underline{#1}}
193 とすると \foo{bar} は \underline{bar} と展開される。したがってフォント指
194 定子を含む場合newcommandの{}につられて、
195 \newcommand{\foo}[1]{\bf #1}
196 とすると \foo{bar} がテキスト中で \bf bar と展開されてしまうので、
197 \newcommand{\foo}[1]{{\bf #1}}
198 としなければならない。
200 「コマンド名」のマクロが既に定義されている場合はエラーとなる。再定義す
201 る場合は、\renewcommandを使う。
203 renewcommand
204 \renewcommand{\コマンド名}[引数の数]{定義}
205 既に定義されているコマンドを別の内容で再定義する。
206 以下は \newcommand の説明。
207 <refer newcommand>
209 newenvironment
210 \newenvironment{環境名}[引数の数]{定義1}{定義2}
211 新たな環境を定義する。
212 \begin{環境名}の時の展開内容を「定義1」に\end{環境名}の時の展開内容を
213 「定義2」に記述する。
214 \newcommand{\環境名}{定義1} \def{\end環境名}{定義2}
215 と同値。
217 renewenvironment
218 \renewenvironment{環境名}[引数の数]{定義1}{定義2}
219 既に定義されている「環境名」を別の内容で再定義する。
220 以下は、\newenvironmentの説明。
222 <refer newenvironment>
224 typeout
225 \typeout{メッセージ}
226 タイプセット中に「メッセージ」を端末に出力する。
228 typein
229 \typein{メッセージ} \typein[\マクロ]{メッセージ}
230 タイプセット中に「メッセージ」をプロンプトに出し、入力した結果を実行する。
231 第二の書式では、「\マクロ」を入力したものに定義する。
233 par
234 \par
235 段落の区切りの役割をする。空行と同じ。
237 everypar
238 \everypar
239 RTFM
241 nopagebreak
242 \nopagebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
243 改頁を強さiで抑制する([i]を省略すると4)。
245 pagebreak
246 \pagebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
247 改頁を強さiで促す([i]を省略すると4)。
249 linebreak
250 \linebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
251 改行を強さiで促す([i]を省略すると4)。
253 nolinebreak
254 \nolinebreak[i] (i = 0,1,2,3,4)
255 改行を強さiで抑制する([i]を省略すると4)。
257 samepage
258 \samepage
259 改頁を禁止する。
260 RTFM
262 obeycr
263 \obeycr
264 <CR> を \\. に定義する。→\restorecr
266 restorecr
267 \restorecr
268 \obeycrで変更した<CR>の定義を元に戻す。
270 \
271 \\ \\[長さ]
272 (任意の場所で)改行する。段落中では、\newline と同じ。
273 オプション引数の[長さ]を指定すると、次の行との間隔を
274 \vspace{長さ}によって確保する。
276 addvspace
277 \addvspace{スキップ}
278 縦方向の間隔に「スキップ」の値を足す。ただし
279 \addvspace{S1} \addvspace{S2} と複数の値を同時に指定しても
280 \addvspace{S1,S2のうち大きいほう} と同値になる。
282 vspace
283 \vspace{間隔} \vspace*{間隔}
284 垂直方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
285 \vspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\vspace はページの先頭や
286 末尾でははたらかない。
288 vspace*
289 \vspace{間隔} \vspace*{間隔}
290 垂直方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
291 \vspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\vspace はページの先頭や
292 末尾でははたらかない。
294 hspace
295 \hspace{間隔} \hspace*{間隔}
296 水平方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
297 \hspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\hspace は行の先頭や末尾では
298 はたらかない。
300 hspace*
301 \hspace{間隔} \hspace*{間隔}
302 水平方向に「間隔」ぶんのスペースを足す。
303 \hspace* はどんな場所でもスペースを足すが、\hspace は行の先頭や末尾では
304 はたらかない。
306 smallskip
307 \smallskip
308 垂直方向に小さな間隔を空ける。
309 \def\smallskip{\vspace\smallskipamount}
311 medskip
312 \medskip
313 垂直方向に中くらいの間隔を空ける。
314 \def\medskip{\vspace\medskipamount}
316 bigskip
317 \bigskip
318 垂直方向に大きな間隔を空ける。
319 \def\bigskip{\vspace\bigskipamount}
321 ,
322 \,
323 狭いスペースを空ける。段落モード、LRモード、数式モードいずれでも利用可。
324 クォートの中にクォートを書くときなどに用いる。
325 例: ``\,`Foo', he said.''
326 数式モードで使えるスペースには以下のものがある:
327 \: 少し広い
328 \! 負で狭い
329 \; 広い
331 :
332 $\:$
333 少し広いスペース。数式モードのみ。
335 !
336 $\!$
337 狭い負のスペース。数式モードのみ。
339 ;
340 $\;$
341 広いスペース。数式モードのみ。
343 @whilenum
344 \@whilenum TEST \do {BODY}
345 この辺あとで
347 nofiles
348 \nofiles
349 プリアンブルで宣言すると、.aux, .idx, .lof, .lot, .toc ファイルの作成が
350 抑制される。
352 includeonly
353 \includeonly{sub1} \includeonly{sub1,sub3}
354 \include{}で読み込むファイルのうち、実際に読み込み処理するものを指定する。
355 (.texは省略可)
356 \includeonlyの引数リストにないファイルはまったく処理されない、または前回
357 以前に処理されている場合そこから全く変更がないものとして扱われる。
359 include
360 \include{FILE}
361 \clearpage \input{FILE} \clearpage
362 と同じはたらきをする。
364 input
365 \input{FILE}
366 FILE.tex がそこにあるかのように処理を続ける。
368 setcounter
369 \setcounter{FOO}{VAL}
370 カウンタFOOの値をVALに設定する。
372 addtocounter
373 \addtocounter{FOO}{VAL}
374 カウンタFOOの値にVALを加える。
376 newcounter
377 \newcounter{COUNTER}[OLDCTR]
378 新しいカウンタCOUNTERを設定する。
379 オプション引数[OLDCTR]を指定すると、既存のカウンタOLDCTRの値が
380 \stepcounter もしくは \addtocounter で変更されるたびにCOUNTERの値もリセッ
381 トされる。
383 value
384 \value{COUNTER}
385 COUNTERの値を返す。\protect を前置してはならない。
387 stepcounter
388 \stepcounter{FOO}
389 カウンタFOOの値をインクリメントする。FOOに従うカウンタがあればそれらをリ
390 セットする。
392 refstepcounter
393 \refstepcounter{FOO}
394 カウンタFOOの値をインクリメントする。FOOに従うカウンタがあればそれらをリ
395 セットする。\stepcounterとの違いは、\refstepcounter{FOO} の直後に
396 \label{hoge} があった場合に、\ref{hoge} の値が \value{FOO} を持つように
397 「\ref値」を設定することである。
399 arabic
400 \arabic{COUNTER}
401 アラビア数字でCOUNTERの値を出力。
403 roman
404 \roman{COUNTER}
405 小文字のローマ数字でCOUNTERの値を出力。
407 Roman
408 \Roman{COUNTER}
409 大文字のローマ数字でCOUNTERの値を出力。
411 alph
412 \alph{COUNTER}
413 小文字の英字でCOUNTERの値を出力。
415 Alph
416 \Alph{COUNTER}
417 大文字の英字でCOUNTERの値を出力。
419 fnsymbol
420 \fnsymbol{COUNTER}
421 脚注シンボル(1 = *, 2 = \dagger, ...) でCOUNTERの値を出力。数式モードのみ。
423 label
424 \label{LABEL}
425 ラベルLABELの値をその時の「\ref値」に設定する。
426 この値は、\ref{LABEL}によって参照される。また\pageref{LABEL}により
427 \label{LABEL}の存在するページ番号が参照される。
428 「\ref値」とは \section などのセクションコマンド、enumerate環境での
429 \item コマンド、theorem環境などによって設定される値である。例えば、
430 enumerate環境中の \item の直後ではそのitemの番号が「\ref値」となり、
431 そこにある \label{LABEL} はitemの番号をLABELにセットする。
433 ref
434 \ref{LABEL}
435 \label{LABEL}で設定したLABELの値を参照する。
436 本文中で設定されたラベルにたいしてはページ番号が、
437 図表中で設定されたラベルは図表番号が、
438 enumerateされたitemで設定されたラベルにたいしては、item番号が返される。
440 pageref
441 pageref{LABEL}
442 \label{LABEL}の存在するページ番号を参照する。
444 (
445 \( 数式 \)
446 文中数式を組む。
447 \begin{math} 数式 \end{math}
448 と同値。\( および \)は fragile.
450 )
451 \( x^2 = 4 \)
452 文中数式を組む。
453 \begin{math} 数式 \end{math}
454 と同値。\( および \)は fragile.
456 [
457 ディスプレイ数式を組む。
458 \[ 数式 \]
459 \begin{displaymath} 数式 \end{displaymath}
460 と同値。\[ および \]は fragile.
462 )
463 \[ 数式 \]
464 ディスプレイ数式を組む。
465 \begin{displaymath} 数式 \end{displaymath}
466 と同値。\[ および \]は fragile.
468 equation
469 \begin{equation} 数式 \end{equation}
470 番号つきの数式をdisplaymath環境で組む。
472 eqnarray
473 \begin{eqnarray} 方程式の並び \end{eqnarray}
474 方程式の並びを3つの桁に整理して出力する。3つの桁は&記号によって、
475 「左辺 & 等不等号 & 右辺」のように区切られる。例えば以下のようにする。
476 \begin{eqnarray}
477 3x + 2y & = & 4 \\
478 x - 4y & = & -5
479 \end{eqnarray}
480 eqnarray* 環境は数式番号を出力しないほかはeqnarray環境と同じである。
482 eqnarray*
483 \begin{eqnarray*} 方程式の並び \end{eqnarray*}
484 数式番号を出力しないほかはeqnarray環境と同じである。
486 frac
487 \frac{分子}{分母}
488 分子
489 ------ のような分数形式を組む。{分子 \over 分母} と同じ。
490 分母
492 sqrt
493 \sqrt[N]{式}
494 「式」のN乗根をあらわす数式。[N]を省略すると平方根。
496 lefteqn
497 \lefteqn{式}
498 ディスプレイ数式モードにおいて、「式」が幅ゼロであるとみなして、左寄せす
499 る。たとえばeqnarray環境において、左辺が長くなってしまう場合に、行を
500 折り畳むために利用する。
501 \begin{eqnarray}
502 \lefteqn{a_1 + a_2 + \cdots + a_n =} \\
503 & & a_1 + b_1 + \cdots + z_1 + \\
504 & & b_2 + c+2 + \cdost + z_2
505 \end{eqnarray}
507 center
508 \begin{center} 内容 \end{center}
509 「内容」を中央寄せする。各行は\\によって改行位置を指定する。
510 → \centering
512 flushright
513 \begin{flushright} 内容 \end{flushright}
514 「内容」を右寄せする。各行は\\によって改行位置を指定する。
515 → \raggedright
517 flushleft
518 \begin{flushleft} 内容 \end{flushleft}
519 「内容」を左寄せする。各行を\\によって改行位置を指定するとその位置で改行
520 するが、指定しないと適当な行長のところで改行してくれる。
521 → \raggedleft
523 centering
524 \centering
525 段落をセンタリングして組版する。
526 たとえば table環境、figura環境の先頭で宣言すると環境の終りまでをセンタリ
527 ングして組む。
529 raggedright
530 \raggedright
531 段落の右端を不揃いにして組版。
532 結果として左寄せになる。
534 raggedleft
535 \raggedleft
536 段落の左端を不揃いにして組版。
537 結果として右寄せになる。
539 raggedbottom
540 \raggedbottom
541 組版する時に各ページの高さに多少のずれがあっても許容する。
542 プリアンブルで指定する。
543 →\flushbottom
545 flushbottom
546 \flushbottom
547 組版する時に各ページの高さを正確にそろえる。
548 プリアンブルで指定する。
549 →\raggedbottom
551 sloppy
552 \sloppy
553 \sloppy を指定すると、各行を必ず右マージンで折り返す代わりに、
554 単語間の空白を大目に見る。
555 →\fussy
557 fussy
558 \fussy
559 通常の組版規則に戻る。
560 →\sloppy
562 sloppypar
563 \begin{sloppypar} 段落 \end{sloppypar}
564 段落を \sloppy で組む。
565 →\sloppy
567 verbatim
568 \begin{verbatim} 内容 \end{verbatim}
569 「内容」を固定幅フォントのタイプライタ書体で表示し、すべての文字を(TeXの
570 シーケンスとしてではなく)そのまま解釈する。
572 #「ばーばちむ」じゃなくて「ばーべいたむ」だ!
574 verbatim*
575 \begin{verbatim*} 内容 \end{verbatim*}
576 通常のverbatim環境において、スペース文字を空白ではなく、TeXbook に載って
577 いるスペース文字のように印字する。
579 (註)こういう感じ→ |_|
580 (苦しい…)
582 list
583 \begin{list}{デフォルトラベル}{整形パラメータ} ... \end{list}
584 リスト環境に入る。リスト環境では \item で指定された各項目を一定の字下げ
585 で列挙する。第1引数には \item のオプション引数のラベルが省略された時のデ
586 フォルトラベルを指定し、第2引数には各itemを置く時に処理されるパラメータ
587 を指定する。
588 例:
589 \begin{list}%
590 {$\diamond$}
591 {\addtolength{\leftmargin}{4em}}
592 \item 第1引数には\verb|\item| にオプション引数をつけなかった時にふる、
593 デフォルトのラベルを与える。
594 \item 第2引数には各itemを置く時に処理されるパラメータを与える。
595 \item[*] のようにオプション引数をつけるとそれがラベルとなる。
596 \end{list}
598 list環境の体裁を制御する変数には以下のものがある(括弧内は既定値)。
599 水平方向:
600 <refer list環境の体裁を制御する変数>
602 list環境の体裁を制御する変数
603 \labelwidth itemのラベルの幅
604 \labelsep ラベルの右端と最初のアイテムのテキストとの間隔
605 \leftmargin list環境内での左マージン
606 \rightmargin 同右マージン (0pt)
607 \itemindent itemの直前に加えられるインデント幅 (0pt)
608 \linewidth 一行の幅
609 \listparindent 各パラグラフの先頭のインデント(ただし\itemの付いている先
610 頭のパラグラフを除く)(0pt)
612 垂直方向:
613 \topsep list環境に入る前のパラグラフと最初のitemとの間隔
614 \partopsep list環境で新しいパラグラフをはじめる時に\topsepに加えら
615 れる付加的な間隔
616 \itemsep 連続するitemどうしの間隔
617 \parsep 一つのitem内でのパラグラフどうしの間隔
620 itemize
621 \begin{itemize} \item アイテム1 ... \item アイテムn \end{itemize}
622 項目を列挙するための環境。
623 最大4つまでネストできる。
624 各レベルのitemの頭につく記号は、\labelitemi, \labelitemii,
625 \labelitemiii, \labelitemiv で制御される。
627 itemize環境の体裁を制御する変数には以下のものがある。
628 <refer list環境の体裁を制御する変数>
631 enumerate
632 \begin{enumerate} \item アイテム1 ... \item アイテムn \end{enumerate}
633 項目を番号つきで列挙するための環境。
634 最大4つまでネストできる。
635 各レベルのitemの頭につく番号は、enumi, enumii, enumiii, enumiv
636 が保持していて、各itemのラベルは、\labelenumi, ..., \labelenumiv
637 で生成される。また、\p@enumN\theenumN は \ref値を設定する。
638 (Nはレベルの深さ。\ref値については\refの説明を参照せよ)
639 たとえば
640 \def\theenumii{\alph{enumii}}
641 \def\p@enumii{\theenumi\theenumii}
642 \def\labelenumii{(\theenumii)}
643 とすると \ref値が 3a などのように設定される。
645 enumerate環境の体裁を制御する変数には以下のものがある。
646 <refer list環境の体裁を制御する変数>
648 item
649 \item \item[LABEL]
650 itemize, enumerate, description 環境などで項目を開始する。
651 [LABEL]を指定するとラベルとしてLABELを出力する。
653 description
654 \begin{description} \item[見出し単語] 説明 ... \end{description}
655 [見出し単語]を見出しとする
657 subitem
658 \subitem 項目
659 サブアイテムを定義。
661 subsubitem
662 \subsubitem 項目
663 サブサブアイテムを定義。
665 makebox
666 \makebox[WID][POS]{オブジェクト} \makebox(X,Y)[POS]{オブジェクト}
667 第1の書式では、オブジェクトをWIDで指定した幅として、\hbox 内の
668 POSで指定した場所に配置する。POSにlを指定すると左寄せ、rを指定すると右寄せ、
669 何も指定しないとセンタリングされる。
670 第2の書式では、picuture環境で大きさ(X,Y)の(\unitlengthを基準とする)
671 \hbox にオブジェクトを配置する。配置位置POSは第1の書式と同様。
673 mbox
674 \mbox{オブジェクト}
675 \makebox{オブジェクト}と同じ。
677 newsavebox
678 \newsavebox{\CMD}
679 新規のボックス保存用コマンドを定義する。\CMDは \savebox コマンドで
680 ボックスを保存するために使う。\newsaveboxで宣言したコマンド名は
681 常にグローバルとなる。
683 savebox
684 \savebox{\CMD}{テキスト}
685 ボックスを組む内容である「テキスト」の結果を\CMDに保存する。
686 「テキスト」は \makebox への引数と全く同じであるが、「テキスト」を
687 処理した結果はその場に表示はしない。\usebox{\CMD}により処理したボックス
688 が置かれる。
690 sbox
691 \sbox{\CMD}{テキスト}
692 \saveboxと同じ。sboxはrobust, saveboxはfragile
694 framebox
695 \framebox{オブジェクト}
696 「オブジェクト」に枠をつけて\makeboxと同様の処理をする。
697 枠の線の太さは \framerule、オブジェクトとの間隔は \framesep で決まる。た
698 だしpicture環境で \framebox(X,Y){オブジェクト}とした場合は、picture環境
699 用の線の太さに従い、外枠とオブジェクトとの間隔は空けられない。
701 fbox
702 \fbox{オブジェクト}
703 \framebox{オブジェクト}と同じ。
704 \fboxはrobust, \frameboxはfragile
706 parbox
707 \parbox[POS]{WIDTH}{TEXT}
708 TEXTをWIDThの幅で組んでボックスを作成する。ボックスの位置はPOSによって
709 c : センタリング(デフォルト)
710 b : ボックスの一番下の線が現テキストのラインに合う
711 t : ボックスの一番上の線が現テキストのラインに合う
712 のように決められる。\parboxではパラメータが以下のようにリセットされる。
714 \parskip = 0pt
715 \linewidth = \hsize
716 \@totalleftmargin = 0pt
717 \leftskip = 0pt
718 \rightskip = 0pt
719 \@rightskip = 0pt
720 \parfillskip = 0pt plus 1fil
721 \lineskip = \normallineskip
722 \baselineskip = \normalbaselineskip
724 minipage
725 \begin{minipage}[pos]{WIDTH} TEXT \end{minipage}
726 \parbox とほぼ同様WIDTHの幅のTEXTをボックスとして組む。ボックスの位置は
727 POSによって
728 c : センタリング(デフォルト)
729 b : ボックスの一番下の線が現テキストのラインに合う
730 t : ボックスの一番上の線が現テキストのラインに合う
731 のように決められる。
732 parboxと違い、TEXTは通常のパラグラフとして組まれる。
734 rule
735 \rule[RAISED]{WIDTH}{HEIGHT}
736 幅 WIDTH x 高さ HEIGHT の罫線を作る。RAISEDが指定された場合、その分だけ
737 上に上げられる。
739 underline
740 \underline{TEXT}
741 TEXTに下線をつけて表示。
743 raisebox
744 \raisebox{DISTANCE}[HEIGHT][DEPTH]{BOX}
745 BOXをDISTANCEだけ上げて組む。
746 HEIGHT, DEPTH を指定すると、TeXから見たBOXの「高さ」と「深さ」
747 (註:これらの用語についてはTeXBookなどを参照のこと)
748 を HEIGHT, DEPTH に指定する。
750 tabbing
751 \begin{tabbing} \= text1.1 \= text1.2 \\ \> text2.1 \> text2.2 \end{tabbing}
752 桁揃えを行う環境を作る(入れ子不可)。例えば、
753 \begin{tabbing}
754 \= 項目1 \hspace*{2em} \= 項目2 \hspace*{3em} \= 項目3 \\
755 \> いろは \> にほへ \> とちり \+ \\
756 \> ぬるを \> わかよ \\
757 \> たれそ \- \\
758 \> つねな \> らむう \> ゐのお
759 \end{tabbing}
760 上のtabbing環境は以下のように3つのタブ位置で組まれる。
761 (1番目) (2番目) (3番目)
762 いろは にほへ とちり
763 ぬるを をかよ
764 たれそ
765 つねな らむう ゐのお
766 \2em/ \3em/
767 tabbing環境におけるタブ位置操作コマンドは以下の通り(nは1から):
768 \= n番目のタブ位置を現在位置に設定しタブカウンタ(n)を1進める
769 \\ 改行してタブカウンタをリセットする(n=1)
770 \> 位置をn番目のタブ位置に設定し、カウンタを1進める
771 \+ 次の行のタブカウンタの初期値に1加える \+ \\ とすると次の行の最初
772 の \> は2番目のタブ位置を示す. \+ を複数書くとその数だけタブカウ
773 ンタの初期値が増える
774 \- \+とは逆に、次の行のタブカウンタの初期値から1引く
775 \< 一つ前のタブカウンタに戻ってそのタブ位置をセット. 行頭のみ
776 \' \'以降を通常のタブ位置より \tabbingsep 分だけ右寄せして出力
777 \` \`以降のテキストをすべて右寄せして出力
778 \pushtabs それまで用いていたタブストップ位置を全てpush
779 \poptabs それまで用いていたタブストップ位置を全てpop. \pushtabs と
780 \poptabs は必ず対になっていなければならない. 入れ子可
781 \aX Xは = か ' か ` tabbing環境でない通常のアクセントは
782 \a= \a' \a` で表わす
783 \kill 現在行のテキストは出力せずタブ設定だけ解釈する
785 array
786 \begin{array}{プリアンブル} C1 & C2 & .. & Cn \\ D1 ... \end{array}
787 (数式などによる)配列を作成する。行列などは array 環境で作成する。
788 詳しい説明は tabular 環境を参照。
790 tabular
791 \begin{tabular}[OPT]{プリアンブル} C1 & C2 & .. & Cn \\ D1 ... \end{tabular}
792 表を作成する。
793 【[OPT]】(省略可)
794 [t] 表の上端を現在の行に合わせる
795 [b] 表の下端を現在の行に合わせる
796 【プリアンブル】
797 c カラムを一つ指定し、そのカラムをセンタリング
798 l カラムを一つ指定し、そのカラムを左寄せ
799 r カラムを一つ指定し、そのカラムを右寄せ
800 @{表現} 「表現」をカラム毎に挿入する。これを指定すると
801 \arraycolsep や \tabcolsep のスペーシングは抑制される
802 *{N}{PRE} PREを N 回書いたのと同様の作用
803 p{LEN} そのカラムをLENの長さのparboxエントリとして作成する
805 【array, tabular 環境で使えるコマンド】
806 \multicolumn
807 <refer multicolumn>
808 \vline
809 <refer vline>
810 \hline
811 <refer hline>
812 \cline{i-j}
813 <refer cline>
814 \extracolsep{W}
815 <refer extracolsep>
818 以下の例を参照せよ。
820 \LaTeX 表記 印刷形式
821 \begin{array}{ccr}
822 x+y+z & a_1 & 1 \\ x+y+z a1 1
823 x+z & a_2 & 21 \\ x+z a2 21
824 y & a_3 & 321 y a3 321
825 \end{array}
827 \[ \left(
828 \begin{array}{cccc}
829 a_{11} & a_{12} & \dots & a_{1n} \\ / a11 a12 ... a1n \
830 a_{21} & a_{22} & \dots & a_{2n} \\ | a21 a22 ... a2n |
831 \vdots & \vdots & \ddots& \vdots \\ | : : \. : |
832 a_{n1} & a_{n2} & \dots & a_{nn} \ an1 an2 ..: ann /
833 \end{array}
834 \right)\]
836 array環境を \right( \left) で囲むと配列自体を大きな括弧で括る。同様に、
837 \right\{ \left\} で配列を中括弧で、\right[ \left] で配列を大括弧で、
838 \right| \left| で配列をノルム記号(絶対値記号)で括ることができる。
839 \right の数と \left の数は必ず同じでなければならないが、\right( \left]
840 のように括弧の種類は違ってもよい。\right. のように . をつけると見えない
841 括弧が出力される。
843 \[ 答 \cdots \left\{ /
844 \begin{array}{ccc} | x = 5
845 x & = & 5 \\ 答 ... <
846 y & = & 3 | y = 3
847 \end{array} \right. \] \
849 array環境を制御する変数には以下のものがある:
850 \arraycolsep : array環境の各カラム間の間隔の半分
851 \tabcolsep : tabular環境の各カラム間の間隔の半分
852 \arrayrulewidth : 罫線の幅
853 \doublerulesep : array, tabular環境での隣接した罫線(二重罫線?)間の間隔
854 \arraystretch : \baselinestretch と同様行間スペースの比率を決める
855 \renewcommandで再定義する
857 tabular環境は、ページを跨ることができない。これを可能にするスタイルファ
858 イルとして、supertab.styがある。
860 tabular*
861 \begin{tabular*}{幅}{プリアンブル} ... \end{tabular*}
862 幅を指定してtabular環境を作成。
863 この幅を充填するだけのスペースをプリアンブルの \extracolsep{} コマンドで
864 確保する。
865 \begin{tabular*}{10em}[b]{|c@{\extracolsep{\fill}}|c|c|}
866 \hline
867 a & b & c \\ \hline
868 1 & 2 & 3
869 \end{tabular*}
870 tabular環境の説明を参照のこと。
872 multicolumn
873 \multicolumn{N}{FORMAT}{ITEM}
874 tabular環境で現在のカラムを含めNこのカラムをFORMATに従った
875 ITEMで埋める。FORMATはl,r,cのうち(最大)ひとつ
877 vline
878 \vline
879 tabular環境でそのカラムに縦線を引く. 縦線の位置はそのカラムに
880 指定されている l, r, c によって決まる
882 hline
883 \hline
884 tabular環境で、行間に水平線を引く. 環境の最初のエントリの直前、
885 もしくは \\ の直後に来なければならない. もし \hline を続けて
886 指定すると\doublerulesep 分の空白が空けられる(標準では罫線の
887 箱自体が分割されてしまう)
889 cline
890 \cline{i-j}
891 tabular環境中、i番目からj番目のカラムに横線を引く. \hlineと同様
893 extracolsep
894 \extracolsep{W}
895 tabular環境の@表現の中で用いると、幅Wのスペースをそれ以降の
896 全てのカラムの左側に加える
898 picture
899 \begin{picture}(WIDTH,HEIGHT)(X,Y) ..contents.. \end{picture}
900 幅WIDTH, 高さHEIGHT の描画ボックスを作成。このボックスの左下の座標は
901 (X,Y) となる(省略すると(0,0))。これらの引数の数値を含め、picuture環境の
902 数値は \unitlength に対する相対値であらわされる。\unitlength の既定値は
903 1pt.
904 今時picture環境じゃないと思うので用法しか書かないよーん。
906 【コマンド】
907 \put(X座標,Y座標){描画オブジェクト}
908 \multiput(X座標,Y座標)(Xの増分,Yの増分){繰り返し回数}{描画オブジェクト}
909 【描画オブジェクト】
910 \makebox(X座標,Y座標)[POS]{テキスト} (箱)
911 \framebox(X座標,Y座標)[POS]{テキスト} (枠付きの箱)
912 \dashbox(X座標,Y座標)[POS]{テキスト} (破線枠付きの箱)
913 (以上POS = l, r, b, t)
914 \line(ΔX,ΔY){水平方向の長さ} (直線)
915 \vector(ΔX,ΔY){水平方向の長さ} (矢印)
916 (ΔX,ΔY = ±1, ±2, ..., ±6 で互素, それぞれ基準は始点)
917 \shortstack[POS]{一行\\二行\\三行}
918 \circle{直径} (円)
919 \circle*{直径} (塗り潰した円)
920 (それぞれ基準は円の中心, 最大直径は40pt, 15pt)
921 \oval(直径X,直径Y)[POS] (楕円風 POS = l, r, t, b)
922 \frame{描画オブジェクト}
923 \thinlines, \thicklines (細,太線を選ぶ)
924 \linethickness{太さ}
926 newtheorem
927 \newtheorem{NAME}{TEXT}[COUNTER] \newtheorem{NAME}[OLDNAME]{TEXT}
928 定理型の新しい環境「NAME」を定義する。
929 TEXT 定理番号のキャプションとして出される文字列
930 COUNTER NAMEのカウンタの親となるカウンタ名. 通常section.
931 第2の形式では OLDNAME と同じカウンタ形式を使うことを指示する。
932 NAME環境のカウンタ形式は \theNAME コマンドを再定義する。これのデフォルトは
933 \theCOUNTER.\arabic{NAME}
935 title
936 \title{タイトル}
937 \maketitleコマンドで出力するタイトル名を設定する。
939 author
940 \author{著者名}
941 \maketitleコマンドで出力する日付を設定する。
942 複数の著者を書くときは \and で区切って名前を書く。
944 date
945 \date{日付}
946 \maketitleコマンドで出力する著者名を設定する。
947 \date を省略するとタイプセットした日の日付が出力される。
949 thanks
950 \thanks{脚注}
951 タイトル中(\title, \author, \date)での脚注(謝辞や住所など)の出力を行う。
953 maketitle
954 \maketitle
955 タイトルを出力する。document環境中で宣言されなければならない。
956 タイトルを構成する項目は以下のコマンドで定義する。
957 \title{タイトル}
958 \author{著者名}
959 \date{日付} (省略するとタイプセットした日の日付)
960 \thanks{脚注} (謝辞や所属名などを脚注形式で出すために用いる)
962 part
963 \part{第?部のタイトル}
964 <refer chapter>
966 chapter
967 \chapter{章のタイトル}
968 文を区切るコマンド一覧:
969 \part 第?部
970 \chapter ?章 (articleにはない)
971 \section ?節
972 \subsection ?.?節
973 \subsubsection ?.?.?節
974 \paragraph 段落
975 \subparagraph 副段落
977 section
978 \section{セクション名}
979 第一引数のセクション名でセクションの区切りを設定。
980 <refer chapter>
982 subsection
983 \subsection{サブセクション名}
984 第一引数の名前でサブセクションの区切りを設定。
985 <refer chapter>
987 subsubsection
988 \subsubsection{サブサブセクション名}
989 第一引数の名前でサブサブセクションの区切りを設定。
990 <refer chapter>
992 paragraph
993 \paragraph{パラグラフ名}
994 第一引数の名前でパラグラフの区切りを設定。
995 <refer chapter>
997 subparagraph
998 \subparagraph{サブパラグラフ名}
999 第一引数の名前でサブパラグラフの区切りを設定。
1000 <refer chapter>
1002 appendix
1003 \appendix
1004 付録部に入る宣言。
1005 セクションコマンドの番号の方式を付録用に変える。
1007 contentsline
1008 \contentsline{TYPE}{ENTRY}{PAGE}
1009 \contentsline{subsection}{\makebox{30pt}[r]{1.4.3} Gnats and Gnus}{22}
1010 とすると .toc ファイルに ENTRY を吐き出す。
1011 TYPEはセクションコマンドのどれか。
1013 addcontentsline
1014 \addcontentsline{TABLE}{TYPE}{ENTRY}
1015 TABLEで指定したファイル(toc, lof, lot のどれか)にENTRYというエントリを出
1016 力する。TYPEはTABLEの値によって変わり、
1017 toc: セクションコマンドのどれか
1018 lof: figure
1019 lot: table
1020 である。
1022 addtocontents
1023 \addtocontents{TABLE}{TEXT}
1024 TEXTをTABLEで指定したテーブルファイル(toc, lof, lot のどれか)に出力する。
1026 index
1027 \index{INDEX}
1028 索引のエントリを定義する。
1030 --------------------------------------------------------------------
1031 <refer 索引の作り方>
1033 glossary
1034 \glossary{STRING}
1035 用語集のエントリを定義する。
1037 makeindex
1038 \makeindex
1039 \indexentryで登録されている項目を .idx ファイルに書き込む。
1040 プリアンブルで指定する。
1042 --------------------------------------------------------------------
1043 <refer 索引の作り方>
1045 makeglossary
1046 \makeglossary
1047 \glossaryentryで登録されている項目を .glo ファイルに書き込む。
1048 プリアンブルで指定する。
1050 索引の作り方
1052 (1)\documentstyleにmakeidxオプションを与え、プリアンブルに \makeindex
1053 を書き、索引を生成する場所に \printindex を書く。
1054 (2)本文に \index{索引となる単語} を埋め込む。
1055 (3)一度(または二度)タイプセットする。
1056 (4).idxファイルができるのでそのファイルを makeindex にかける。
1057 (5).indファイルができるのでもう一度タイプセットして出来上がり。
1059 ** \indexの記法 **
1060 日本語をそのまま \index{漢字} と入れたのではあいうえお順にソートされない。
1061 そこで、読みを@で区切って \index{かんじ@漢字} のように入れる。
1063 bibliography
1064 \bibliography{FILE1,FILE2, ... ,FILEn}
1065 BibTeXで読み込むファイルを指定する。
1067 bibliographystyle
1068 \bibliographystyle{スタイル}
1069 plain 通上
1070 unsrt ソートしない
1071 alpha "Foo94" のようなタグをつける
1072 abbrv 著者のファーストネーム、発行月、書籍名が省略される
1074 thebibliography
1075 \begin{thebibliography} \bibitem{アイテム}… \end{thebibliography}
1076 参考文献データの登録環境を開始する。
1077 データは \bibitem コマンドによって登録する。
1078 \bibitem コマンドの用法は以下の通り。
1079 <refer bibitem>
1081 bibitem
1082 \bibitem{NAME} \bibitem[LABEL]{NAME}
1083 \bibitem{NAME}の書式では、NAMEで参照され、[1],[2] のような形で引用記号が
1084 出力される、\bibitem[LABEL]{NAME}の書式では、\cite{NAME}で参照され、
1085 [LABEL] のような引用記号が出力される。
1087 footnote
1088 \footnote{NOTE}
1089 NOTEという内容の脚注を生成する。
1090 \footnote[NUM]{NOTE} とすると、番号をNUMで指定できる。
1091 脚注がうまく出力されないような場所では \footnotemark と \footnotetext を
1092 組み合わせて出力する。
1093 fragile
1095 footnotemark
1096 \footnotemark[NUM]
1097 脚注番号のみ出力する時に使う。tabbing環境のように、脚注が出力されないと
1098 ころで、\footnotetext と組み合わせて使う。[NUM]は省略可。
1100 footnotetext
1101 \footnotetext[NUM]{TEXT}
1102 脚注番号を出力せず脚注のみ出力する。
1103 通常 \footnotemark と組み合わせて使う。
1105 footnotesize
1106 \footnotesize
1107 文字サイズを脚注用のサイズに変更する。
1109 footnotesep
1110 \footnotesep
1111 各脚注の最初に置かれる空白の高さ(数値)。
1114 footnoterule
1115 \footnoterule
1116 本文と脚注のあいだに引かれる罫線を出力。
1118 documentstyle
1119 \documentstyle[OPTION1,OPTION2, ... ,OPTIONn]{STYLE}
1120 文書スタイルを指定する。
1121 [OPTION...] を指定すると、STYLE.sty を読んだ後に、
1122 OPTIONn.sty が順次読み込まれる。
1124 verb
1125 \verb#内容#
1126 \verbの直後に来る文字と、次にあらわれる同じ文字とのあいだに挟まれたもの
1127 を verbatim で表示する。\verb|foo| と \verb,foo, は同じ結果が得られる。
1129 styleparameter
1130 まだ訳していないスタイルパラメータ。
1131 % \topfigrule : Command to place rule (or whatever) between floats
1132 % at top of page and text. Executed in inner vertical
1133 % mode right before the \textfloatsep skip separating
1134 % the floats from the text. Must occupy zero vertical
1135 % space. (See \footnoterule.)
1136 botfigrule
1137 \setlength{\botfigrule}{長さ}
1138 Same as \topfigrule, but put after the \textfloatsep
1139 skip separating text from the floats at bottom of page.
1141 intextsep
1142 \setlength{\intextsep}{長さ}
1143 文書中フロートの上下に残された空白の長さ
1146 newpage
1147 \newpage
1148 改頁を行う。
1149 \clearpage 未出力の図表があれば独立した図表用頁を出力してから
1150 改頁を行う。
1151 \cleardoublepage clearpageと同じだが、 両画面スタイル(bookなど)の
1152 場合は、奇数頁から始まるように改頁する。
1153 \newpage 二段組みの時は現在の段を終了する。
1155 clearpage
1156 \clearpage
1157 <refer newpage>
1159 cleardoublepage
1160 \cleardoublepage
1161 <refer newpage>
1163 長さ
1165 長さに使える単位には以下のものがある。
1166 cm センチ
1167 em 大文字Mの幅
1168 ex 小文字xの高さ
1169 in インチ(約2.54cm)
1170 mm ミリメートル
1171 pc パイカ(=12pt)
1172 pt ポイント(72.27pt=1インチ)
1173 \fill 自然長は0だが、任意の長さに伸びることのできる伸縮長
1174 \stretch{X} \fill のX倍
1176 stretch
1177 \stretch{X}
1178 <refer 長さ>
1180 twocolumn
1181 \twocolumn[STRING]
1182 改頁したあと二段組みでの組版を開始する。
1183 [STRING]を指定すると、STRINGを二段ぶち抜きのタイトルとして出力。
1184 →onecolumn
1186 onecolumn
1187 \onecolumn
1188 改頁したあとで一段組みでの組版を開始する。
1189 →twocolumn
1191 topnewpage
1192 \topnewpage{BOX}
1193 新しいページを開始し、\textwidthのBOXをparboxで作成する。
1194 二段組みページでぶち抜きタイトルを作成する時に用いるとよい。
1196 LaiTeX
1197 a Little Assistant Interface for TeX
1198 おそらくあなたが今 Vz 上で使っているこのモード。
1199 LaTeXを効率的に使うための多くの機能を盛り込んでいます。
1201 【発音について】
1203 laitex.defなどプログラムを指す時は「らいてっく」、システムを指す時は「ら
1204 いちょう」と読みます。
1206 【補足】
1207 「雷鳥」の旧仮名遣いは「らいてう」だそうです。
1209 laitex
1210 a Little Assistant Interface for TeX
1211 <refer LaiTeX>
1213 YaTeX
1214 (setq auto-mode-alist (cons '("\\.tex$" . yatex-mode) auto-mode-alist))
1215 おそらくあなたが今 Emacs で使っているこのモード。
1216 LaTeXを効率的に使うための多くの機能を盛り込んでいます。
1218 【発音について】
1219 yatex.elなどプログラムを指す時は「やてっく」、システムを指す時は「やちょ
1220 う」と読みます。
1222 【謝辞】
1223 以下の方々の御協力を頂きました。ここに感謝申し上げます。
1225 (順不同)
1226 峯恒憲さん(九州大)
1227 Bibtex起動、typeset process の kill、エラー箇所の正しい判定
1228 の要望その他を頂きました。
1230 森中秀明さん(アンリツ)
1231 タイプセットバッファでの実行継続、lpq, bibtex起動、領域指定タイ
1232 プセット後のプレビュー対象ファイルのデフォルト値の変更、
1233 describe-mode、\verb の補完の要望、verbatim環境や\verbの中にある
1234 \begin{}, \end{} を数えないようにする要望、などを頂きました。
1236 石坂裕毅さん(富士通)
1237 YaTeX-get-error-file のバグレポートなどを頂きました。
1239 Bayardさん(asciinet)
1240 min-outとの連係の不具合の報告を頂きました。
1242 Ｋけんさん(asciinet)
1243 ms-dos固有の設定に関するバグレポートを頂きました。
1245 sa2cさん(asciinet)
1246 Mule用のパッチを頂きました。
1248 桂川直己さん(筑波大)
1249 数え切れないバグレポートと要望を頂きました。またVzへの移植版であ
1250 る laitex(雷鳥) を作成されました。また、「こんな機能はどうだろう?」
1251 と相談すると、「いらん」と一蹴し、しばらく経ってから「やっぱり欲
1252 しい」と言うなど、多くの混乱を招かせていただきました。
1254 るねきちさん(asciinet)
1255 占い師だそうです。
1257 三平善郎さん(慶應大)
1258 開き括弧の入力時の処理のモード分けのアイデアを頂きました。
1260 萩庭崇さん(慶應大)
1261 begin型補完の内側に文字があった場合それらをインデントしてほしい
1262 という要望を頂きました。
1264 田中健次郎さん(慶應大)
1265 タイプセット時に未セーブ状態の関連ファイルをセーブして欲しいとい
1266 う要望を頂きました。
1268 bauerさん(asciinet)
1269 アクセント補完の要望とアクセント記号の規則の情報等を頂きました。
1271 佐々木たろうさん(asciinet)
1272 数式環境の処理に関する多様なアイデア、ウィンドウ選択処理に関する
1273 ユーザインタフェースの繊細な改善案などを頂きました。
1275 Deslarさん(asciinet)
1276 byte-compile関係のバグ報告などを頂きました。
1278 tadfさん(asciinet)
1279 Demacsでのプロセス起動時のインタフェースの不具合の報告などを頂き
1280 ました。
1282 ほんまたけるさん(asciinet)
1283 パラグラフ境界をLaTeX用に設定しなおす要望などを頂きました。
1285 TUSKさん(asciinet)
1286 Texinfoドキュメント(初版)を作成して頂き、第二版に関するコメント
1287 と添削をして頂きました。
1289 横田和也さん(asciinet)
1290 dviout起動時の工夫の案、ミニバッファで読み込むもののヒストリを分
1291 けるアイデアのきっかけを頂き、ヘルプファイルの項目の提供をして頂
1292 きました。
1294 Nop.Mさん(asciinet)
1295 異なる環境での設定の不具合等のレポートを数多く頂きました。
1297 内山滋さん(成蹊大学)
1298 日本語入力モード判定関数のバグを直すパッチ、section-view のバグ
1299 報告、* 付きセクションコマンド対応の要望、\right, \left のアドイ
1300 ン関数作成に関する有用な情報などを頂きました。
1302 神貞介さん(niftyserve)
1303 dviout起動オプションに関するコメント、ヘルプファイルのバグ報告等
1304 を頂きました。
1306 藤枝和宏さん(JAIST)
1307 野鳥/雷鳥の Mailing List を設立して頂きました。
1309 松本憲彦さん(東京学芸大)
1310 マニュアルのバグを指摘して頂きました。
1312 小宮山康子さん(成蹊大)
1313 \item[] などの補完後 [] の中にカーソルを置く要望を頂きました。
1315 竹中浩さん(東京大)
1316 M-q (YaTeX-fill-paragraph) のバグを報告して頂きました。
1318 佐藤圭さん(慶應大)
1319 ネストした同種のitemize環境でのindentationの不具合を指摘して頂き
1320 ました。
1321 yatex
1322 (setq auto-mode-alist (cons '("\\.tex$" . yatex-mode) auto-mode-alist))
1323 <refer YaTeX>