changeset 553:c047dd7821b7

2019-0410 FD distributed version
author HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org>
date Mon, 08 Apr 2019 17:14:59 +0900
parents 0d7682eb80a2
children 0c6e28f7a7a8
files docs/admin-guide.pdf docs/admin-guide.tex
diffstat 2 files changed, 391 insertions(+), 77 deletions(-) [+]
line wrap: on
line diff
Binary file docs/admin-guide.pdf has changed
--- a/docs/admin-guide.tex	Sun Apr 07 14:01:05 2019 +0900
+++ b/docs/admin-guide.tex	Mon Apr 08 17:14:59 2019 +0900
@@ -1,47 +1,60 @@
 %#!platex -kanji=%k
-\documentclass[12pt]{jsarticle}
+\documentclass[14pt,dvipdfmx]{jsarticle}
 \addtolength{\topmargin}{-2cm}
-\addtolength{\textheight}{3cm}
-\addtolength{\oddsidemargin}{-0.5cm}
-\addtolength{\evensidemargin}{-0.5cm}
+\addtolength{\textheight}{2cm}
+\addtolength{\textwidth}{2cm}
+\addtolength{\oddsidemargin}{-1cm}
+\addtolength{\evensidemargin}{-1cm}
 %\pagestyle{empty}
 \title{s4利用の手引き\\- 指導者褊 -}
+\date {2019年4月10日(水) FD}
 \author{広瀬雄二}
-\newcommand{\sfoururl}{\url{https://www.yatex.org/s4pr}}
+\newcommand{\sfoururl}{\url{https://www.yatex.org/s4pr/}}
+\newcommand{\kbd}[1]{\texttt{#1}}
 \usepackage[dvipdfmx]{graphicx}	% required for `\includegraphics' (yatex added)
 \usepackage{url}	% required for `\url' (yatex added)
 \usepackage{eclbkbox}	% required for `\breakbox' (yatex added)
 \usepackage{supertabular}	% required for `\supertabular' (yatex added)
+\usepackage{subfigure}	% required for `\subfigure' (yatex added)
+\usepackage[usenames,dvipsnames]{color}	% required for `\color' (yatex added)
+\newcommand{\strong}[1]{\textbf{\textcolor[named]{Red}{\underline{#1}}}}
+\usepackage{ascmac}	% required for `\screen' (yatex added)
+
 \begin{document}
 %\thispagestyle{empty}
 \maketitle
+\textcolor[rgb]{0.8,1,0.8}{\hrule height 0.7mm depth 0mm width \columnwidth}
 
 \section{はじめに}
-s4 はSNSをベースとした提出物・情報交換ツールです。
-講義を進めるためのLMS(Learning Management System)として
-が mahara や sakai などがありますが、それらは資料やレポートの
-スムーズな提出が主で、他の機能が追加的位置付けですが、
-s4はアクティブラーニングを基本とした、グループ活動や活動記録を
-残したり、検索しあとで活用する機能を主体としているため、
-そもそもの哲学が違います。
+	s4 はSNSを出発点とした提出物・情報交換ツールです。Moodleなどに代
+	表されるLMS(Learning Management System)では、資料やレポートのス
+	ムーズな提出などの授業運営が主で、他の機能が追加的位置付けです。
+	また mahara や sakai などに代表されるePortfolioは、学習記録の共
+	有が重視されており、いずれも出発点が違います。s4はアクティブラー
+	ニングを基本とした、相互のコミュニケーションを主軸としつつグルー
+	プ活動を進めたり、記録を残したり、検索しあとで活用する機能を主体
+	としており、それぞれが違う哲学のもとに生まれています。
+
 
-s4の機能を短くまとめると以下のようになります。
-\begin{enumerate}
- \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい)
- \item 個人によるブログ作成
- \item 任意に作成できるグループ内での相互連絡提出物管理と連絡
- \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能つき)
- \item グループをさらに再分割したチームの結成
- \item 新着表示
- \item 全文検索
-\end{enumerate}
+	s4の機能を短くまとめると以下のようになります。
+	 \begin{enumerate}
+	  \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい)
+	  \item 個人による日記作成と提出ファイルのまとめ
+	  \item 誰でも自由に作成できるグループとそこでの相互提出物管理と連絡
+	  \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能)
+	  \item グループをさらに再分割したチームの結成
+	  \item 新着表示
+	  \item 全文検索
+	 \end{enumerate}
 
-\section{ホーム画面}
+\section{個人ホーム画面}
+	\url{http://www.k.koeki-u.ac.jp/} から「練習サイト
+	(\sfoururl)」 に進み、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入
+	れログインします。ログインすると個人ホーム画面に移行します(図
+	\ref{img-home})。
   \subsection{プロフィール設定}
-	\sfoururl にアクセスし、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入れ
-	ログインします。ログインすると図\ref{img-login}のような画面が表れ
-	ます。最初にログインしたら、まず\textbf{プロフィールの編集}リン
-	クに進み、必要な情報を更新します。
+	最初にログインしたら、まず\strong{プロフィールの編集}に進み、必
+	要な情報を更新します。
 	\begin{itemize}
 	 \item ひとこと
 	 \item プロフィール画像(書き込み時のアイコンになる)
@@ -57,30 +70,45 @@
 	また、通知先には携帯電話のアドレスを設定させ、連絡をすぐに確認で
 	きるようにするとスムーズです。
 
+
 \begin{figure}[tb]
  \centering
  \begin{center}
-  \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.7\columnwidth]{home.jpg}
+  \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.6\columnwidth]{home.jpg}
  \end{center}
- \caption{ログイン画面}
- \label{img-login}
+ \caption{個人ホーム画面}
+ \label{img-home}
 \end{figure}
-  \subsection{常駐メニュー}
-	図\ref{img-login}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる
-	リンクで、左から順に以下の画面に飛びます。
-	\begin{enumerate}
-	 \item ホーム画面へ
-	 \item ユーザの一覧画面へ
-	 \item グループの一覧画面へ
-	 \item 誰かに招待状を送る画面へ
-	 \item アカウント切り替えの画面へ
-	\end{enumerate}
+  \subsection{グローバルメニュー}
+	図\ref{img-home}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる
+	リンクで、どの画面からも対応するページに飛べます。
+
+	\colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\gt\small
+	\begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|c|}
+	 \hline
+	 \makebox[6zw]{ホーム} &
+	 \makebox[6zw]{参加者一覧} &
+	 \makebox[6zw]{グループ一覧} &
+	 \makebox[6zw]{招待} &
+	 \makebox[6zw]{再ログイン} \\\hline
+	\end{tabular}
+	}
+	\vspace*{1ex}
+
+%	\begin{enumerate}
+%	 \item ホーム画面へ
+%	 \item ユーザの一覧画面へ
+%	 \item グループの一覧画面へ
+%	 \item 誰かに招待状を送る画面へ
+%	 \item アカウント切り替えの画面へ
+%	\end{enumerate}
+
 	よく使うのは「ホーム」と「グループ一覧」で、
 	まだ加入していないグループに入る場合は「グループ一覧」から
 	加入したいグループに進みます(加入方法は\ref{ope-grp}節)。
 	
   \subsection{サマリータブ}
-	同じく図\ref{img-login}の画面下方に並ぶタブは左から順に
+	同じく図\ref{img-home}の画面下方に並ぶタブは左から順に
 	\begin{enumerate}
 	 \item 自分の日記一覧
 	 \item 加入しているグループ一覧
@@ -114,12 +142,12 @@
 
 \section{グループでの操作}
 \label{ope-grp}
-科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\textbf{グループ}として
+科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\strong{グループ}として
 そのメンバーで閉じた操作を行ないます。
   \subsection{グループ加入}
 	\begin{figure}[tb]
 	 \centering
-	 \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.8\columnwidth]{grphome.jpg}
+	 \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.6\columnwidth]{grphome.jpg}
 	 \caption{グループホーム画面}
 	 \label{grp-home}
 	\end{figure}
@@ -137,7 +165,7 @@
 	でき、その場合はすぐ下の枠に入力することで設定できます。
   \subsection{グループ掲示板作成}
   \label{grp-blog}
-	グループに参加するとそのグループ固有の\textbf{掲示板}を作成でき
+	グループに参加するとそのグループ固有の\strong{掲示板}を作成でき
 	ます。「グループの新規話題作成」リンクに進むと個人日記のときと同
 	様の画面が出ます。タイトルと序文以外の項目がグループ掲示板では重
 	要な意味を持ちます。
@@ -183,7 +211,7 @@
 		     絡したいことがあれば、この値に設定した掲示板を作成
 		     して利用します。
 
-		     なお、後述(\ref{mkteam}節)する\textbf{チーム}を掲示
+		     なお、後述(\ref{mkteam}節)する\strong{チーム}を掲示
 		     板の所有者とした場合は、グループ全員でなくそのチー
 		     ム員全員に通知されます。
 	 \end{description}
@@ -210,32 +238,47 @@
 	す(図\ref{commentArea})。文章を書き込んで[送信]ボタンで書き込み
 	が追加されます。改行文字はそのまま反映されます。
 
+	全てのコメントには \#\strong{記事番号} が連番でつきます。誰かの
+	書き込みに対して返事をしたいときは、その番号を書き込むとよいでしょ
+	う。またすぐにさらなる返事が欲しいときは書き込みを(掲示板の通知
+	モードに依らず)相手に直接通知できます。書き込み先頭に
+	\begin{quote}
+	 \begin{screen}
+	 \verb|>#12345 その時間厳しいので、朝か夕方にしませんか。|
+	 \end{screen}
+	\end{quote}
+	のように半角不等号に続けて記事番号を書くことにより、書いたコメン
+	トが元記事の(上の例では\verb|#12345|番を書いた)人にも直接通知が
+	送られます。
+
 	\begin{table}[tb]
 	 \centering\caption{s4で利用できるマークダウン記法}
 		   \label{markdown}
 	 \small
 	 \begin{supertabular}[t]{p{0.28\columnwidth}|p{0.7\columnwidth}}
 	  \hline
-	  \centering 記法 &  \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline
-	  \verb|##| 
+	  \centering 記法(\verb*| |は半角空白) &  \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline
+	  \verb*|## | 
 	      & 行頭に書いて大見出しにする
 	      (\verb|#| 3個で中見出し、4個で小見出し)
 	      \par 例: \verb|## はじめに| \\\hline
 	  \verb|href=|URL
 	      & 行頭に書いてそのURLへのリンクを張る
-	      \par 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/|
-	      \\ \hline
+	      \\ & 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/|
+	       \\ \hline
 	  \verb|[[|URL\verb|]]| 
 	      & 行の任意の位置で URL へのリンクを張る
-	      \par 例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です|\\\hline
+	      \\ &  例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です|
+	      \vspace*{0.8ex} \\\hline
 	  \verb|[[|URL\verb,|,タイトル\verb|]]|
 	      & 行の任意の位置で URL へのリンクをアンカー文字列指定で張る
-	      \par 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります,\\\hline
+	      \\ & 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります,
+	      \\\hline
 	  \verb|{{|画像URL\verb|}}|
 	  \par \verb|{{|画像URL\verb,|,タイトル\verb|}}|
 	  & 画像(別サイトの画像URL)をその場に取り込む\\ \hline
-	  \verb|* |項目1\par
-	  \verb|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par
+	  \verb*|* |項目1\par
+	  \verb*|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par
 	      (長い行も項目ごとに適切にインデントされる)\\ \hline
 	  \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$\par
 	  \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$
@@ -252,21 +295,82 @@
 	 \end{supertabular}
 	\end{table}
 
-	入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付けるために利
-	用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表\ref{markdown})。
+	その他、コメントエリアには様々な意味を持った特別な書き方が用意さ
+	れています。入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付
+	けるために利用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表
+	\ref{markdown})。
 
+  \subsection{書き込みへのファイルの添付}
 	添付ファイルは以下のいずれかの種類の5MB以下のファイルが登録可能です。
 	\begin{quote}
 	 テキスト、画像、音声、動画、OpenDocument(ODF)、PDF
 	\end{quote}
-	ファイル名は\textbf{空白を含まない英数字のもの}としてください。
+	ファイル名は\strong{空白を含まない英数字のもの}としてください。
 	それ以外は添付できない場合や利用者によってはダウンロードできない
 	場合があります。また、ファイルを添付する際にはかならずコメントエ
 	リアに文章が必要で、あとで検索しやすい文章を入力するとよいでしょう。
 
+  \subsection{グループ掲示板への提出ファイル回収}
+	用途を「レポート提出用」とした掲示板では、提出された添付ファイル
+	をひとつにまとめて回収できます(グループ管理者のみ)。
+
+	自らが管理者である掲示板にて、「ファイル取得」をクリックすると、
+	そこに提出されたファイルを \texttt{archive.tar.gz} という1つの圧
+	縮ファイルにまとめて取得できます。tar+gzip 形式ファイルから中味
+	を取り出すには、保存ファイルのあるフォルダで「端末」(Windows10の
+	場合はコマンドプロンプト)を開いて以下のように入力します。
+	\begin{quote}
+\begin{verbatim}
+	 tar zxpf archive.tar.gz
+\end{verbatim}
+	\end{quote}	
+	このコマンドの使えない古いWindowsは危険なのでアップグレードして
+	ください。WindowsでGUIで取り出したい場合は、「7-zip」や「lhaplus」
+	などのソフトを検索して入れてみてください。Windows以外のOSでは標
+	準対応しているはずです。
+
+  \subsection{グループ掲示板への提出集計}
+	同じく「レポート提出用」掲示板では、コメント書き込みとファイル提
+	出をメンバーごとに点数化して集計できます(グループ管理者のみ)。原
+	則として、「コメント書き込み」、「ファイル添付」それぞれ「1回に
+	つき1点」で換算します。
+
+	\begin{figure}[tb]
+	 \centering
+	 \subfigure[レポート提出状況表示画面]{
+	 \includegraphics[bb=0 0 943
+	 389,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary1.jpg}
+	 }
+	 \subfigure[全レポート提出集計画面]{
+	 \includegraphics[bb=0 0 880 664,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary2.jpg}
+	 }
+	 \caption{提出状況表示画面}
+	 \label{rep-sum1}
+	\end{figure}
+	レポート提出用掲示板を開き、見出しの先頭にある「提出状況」に進む
+	と、メンバーごとのコメントとファイル提出を点数化した表が得られま
+	す(図\ref{rep-sum1}a)。この画面の末尾の「すべてのレポート板集計」
+	に進むと、そのグループで開かれている全てのレポート提出用掲示板の
+	提出状況をまとめた表全てと、それを集めたCSVファイルが得られます。
+	CSVファイルを表計算ソフトやデータベースに取り込めば採点集計に利
+	用できます(図\ref{rep-sum1}b)。
+
+  \subsection{グループの管理者追加とメンバー登録解除}
+	新規作成したグループは作成者のみ管理者ですが、メンバーが複数いる
+	場合は他者にも委任して管理者を増やせます。グループのホーム画面か
+	ら「メンバーを個別選択しての操作」に進み
+	\begin{quote}\small
+	\framebox{同じチーム属性を付与}  \framebox{メッセージ送信} \strong{\framebox{グループ管理者委任}} \framebox{グループ登録解除}
+	\end{quote}
+	「グループ管理者委任」タブを開きます。下方のグループメンバーリス
+	トから委任したい人にチェック後、[送信]ボタンで確定します。
+
+	また、間違ってメンバー登録したときなど、「グループ登録解除」から
+	解除できます。
+
   \subsection{チームの作成}
   \label{mkteam}
-	同一グループをさらに細分した集団を「\textbf{チーム}」として
+	同一グループをさらに細分した集団を「\strong{チーム}」として
 	作ることができます。
 
 	チームは結成しただけでは役立たず、それに属する掲示板を合わせて作
@@ -281,9 +385,7 @@
 	操作したいグループのホーム画面を開き「メンバーを個別選択しての操
 	作」に進みます。
 	\begin{quote}\small
-%	 \begin{verbatim}
-	\framebox{同じチーム属性を付与}  \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除}
-%	 \end{verbatim}
+	\strong{\framebox{同じチーム属性を付与}}  \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除}
 	\end{quote}
 	から「同じチーム属性を付与」を開き、
 	\begin{quote}
@@ -292,13 +394,14 @@
 	  チーム名 & \hspace*{10zw}\\\hline
 	 \end{tabular}
 	\end{quote}
-	に結成したいチーム名を入れてから、下にあるユーザ一覧から
-	メンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」ボタンを押
-	します。
+	に結成したいチーム名を入れます。枠内をクリックすると既に結成され
+	ているチーム名が候補として現れます。チーム名決定後、下にあるユー
+	ザ一覧からメンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」
+	ボタンを押します。
    \subsubsection{チーム用掲示板の作成}
 	グループのホーム画面に戻り「新規話題の作成」から掲示板を作ります。
-	このとき、「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機
-	能を使わないならチームを組む意味が薄いため)。
+	このとき「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機
+	能を使わないならチームを組む意味が乏しいため)。
 
    \subsubsection{掲示板のチームへの委譲}
 	作成した掲示板を開き、すぐに「編集」を開き、属性変更します。
@@ -316,20 +419,23 @@
 \end{verbatim}
 	\end{breakbox}
 	\end{quote}
-	移動したいチーム名を一覧から選び「□確認」にも
-	チェックを入れて[移動]をクリックします。
+	移動先チーム名を一覧から選び「□確認」にもチェックを入れて[移動]
+	をクリックします。
+
+	このようにして作成した掲示板への書き込みはチームメンバーに通知さ
+	れるため、共同作業の連携が取りやすく進捗の助けとなります。
 
   \subsection{新規グループの作成}
-	新しいグループは誰でもいつでも作れます。上部メニューから
+	新しいグループは誰でもいつでも作れます。グローバルメニューから
 	\begin{quote}
 	 「グループ一覧」 → 「新規グループ作成」
 	\end{quote}
-	と進むとグループ作成画面に移行します。グループの作成者は自動的に
+	としグループ作成画面に移行します。グループ作成者は自動的に
 	「管理者」となります。
 
-	\begin{supertabular}{|l|p{0.7\columnwidth}|}
+	\begin{supertabular}{|c|p{0.8\columnwidth}|}
 	 \hline
-	 \multicolumn{1}{|c|}{記入項目} & 注意事項 \\\hline\hline
+	 \multicolumn{1}{|c|}{\bf 記入項目} & \hfil \bf 注意事項 \\\hline\hline
 	 グループ名 & SNS全体で一意に定まる名前にする。検索しやすい英数
 	     字を含めておくと便利。\\\hline
 	 一言説明 & グループの簡単な説明\\\hline
@@ -367,7 +473,16 @@
 	       があれば、「管理者承認制」のグループを作り、そこに書き込
 	       んでください。ただし、加入している他者にはコピーすること
 	       ができるため、やはり極秘のものはSNSには書かず、胸のうちに
-	       しまっておく必要があります。
+	       しまっておく必要があります。これはTwitter等一般のSNSでも
+	       同様で、鍵を掛けたからといって秘匿が保証されるわけではあ
+	       りません。
+
+	 \item 誰か分からないニックネームや同姓同名者は識別できますか
+
+	       利用者一覧やグループのホーム画面下部にユーザのアイコンが
+	       並びます。そのアイコン上にマウスカーソルを乗せて(hover)く
+	       ださい。そのユーザの正式なアカウント名が出るので誰か分か
+	       ります。
 
 	 \item ダイレクトメッセージは送れますか
 
@@ -376,7 +491,7 @@
 	       のホームから「メンバーを個別選択しての操作」に進むと、メ
 	       ンバー一覧が出るので、送信したい相手にチェックを入れてか
 	       ら「メッセージ送信」タブを開くとコメント入力できます。最
-	       後に[送信」でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは
+	       後に[送信]でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは
 	       SNS上ではなく、電子メイルとして送られるので以後のやりとり
 	       はメイルベースとなり、かつ相互にメイルアドレスが開示され
 	       ることになります。
@@ -385,18 +500,217 @@
 
 	       ありません。実装予定もありません。というのも、利用者であ
 	       る学生にその機能の必要性を問うたら皆口を揃えて「絶対に入
-	       れないでください」と訴えました。現実問題として、相手が
-	       「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、
+	       れないでください」と訴えられました。現実問題として、相手
+	       が「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、
 	       「既読」と通知された方はそれを期待するため、既読確認機能
 	       は期待相反に起因するトラブルを生みやすく、インターネット
 	       の伝統的なメイルシステムでは実装しないことがよしとされて
-	       来ましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。
+	       きましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。
 
 	       ただし、利用者がそもそも「s4画面を開いているか」は活動状
 	       況把握には重要なため、\underline{最終ログイン時刻}だけは
-	       相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。
+	       相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。また、管
+	       理者であるグループの各掲示板でも同様のアクセス時刻確認が
+	       できます。
+
+	 \item 誰かをグループに強制的に参加させられますか
+
+	       できません。ユーザが自分の意志で参加する必要があります。
+	       「勝手にグループに入れて、勝手に外す」両方を他人にできる
+	       ようにすることは、疎外感に起因するトラブルの原因です。か
+	       わりに、同一グループ内での「チーム」を使用してください。
+	       チームであれば、出し入れ自由で、変更しても同一グループで
+	       の結びつきは変わりません。
+
+	       ただし、グループメンバーの「登録解除」に関しては、グルー
+	       プ管理者のみ可能です。最初加入したものの、その後音沙汰が
+	       なくなることはよくあり、その場合に通知メッセージがその人
+	       に流れ続けるのを止めるために登録を解除できます。
+
+	 \item 「新着」がたくさんありすぎて混乱します
+
+	       「□新着ふくめて全部読んだことにする」にチェックを入れて
+	       確定ボタンを押しましょう。全て読み終わったことにでき、次
+	       からはスッキリします。
+
+	 \item 「全部読んだことにする」を間違えて押してしまい最近の記事
+	       を追えなくなりました
+
+	       個人ホーム画面にある検索フォームに「\verb|@today|」や
+	       「\verb|@2days|」、「\verb|@week|」を入れ検索してください。
+	       それぞれ、「今日の日付」、「最近2日間」、「最近1週間」の
+	       記事全てが検索結果として得られます。特定の日付の範囲指定
+	       もでき、不等号を使い以下の例のように指定します。
+	       \begin{quote}
+		\begin{tabular}{ll}
+		 \verb|@>2018-01| & 2018年1月以降のもの\\
+		 \verb|@<2018-01| & 2018年1月より前のもの\\
+		 \verb|@>2017-01 @<2018-01   | & 2017年のもの\\
+		\end{tabular}
+	       \end{quote}
+	       \verb|@| キーワードは複数指定でき、その他の一般単語とも同
+	       時指定できます。複数指定した場合はAND指定になります。
+
+	       また、グループで進んでいる話題に追随したい場合は「話題一
+	       覧」の先頭にある \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\framebox{一週
+	       間のまとめ}} を押すと、直近一週間分の書き込み一覧が得られ
+	       ます。
+
+	 \item ファイル制限5MBはきつくありませんか
+
+	       負荷を軽くするためより小さいファイルを心掛けてください。
+	       もっと大きなファイルを置く場合は、KoekiDrive等のクラウド
+	       を利用し、そのリンクを貼りましょう。現実問題として、官公
+	       庁等へのファイルの提出には「5MB以内」などの制限がつくのが一
+	       般的で、上限サイズを意識したファイル作成技術は重要です。
+
+	       LibreOfficeでは文書中の画像右クリックの「圧縮」に、必要最
+	       低限の画質と寸法に落す機能があり、元画像にもよりますがカ
+	       メラ写真などは10分の1程度に縮まることもあります。
+
+	 \item ぼくの撮ったさいきょうの写真を載せたのですがなんか
+	       画質落ちました
+
+	       画像は縦横とも\strong{1600ピクセルを超えない}大きさに縮小
+	       されます。あしからず。
+
+	 \item 気に入ったアイコンが2つ以上あるのですが…
+
+	       ユーザ識別に用いられるアイコンは1個しか登録できませんが、
+	       プロフィール画像には何枚でも登録できます。登録画像の
+	       \strong{最後の1枚}がアイコンとして利用されます。
+
+	 \item ハッシュタグって何ですか? どうやって使うの?
+
+	       書き込み記事にs4からの全文検索キーワードを埋め込むことが
+	       できます(Twitterと違って\#なしのものも検索します)。たとえ
+	       ば、グループ内でたくさん掲示板を作ると大事な連絡がどの掲
+	       示板にあるか探すのがたいへんになってきます。そのようなと
+	       きに、あらかじめ検索で特定しやすいキーワードを書き込みに
+	       埋めておきます。その記事を探している人がどこかで質問した
+	       ら、その返事に「\verb|#検索キーワード|」を書いてあげると、
+	       その単語での検索が結果一覧が得られるリンクが作成されます。
+
+	 \item ハッシュタグじゃなくて直接特定の記事に飛ぶリンクを作りた
+	       いのですが
+
+	       \#記事番号 を二重角括弧で括ってコメント本文中に書いてくだ
+	       さい。たとえば
+	       \begin{quote}
+		\begin{screen}\small
+\begin{verbatim}
+>#12345 公益さん、
+その問題に関しては[[#11100]]にヒントがあります。
+\end{verbatim}
+		\end{screen}
+	       \end{quote}
+	       のように書き込むと \verb|[[#11100]]| の部分をクリックする
+	       とその記事に飛ぶリンクが作成されます。
+
+	 \item 先輩から「s4の12345番を見ろ」と言われましたがどうしたらよ
+	       いのでしょう
+
+	       ホーム画面にある検索枠から「\verb|#12345|」を検索してくだ
+	       さい。その記事が見つかります。
+
+	 \item いちいちリンクをクリックするのがツライです
+
+	       ショートカットキーを利用してください。``\kbd{Accel-}'' は
+	       ブラウザの設定するショートカット用のキーで、Firefoxのデフォ
+	       ルトの場合は \kbd{Shift+Alt} を押しながら、が相当します。
+	       \begin{itemize}
+		\item 画面上部のメニュー呼出し
+		      \begin{quote}
+		       \begin{tabular}[t]{ll}
+			\kbd{Accel-1}	& 「ホーム」\\
+			\kbd{Accel-2}	& 「参加者一覧」\\
+			\kbd{Accel-3}	& 「グループ一覧」\\
+			\kbd{Accel-4}	& 「招待」\\
+			\kbd{Accel-5}	& 「再ログイン」\\
+		       \end{tabular}
+		      \end{quote}
+		\item ホーム画面
+		      \begin{quote}
+		       \begin{tabular}[t]{ll}
+			\kbd{Accel-k}	& 「検索単語入力」(グループホー
+			    ムでも有効)\\
+			\kbd{Accel-e}	& 「プロフィールの編集」\\
+			\kbd{Accel-n}	& 「新規話題の作成」\\
+			\kbd{Accel-f}	& 「過去の提出ファイル」\\
+			\kbd{Accel-a}	& 「日記」\\
+			\kbd{Accel-s}	& 「参加中グループ」\\
+			\kbd{Accel-d}	& 「最近の書き込み先」\\
+			\kbd{Accel-f}	& 「新着」\\
+			\kbd{Accel-x}	& 「×」\\
+		       \end{tabular}
+		      \end{quote}
+		\item 掲示板
+		      \begin{quote}
+		       \begin{tabular}[t]{ll}
+			\kbd{Accel-h}	& そのグループのホーム画面へ\\
+			\kbd{Accel-c}	& コメントエリアの消去/復活\\
+			\kbd{Accel-e}	& 「編集」\\
+			\kbd{Accel-f}	& 「ファイル取得」\\
+			\kbd{Accel-b}	& 「末尾へ」\\
+			\kbd{Accel-s}	& 「読刻」(ユーザごとの読んだ時
+			    刻一覧)\\
+			\kbd{Accel-r}	& 「再読み込み」(新着の取得)\\
+			\kbd{Accel-d}	& 「最近の書き込み先」\\
+		       \end{tabular}
+		      \end{quote}
+	       \end{itemize}
 	\end{itemize}
+	
+ \section{効果的な利用に向けて}
+	アクティブラーニングのような双方向の働きかけを重視する授業には、
+	s4を以下のような方針で活用して行くと効果的です。
+  \subsection{電子メイル確認習慣の確立}
+	友達同士の会話ではLINEのみで済ませ、メイルアプリの設定をしていな
+	い学生も多いですが、就職活動や外部の人への連絡には必須です。
+	\begin{itemize}
+	 \item メイルアプリの設定
+	 \item 受信許可ドメインの追加
+	 \item 受信通知(チャイム等)の設定
+	\end{itemize}
+	を確認して円滑に使えるようにしましょう。また、携帯電話会社の提供
+	するアドレスはケータイ同士でしか届かない問題が多発するため、
+	Yahoo等PCでも共有できるアドレスの利用を勧めます。また、大学のア
+	ドレスもケータイ連動できるので、詳しくはroyのWebにある説明を参照
+	してください。
 
+  \subsection{日記の作成}
+	アカウント作成したらすぐ、ホーム画面での個人日記に2つの話題を作
+	成しましょう。
+	\begin{description}
+	 \item[活動記録] 日記そのものに相当します。学習などの活動を時刻
+		    つきで記録することは、自身の作業推進速度を把握する意
+		    味で重要です。また、人間は\strong{書かないことは忘却}し
+		    ます。簡単なものほど忘れます。記録をつけることで長期
+		    記憶に入りやすくなり、かつ後日s4の検索機能で一瞬で過
+		    去の記録を取り出せるようにすることで、繰り返しの記憶
+		    定着が促進化されます。
+	
+	 \item[連絡帳] 個人日記への他者の書き込みは、必ず通知が行きます。
+		    他のメンバーからの連絡をもらうための日記を作っておく
+		    ととても便利です。
+	\end{description}
+
+  \subsection{グループ作成直後}
+	新規グループを作成後にも、すぐ以下の設定で2つの掲示板を作ってお
+	きましょう
+	\begin{description}
+	 \item[連絡帳] 個人日記同様、通知先を「全員」にしたものを作り、
+		    グループ全員への連絡に活用します。
+	 \item[資料置き場] メンバー全員に配布する資料があれば、配布用の
+		    掲示板を作りそこにまとめます。doc(x)/xls(x)ファイル
+		    等は違う種類のコンピュータでは正常に読めないので添付
+		    は禁止しています。PDFに変換した5MB以下のものにしてく
+		    ださい。この制限を超えたものを置く場合はKoekiDriveを
+		    利用してください。
+	 \item[成果物置き場] グループでなんらかのプロジェクトを進めてい
+		    る場合は、成果物をまとめる掲示板を作り、プロジェクト
+		    で利用する文書などをまとめましょう。
+	\end{description}
 
 \begin{thebibliography}{s4}
  \bibitem{s4koeki} 広瀬雄二.

yatex.org