# HG changeset patch # User HIROSE Yuuji # Date 1554711299 -32400 # Node ID c047dd7821b7d56303571ffcee3329b4565b0a39 # Parent 0d7682eb80a2d43dd45445f2c7e30f3fbe1d8d9a 2019-0410 FD distributed version diff -r 0d7682eb80a2 -r c047dd7821b7 docs/admin-guide.pdf Binary file docs/admin-guide.pdf has changed diff -r 0d7682eb80a2 -r c047dd7821b7 docs/admin-guide.tex --- a/docs/admin-guide.tex Sun Apr 07 14:01:05 2019 +0900 +++ b/docs/admin-guide.tex Mon Apr 08 17:14:59 2019 +0900 @@ -1,47 +1,60 @@ %#!platex -kanji=%k -\documentclass[12pt]{jsarticle} +\documentclass[14pt,dvipdfmx]{jsarticle} \addtolength{\topmargin}{-2cm} -\addtolength{\textheight}{3cm} -\addtolength{\oddsidemargin}{-0.5cm} -\addtolength{\evensidemargin}{-0.5cm} +\addtolength{\textheight}{2cm} +\addtolength{\textwidth}{2cm} +\addtolength{\oddsidemargin}{-1cm} +\addtolength{\evensidemargin}{-1cm} %\pagestyle{empty} \title{s4利用の手引き\\- 指導者褊 -} +\date {2019年4月10日(水) FD} \author{広瀬雄二} -\newcommand{\sfoururl}{\url{https://www.yatex.org/s4pr}} +\newcommand{\sfoururl}{\url{https://www.yatex.org/s4pr/}} +\newcommand{\kbd}[1]{\texttt{#1}} \usepackage[dvipdfmx]{graphicx} % required for `\includegraphics' (yatex added) \usepackage{url} % required for `\url' (yatex added) \usepackage{eclbkbox} % required for `\breakbox' (yatex added) \usepackage{supertabular} % required for `\supertabular' (yatex added) +\usepackage{subfigure} % required for `\subfigure' (yatex added) +\usepackage[usenames,dvipsnames]{color} % required for `\color' (yatex added) +\newcommand{\strong}[1]{\textbf{\textcolor[named]{Red}{\underline{#1}}}} +\usepackage{ascmac} % required for `\screen' (yatex added) + \begin{document} %\thispagestyle{empty} \maketitle +\textcolor[rgb]{0.8,1,0.8}{\hrule height 0.7mm depth 0mm width \columnwidth} \section{はじめに} -s4 はSNSをベースとした提出物・情報交換ツールです。 -講義を進めるためのLMS(Learning Management System)として -が mahara や sakai などがありますが、それらは資料やレポートの -スムーズな提出が主で、他の機能が追加的位置付けですが、 -s4はアクティブラーニングを基本とした、グループ活動や活動記録を -残したり、検索しあとで活用する機能を主体としているため、 -そもそもの哲学が違います。 + s4 はSNSを出発点とした提出物・情報交換ツールです。Moodleなどに代 + 表されるLMS(Learning Management System)では、資料やレポートのス + ムーズな提出などの授業運営が主で、他の機能が追加的位置付けです。 + また mahara や sakai などに代表されるePortfolioは、学習記録の共 + 有が重視されており、いずれも出発点が違います。s4はアクティブラー + ニングを基本とした、相互のコミュニケーションを主軸としつつグルー + プ活動を進めたり、記録を残したり、検索しあとで活用する機能を主体 + としており、それぞれが違う哲学のもとに生まれています。 + -s4の機能を短くまとめると以下のようになります。 -\begin{enumerate} - \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい) - \item 個人によるブログ作成 - \item 任意に作成できるグループ内での相互連絡提出物管理と連絡 - \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能つき) - \item グループをさらに再分割したチームの結成 - \item 新着表示 - \item 全文検索 -\end{enumerate} + s4の機能を短くまとめると以下のようになります。 + \begin{enumerate} + \item 招待制のSNS(管理者が登録しなくてもよい) + \item 個人による日記作成と提出ファイルのまとめ + \item 誰でも自由に作成できるグループとそこでの相互提出物管理と連絡 + \item グループ内での掲示板(クイズ/レポート提出集計機能) + \item グループをさらに再分割したチームの結成 + \item 新着表示 + \item 全文検索 + \end{enumerate} -\section{ホーム画面} +\section{個人ホーム画面} + \url{http://www.k.koeki-u.ac.jp/} から「練習サイト + (\sfoururl)」 に進み、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入 + れログインします。ログインすると個人ホーム画面に移行します(図 + \ref{img-home})。 \subsection{プロフィール設定} - \sfoururl にアクセスし、ユーザ名(メイルアドレス)とパスワードを入れ - ログインします。ログインすると図\ref{img-login}のような画面が表れ - ます。最初にログインしたら、まず\textbf{プロフィールの編集}リン - クに進み、必要な情報を更新します。 + 最初にログインしたら、まず\strong{プロフィールの編集}に進み、必 + 要な情報を更新します。 \begin{itemize} \item ひとこと \item プロフィール画像(書き込み時のアイコンになる) @@ -57,30 +70,45 @@ また、通知先には携帯電話のアドレスを設定させ、連絡をすぐに確認で きるようにするとスムーズです。 + \begin{figure}[tb] \centering \begin{center} - \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.7\columnwidth]{home.jpg} + \includegraphics[bb=0 0 897 459,clip,width=0.6\columnwidth]{home.jpg} \end{center} - \caption{ログイン画面} - \label{img-login} + \caption{個人ホーム画面} + \label{img-home} \end{figure} - \subsection{常駐メニュー} - 図\ref{img-login}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる - リンクで、左から順に以下の画面に飛びます。 - \begin{enumerate} - \item ホーム画面へ - \item ユーザの一覧画面へ - \item グループの一覧画面へ - \item 誰かに招待状を送る画面へ - \item アカウント切り替えの画面へ - \end{enumerate} + \subsection{グローバルメニュー} + 図\ref{img-home}の画面上方にある緑色の5枠は、全ての画面に現れる + リンクで、どの画面からも対応するページに飛べます。 + + \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\gt\small + \begin{tabular}[t]{|c|c|c|c|c|} + \hline + \makebox[6zw]{ホーム} & + \makebox[6zw]{参加者一覧} & + \makebox[6zw]{グループ一覧} & + \makebox[6zw]{招待} & + \makebox[6zw]{再ログイン} \\\hline + \end{tabular} + } + \vspace*{1ex} + +% \begin{enumerate} +% \item ホーム画面へ +% \item ユーザの一覧画面へ +% \item グループの一覧画面へ +% \item 誰かに招待状を送る画面へ +% \item アカウント切り替えの画面へ +% \end{enumerate} + よく使うのは「ホーム」と「グループ一覧」で、 まだ加入していないグループに入る場合は「グループ一覧」から 加入したいグループに進みます(加入方法は\ref{ope-grp}節)。 \subsection{サマリータブ} - 同じく図\ref{img-login}の画面下方に並ぶタブは左から順に + 同じく図\ref{img-home}の画面下方に並ぶタブは左から順に \begin{enumerate} \item 自分の日記一覧 \item 加入しているグループ一覧 @@ -114,12 +142,12 @@ \section{グループでの操作} \label{ope-grp} -科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\textbf{グループ}として +科目履修者、あるいはゼミなどの集団単位を\strong{グループ}として そのメンバーで閉じた操作を行ないます。 \subsection{グループ加入} \begin{figure}[tb] \centering - \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.8\columnwidth]{grphome.jpg} + \includegraphics[bb=0 0 877 557,clip,width=0.6\columnwidth]{grphome.jpg} \caption{グループホーム画面} \label{grp-home} \end{figure} @@ -137,7 +165,7 @@ でき、その場合はすぐ下の枠に入力することで設定できます。 \subsection{グループ掲示板作成} \label{grp-blog} - グループに参加するとそのグループ固有の\textbf{掲示板}を作成でき + グループに参加するとそのグループ固有の\strong{掲示板}を作成でき ます。「グループの新規話題作成」リンクに進むと個人日記のときと同 様の画面が出ます。タイトルと序文以外の項目がグループ掲示板では重 要な意味を持ちます。 @@ -183,7 +211,7 @@ 絡したいことがあれば、この値に設定した掲示板を作成 して利用します。 - なお、後述(\ref{mkteam}節)する\textbf{チーム}を掲示 + なお、後述(\ref{mkteam}節)する\strong{チーム}を掲示 板の所有者とした場合は、グループ全員でなくそのチー ム員全員に通知されます。 \end{description} @@ -210,32 +238,47 @@ す(図\ref{commentArea})。文章を書き込んで[送信]ボタンで書き込み が追加されます。改行文字はそのまま反映されます。 + 全てのコメントには \#\strong{記事番号} が連番でつきます。誰かの + 書き込みに対して返事をしたいときは、その番号を書き込むとよいでしょ + う。またすぐにさらなる返事が欲しいときは書き込みを(掲示板の通知 + モードに依らず)相手に直接通知できます。書き込み先頭に + \begin{quote} + \begin{screen} + \verb|>#12345 その時間厳しいので、朝か夕方にしませんか。| + \end{screen} + \end{quote} + のように半角不等号に続けて記事番号を書くことにより、書いたコメン + トが元記事の(上の例では\verb|#12345|番を書いた)人にも直接通知が + 送られます。 + \begin{table}[tb] \centering\caption{s4で利用できるマークダウン記法} \label{markdown} \small \begin{supertabular}[t]{p{0.28\columnwidth}|p{0.7\columnwidth}} \hline - \centering 記法 & \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline - \verb|##| + \centering 記法(\verb*| |は半角空白) & \multicolumn{1}{|c}{意味} \\ \hline + \verb*|## | & 行頭に書いて大見出しにする (\verb|#| 3個で中見出し、4個で小見出し) \par 例: \verb|## はじめに| \\\hline \verb|href=|URL & 行頭に書いてそのURLへのリンクを張る - \par 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/| - \\ \hline + \\ & 例: \verb|href=http://www.koeki-u.ac.jp/| + \\ \hline \verb|[[|URL\verb|]]| & 行の任意の位置で URL へのリンクを張る - \par 例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です|\\\hline + \\ & 例: \verb|大学Webは[[http://www.koeki-u.ac.jp]]です| + \vspace*{0.8ex} \\\hline \verb|[[|URL\verb,|,タイトル\verb|]]| & 行の任意の位置で URL へのリンクをアンカー文字列指定で張る - \par 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります,\\\hline + \\ & 例: \verb,それは[[http://roy|roy]]を見れば分かります, + \\\hline \verb|{{|画像URL\verb|}}| \par \verb|{{|画像URL\verb,|,タイトル\verb|}}| & 画像(別サイトの画像URL)をその場に取り込む\\ \hline - \verb|* |項目1\par - \verb|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par + \verb*|* |項目1\par + \verb*|* |項目2 & 箇条書き (行頭を \verb*|* | で始める行の連続)\par (長い行も項目ごとに適切にインデントされる)\\ \hline \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$\par \verb,|,項目$_1$\verb,|,項目$_2 \dots$ @@ -252,21 +295,82 @@ \end{supertabular} \end{table} - 入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付けるために利 - 用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表\ref{markdown})。 + その他、コメントエリアには様々な意味を持った特別な書き方が用意さ + れています。入力エリアにマウスを合わせると、文字に特別な意味を付 + けるために利用できる記法(マークダウン)のヘルプが表示されます(表 + \ref{markdown})。 + \subsection{書き込みへのファイルの添付} 添付ファイルは以下のいずれかの種類の5MB以下のファイルが登録可能です。 \begin{quote} テキスト、画像、音声、動画、OpenDocument(ODF)、PDF \end{quote} - ファイル名は\textbf{空白を含まない英数字のもの}としてください。 + ファイル名は\strong{空白を含まない英数字のもの}としてください。 それ以外は添付できない場合や利用者によってはダウンロードできない 場合があります。また、ファイルを添付する際にはかならずコメントエ リアに文章が必要で、あとで検索しやすい文章を入力するとよいでしょう。 + \subsection{グループ掲示板への提出ファイル回収} + 用途を「レポート提出用」とした掲示板では、提出された添付ファイル + をひとつにまとめて回収できます(グループ管理者のみ)。 + + 自らが管理者である掲示板にて、「ファイル取得」をクリックすると、 + そこに提出されたファイルを \texttt{archive.tar.gz} という1つの圧 + 縮ファイルにまとめて取得できます。tar+gzip 形式ファイルから中味 + を取り出すには、保存ファイルのあるフォルダで「端末」(Windows10の + 場合はコマンドプロンプト)を開いて以下のように入力します。 + \begin{quote} +\begin{verbatim} + tar zxpf archive.tar.gz +\end{verbatim} + \end{quote} + このコマンドの使えない古いWindowsは危険なのでアップグレードして + ください。WindowsでGUIで取り出したい場合は、「7-zip」や「lhaplus」 + などのソフトを検索して入れてみてください。Windows以外のOSでは標 + 準対応しているはずです。 + + \subsection{グループ掲示板への提出集計} + 同じく「レポート提出用」掲示板では、コメント書き込みとファイル提 + 出をメンバーごとに点数化して集計できます(グループ管理者のみ)。原 + 則として、「コメント書き込み」、「ファイル添付」それぞれ「1回に + つき1点」で換算します。 + + \begin{figure}[tb] + \centering + \subfigure[レポート提出状況表示画面]{ + \includegraphics[bb=0 0 943 + 389,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary1.jpg} + } + \subfigure[全レポート提出集計画面]{ + \includegraphics[bb=0 0 880 664,clip,width=0.4\columnwidth]{report-summary2.jpg} + } + \caption{提出状況表示画面} + \label{rep-sum1} + \end{figure} + レポート提出用掲示板を開き、見出しの先頭にある「提出状況」に進む + と、メンバーごとのコメントとファイル提出を点数化した表が得られま + す(図\ref{rep-sum1}a)。この画面の末尾の「すべてのレポート板集計」 + に進むと、そのグループで開かれている全てのレポート提出用掲示板の + 提出状況をまとめた表全てと、それを集めたCSVファイルが得られます。 + CSVファイルを表計算ソフトやデータベースに取り込めば採点集計に利 + 用できます(図\ref{rep-sum1}b)。 + + \subsection{グループの管理者追加とメンバー登録解除} + 新規作成したグループは作成者のみ管理者ですが、メンバーが複数いる + 場合は他者にも委任して管理者を増やせます。グループのホーム画面か + ら「メンバーを個別選択しての操作」に進み + \begin{quote}\small + \framebox{同じチーム属性を付与} \framebox{メッセージ送信} \strong{\framebox{グループ管理者委任}} \framebox{グループ登録解除} + \end{quote} + 「グループ管理者委任」タブを開きます。下方のグループメンバーリス + トから委任したい人にチェック後、[送信]ボタンで確定します。 + + また、間違ってメンバー登録したときなど、「グループ登録解除」から + 解除できます。 + \subsection{チームの作成} \label{mkteam} - 同一グループをさらに細分した集団を「\textbf{チーム}」として + 同一グループをさらに細分した集団を「\strong{チーム}」として 作ることができます。 チームは結成しただけでは役立たず、それに属する掲示板を合わせて作 @@ -281,9 +385,7 @@ 操作したいグループのホーム画面を開き「メンバーを個別選択しての操 作」に進みます。 \begin{quote}\small -% \begin{verbatim} - \framebox{同じチーム属性を付与} \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除} -% \end{verbatim} + \strong{\framebox{同じチーム属性を付与}} \framebox{メッセージ送信} \framebox{グループ管理者委任} \framebox{グループ登録解除} \end{quote} から「同じチーム属性を付与」を開き、 \begin{quote} @@ -292,13 +394,14 @@ チーム名 & \hspace*{10zw}\\\hline \end{tabular} \end{quote} - に結成したいチーム名を入れてから、下にあるユーザ一覧から - メンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」ボタンを押 - します。 + に結成したいチーム名を入れます。枠内をクリックすると既に結成され + ているチーム名が候補として現れます。チーム名決定後、下にあるユー + ザ一覧からメンバーを選んでチェックし、最後にページ末尾の[送信」 + ボタンを押します。 \subsubsection{チーム用掲示板の作成} グループのホーム画面に戻り「新規話題の作成」から掲示板を作ります。 - このとき、「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機 - 能を使わないならチームを組む意味が薄いため)。 + このとき「通知先」を「\underline{全員}」にしておきます(通知機 + 能を使わないならチームを組む意味が乏しいため)。 \subsubsection{掲示板のチームへの委譲} 作成した掲示板を開き、すぐに「編集」を開き、属性変更します。 @@ -316,20 +419,23 @@ \end{verbatim} \end{breakbox} \end{quote} - 移動したいチーム名を一覧から選び「□確認」にも - チェックを入れて[移動]をクリックします。 + 移動先チーム名を一覧から選び「□確認」にもチェックを入れて[移動] + をクリックします。 + + このようにして作成した掲示板への書き込みはチームメンバーに通知さ + れるため、共同作業の連携が取りやすく進捗の助けとなります。 \subsection{新規グループの作成} - 新しいグループは誰でもいつでも作れます。上部メニューから + 新しいグループは誰でもいつでも作れます。グローバルメニューから \begin{quote} 「グループ一覧」 → 「新規グループ作成」 \end{quote} - と進むとグループ作成画面に移行します。グループの作成者は自動的に + としグループ作成画面に移行します。グループ作成者は自動的に 「管理者」となります。 - \begin{supertabular}{|l|p{0.7\columnwidth}|} + \begin{supertabular}{|c|p{0.8\columnwidth}|} \hline - \multicolumn{1}{|c|}{記入項目} & 注意事項 \\\hline\hline + \multicolumn{1}{|c|}{\bf 記入項目} & \hfil \bf 注意事項 \\\hline\hline グループ名 & SNS全体で一意に定まる名前にする。検索しやすい英数 字を含めておくと便利。\\\hline 一言説明 & グループの簡単な説明\\\hline @@ -367,7 +473,16 @@ があれば、「管理者承認制」のグループを作り、そこに書き込 んでください。ただし、加入している他者にはコピーすること ができるため、やはり極秘のものはSNSには書かず、胸のうちに - しまっておく必要があります。 + しまっておく必要があります。これはTwitter等一般のSNSでも + 同様で、鍵を掛けたからといって秘匿が保証されるわけではあ + りません。 + + \item 誰か分からないニックネームや同姓同名者は識別できますか + + 利用者一覧やグループのホーム画面下部にユーザのアイコンが + 並びます。そのアイコン上にマウスカーソルを乗せて(hover)く + ださい。そのユーザの正式なアカウント名が出るので誰か分か + ります。 \item ダイレクトメッセージは送れますか @@ -376,7 +491,7 @@ のホームから「メンバーを個別選択しての操作」に進むと、メ ンバー一覧が出るので、送信したい相手にチェックを入れてか ら「メッセージ送信」タブを開くとコメント入力できます。最 - 後に[送信」でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは + 後に[送信]でダイレクトメッセージとなります。ただしこれは SNS上ではなく、電子メイルとして送られるので以後のやりとり はメイルベースとなり、かつ相互にメイルアドレスが開示され ることになります。 @@ -385,18 +500,217 @@ ありません。実装予定もありません。というのも、利用者であ る学生にその機能の必要性を問うたら皆口を揃えて「絶対に入 - れないでください」と訴えました。現実問題として、相手が - 「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、 + れないでください」と訴えられました。現実問題として、相手 + が「しっかり読んだこと」は保証できないできないいっぽう、 「既読」と通知された方はそれを期待するため、既読確認機能 は期待相反に起因するトラブルを生みやすく、インターネット の伝統的なメイルシステムでは実装しないことがよしとされて - 来ましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。 + きましたが、LINEがパンドラの箱を開けました。 ただし、利用者がそもそも「s4画面を開いているか」は活動状 況把握には重要なため、\underline{最終ログイン時刻}だけは - 相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。 + 相手のホーム画面に表示されるようにしてあります。また、管 + 理者であるグループの各掲示板でも同様のアクセス時刻確認が + できます。 + + \item 誰かをグループに強制的に参加させられますか + + できません。ユーザが自分の意志で参加する必要があります。 + 「勝手にグループに入れて、勝手に外す」両方を他人にできる + ようにすることは、疎外感に起因するトラブルの原因です。か + わりに、同一グループ内での「チーム」を使用してください。 + チームであれば、出し入れ自由で、変更しても同一グループで + の結びつきは変わりません。 + + ただし、グループメンバーの「登録解除」に関しては、グルー + プ管理者のみ可能です。最初加入したものの、その後音沙汰が + なくなることはよくあり、その場合に通知メッセージがその人 + に流れ続けるのを止めるために登録を解除できます。 + + \item 「新着」がたくさんありすぎて混乱します + + 「□新着ふくめて全部読んだことにする」にチェックを入れて + 確定ボタンを押しましょう。全て読み終わったことにでき、次 + からはスッキリします。 + + \item 「全部読んだことにする」を間違えて押してしまい最近の記事 + を追えなくなりました + + 個人ホーム画面にある検索フォームに「\verb|@today|」や + 「\verb|@2days|」、「\verb|@week|」を入れ検索してください。 + それぞれ、「今日の日付」、「最近2日間」、「最近1週間」の + 記事全てが検索結果として得られます。特定の日付の範囲指定 + もでき、不等号を使い以下の例のように指定します。 + \begin{quote} + \begin{tabular}{ll} + \verb|@>2018-01| & 2018年1月以降のもの\\ + \verb|@<2018-01| & 2018年1月より前のもの\\ + \verb|@>2017-01 @<2018-01 | & 2017年のもの\\ + \end{tabular} + \end{quote} + \verb|@| キーワードは複数指定でき、その他の一般単語とも同 + 時指定できます。複数指定した場合はAND指定になります。 + + また、グループで進んでいる話題に追随したい場合は「話題一 + 覧」の先頭にある \colorbox[rgb]{0.8,1,0.8}{\framebox{一週 + 間のまとめ}} を押すと、直近一週間分の書き込み一覧が得られ + ます。 + + \item ファイル制限5MBはきつくありませんか + + 負荷を軽くするためより小さいファイルを心掛けてください。 + もっと大きなファイルを置く場合は、KoekiDrive等のクラウド + を利用し、そのリンクを貼りましょう。現実問題として、官公 + 庁等へのファイルの提出には「5MB以内」などの制限がつくのが一 + 般的で、上限サイズを意識したファイル作成技術は重要です。 + + LibreOfficeでは文書中の画像右クリックの「圧縮」に、必要最 + 低限の画質と寸法に落す機能があり、元画像にもよりますがカ + メラ写真などは10分の1程度に縮まることもあります。 + + \item ぼくの撮ったさいきょうの写真を載せたのですがなんか + 画質落ちました + + 画像は縦横とも\strong{1600ピクセルを超えない}大きさに縮小 + されます。あしからず。 + + \item 気に入ったアイコンが2つ以上あるのですが… + + ユーザ識別に用いられるアイコンは1個しか登録できませんが、 + プロフィール画像には何枚でも登録できます。登録画像の + \strong{最後の1枚}がアイコンとして利用されます。 + + \item ハッシュタグって何ですか? どうやって使うの? + + 書き込み記事にs4からの全文検索キーワードを埋め込むことが + できます(Twitterと違って\#なしのものも検索します)。たとえ + ば、グループ内でたくさん掲示板を作ると大事な連絡がどの掲 + 示板にあるか探すのがたいへんになってきます。そのようなと + きに、あらかじめ検索で特定しやすいキーワードを書き込みに + 埋めておきます。その記事を探している人がどこかで質問した + ら、その返事に「\verb|#検索キーワード|」を書いてあげると、 + その単語での検索が結果一覧が得られるリンクが作成されます。 + + \item ハッシュタグじゃなくて直接特定の記事に飛ぶリンクを作りた + いのですが + + \#記事番号 を二重角括弧で括ってコメント本文中に書いてくだ + さい。たとえば + \begin{quote} + \begin{screen}\small +\begin{verbatim} +>#12345 公益さん、 +その問題に関しては[[#11100]]にヒントがあります。 +\end{verbatim} + \end{screen} + \end{quote} + のように書き込むと \verb|[[#11100]]| の部分をクリックする + とその記事に飛ぶリンクが作成されます。 + + \item 先輩から「s4の12345番を見ろ」と言われましたがどうしたらよ + いのでしょう + + ホーム画面にある検索枠から「\verb|#12345|」を検索してくだ + さい。その記事が見つかります。 + + \item いちいちリンクをクリックするのがツライです + + ショートカットキーを利用してください。``\kbd{Accel-}'' は + ブラウザの設定するショートカット用のキーで、Firefoxのデフォ + ルトの場合は \kbd{Shift+Alt} を押しながら、が相当します。 + \begin{itemize} + \item 画面上部のメニュー呼出し + \begin{quote} + \begin{tabular}[t]{ll} + \kbd{Accel-1} & 「ホーム」\\ + \kbd{Accel-2} & 「参加者一覧」\\ + \kbd{Accel-3} & 「グループ一覧」\\ + \kbd{Accel-4} & 「招待」\\ + \kbd{Accel-5} & 「再ログイン」\\ + \end{tabular} + \end{quote} + \item ホーム画面 + \begin{quote} + \begin{tabular}[t]{ll} + \kbd{Accel-k} & 「検索単語入力」(グループホー + ムでも有効)\\ + \kbd{Accel-e} & 「プロフィールの編集」\\ + \kbd{Accel-n} & 「新規話題の作成」\\ + \kbd{Accel-f} & 「過去の提出ファイル」\\ + \kbd{Accel-a} & 「日記」\\ + \kbd{Accel-s} & 「参加中グループ」\\ + \kbd{Accel-d} & 「最近の書き込み先」\\ + \kbd{Accel-f} & 「新着」\\ + \kbd{Accel-x} & 「×」\\ + \end{tabular} + \end{quote} + \item 掲示板 + \begin{quote} + \begin{tabular}[t]{ll} + \kbd{Accel-h} & そのグループのホーム画面へ\\ + \kbd{Accel-c} & コメントエリアの消去/復活\\ + \kbd{Accel-e} & 「編集」\\ + \kbd{Accel-f} & 「ファイル取得」\\ + \kbd{Accel-b} & 「末尾へ」\\ + \kbd{Accel-s} & 「読刻」(ユーザごとの読んだ時 + 刻一覧)\\ + \kbd{Accel-r} & 「再読み込み」(新着の取得)\\ + \kbd{Accel-d} & 「最近の書き込み先」\\ + \end{tabular} + \end{quote} + \end{itemize} \end{itemize} + + \section{効果的な利用に向けて} + アクティブラーニングのような双方向の働きかけを重視する授業には、 + s4を以下のような方針で活用して行くと効果的です。 + \subsection{電子メイル確認習慣の確立} + 友達同士の会話ではLINEのみで済ませ、メイルアプリの設定をしていな + い学生も多いですが、就職活動や外部の人への連絡には必須です。 + \begin{itemize} + \item メイルアプリの設定 + \item 受信許可ドメインの追加 + \item 受信通知(チャイム等)の設定 + \end{itemize} + を確認して円滑に使えるようにしましょう。また、携帯電話会社の提供 + するアドレスはケータイ同士でしか届かない問題が多発するため、 + Yahoo等PCでも共有できるアドレスの利用を勧めます。また、大学のア + ドレスもケータイ連動できるので、詳しくはroyのWebにある説明を参照 + してください。 + \subsection{日記の作成} + アカウント作成したらすぐ、ホーム画面での個人日記に2つの話題を作 + 成しましょう。 + \begin{description} + \item[活動記録] 日記そのものに相当します。学習などの活動を時刻 + つきで記録することは、自身の作業推進速度を把握する意 + 味で重要です。また、人間は\strong{書かないことは忘却}し + ます。簡単なものほど忘れます。記録をつけることで長期 + 記憶に入りやすくなり、かつ後日s4の検索機能で一瞬で過 + 去の記録を取り出せるようにすることで、繰り返しの記憶 + 定着が促進化されます。 + + \item[連絡帳] 個人日記への他者の書き込みは、必ず通知が行きます。 + 他のメンバーからの連絡をもらうための日記を作っておく + ととても便利です。 + \end{description} + + \subsection{グループ作成直後} + 新規グループを作成後にも、すぐ以下の設定で2つの掲示板を作ってお + きましょう + \begin{description} + \item[連絡帳] 個人日記同様、通知先を「全員」にしたものを作り、 + グループ全員への連絡に活用します。 + \item[資料置き場] メンバー全員に配布する資料があれば、配布用の + 掲示板を作りそこにまとめます。doc(x)/xls(x)ファイル + 等は違う種類のコンピュータでは正常に読めないので添付 + は禁止しています。PDFに変換した5MB以下のものにしてく + ださい。この制限を超えたものを置く場合はKoekiDriveを + 利用してください。 + \item[成果物置き場] グループでなんらかのプロジェクトを進めてい + る場合は、成果物をまとめる掲示板を作り、プロジェクト + で利用する文書などをまとめましょう。 + \end{description} \begin{thebibliography}{s4} \bibitem{s4koeki} 広瀬雄二.