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本サーバではメイル配送システムとしてqmailを利用しているので、 利用者の皆さんは何個でもメイルアドレスを作ることができます。 以下の説明では、個人のメイルアドレスのアカウント名部分を user、ドメイン名部分を dokkano.ac.jp と 表すことにします。つまり、例で使用するメイルアドレスは user@dokkano.ac.jpとなります。このアドレスは御自身のものと置 き換えて説明を読み進めてください。
user@dokkano.ac.jpを基本メイルアドレスと呼びます。ア カウント作成と同時に無条件で利用できるメイルアドレスです。このアド レスに届いたメイルはサーバ上のあなた専用のメイルボックスに蓄えられ ます。別のアドレスに転送することも可能ですが、方法は後述します。
user-xxx@dokkano.ac.jpという 形式のアドレスを拡張メイルアドレスと呼びます。あなたのアカウント名 で始まり、その直後にハイフン(-)で区切って任 意の文字列が来るメイルアドレスは、全てあなた宛に配送されます。 user-xxxのxxxの部分は 拡張子と呼び、どんな単語でも構いません。 user-123@dokkano.ac.jp, user-job@dokkano.ac.jp, user-meeting@dokkano.ac.jp, ...などなど、どんなメイルアドレ スでも自分用に作成することができます。
拡張メイルアドレスを利用する場合は、最初にそのアドレスを受け取るメイ ルボックスを作りとそのアドレス受信用のパスワードを設定する必要があります。 メイルパスワード設定画面にて、これから受け取り たいメイルアドレスをuser-xxx@dokkano.ac.jp の形式で入力して先に進めば自動 的にメイルボックスの作成まで完了します。このとき、あなた本人の確認として 既存の基本メイルアドレスのパスワードを入力してく ださい。
現在広く利用されているメイル受信プロトコルであるPOP3は、 パスワードをそのままの形(平文:プレインテキスト)でネットワークに流してし まうので、簡単に傍受されるおそれがあります(現金自動支払機の前で暗証番号 を声に出しながら押している姿を想像してください)。
そのような危険性を考慮して本サーバでは以下の設定を行なっています。
APOPとはパスワードを暗号化してやりとりするように拡張したPOP3で、仮に 傍受されたとしても元のパスワードは解読できません。APOPを利用する場合はあ らゆる場所からのメイルの受信が可能になります。安全性を考えると、仮に内部 からしか利用しない場合でもAPOPを利用されることを強くお勧めします。
APOPを利用するための方法を説明します。なお、以下のメイルリーダでは APOPが利用できませんのでご注意ください。
以下にいくつかのメイルリーダのAPOP設定方法を示します。
~/.im/Config の Imget.Src 行の設定を以下のように変えます。
Imget.Src=pop/APOP:user@サーバ名
フォルダバッファで m a して以下のようにフォルダを追加します。
&user/apop@サーバ名
以上のいずれの場合も、拡張メイルアドレスを受信したいときはユーザ名と して user-xxx のような拡張子付の名前を指定します。
本サーバに届いたあなた宛のメイルを、別のサーバで管理しているメイルア ドレスに転送する場合は、ホームディレクトリにある .qmail というファイルに 転送先を書きます。
&user2@tensosaki.co.jp(上記の例では user2@tensosaki.co.jp が転送先アドレス)
他アドレスに転送し、なおかつこのサーバ上のメイルボックスにもメイルを 残したい場合は .qmail ファイルに元々あった ./Maildir/ という行を消さずに 転送用の行を追加します。
./Maildir/ &user2@tensosaki.co.jp
FTPもPOP3と同様平文パスワードをネットワークに流す危険なものなので、 ftp接続も内部からの利用のみに制限しています。どうしても外部ネットワーク からFTPを利用する必要がある場合は管理者までご相談ください。