庄内ホルモン

「いらっしゃいませ!」中町に活気あふれる一軒の焼き肉店がある。庄内ホルモンである。今回は、このお店の料理長の佐藤圭介さんにお話を伺った。

入って驚き、タイムスリップしたかのような内装!

まず、店内に入り目に飛びこんできたのは昭和を感じさせる内装であった。 ちょうちんや昭和当時のポスターが多く飾られていた。佐藤さんによると、日本 が高度成長で最も元気があった1980年代をイメージしているとのことだった。ま た、店内を非現実・非日常にすることでその雰囲気を楽しんでもらいたいという 意図もある。ポスターは当時のものをインターネットで購入しており、中には 2,3万もするものあるそうだ。意外だったのが、この昭和を感じさせる内装と対 照的にスタッフがとても若かったことだ。平均年齢は、20代前半程度で内装が昭和イメージして いるだけに、そこにギャップを感じた。このお店も今年で7年目とのことだった。

肉は一頭買い!そして国産へのこだわり

庄内ホルモンは肉にもこだわっている。牛肉、豚肉、鳥肉は全て国産の ものを提供していた。また、常時同じ品質のものを提供するために一頭買いをし ている。一頭買いをすることで、低価格での販売ができるそうだ。そして、仕入れた肉は店長と料理長が毎日丁寧に切り分けている。庄内ホルモンは、地産地消 にもこだわっている。肉は基本的に山形県内から仕入れており、中には庄内産の ものもあるそうだ。馬肉に関しては本場九州から仕入れるという点からも肉への こだわりが感じ取れた。

庄内ホルモンは、店名からも分かるように"ホルモン"に強い こだわりがあるようで、焼肉屋というよりはホルモン屋という感じが強かった。 ホルモンの中でも牛タンに力を入れており、並タン、上タンといったスタンダー ドなものから華咲牛タンといったインパクトが強いオリジナルメニューまで種類 が豊富だった。メニューは、定期的に新しいものを追加しており、、季節によっ ても変えているそうだ。佐藤さんに今の時期のお勧めメニューを聞くと、もつ鍋 だと答えてくれた。このもつ鍋は、牛ホルモンを使用し、東北のものとは異なり 博多の味を再現したものであった。

食育、それは食による教育!

庄内ホルモンが目指しているものとして、食育がある。これは、食を通じて お客さんを元気にしたいというものだ。特に子どもに安心・安全な食を提供し、 育てていくことを目指している。食育を推進するために、小学生以下のお子様に はお子様カルビ、ジュースを無料で提供している。さらに、麦飯については高校生まで無料としているので力の入れようが伺えた。

今回お話を伺った佐藤さんは、庄内ホルモンについてとても詳しく、丁寧に 教えてくれ、お店に対する熱意が伝わってきた。特に肉のことについて語っ ているときは楽しそうな感じがし、仕事へのこだわりが感じ取れた。

店舗情報

庄内ホルモン酒田店
住所
998-0043
山形県酒田市本町3丁目6-40
電話番号
0234-23-2917

庄内ホルモン鶴岡店
住所
997-0015
山形県鶴岡市末広町6-6
電話番号
0235-64-0429