1 <p>あれから何度かライブを重ね、彼女が持っている本来の力が発揮されてきた。<br>そしてそんな彼女に魅了され、ファンの数も初期とは比べようもないほど増えてきた。<br>しかし…。</p> 2 <p>「お疲れ様。今回のライブも良かったよ」<br>控室に戻ってきた葵に労いの言葉をかける。<br>しかし、彼女の顔はどこか暗く今回のライブに対しても心残りがあるようだ。</p> 3 <p>「やっぱりまだ緊張してしまって…。人前で緊張してしまうなんてアイドルとしてダメですよね…?」<br>そう言って俯く彼女を見て、思わずその頭に手を伸ばした。<br>「今すぐ無理に変ようとしなくていい。みんな君を応援してるから、少しずつ頑張っていこう」</p> 4 <p>彼女のツヤのある柔らかな髪を撫でながら言った。<br>そして、少し顔色も良くなったと感じたとき彼女と目があった。</p> 5 <p>「私、優勝したいです。プロデューサーのために優勝したいです…!!」<br>彼女の強い意志を秘めた瞳を見て、彼女なら絶対に優勝できると確信した。</p>