問題の解説
問題1
鶴岡を含む庄内地域は、あることに関して日本唯一の地域であると言われてます。その「あること」とは次のうちどれでしょう?
絹織物の一貫した生産工程があること
力織機(りきしょっき)が作られたこと。
蚕(かいこ)を利用した養蚕業(ようさんぎょう)が行われていること
問題1では、庄内地域の日本で唯一のことを聞いているので、”絹織物の一貫した作業工程があること”が正解になります。
- 絹織物の一貫した作業工程があること
正解です。庄内地域は「養蚕」、「製糸」、「製織」、「精練」、「捺染」、「縫製」といった絹織物の一貫した生産工程が集約されている日本で唯一の地域です。
- 力織機(りきしょっき)が作られたこと。
不正解です。力織機は庄内地域だけではなく、多くの場所で作られています。
- 蚕(かいこ)を利用した養蚕業(ようさんぎょう)があること
不正解です。養蚕業は日本各地で行われています。
問題2
「鶴岡シルク」の始まりは庄内藩の武士がある戦争に敗れたことがきっかけになっていると言えます。その戦争の名称は何でしょう?
太平洋戦争
下関戦争
戊辰戦争
問題2の答えは”戊辰戦争”です。知識として覚えているかの確認になります。
- 太平洋戦争
不正解です。太平洋戦争は第二次世界大戦の局面の1つです。
- 下関戦争
不正解です。下関戦争は長州藩とイギリス・フランス・オランダ・アメリカの列強四国との間に起きた、武力衝突事件の事です。
- 戊辰戦争
正解です。戊辰戦争に敗れた庄内藩の武士が、刀を鍬(くわ)にかえて原生林を開墾したことが「鶴岡シルク」のはじまりと言われています
問題3
現代では養蚕業が厳しい状況に追いやられています。その理由とは何でしょうか?
グローバル化
人口不足
資金不足
問題3の、現代で養蚕業が厳しい状況に追いやられている理由はグローバル化・高齢化です。そのため選択肢の"グローバル化"が正解になります。
- グローバル化
正解です。グローバル化による安価なシルクの流用、高齢化などにより厳しい状況となっています。これを打開し、絹織産業を保存、伝承するため平成21年に「鶴岡シルクタウン・プロジェクト」が始動しています。
- 人口不足
不正解です。
- 資金不足
不正解です。
問題4
蚕の飼育体験「繭人」プロジェクトというイベントで行われている事とは一体何でしょう?
シルク作りを体験できる
蚕の観察を行える
蚕の飼育キットを受け取れる
問題4の、「繭人」プロジェクトとは、個人に「蚕の飼育キット」を配布し、協力した方々を「繭人(まゆびと)」として認定するプロジェクトの事です。正解は選択肢の"蚕の飼育キットを受け取れる"です。
- シルク作りを体験できる
不正解です。
- 蚕の観察を行える
不正解です。蚕の観察ではなく、飼育キットの配布です。
- 蚕の観察キットを受け取れる
正解です。
問題5
蚕が1番最初に吐き出す糸のことをなんと言うでしょう?
ギバサ
キビソ
キベイ
問題5で、蚕が最初に吐き出す糸のことはキビソと言います。
- キバサ
不正解です。食べ物の名前です(きばさ)。
- キビソ
正解です。キビソ特有の素材感や風合いを国内のデザイナーがデザインし、鶴岡シルクとしてブランド化する取り組みとして「キビソ・プロジェクト」が行われています。そのほかにも、キビソを用いた鶴岡シルクの製品を販売している「キビソ・ショップ」があります。種類は豊富で、帽子やバッグなどの小物から、最近ではマスクの販売も行っています。
オンラインショップもあるので下記URLから確認してみてください。
キビソ・ショップ
- キベイ
不正解です。食べ物を盛る器の事です。(器皿)