diff --git a/paper/akita0906/yamaguchi/akita.tex b/paper/akita0906/yamaguchi/akita.tex new file mode 100644 index 0000000..b25e0b9 --- /dev/null +++ b/paper/akita0906/yamaguchi/akita.tex @@ -0,0 +1,130 @@ +% (replace-string "," ",") +% (replace-string "。" ".") + +\documentclass[a4paper]{jsarticle} +\usepackage[dvipdfmx]{graphicx} +\usepackage{float} +\usepackage{bm, amsmath, amssymb} +\usepackage{subfigure} +\usepackage{caption} +\usepackage{ahec} + +%\addtolength{\topmargin}{-2cm} +%\addtolength{\textheight}{4cm} +%\addtolength{\textwidth}{2cm} +%\addtolength{\oddsidemargin}{-1cm} +%\addtolength{\evensidemargin}{-1cm} + +\newcommand{\namestack}[2]{ + \raisebox{-3ex}{\shortstack{#1\\#2}} +} + + +\begin{document}%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% + \small +\twocolumn[%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% +\ProcTitle{第3回秋田ヒューマン・エネルギー研究会(2019年9月6日)}% +%%英語タイトル・英語著者名を入力するときはJtitleとJAuthorをコメントアウトすること +\JTitle{観光地の魅力を引き出すシステムの提案}% +\JAuthor{山口円馨$^{\dagger}$,広瀬雄二$^{\ddagger}$}% +%\ETitle{Title}% +%\EAuthor{Author}% +\Affiliation{$\dagger$ \namestack{c117208@e.keoki-u.ac.jp}{東北公益文科大学}, + $\ddagger$ \namestack{yuuji@koeki-u.ac.jp}{東北公益文科大学} +}]%%%%%%%%%%%%%%%%%%%% + + + + \section{はじめに} + 観光というコンテンツが、SNSの普及や観光庁の発足により、多くの目を向け + られている.また観光政策において観光地のブランド化~\cite{観光地ブラン + ド}のため、観光地域ブ + ランド確率支援~\cite{観光地域支援}があったが、平成29年度で終了している. + + 近年、GPSを取得して地図上に表示し、地図としてだけではなく娯楽としても活用で + きる位置情報システムが増えている~\cite{観光支援システムの開発}. + 現在では市町村が作成するホームページ上に、観光地へ訪れるための地図など + が添付されている.これに容易に観光地へと訪れることが可能である. + + それらの現状から、位置情報を扱い観光地の魅力を伝えるためのシステムの構築 + を考えた.またこれを活用して地域の活性化を図る. + + 本研究では山形県鶴岡市の松ヶ岡開墾場の現状と課題を元にしたシステムの構築を考 + える.鶴岡市には文化遺産が多数あり、その中でも松ヶ岡開墾場には庄内映画村資料館など + がある.多くの魅力を持つが、その魅力を伝える手段が現状では少ない。 + + \section{観光者の行動} + 位置情報システムの構築を考える前に、観光地に訪れる観光客がどのようなス + テップを踏んで観光地へ訪れるかを図1に示す. + +まず最初に情報を検索し、見つけることから始まる.その後調べ +る、行く、楽しむ、評価を経て再び情報が最初に回帰するという一連のサイクル +が見えた. +このことから、情報を見つけるという最初の行動の時点で目を惹く要 +因と、そこから調べるまでの行動に至る動機づけとなるものが必要だと考え +た. + +要因にはWebサイトの情報量や、インターネット上にある口コミなどの評価. +動機づけには観光地の面白さ、アクセスの良さなどが考られる. + + \begin{figure}[H] + \centering + \includegraphics[width=7cm]{zu2.png} + \caption{観光客の行動のサイクル} + \end{figure} + + \section{課題} + + システムを導入する松ヶ丘開墾場の課題を以下に示す.本研究では現存する課 + 題を解決するためのシステムを提案していく.\\ + + \textbf{課題1:施設の楽しみが少ない} + + 観光地に訪れても、それによって得られる何かが無いために、行こうという行 + 動に至るまでの動機が薄い.エンターテイメント性が求められる. + + \section{方針} + 現時点では観光地へ訪れるための動機が薄いため、動機となり得る施設を魅力 + 的に伝える、また訪れることによって得られるシステムを構築し課題の解決を図る. + + \subsection{システムの提案} + + \begin{itemize} + + \item 施設の表示\\施設の詳細を観光客側から簡易に把握できることで、施設 + 自体に興味を持ってもらう.\\ + \item ゲーム\\観光地の特徴を活かしたゲームを作成することにより観光客側 + の楽しみを増やす.動機づけを図る.\\ + \item スタンプラリーシステム\\一定時間観光地に滞在することで、観光地に訪れた際にスタンプを一つ取得する.一定数のスタンプを集めることで、何らかの報酬が使用者側に渡るようにする.\\ + \item 使う年齢層に合わせたマップのレイヤ切り替え\\子供が使う際にはRPG + 風のマップを表示し、ゲームをしている感覚で地図を見てもらう.大 + 人が使う際にはシンプルで簡潔な情報が表示されるマップを表示する. + これにより幅広い年齢層の興味を惹く. + \end{itemize} + + \begin{figure}[H] + \centering + \includegraphics[width=7cm]{zu3.eps} + \caption{システム構造} + \end{figure} + + + \section{今後の展望} +松ヶ丘開墾場の求める観光客の像、また来る観光客のニーズを想定し、マップ機 +能、現地でしか行えないゲームが含まれたシステムを構築する.また、さらなる +課題を発見し、それらを解決していく追加システムの可能性も考える. + \begin{thebibliography}{99} + \bibitem{観光地ブランド}大井達雄(2013)「観光地ブラ + ンドの評価に関する一考察」,『日本統計研究所報』42,pp.9-27,法政 + 大学日本統計研究所. + \bibitem{観光地域支援}観光庁「観光地域ブランド確立支援」 + ,[online]https:\slash\slash www.mlit.go.jp\slash + kankocho\slash shisaku\slash kankochi\slash brand.html( + 参照2019-8-3). + \bibitem{観光支援システムの開発}長尾聡輝・加藤福己・浦田真由・安田孝美 + (2013)「スマートフォンを用いた観光支援システムの開 + 発」, 『PCカンファレンス論文集(CD-ROM) (PC Conference論文集 + (CD-ROM))』pp.321-324,名古屋大 大学院情報科学研究科. + \end{thebibliography} + +\end{document} \ No newline at end of file