diff --git a/ronbunend.tex b/ronbunend.tex index 6815515..957b1ea 100644 --- a/ronbunend.tex +++ b/ronbunend.tex @@ -38,15 +38,13 @@ \subsection{基礎プログラミング} - 基礎プログラミングには、学生側と教員側にサイクルが発生している。学生側 + 東北公益文科大学(以下本学)ではプログラミングを学ぶ基礎プログラミン + グ I ・ II が開講されている。一つのクラスにつき約 40 人の学生が受講している。当講義には、学生側と教員側にサイクルが発生している。学生側 は、初見のプログラム文とその説明をWeb ブラウザの画面を目視し、エディタ へと書き込み、ターミナルエミュレータで実行する。 教員側はメールを確認し、記載されたプログラム文を目視した上で実行し、プログラムが成功して いるかを判断する必要がある。一連の流れとしての工数は多くな - いが、学生全員分に対して行う場合には作業量が人数に比例してに増加する。 - これらの講義は必修科目であり、在学する学生が必ず受講する。初めての取り組みに苦戦し、プロ - グラミング自体に苦手意識を持つ学生が見えた。さらに、プログラムのエラーで生じるエラー文を読 - み解くことができないことも苦手意識をもたせる原因となっている。 + いが、作業量が人数に比例してに増加する。 \section{目的} @@ -110,8 +108,8 @@ \begin{itemize} \item 実行・判定 - プログラム文を実行、判定するCGIプログラムの作成。プログラムはcode変数 - に入っているため、教員が自由に入力できる仕組みになる。\\ + プログラム文を実行、判定するCGIプログラム。プログラムは + 変数を用いて自由に設定できるようにしているので、教員が自由に入力できる仕組みになる。\\ \item メソッド・想定の説明 @@ -123,7 +121,8 @@ 出力されたエラー文の説明を簡易的に伝える。アンケート結果にもある通り、 エラー文が読み解けずに挫折する学生が多いため、出力頻度の高いエラー文に - は対策を講じた文章を表示する。また、エラー文にURLリンクを張ることによ + は対策を講じた文章を表示する。また、エラー文にはエラー文の検索結 + 果を表示するURLリンクを張ることによ り、検索も容易にする。\\ \item データベースへの格納 @@ -137,8 +136,7 @@ 実装画面と説明が以下である。 \subsection{エディタページ} - 学生側がはじめに見る入力画面である。実行不可能、または終了条件のないプ - ログラム文を書き込んだ場合はエラー処理する。詳しい説明を以下に示す。実 + 学生側がはじめに見る入力画面である。whileなどの制御構造を用いた際に終了条件が正しくないために実行不可能になるもの、または終了条件のないプログラム文を書き込んだ場合はエラー処理する。詳しい説明を以下に示す。実 際に作成した画面が図\ref{fig:edit}である。 \begin{figure}[H] @@ -252,7 +250,8 @@ \section{脆弱性への配慮} - 脆弱性による問題が発生するので、運用前にテストを行って問題を見つけ、プログラムだけではなく運用する環境に応じて対策の方針を変える。今回の運用はローカル環境のみの使用を想定しているため、最低限の対策のみを行っていく。 + 本システムでは、悪意のある文字列を入力することで本来の目的とは異なる表 + 示結果が出力される可能性がある。これを防ぐために、運用前にテストを行って問題を見つけ、プログラムだけではなく運用する環境に応じて対策の方針を変える。今回の運用はローカル環境のみの使用を想定しているため、最低限の対策のみを行っていく。 \section{今後の展望} 脆弱性を補う対策を、運用と技術の面から考えていく。システムの実装では、 @@ -260,21 +259,22 @@ に問題点を発見する。 \begin{thebibliography}{99} - \bibitem{高等学校学習指導要領}文部科学省「高等学校学習指導要領」(平成 30 年告示)(2019). + \bibitem{高等学校学習指導要領}文部科学省. ``「高等学校学習指導要領」(平 + 成 30 年告示)(2019)``. (参照 2019-12-3). + + \bibitem{小学校}文部科学省. ``小学校プログラミング必修化に向けて''. + \url{http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/10/05/1409851_6.pdf}. ( + 参照 2019-11-15). - \bibitem{小学校}文部科学省."小学校プログラミング必修化に向けて" - \url{http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/__icsFiles/afieldfile/2018/10/05/1409851_6.pdf}.2019-11-15. + \bibitem{ReseMom}ReseMom. ``小学校のプログラミング教育、先生の98%が「授 + 業の実施に不安」''. + \url{https://resemom.jp/article/2019/04/26/50334.html}. (参照 + 2019-11-18). - \bibitem{ReseMom}ReseMom,"小学校のプログラミング教育、先生の98%が「授 - 業の実施に不安」". - \url{https://resemom.jp/article/2019/04/26/50334.html}.2019-11-18. + \bibitem{WaPEN}中西渉. ``Webブラウザ上のプログラミング学習環境WaPENの改 + 良''. 情報教育シンポジウム論文集 .2019,130-135,(参照 2019-11-12). - \bibitem{WaPEN}中西渉."Webブラウザ上のプログラミング学習環境WaPENの改 - 良".情報教育シンポジウム論文集.2019,130-135,2019-11-12. - - \bibitem{track}新田章太,小西俊司,竹内郁雄."複数言語に対応しやすいオンラインプログラミン - グ学習・試験システム track".情報教育シンポジウム論文集.2019,114-121,2019-11-12. - + \end{thebibliography} \end{document} \ No newline at end of file