diff --git a/tebiki2.pdf b/tebiki2.pdf index 3b05960..7c15895 100644 --- a/tebiki2.pdf +++ b/tebiki2.pdf Binary files differ diff --git a/tebiki2.tex b/tebiki2.tex index 25efd3a..a29868f 100644 --- a/tebiki2.tex +++ b/tebiki2.tex @@ -1,5 +1,5 @@ %#DVIPDF dvipdfmx -f index.txt -\documentclass{jbook} +\documentclass[11pt]{jbook} \addtolength{\topmargin}{-2cm} \addtolength{\textheight}{4cm} \addtolength{\textwidth}{2cm} @@ -13,6 +13,7 @@ \usepackage{ascmac} \usepackage{longtable} \usepackage{geometry} +\usepackage{subfigure} \renewcommand{\bibname}{参考文献} \geometry{textwidth=160mm, textheight=225mm} \makeatletter @@ -37,7 +38,7 @@ \title{Ruby等を用いたプログラミング教室の手引} \author{亀谷千香子} -\date{令和元年9月} +\date{} @@ -51,7 +52,7 @@ \chapter{はじめに} - 2020年度に小学生のプログラミング教育が必修化になる。文部科学省の小学校プログラミング教育の手引ではプログラミング教育で身につけたい力として「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」が挙げてれいる。 + 2020年度に小学生のプログラミング教育が必修化になる。文部科学省の小学校プログラミング教育の手引ではプログラミング教育で身につけたい力として「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」がある。 小学生のプログラミング教育の必修化前である現在もプログラミング教室は開催されている。しかし、プログラミング教室を企画運営するための方法を手引として公開されているが、企画・運営のための情報が少ない。そのためRuby等を用いた小学生向けのプログラミング教室を運営をするための事前の準備、教えるための道具、教える方法などのまとめを手引として提案する。 \section{プログラミング教育必修化の背景} @@ -165,7 +166,7 @@ \end{description} \subsection{プログラミング言語の割合} -総務省によるとプログラミング教室で使用されているプログラミング言語の割合はScrachが最も高い(図\ref{wariai})。その理由は、短期間での学習に適してると考えるためと述べられている\cite{soumu}。 +総務省によるとプログラミング教室で使用されているプログラミング言語の割合はScratchが最も高い(図\ref{wariai})。その理由は、短期間での学習に適してると考えるためと述べられている\cite{soumu}。 \begin{figure}[h] @@ -180,7 +181,7 @@ \subsection{使用されている機器} -プログラミングで使用されているものの割合は図\ref{kizai}である。多くのプログラミング教室ではPCが多く使用されている。その他にもラズベリーパイという小型のボードコンピュータである\ref{razu}。LinuxなどのOSを搭載すれば、インターネットアクセスができるものである。 +プログラミングで使用されているものの割合は図\ref{kizai}である。多くのプログラミング教室ではPCが多く使用されている。その他にもラズベリーパイという小型のボードコンピュータである(図\ref{razu})。LinuxなどのOSを搭載すれば、インターネットアクセスができるものである。 \begin{figure}[h] \begin{center} @@ -203,7 +204,7 @@ \section{プログラミング教育の課題について}\label{kadai} プログラミング教育では、プログラミングツールに関する課題、プログラミング環境に関する課題、プログラミング教育を行う教員の課題などが報告されている\cite{niigata}。 -プログラムを分かりやすく指導するとなると道具、教材のだけではなく、行う場所、指導する人などの課題がでてくる。その点をふまえて\ref{kousatu}章では課題とプログラミング教室の企画、運営をした結果の考察をまとめた。 +プログラムを分かりやすく指導するとなると道具、教材のだけではなく、行う場所、指導する人などの課題がでてくる。その点を踏まえて第\ref{kousatu}章では課題とプログラミング教室の企画、運営をした結果の考察をまとめた。 %\section{手引について} %この手引の作成は平成30年度から東北公益文科大学(以下本学)の文部科学省「私立大学ブランディング事業」の1つで行った小学5、6年生向けプログラミング教室の「Rubyてらこった」の活動を基準としている。実際にRubyなどを用いたプログラミング教室を企画し、運営していくのに役立つ手引をとして利用してもらうことを目的としている。そのために、企画するうえでの計画の立て方、プログラミング教室を通して身につけてほしい力、小学生に教える範囲の決め方などを述べている。運営では、教えるために必要な役割、授業の準備、教えるための方法を述べている。また、\ref{teian}章ではRubyてらこったの活動をふまえての企画、運営を提案として一例を挙げている。 @@ -244,10 +245,10 @@ \section{教える側が必要なこと} -プログラミング教室の活動を行う時に必要で必要なこととして「知識」「教える能力」「発想力」「時間管理能力」「伝える力」4つが必要であるのではないかと考える。プログラミング教室で教える場合はただプログラミングが得意である人を優先するのではなく、小学生に合わせて楽しく学んでもらえるように工夫できる人を優先した。その理由は以下のような理由である。 +プログラミング教室の活動を行う時に必要で必要なこととして「知識」「教える能力」「発想力」「時間管理能力」「伝える力」5つが必要であるのではないかと考える。プログラミング教室で教える場合はただプログラミングが得意である人を優先するのではなく、小学生に合わせて楽しく学んでもらえるように工夫できる人を優先した。その理由は以下のような理由である。 \subsection{プログラミングの知識}\label{tisiki} -プログラミング教室で実際に教える時は小学生の質問に対して分かりやすく教えることができるのが前提になっている。そのために、ただ内容を理解しているだけではなく、自分なりに考えて教えられる程度に理解していなければならない。 +プログラミング教室で実際に教える時は小学生の質問に対して分かりやすく教えることができることが前提になっている。そのために、ただ内容を理解しているだけではなく、自分なりに考えて教えられる程度に理解していなければならない。 本学では2年次に1年間必修科目の基礎プログラミングという必修科目がある。その科目でプログラミング言語のRubyを学ぶ。1年間で学ぶ内容は以下の内容である\cite{naiyou}。本学の授業では13の範囲まで学ぶが、Rubyてらこったで教える授業の範囲は1から7までである。 \begin{enumerate} @@ -465,7 +466,7 @@ \begin{itemize} \item 小学生が分からない所の説明 -授業の内容が難しかったり、分からなかった場合ににサポートしている小学生に合わせて教えることをする。 +授業の内容が難しかったり、分からなかった場合にサポートしている小学生に合わせて教えることをする。 \item 操作の補助 @@ -493,7 +494,7 @@ \begin{tabular}{|l|l|} \hline アイテム &用途 \\ \hline \hline PC & 小学生の操作用、授業用、スライド用のため使用 \\ - USBメモリ & 作成したプログラムを記録するため使用また、教室閉講後にも利用できよう\\ + USBメモリ & 作成したプログラムを記録するため使用また、教室閉講後にも利用できるよう\\ &無料で配布可能なシステムをインストールしておく \\ 教科書 & 授業の内容を確認すため使用 \\ ノート & 必要なことを書くために使用 \\ @@ -596,6 +597,39 @@ 小学5、6年生はアルファベットを習い終えているが大文字小文字を理解するために作成し配布した(\ref{taiou}を参照)。キーボードでは大文字表記になっているため「 l( エル ) 」と「 i( アイ ) 」や「 h( エイチ ) 」と「 n( エヌ ) 」などが間違いやすかった。 +\begin{figure}[h] + \begin{center} +\subfigure[USBメモリ]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{usb.jpg} +}\label{USB} +\subfigure[教科書]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{kyoukasyo.jpg} +} +\label{kyoukasyo} +\subfigure[ノート]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{note.jpg} +} +\label{note} +\subfigure[ホワイトボード]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{whitewboard.jpg} +} +\label{board} +\subfigure[マグネットシート]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{magnet.jpg} +} +\label{magnet} +\subfigure[マグネットシート(黒板用)]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{kokuban.jpg} +} +\label{kokuban} + +\subfigure[アルファベット対応表]{ +\includegraphics[width=0.23\columnwidth]{taiou.pdf} +} +\label{taiou} + \end{center} +\end{figure} + \section{授業準備}\label{jyugyo} @@ -1234,8 +1268,9 @@ \end{figure} \begin{thebibliography}{99} +\bibitem{hon} 上松理恵子 久野靖 萩谷昌己 .「小学校にプログラミング教室がやってきた!」株式会社三省堂,2016,p144 \bibitem{soumu} 総務学省. ''プログラミング人材育成の在り方に関する調査研究報告書''. \url{http://www.soumu.go.jp/main_content/000361430.pdf}, (参照日2019-8-1). - \bibitem{hon} 上松理恵子 久野靖 萩谷昌己 .「小学校にプログラミング教室がやってきた!」株式会社三省堂,2016,p144 + \bibitem{niigata} 河原,和好 .''小学生を対象にしたプログラミング教育について''.新潟国際情報大学情報文化学部紀要(2017)p27-35. \bibitem{naiyou} 広瀬雄二.「Ruby プログラミング基礎講座」,技術評論社,2006,p312 \bibitem{monbu} 文部科学省. ''小学校プログラミング教育の手引(第二版)''. \url{http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/11/06/1403162_02_1.pdf}, (参照日2019-5-24).