diff --git a/otani.pdf b/otani.pdf index 5f6788b..1cb48bd 100644 --- a/otani.pdf +++ b/otani.pdf Binary files differ diff --git a/otani.tex b/otani.tex index 264a859..4fc5209 100644 --- a/otani.tex +++ b/otani.tex @@ -29,51 +29,58 @@ プを掲載している。これらは地域住民の生活がより良いものにするためである。 また、観光促進等に利用されている。これらのマップ作 成には、一定の作業時間を要する。例えば地点情報とデータの紐付けや画像、動 -画の加工処理がある。現在はこれらを手動で行っていおり多大な時間がかかる。 +画の加工処理がある。現在はこれらを手動で行っており多大な時間がかかる。 また、地物情報は、マップ一つのみに利用され、他のマップに利用されることが ない。\par マップは、閲覧者の立場によって求める内容が異なる。観光マップでは、 初めて訪れた人、2回目の人、複数回訪れた人等があり、それぞれ求める内容が違 う。これを改善するために閲覧者の立場によって表示する内容が異なるマップを 作成しなけらばならない。これらより、山形県遊佐町の湧き水を例に動的なマッ -プを生成するシステムを提案する。(371文字) +プを生成するシステムを提案する。(371文字) \clearpage \tableofcontents \clearpage \chapter{はじめに} +研究の背景について説明する。 \section{背景} 近年Google mymapsやuMap等でWeb上で独自にマップを作成するものがあり各種用途に利用されてい -る。例えば観光マップがある。観光マップでは、地元の人、県外の人、外国の人などの立場によって求め -る内容が異なる。これまでは、地図を作る人の立場のみ考えられておりマップの閲覧者の立場が考えられ +る。例の一つとして観光マップがある。観光マップでは、地元の人、県外の人、外国の人などの立場によって求め +る内容が異なる。これまでは、地図を作る人の立場のみ考えられており、マップの閲覧者の立場が考えられ ていない。そこでマップに閲覧者の視点を導入したシステムを提案する。マップ -は、オブジェクトがあるものとする。 - +は、アイコンやラインなどのオブジェクトがあるものとする(図\ref{map_obj})。 +\begin{figure}[h] + \centering + \includegraphics[bb=0 0 500 600,scale=0.3]{figure/sakatamap.pdf} + \caption{マップの例} + \label{map_obj} +\end{figure} %そこでビューを導入することで地図の閲覧者の立場によって内容が異なる地図を生成できる %システムを提案する。 \section{既存研究} -濱村らは\cite{weko_147414_1}、災害時の避難支援情報を閲覧、登録することが -できるあかりマップを作成し有効性を示している。あかりマップを用い +濱村らは、災害時の避難支援情報を閲覧、登録することが +できるあかりマップを作成し有効性を示している\cite{weko_147414_1}。あかりマップを用い 地域住民と学生が実際に町を歩きながら防災マップを作成する実験を行い、 地域住民しか知り得ない情報の入力や災害への意識を高める機会になったことが示されている。\par - 田島ら\cite{田島祥2018S41048}は、スマートフォンを活用した防災マップ作成 - 支援システムを開発し、GPSと連動した情報登録の有効性が示されている。\par + 田島ら\cite{田島祥2018S41048}は、スマートフォンを活用した「防災マップ作成 + 支援システム」を開発し、GPSと連動した情報登録の有効性が示されている\cite{田島祥2018S41048}。\par %田口ら\cite{田口仁2015}は東北地方太平洋沖地震の際に各企業、団 %体が公開したマップの形式を統一しデータベースでの管理を行った。このデータ %ベースより必要なマップを抽出し組み合わせることの有効性を示している。 \chapter{マップ制作の問題点} - さかたまっぷを例に問題点をあげる。 + マップの問題点をあげる。  \section{さかたまっぷでの活動} + さかたまっぷを例に問題点をあげる。   \subsection{さかたまっぷとは} さかたまっぷ\cite{sakatamap}とは、山形県酒田市で公開されている酒田市地理情報システムの ことである(図\ref{sakamap})。地域住民にとって必要な防災関連のマップや公共施設のマップ等 - が公開されている。また、2014年度よりさかたまっぷでは東北公益文科大学(以下、本学) + が公開されている。また、2014年度よりさかたまっぷでは東北公益文科大学(以下、本学) と連携し本学学生の視点で作成されたマップを公開している。2014年度から 2015年度では、ランニングコースや冷たいラーメンマップなどの酒田市に親し みのあるマップを作成した。2016年度は、酒田市の小中学校の通学路安全マッ - プを電子化し学区と学区統合版の2種類を作成した。現時点で酒田市が作成し + プを電子化し学区ごとのマップと学区統合版のマップの2種類を作成した。現時点で酒田市が作成し た23種類のマップと本学学生が作成した48種類のマップが掲載されている[]。 \begin{figure}[h] \centering @@ -96,9 +103,9 @@ の後誤字脱字等がないかを確認しさかたまっぷで利用可能なKMLとJPGファイル にし提出する。   \subsection{さかたまっぷであげられた問題点} -上記であげたマップ作成手順より問題点がわかった。それは、uMapで作成したマッ +上記であげたマップ作成手順より問題点が明らかになった。それは、uMapで作成したマッ プの同一地点を複数のレイヤに利用することである。複数のレイヤに利 - 用した場合その地点に更新があった場合すべてに適応しなければならず更新作 + 用した場合その地点に更新があった際には、すべてに適応しなければならず更新作 業が困難になってしまう問題点が判明した。\par マップは、閲覧する立場によっ て求める内容が異なる。閲覧者がどのような内容のマップを求めているかに対 @@ -108,7 +115,7 @@   \section{マップの問題点} 上記であげたマップ作成での問題点をまとめる。 \begin{itemize} - \item 同一地点を複数のレイヤで利用する + \item 同一地点を複数のレイヤで利用 \item 閲覧者の立場によって求める内容が異なることに対する対応 \item 画像・動画の加工処理の定型化 \end{itemize} @@ -116,25 +123,25 @@ \chapter{システムの提案} \section{目的} 本研究では、閲覧者の立場を導入し、動的なマップを作成するシステムを提案 - する。今回は、遊佐の湧き水を案内するマップを作成するとする。 + する。今回は、遊佐の湧き水を案内するマップを作成する。 \subsection{動的なマップとは} -作成する動的なマップは、地点に近づくとポップアップを表示されるものを指す。 -また、1回目に近づいた時と2回目に近づいた時の内容が異なるようする。これ -は、マップ閲覧者がその地点に行った回数によって内容を変えることで閲覧者の +作成する動的なマップとは、地点に近づくとポップアップが表示されるものを指す。 +また、1回目に近づいた時と2回目に近づいた時の内容が異なるようにする。これ +は、マップ閲覧者がその地点に行った回数によって内容を変えることによって閲覧者の 立場を導入する。 \subsection{遊佐の湧き水とは} 山形県遊佐町にある遊佐駅付近の湧き水のことである。 \section{システムの概観} - システムの外観はこのようになる(図\ref{sys})。 + システムの概観は以下のようになる(図\ref{sys})。 \begin{figure}[h] \centering \includegraphics[bb=0 0 477 600,scale=0.9]{figure/sys_gaikan.pdf} - \caption{システムの外観} + \caption{システムの概観} \label{sys} \end{figure} \chapter{システムの開発} \section{開発環境} - 開発で利用したものを以下の通りである。 + 開発で利用したものは以下の通りである。 \subsection{Ruby} \subsection{Leaflet} \subsection{JavaScript}