本講義で、出てくる重要な用語の意味は下記の通りである。
バッファ
Emacsで編集するために見えている画面のこと、普通は今編集しているファイル
の中身そのものがみえる。
ウィンドウ
見えているバッファ全体を囲う範囲のこと、Emacs全体の画面を複数のウィンド
ウに分割して使うことが出来る。
ポイント
文字を打つと文字が入力される場所をポイントという。
C-g コントロールジー
入力中のコマンドをすべて中止する事ができる。
キーを押していて訳がわからな
くなったら取り敢えず押してみる。
C-/ コントロールスラッシュ
直前の操作をとりけす。間違えて文字を消してしまったりしたときに使う。
Emacsでは、ポイントの移動にカーソルキーは必要ない。
C-p | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
↑ | ||||||
C-a | M-b | C-b | C-f | M-f | C-e | |
行頭 | 1単語戻る | 一文字戻る← | ・ | → 一文字進む | 一単語進む | 行末 | ↓ |
C-n |
M-> メタだいなり
バッファの先頭まで移動(beginning-of-buffer)
M-< メタしょうなり
バッファの末尾まで移動(end-of-buffer)
C-v コントロールブイ
一画面ずつ進む(scroll-up)
M-v メタブイ
一画面ずつ戻る(scroll-down)
C-o コントロールオー
日本語文字の入力切り替えを行う。ウィンドウでの「半角/全角」キーを押す事
と同じ意味。
日本語入力が起動すると下記の画像のように[あ]と表示される
C-x C-f ファイルを開く(find-file)
C-x C-fを
タイプするとEmacs画面の下側にあるモードラインの下に、 Find file:~/
と表示される。編集したいファイル名を入力し[Return]で
確定する。既に存在するファイルを入力する時は、ファイル名を途中まで
入力しSpaceキーやTabキーを押すと残りの名前の部分が補完される。
C-x C-s ファイルの保存(save-buffer)
ファイル(の化身であるバッファ)を編集して修正が加えられると、Emacsの画面
の下側にあるモードラインに※印(※※)が表示される。修正フラグが
(※※印)出ている状態でC-x C-sを押すことでディスク上にあるファイルに、
バッファが保存される。修正フラグを残したまま終了すると編集した結果がだい
なしになってしまう。
ファイルの保存が完了すると、モードラインの下に wrote / とファイルの path名が表示される。
Emacsでえっさ、えっさとファイルを編集していると、モードラインの下に [ Auto-saving...done]と表示が出てくる。けっして保存されているわけ ではないので必ず作業を終えたら一回一回しっかりとファイルを保存するように 心掛ける。
C-s コントロールエス
単語を末尾(下方向)に検索(iserach-forward)
C-r コントロールアール
単語を先頭方向(上方向)に検索(iserach-backward)
C-sとC-rいずれも、検索文字を一字一字入力する毎
に該当するものが見つかっていく。
途中で
C-SPC コントロールスペース
現在のポイント位置を記憶(マーク)する。
C-x C-x コントロールエックス、コントロールエックス
ポイントと直前にマークした位置を入れ換える。直前にマークした所に移動でき
る。
DEL または BS
後方文字削除(backwoard-delete-char)カーソルの直前にある文字を消す。
C-d コントロールディー
文字削除、カーソルの上にある文字を削除する。
M-DEL メタデル
後方単語削除(backward-kill-word)
マウスでカット&ペーストもできるが,コマンドでする方法
複写したい領域を開始位置を指定(マーク)する。
C-SPC ポイント位置のマーク
次に複写したい範囲を選択する、または削除した領域を選択する
C-w 領域(リジョン)を削除
M-w 領域を削除せずに記憶(コピー)
領域コピーしたい時はペーストする。Emacsではヤンクという
C-y ヤンクバッファの張り付け
Emacsは複数のウィンドウを開く事ができる。
→ テキストエディタ