手軽に印象的なロゴマークを作ることができるのもGIMPの傑出した魅力のひ とつである。
コンピュータの画面にあらわれる文字は、フォント(書体)ファイルに 格納されたものが使われる。フォントには、
の二種類がある。前者は拡大縮小ができない(やれば可能だが汚くなる)代わ りに、フォントサイズが小さな時に見映えが良く読みやすくなるように工夫され たデザインのものが使われる。後者は任意のサイズに大きく拡大しても滑らかに なる代わりに、縮小すると読みづらいこともある。
通常、ロゴは大きな文字で作成するので、スケーラブルフォントを利用しな いとギザギザになってしまう。
以下のコマンドを起動して個人使用環境にスケーラブルフォントを追加する。 C-2 でktermウィンドウに移動し、
% addfont
とする。
GIMPによるロゴの作成は道具箱のメニューから行なう。
GIMPで標準的に利用できるロゴの種類がメニューとしてあらわれるので、 好きなものを選ぶ。このときに、ロゴのフォントを選ぶときに注意が必要である。 フォント選択メニューで、スケーラブルフォントだけが候補に上がるようにする。
「鋳造所」は、フォントの供給元を意味する。目安としては以下のとおり。
フリーの日本語フォント。手書き風のかわいい文字
英字フォント。様々なスケーラブルフォントがある。
リコーによるゴシックと明朝フォント
フリーのゴシック明朝フォント
フリーの日本語フォント。手書き風の達筆な文字。
スケーラブルフォントを正しく選択してロゴを作成すると綺麗なフォントが 完成する。
ロゴの名前と、実際の見映えは ロゴ早見表 を参考にすると良い。