yatex

diff readme.meadow.j @ 551:e7356faf50df

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author HIROSE Yuuji <yuuji@gentei.org>
date Mon, 22 Oct 2018 11:44:45 +0900
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line diff
     1.1 --- /dev/null	Thu Jan 01 00:00:00 1970 +0000
     1.2 +++ b/readme.meadow.j	Mon Oct 22 11:44:45 2018 +0900
     1.3 @@ -0,0 +1,137 @@
     1.4 + Meadow(Mule for Windows) への 野鳥のインストール
     1.5 +*************************************************************
     1.6 +
     1.7 +野鳥のインストールは、以下の3ステップで完了します。
     1.8 +
     1.9 +(1) 初期設定ファイル(~/.emacs)の設定
    1.10 +(2) Emacs Lispファイル(*.el)のコピー
    1.11 +(3) 取扱説明書(help/info)の設定
    1.12 +
    1.13 +順に説明します。
    1.14 +
    1.15 +
    1.16 +(1) 初期設定ファイル(~/.emacs)の設定
    1.17 +
    1.18 +Emacsは、ユーザそれぞれの初期設定をホームディレクトリ(~/)の中にある
    1.19 +.emacsというファイル(あるいは.emacs.elというファイル)から読み込みます。
    1.20 +
    1.21 +ここでは、拡張子が.texであるファイルを読み込むと、自動的に野鳥が読み込
    1.22 +まれるように設定します。
    1.23 +
    1.24 +まず ~/.emacsに下の2項目を加えます。
    1.25 +
    1.26 +	(setq auto-mode-alist
    1.27 +	      (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
    1.28 +	(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
    1.29 +
    1.30 +次に野鳥の emacs-lisp ファイル群を置くディレクトリを load-path に加えます。
    1.31 +たとえば、`~/src/emacs/yatex'に置くのであれば、
    1.32 +
    1.33 +	(setq load-path (cons "~/src/emacs/yatex" load-path))
    1.34 +
    1.35 +などとします。もし、pLaTeX2e, dviout などのコマンドをインストールした場
    1.36 +所にPATHを通していないときはこれらを明示的に指定します。以下の例は
    1.37 +c:\ptex\bin にLaTeX関係のコマンドをインストールしてある場合の指定です。
    1.38 +
    1.39 +	(setq tex-command "c:/ptex/bin/platex")
    1.40 +	(setq dvi2-command "c:/ptex/bin/dviout")
    1.41 +
    1.42 +これで、初期設定ファイルの設定は終了です。
    1.43 +
    1.44 +
    1.45 +
    1.46 +(2) Emacs Lispファイル(*.el)のコピー
    1.47 +
    1.48 +Emacs Lispで書かれた野鳥本体をインストールするには、(i) makeを使う方法
    1.49 +と、(ii) 手動でコピーする方法とがあります。
    1.50 +
    1.51 +
    1.52 +(i) makeを使う方法
    1.53 +
    1.54 +Windows環境に Unix ライクなコマンドを提供する「Cygwin」を導入したりし
    1.55 +て、makeが使える環境にある方は、次のような方法でインストールできます。
    1.56 +そうでない方は(ii)に進んでください。
    1.57 +
    1.58 +まず、Emacsなどのエディタでこのファイルと同じディレクトリにある
    1.59 +makefileというファイルを開き、自分の環境にあわせて編集します。
    1.60 +
    1.61 +たとえば、
    1.62 +
    1.63 +PREFIX	= /usr/localを、PREFIX = /usrにしたり、
    1.64 +
    1.65 +## mule2
    1.66 +EMACS	= mule
    1.67 +EMACSDIR= ${PREFIX}/lib/${EMACS}
    1.68 +## emacs20
    1.69 +#EMACS	= emacs
    1.70 +#EMACSDIR= ${PREFIX}/share/${EMACS}
    1.71 +## XEmacs
    1.72 +#EMACS	= xemacs
    1.73 +#EMACSDIR= ${PREFIX}/lib/${EMACS}
    1.74 +
    1.75 +を自分の使っているEmacsの種類にあわせたりします。行頭に#をつけるとコメ
    1.76 +ント扱いとなり、その行は無効化されます。その行を有効にするためには、行
    1.77 +頭の#を外します。
    1.78 +
    1.79 +また、次の行の行頭に#をつけてください。
    1.80 +
    1.81 +GEO	= -geometry 80x20+0+0
    1.82 +
    1.83 +
    1.84 +以下は書き換えた部分の例です
    1.85 +
    1.86 +PREFIX=/usr/local/meadow
    1.87 +EMACS=meadow
    1.88 +EMACSDIR=${PREFIX}/site-lisp
    1.89 +#GEO	= -geometry 80x20+0+0
    1.90 +
    1.91 +以上の作業が終わったら、makefileを保存し、bashなどのシェルで、
    1.92 +
    1.93 +	% export DISPLAY=":0.0"
    1.94 +	% make install 
    1.95 +
    1.96 +とすれば、インストールされます。
    1.97 +
    1.98 +(3)の取扱説明書のインストールも基本的には終わっていますが、Emacsから読
    1.99 +めるようにするために、info ディレクトリの dir というファイルにこのディ
   1.100 +レクトリの dir ファイルの中身を追加してください。
   1.101 +
   1.102 +
   1.103 +
   1.104 +(ii) 手動でコピーする方法
   1.105 +
   1.106 +Windows環境などでmakeがなかったり、上記(i)のmake installが失敗する場合
   1.107 +は、手動で必要ファイルをインストール(コピー)することができます。
   1.108 +
   1.109 +たとえば、Meadow 用の外部Emacs-Lispパッケージをインストールするディレク
   1.110 +トリが /usr/local/meadow/site-lisp/ だったとします。その場合、
   1.111 +このアーカイブ(yatex<VERSION>.tar.gz)を展開したディレクトリ
   1.112 +(yatex<VERSION>) をそこに移動します。すると、
   1.113 +/usr/local/meadow/site-lisp/yatex<VERSION>/ というディレクト
   1.114 +リになりますので、これをバージョン番号無しの
   1.115 +/usr/local/meadow/site-lisp/yatex/
   1.116 +にします。
   1.117 +
   1.118 +これで野鳥は使えるようになっているはずですが、さらに実行速度をわずかばか
   1.119 +り稼ぐため、Emacs Lispファイルをコンパイル(バイトコンパイル)することもで
   1.120 +きます。ただし、バイトコンパイルする手順が決まっているので手動でやるのは
   1.121 +Emacsについての知識が必要です。さらにバイトコンパイルしても実感できるほ
   1.122 +ど速くはならないのであまりお勧めしません。それでもバイトコンパイルしたい
   1.123 +場合は、Cygwinなど、makeの使える環境を用意して、それで自動的に処理する方
   1.124 +が良いと思います。
   1.125 +
   1.126 +(3) 取扱説明書(help/info)の設定
   1.127 +
   1.128 +次に、各種の説明書をインストールします。
   1.129 +
   1.130 +LaTeXマクロの利用解説書である help/YATEXHLP.jp ファイルを
   1.131 +/usr/local/meadow/site-lisp/
   1.132 +にコピーします。
   1.133 +
   1.134 +野鳥自身のマニュアルである docs/yatexj, docs/yatexe と
   1.135 +yahtml のマニュアルである docs/yahtmlj, docs/yahtmle を
   1.136 +/usr/local/meadow/1.10/info/
   1.137 +にコピーし、info ディレクトリの dir というファイルに
   1.138 +このディレクトリの dir ファイルの中身を追加します。
   1.139 +
   1.140 +以上でインストールは完了です。